写真生活、お役立ち

2023年2月23日 (木)

暗黒ブラックが素晴らしい闇。(笑)

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レンズフードって内面反射の処理で色々ランクがあるように思いますな。メーカー純正のものを見てみると今時は内側につや消し黒の塗装がされているのが多いかと。
その昔レンズ専業メーカーの安めのレンズは塗装ではなく梨地仕上げでつや消し感を表現しているものがありました、あまり効果はなさそうでしたな。細かな筋や段々を入れて内面反射を軽減しているものも同様かと。(笑)
ちなみに若い頃使っていた1980年代のキヤノンNEW FDレンズの専用フードを見てみると、どれもしっかり植毛処理されてましたな、丁寧な物作りを感じます。
オジサンはレンズフードはしっかりつける派なので、内面処理があまりよろしくないフードには自分で内側に植毛紙を貼ったりしてましたよ。ヨドバシ梅田が出来てそういう材料もカメラフロアで普通に買えるようになって感動したのも懐かしい思い出です。(笑)
工作好きでしたからそんな事もