酒飲み心得帖

2022年12月15日 (木)

日本酒だからできること。(笑)

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国内で日本酒は他のお酒に比べて苦戦しているようですけどね、海外では人気が高まっているそうですな。特にフランスは伸び率で1位だそうで。そんなフランスで、日本酒コンクールの審査委員長をやってる方のインタビュー記事が、今年9月11日の神戸新聞に載ってました。
内容はフランスでの日本酒人気から酒米「山田錦」の産地である兵庫県の取り組みや環境にまで及ぶ幅の広いインタビューでしたけど、オジサンが気になったのは、この審査委員長が言っていた「どんな料理にも合ってしまう日本酒のペアリング力の高さに衝撃を受け、一瞬にして恋に落ちた」って部分でした。
そうなのよ。日本酒って一緒に楽しむ料理(アテ)を選り好みをしないというか、意外と何とでも合うし、美味しく飲めちゃう魔法のお酒。
少なくともオジサンはこの審査委員長が恋に落ちるよりもず〜っと前から知ってましたし、日本酒党の方なら当然の事実。ま、恋に落ちるなんてオシャレな言い方が、いかにもボンジュールなお国って感じがして、関西人のオジサンはイラッとしましたけどね。(笑)
ぶっちゃけこのフランス人のオッチャンが、日本酒を知らんかっただけっちゅうことですわ。ワインの国の人やから、そら言うてもしゃあないですけどね。(笑)
で、振り返れば今まで色んなアテで日本酒を飲みましたなぁ。お高い料理との相性は、食べたことがないので分かりませんけど、庶民の料理との相性が抜群なのは身に染みてよ〜く分かってます。(笑)
思えば日本の食卓って純粋に和食じゃないですからね、いろんな国の料理が混在。もはや日本の料理になっちゃってるカレーやラーメン、天ぷらもルーツは外国ですし、シチューや麻婆豆腐、ハンバーグやコロッケをおかずにご飯食べたりするわけですから、ご飯ワシワシ行けちゃうものは、同じお米から出来てる日本酒のアテとしてOKなのは当然ではないかと。(笑)
それからお米って油物と相性イイですからねぇ、天ぷら、唐揚げ、ソースドボドボなアジフライでも飲めちゃいますな。味わいの守備範囲も広い、醤油だけでなくソース味にケチャップ味、マヨネーズ味もOK牧場。オジサン、マヨたっぷりポテサラで一杯やるのが大好きなのよ。冬場のタルタルソースたっぷりカキフライもいいなぁ。(笑)
新聞記事にはワインと合わせるのが難しい料理や食材のことが出てましたけど、対して日本酒は料理の良さを引き出す触媒って言ってましたな。思うに日本酒って合わないモノを探す方が難しいお酒ではないかと。
オジサンのように甘いものでもお酒飲めちゃう、頭のイカレた酒飲みが言うとウソっぽくなりますけど、たいていのモノは合う様な気がするのですな、さすがに激辛料理は無理かもって思いますけど。(笑)
オジサンはチーズもワインよりむしろ日本酒の方が合うんじゃないかって密かに思ってます。ワイン党やチーズファンからバカヤローって飛び蹴り喰らいそうですけど、皆さんお馴染み6Pチーズとコップ酒は立ち飲みのド定番として地位が確立されてますからねぇ、チーズに味付け海苔巻きつけるとさらに日本酒とのペアリングは強固、もはやそこにワインが入り込む隙はありませんな。(笑)
そう言う目で見ると、この先ワインの立ち位置を奪う存在になるかもしれません。食事中はもちろん、食前酒にも食後酒にも、寝酒にもOKですし、熱燗は風邪薬代わりにもなるのが日本酒の万能なところ。このままワイン以外のお酒の立場も奪って世界制覇も夢ではないかもね。(笑)

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2022年11月22日 (火)

食堂で飲む。

JRの耐震補強工事の名目で、元町駅の高架下にあったお店はどんどん無くなってしまいましたな。その中にあった台湾料理の名店「丸玉食堂」も今年の6月で閉店、その後何の情報も入って来ないので、どうやら場所を変えてお店を再会する様子はなさそう。
たまたま閉店の数日前に行った、友人Y氏との昼飲みが最後になるとは思いませんでしたな。思えば30年以上通っていたお店、オジサンの台湾料理の原点でした。食堂という名でももちろんお酒も飲めます。オジサンは紹興酒を一杯やりながらが好きでしたな。

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店名に「食堂」って付いてるけど、居酒屋的に利用するのもOKのお店って、なんだかホッとします。大元は食堂からスタートしたわけですから食べ物メニューは充実してて美味しいのは保証付き、ボリュームもありますしね。神戸っ子や神戸で仕事をしていた年配の方なら、今は無き名店「八島食堂」を覚えてらっしゃる方も多いかと。(笑)
元町界隈で今でもまだあるのは「金時食堂」ぐらいになってしまいましたな。ショーケースのおかずをアレコレ取ってると結構な値段になりますけど、1人でも入りやすいですし、晩酌に一杯やりながら晩御飯食べて帰るなんてお客さんも多いお店。いつ通りかかってもいっぱいなので人気店なのが分かります。こう言うタイプのお店が少なくなっているのですかね。
勤めていた頃ですが、職場からすぐのところに大衆食堂を見つけてお昼ご飯を食べに通うようになりました。お客さんはほとんど近所の方で昼間から飲んでる方ばかり。
風呂上がりの方が多くて悠々自適の昼酒かよって思っていたのですけど、通ううちに様子が分かってきて、皆さん夜勤や早朝仕事明けで一杯やってるという、仕事の後の風呂上がりの一杯だったのですな。深夜のタクシー乗務や長距離トラックの運転手、食品会社の夜中から早朝にかけての勤務など、一般の方とは違う時間帯の仕事の方々ばかりでした。
朝から開いてる居酒屋など近所に無い所だったので、食堂がその役目も一手に引き受けていたわけですな。
近所のおばちゃん達でやってる食堂だったので、朝早くから開いててショーケースにはおかずにも酒のアテにもなる品々がいっぱい並んでましたし、お腹が空いていれば麺類もご飯物もなんでもありなお店、だし巻きに、ちりめんじゃこやネギを入れてなんてカスタマイズな注文もOK。基本的におばちゃん達の作れるものは、材料があればなんでも作ってくれるという、地域の台所のようなお店でした。
そんなお店でしたから夜7時には店じまい。オジサンは昼ご飯でしか行ったことがなかったですし、仕事中だったのでお酒は飲みませんでしたけど、大体いつも同じ顔ぶれが集ってましたな。
地域密着な食堂って地元の方の集うコミュニティスペース的なところがありますからね。こんな食堂が行きつけってなんだかカッコ良くて羨ましかったですよ。(笑)

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2022年6月 2日 (木)

日本酒の悪〜いイメージって?

昔のテレビドラマや邦画でよく見かけましたな、女性に振られただの、何かの事情で自暴自棄になった主人公がやけ酒飲んでるなんてシーン。居酒屋のカウンターにお銚子がいくつも転がってて、すっかり酔い潰れて突っ伏してるなんての。(笑)
それから昼間っから一升瓶片手に、手酌酒を茶碗で呑んで酔い潰れてるなんてのもありました。荒んだ生活の状況説明と言いますか、演出に日本酒が使われてましたな、何だか日本酒ってそんなイメージしかないの?特に一升瓶って部屋の隅に転がってるだけで悪キャラ。いいイメージで登場したのを、見た試しが一度も無いのですが、なぜでしょう。(笑)
ところが洋画は、カッコいいシーンでカクテルや、ブランデーやウイスキーを手にした主人公登場、なぜか美女と一緒だったりします、007シリーズでは定番のシーンですな。あ、ドライマティーニをステアで。(笑)ってこの差はなんでしょうね。そんなに日本酒ダメなの?(笑)
ま、こんな偽りと偏見と歪曲だらけの、日本酒のイメージを見て育ったと言いますか、刷り込まれたところもあって、カッコいいという印象は全く持ちませんでした、ど演歌の世界やお年寄りの飲むお酒みたいな。
なのでお酒をたしなみ出した頃は、日本酒ってほとんど飲まなかったわけで。ビールがメインで洋酒ばかりでした。特にコップ酒は、飲んでる姿に人生終わってる感があってキライでしたなぁ。(笑)
そもそもコップ酒にいい印象を持ってないのは、子供の頃よく見かけた、市場の外れの立ち飲みで昼間から飲んでる大人たちがルーツ。「勉強せえへんかったら、大人になって、あんな風になるねんで」ってのが母親の教えでしたな。
今思えば隠居して悠々自適のお年寄りが飲んでたのだと思うのですけど、母親の目には、働きもせずに昼間からお酒を飲んでる人種イコールダメ人間。子供にその姿を見せて「あんな風」にならないようにって戒めだったようなのですけどね。
戒めって役に立ちませんなぁ、気がつけば筋金入りの「あんな風」になりましたよ。なので飲んでるのはほぼコップ酒。
これに表面張力ギリギリまで注いだのを、オットットって口を近付けて飲むのがイイのですな。ってコレ若い頃一番キライだったヤツね、いかにもオッサンってところが、当時はみっともなくてイラッときてました。すっかりオジサンになった今はこれがデフォルト、一口目を日本一美味そうに飲んで見せる自信はありますな。(笑)
最近は日本酒をワイングラスで出してくれたり、おしゃれな方向に変わりつつあるように思います。コップ酒も、いかにもって感じのコップから、切り子のカットグラスで「グラス酒」に出世してたりして見た目もカッコいい。
問題は一升瓶じゃないかと、あのデカイ瓶ね。お店で注がれると、そうは見えないのに、お家で一升瓶から直に注ぐと、大酒飲みみたいでねぇ。「まだ、飲むん?」って家内の声も、そんなに飲んでないのに一升瓶からだと印象まで悪くなりますな。
なので紙パック酒は正義、大きくないので目立たないし、中身の減り具合も見えないし、まさしく「神パック」。でも映画やドラマでは紙パックじゃ絵になりませんしねぇ、やっぱり悪役は一升瓶しかダメなのかもね。(笑)

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2022年1月11日 (火)

うまい日本酒との出会いって。(笑)

歳を重ねると、どんどん日本人な部分が出てくるような気がします。物事の好みも「和」が多くなってきているように思いますな。食べ物の好みなんて、一番顕著かと、モンブランも美味しいのですけど、栗羊羹と熱いお茶の方がホッとしますなんての。(笑)
よく行ってたエスニック料理や韓国料理も最近はご無沙汰、嫌いになったわけじゃないのですよ、だけど焼鳥だとか刺身の美味い「和」のお店が優先順位で上に来てますな。これはお酒の好みが日本酒に変わってきたからかもしれません。
今は家飲みでも外で飲む時も、ほとんど日本酒メインで2番手が焼酎、日本酒の味わいが分かる歳になりましたなんて、カッコ付けるつもりはありませんよ、純粋に美味しいと感じるようになっただけ。(笑)
これはお米を主食といいますか、小さな頃から食べてきているからじゃないかと。お米の美味しさって分かるでしょ、コンビニのおにぎりはどこが美味いとか、お米を使ったせんべいや、おかきの味わいの違いも日本人ならほぼみんなね。同じく日本酒にもそれが当てはまると思うわけで。
例えばワインって、オジサンにはさっぱり分かりません。スゴクいいワインだからってすすめられて飲んでも「飲みやすいですね」しか言葉が出てこない。気の利いた言葉を思いつくほどの引き出しも、ものさしも持ってないですから、ワイン通の言葉だって懐疑的、アンタほんとに分かって言ってんのって感じ。(笑)
だけど日本酒だと味わいを語る言葉が頭にいっぱい浮かびますな、美味しかったり気に入ったのはちゃ〜んと覚えてますし、産地の気候風土も国内ですから思い浮かべられます。ワインの産地を語られてもねぇ、「ふ〜ん」としか言えない、地球儀用意して説明してくれますか。(笑)
日本酒の楽しみって、読書に似ているような気がします。活字中毒ぐらい読書好きでも世界中の本どころか、国内の全ての本だって、生きてる間に全部読み尽くすなんて無理でしょ。だけど好きな作家がいたり、話題本を読んでみたら面白かったりつまらなかったり。なんの知識もなく、書店で手に取ったのが当たりだったりって、本好きだからこその出会いってありますよね。
日本酒も山ほどある酒蔵の全てを味わうなんて絶対無理、だけど行きつけの酒場で目に止まったり、いただき物だったり、名前に惹かれて買ってみたりで美味いお酒と巡り合うのが楽しいわけで。ホント出会いって大切。
さらにどんなお酒であっても、飲めば朗らかに酔っ払い、ややこしいウンチクなんて宇宙の彼方に消し飛びます。ここは読書には無いところですな。(笑)まだまだ知らない日本酒は山ほどあります、出会いが忙しすぎて大変ですわ。(笑)

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2021年10月10日 (日)

コロナじゃなくて、コロコロに。(笑)

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10月1日の金曜日、あの長かった緊急事態宣言がやっとこさ解除された日ですよ。週末ということもあって、さすがに繁華街は、どこもかしこも人が多かったですな、皆さん弾けるように酒場で祝杯な姿を、あちこちで見かけました。ってなんでそんな様子をアンタが知ってるのって、オジサンもその大勢の中のひとりでしたのでね。
もうね、我慢の限界でしたよ。ほぼ2ヶ月ですからね、お酒の飲み方を忘れないように、毎日自宅で自主トレと、スムーズな酒場復帰に向けた予行演習ばかりじゃ持ちませんな。稽古ばかりで舞台に立てない俳優さんの気持ちってこんなだと思いますねって、オッサンやったことあんのんかいって、ツッコまれそうですけどね。ま、そのぐらい首を長〜く、キリンを通り越して首長竜みたいになって耐えてたわけで。(笑)
で、行きつけの酒場にさっそく顔を出してきました。一番乗りを決めてやるぜって開店10分前にフライング、ガラッと扉を開けたらすでに先客が1名いたという、オジサンより我慢できなかった人がいるのを知りました。(笑)
その後次々と常連さん登場、入ってきて開口一番は全員同じ「長かったわ〜」。それに続く言葉がその人らしさだったりします。「長すぎて店の場所忘れてもうたわ。」「ちゃんと開いてるか、角を曲がって提灯見えるまで不安やったで。」「宣言解除はホンマか直前にニュース確かめてから出てった。」などなど。
コロナは怖いですけど、夜の街にネオンが灯っているのは嬉しいもので「あの角の、いっつも客が入ってへん店な、さすがに今日はいっぱい客おったで、売上より、協力金のほうが多いんちゃうんけ。」なんて報告がてら祝杯。
皆さん次々お代わり、飲むピッチが早かったのは、次いつ第6波や第7波が来て、また緊急事態宣言になるかもしれないという不安からでしょうか、楽しめるうちにとことんガンガン楽しんでおこうという危機感からだったかもしれませんな。(笑)
で、生活様式の変化でしょうね、おデブ増殖してました。テレワークさせられてる方は、動かず机の前に座りっぱなしでお菓子を食べたり、なんか食っちゃう。
出勤している方も仕事後はまっすぐ帰宅、家飲みだと帰りの心配をしなくていいので、いつもより飲んじゃう、休日は外に出られず家でゴロゴロ。
「飼育されとる動物と変わらんで。」って言ってましたな。
「コロナやのうて太ってコロコロ、カラダ動かさんと、口動かして食うて飲んでばっかりやから、ウエスト周りが緊急事態宣言ってホンマ笑えんのう。」
「それって永久解除無しですやん。」
ただでさえ狭い立飲みスペースが、いつもより狭く感じられたのも、コロナ禍肥満の景色だからなのかもしれませんな。(笑)

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2021年2月27日 (土)

燗暦だけ長いオジサンの、還暦祝い酒。(笑)

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この歳になりますと、誕生日なんて嬉しくもなければ、なんとも思わなくなってますけどね、とうとう還暦です。
シクスティだって、シクスティーンじゃないですよ。ま、あの頃はホントおバカでしたから、二度と戻りたいなんて思いませんけどね、もう一度おバカ人生を繰り返す事になるだけなんてお断り。(笑)
若い頃、60歳になった自分の姿なんて全く想像できませんでしたし、60歳なんてもっとヨボヨボの爺さんってイメージでしたけど、いざその歳になってみると、意外とフツーに元気なオッサンだなぁと思いますね。(笑)

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ただ、色々ほころびが出てきてますよ。まずお酒の量はガタッと減りましたな、ホント飲めなくなりました。その分安くつくので、それはそれで良いかと。
禁酒したらって声もありますけど、コレばっかりは、やめられませんのでね。お医者さんから「次飲んだら間違いなく死ぬで」ぐらい言われないとダメでしょうなぁ。(笑)
とはいえ色々なところの耐久力や、持久力が無くなってきてますので、飲んでるとすぐ寝ちゃうし、飲みすぎると次の日にしっかり残りますし、夜更かしできなくなって早寝早起きだしで、飲みたくても身体が自然にブレーキかけてきますな、やっぱ年相応って事でしょうかね。(笑)

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食べ物も同じ、量より質プラス好みが変わりましたな。もうね、食べ放題や、飲み放題、おかわり自由って文字が、全く心に響かなくなりました、むしろ避けてます。
同じものを、ひたすら食べ続けるのも無理になりましたな、焼肉屋さんなんてもう無理、2切れか3切れで十分なのよ。ガッツリ食べる若い人たちと行って、横でチョコっとつまむぐらいでイイのですけどね、コロナで人数の多い会食はできませんしねぇ。
ランチのセットメニューも、だんだんしんどくなってきましたな。中華料理屋さんのラーメンと半チャーハンセットがもうすでにキツイですから、お昼時のお得ランチを見てると、美味しそうだなって思うのですけど、この量は食べきれないなってパス、結局単品メニューで済ませちゃってます。(笑)
さらに好みも変わりました。和の味付けが圧倒的になってますな、日本酒や焼酎と合うってのもあるかと。ビール、ワイン、ウイスキーは飲まなくなりましたな。
メインは日本酒、この季節ですと燗でやるのもイイですしね。飲む温度で味わいが変わるのを楽しむのもアリ。こういうのが良くなって来るのは年齢とともに日本人が滲み出て来るからでしょうかね。(笑)で、還暦祝いは燗酒で、眠たくなったら本日終了。

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2021年1月30日 (土)

酒飲みの緊急事態宣言対策。(笑)

ズバリ「家飲み」しか無いですなって胸を張って言えますな。エッお酒やめたら済む話やろって声が家庭内から聞こえてきますけど、それはちょっと勘弁してもらえませんか。(笑)
正直言いましてですねぇ、飲食店でのお酒の提供が夜7時までなんてのは、実質開いてないのと一緒ですからね。仕事終わりの時間を考えると、間に合わない、完全アウトなサラリーマンが多数いらっしゃるかと。
もし、ギリギリ滑り込めたとしても、急かされるようで落ち着いて飲めないでしょうし、このご時世にそこまでしてお酒飲むの?って世間の目もありますしねぇ。あまりにも中途半端な時間すぎて、開店したところでまともに営業できないって事で、休業を決めたお店もたくさん見かけますな。

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なのに緊急事態宣言後、以前の宣言の時に比べて、人出が減ってないってニュースでやってました「コロナ慣れ」なんて言葉も。これじゃ意味無いですやん。こっちが慣れようが、相手はバイキンですからね、ウロウロに密は避けた方がいいかと。
オジサンの大好きな元町界隈は、中央競馬会のデカイ場外馬券ビルがあるので、土日は競馬ファンで賑わってました。そういう人たちを目当てにした酒場が、午前中から開店しているという競馬中心な飲み屋街。
ところがコロナ禍で、馬券は買えるけど、ビルの中で競馬中継を見させてくれなくなったので、すぐ外に出なくてはならないのですな。寒さもあって人出は減ってますけど、近所の酒場に逃げて中継見てる方が結構います。
換気のために表を開けてるお店が多いので中が丸見え、少し密なお店があったりします。さすがに大声上げて応援してる人はいませんな、以前はこの辺りを歩くと「〇〇行け〜っ!」なんて叫び声がアチコチから聞こえていたのですけどね。(笑)
競馬ってスマホで馬券が買えるそうで、テレワークならぬテレギャンブルできるのだったら、在宅でやればって思いますけど、お家じゃさせてもらえなかったり、競馬をやってる事自体を、家族に秘密にしている方もいるみたいですからね、どう見ても不要不急の外出ですけど、こっそり出てきてお酒飲みながら競馬してるって、色々ムズカシイですなぁ。(笑)
オジサンの場合、仕事で外に出なきゃいけないので、お酒は帰りにスーパーで買って帰りますけど、お酒の買い出しだけだと、不要不急の外出になるのでしょうか、オジサンには生活必需品な位置付けなのですけど、世間的には嗜好品、飲まない人には無くても困らないシロモノですからね。
で、お家でたらたら飲んでると怒られます、ホントはお店でまったり飲みたいのですけど。コレってお家で競馬ができないファンの方となんだか似てますね。(笑)

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2020年11月12日 (木)

酒場に女性はいる?いらない?(笑)

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オジサン今までにたくさんの種類の酒場に行きました。立ち飲みに大衆居酒屋に小料理屋や割烹、パブやバーなどなど、ところが全く馴染まなかったのがスナック、ラウンジ、クラブなど女性が濃厚接客するタイプのお店。自ら進んで行った事は全くありません、知り合いや上司、客先の方に連れられて行った事があるだけなのですけどね、自分では絶対行かないジャンルの酒場ですな。
中でもスナックは働き出した頃、上司によく連れて行かれました。ちょうどカラオケが流行り出した頃で、8トラックのテープをガチャンと入れて、ヒモで綴じた歌詞カードを見ながら、長いコードの付いたマイク片手に唄うというのどかな時代。これからはカラオケを導入しないとお客が来てくれないってんで、一気に普及しましたな。(笑)
カウンターだけの狭いお店が多かったので、大声張り上げるとうるさいだけでしたよ。まだ若造だったオジサンは、そんなところに連れてこられても退屈なだけでね、正直苦痛でした。自分の母親ぐらいの年齢のママさん相手って辛いですな、オカン相手に向かい合って、水割り飲みながら世間話してる二十歳の自分の姿を想像していただければ、どう考えても無理ってのが、分かりやすくご理解いただけるかと。(笑)
お店の中で年齢が近い女子大生のアルバイトちゃんは、オジサン客達ががっちりキープしてて鼻の下伸ばし中なので、舞台袖でお呼びがかかるのを待ってるママさんの相手をするしかないわけで。話題もだんだん説教や人生訓みたいになってきますな。「若い時の頑張りで人生って変わるのよ」なんて言われても、じゃあママさんは若い時頑張らなかったからココにいるの?って聞けませんしねぇ。(笑)

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ラウンジやクラブの違いも実はよく分かってません。あっクラブって若い人が踊りに行く今時の所じゃないですよ、オジサン世代はそういう場所をディスコって呼んでました、そんな時代のクラブですからね、ボックス席がいっぱいあって、和服のママさんとチーママがいるようなお店ね。
で、座ると自然にふんぞり返った感じになってしまう低いソファーに腰掛けてると、勝手に高そうな飲み物出てくるし、呼んでもいないのに横に女の人が座るし、かえって居心地が悪いという。おまけにオジサン花粉症は全くないのに、香水のキツイ匂いで鼻水ボトボトな人。なのでこういう場所で楽しく遊べる人にはなれませんでしたな、なりたくもなかったですけどね。(笑)
今時でしたらキャバクラがそれに相当するのでしょうか、よく分かりませんけど。でもこの手のお店が好きな方っていますな、武勇伝聞かされ過ぎて耳にタコですよ、どうやら好みの女の子が居るお店に通い詰めてるみたい。本人は有頂天なのが見てて痛々しくてねぇ、「若い時の頑張り」で稼いだお金を注ぎ込んでるみたいですけどね、人生変えられないようにしてくださいよ、Sさん。(笑)

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2020年10月29日 (木)

いいお酒が、遠くに連れて行ってくれた。(泣)

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ホント笑えませんよ、久々にやってしまいました乗り過ごし。幸い時間がまだ早かったので、戻る電車はいくらでもありましたけどね。
今時の駅って、どこもかしこも似たような造りなので、乗り過ごして慌てて降りても最初どこだか分かりませんでしたよ。なんとなく、いつも降りる駅とはレイアウトが違うような気がするかも???で、しばらく見渡して「あ〜、やってもうた、何処やねんココ」と我に帰るという。「チッ」って舌打ちするしかないですな。
事の発端はいつもの立ち飲み酒場、大将こだわりの日本酒のラインナップが秋バージョンにチェンジしたのですな。魅力的なお酒が、無くなり次第終了ってリーズナブルな価格で並んでました。いつも飲んでる日本酒よりは、量少なめで少しお高くなるのですけど、酒飲みなら見たら分かる魅力的価格。
とはいえ最初の一杯から、そっちに行っちゃうのもなんですから、いつもの日本酒をまずは一杯いただきました。いわゆる大衆酒と言いますか、昔で言うところの二級酒なのですけどね、いつも飲んでる定番のお酒。
思えばそもそもこれが間違いの元でしたな、安いお酒の後でいいお酒飲んじゃうと、口当たりが良すぎて、いい香りのするお水飲んでるのとほぼ一緒、「ホンマ美味いわ」ってクイクイ行けちゃうのですな。
最後の一杯を頼んだ時「大丈夫?」て聞かれたのは覚えてますな。酒飲みってね「大丈夫?」って聞かれて「もうダメです」って答える奴はひとりもいませんよ。反対に「まだまだいけますよね、じゃもう一杯」って言われると「イエイエ、私はもうこれで」って急に弱気になるという人種、ホントややこしい。(笑)
で、大丈夫大丈夫って調子こいて飲んでしまったのが運の尽き。ちゃんと電車には乗りました。あと一駅だなっていうのも記憶にあります。気がつくと知らない街、ジェリー藤尾さんの「遠くへ行きたい」って曲が頭の中を流れましたよ。しかも我に帰って、ちゃんと戻ってこれたのでメデタシ、メデタシ。…とはならなかったのですな。
気が付いたのは次の日、朝の電車でメガネケースを開けたら中身が無い。リュックの中を探し回ったけど無い。なんとポケットティッシュの袋に無理やりねじ込んでたのを発見。ホッとしたのも束の間、音楽聴こうとしたらipod touchがイヤホンごと無い、どこにも無い。落としたか起き忘れたかの記憶も全く無い、トホホ。
これはさすがに出てこないだろうな〜って思いつつ、とりあえず駅で尋ねてみましたよ、色やケース付けてるかなど色々聞かれてしばらく待ってると「〇〇駅で保管してますね」って写真見せられました。「アッ、コレですコレ」。ホント日本ってつくづく良い国ですな、見つかりませんよ普通なら。仕事帰りに受け取りに行って一件落着しましたけど、もう恐ろしくて、いいお酒は飲みたくありませんな。(苦笑)

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2020年10月 3日 (土)

今年の秋、酒飲みにはつまらない秋。

毎年恒例と言いますか、毎年高齢が進むオジサンの秋の衣替え。服などのファッションの話じゃ無いですよ、「命の水」お酒の話。(笑)
夏場の冷酒と冷や奴から、常温の日本酒と小鉢物のアテへ、さらに寒くなれば熱燗におでんという、酒場のカウンターの前に広がる景色が、季節に応じて衣替えしていくのは楽しいですからね。
季節は変われど、実は同じグラスを使ったコップ酒なので、横に並ぶアテが変わらないと、季節の変化が分からないという、年間通して代わり映えのない景色なのですけどね。(笑)
で、秋ですよ。灘五郷も、ちょうど10月から11月にかけては酒蔵の蔵開きラッシュになります。調べたら昨年の同じ頃に、同じような記事書いてましたな。毎週休日にどこかの蔵で、何かイベントが行われますからね。
駅に置いてるパンフレットもらってきて作戦立てなくてはなりません、今からワクワクしますな…ってはずだったのですけどね、例のバイキン、コロナの影響で軒並み中止ですわ、トホホ。
予想どおりと言いますか、どう考えても今年は絶対無理って思ってましたけどね、酒造メーカーのHPに中止のお知らせがずらり並ぶと、やはり悲しくなりますなぁ。「開催延期、日時未定」なんて、期待を持たせるような書き方してあるところも見かけましたけど、絶対無理でしょうなぁ。
お酒のメーカーばかりですから、技術転用でアルコール消毒液はいくらで作れると思うのですけどねぇ、それだけで防げるモノでもないですし、イベント開催しつつ、お酒を提供しつつ、感染防止対策もしなければならないとなると、社員さん総出でも対応できないと思います。
もしも感染者が出ちゃったりクラスターなんて事になったら、お酒の売り上げだけでなく、ブランドイメージにも影響が出るでしょうから、ココは止めといた方がいいですな。オジサンは酒蔵の味方です。
そんなこんなで、令和二年秋の蔵開きは、開く事無くマボロシになってしまいました。(笑)
ところがどっこい酒飲みって、こんな状況でもお酒を楽しむ手段を見つけたり、蔵開きが中止になったって事を酒の肴にして結局飲んじゃうので、蔵が開かなくても暗くなったり、暮らせなくなったり、クライシスってわけでは無いですよ、その辺りdon't cry OK牧場ざんす。(笑)
ま、蔵で飲めなくても、夜暗くなったらいつもの酒場で「利き酒」ならぬ「喜々酒」飲んでますしね。「蔵開き」って言葉を、大っぴらにお酒を飲める理由にしてしまおうという、不純な動機もイッパイありました。
蔵開きは無くてもお酒は作ってますしね、いつものイベントが無くなったのが寂しかっただけですよ、いつか開催できる事を祈ってとりあえず乾杯しますかね。(笑)

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写真は昨年の2月に、某商業施設の入口前広場で開催された、灘五郷の日本酒イベント。仕事帰りに立ち寄ったのですけどね、5枚綴り500円のチケットを買って、好きな銘柄のお酒を小さなカップで利き酒できるというしくみ、どこから集まってくるのかすごい人でしたな。帰りにipadで2階の通路から撮ったのですけど、すでに結構飲んじゃってたので、まともに見られるのは、かろうじてこの1枚だけでした。(笑)

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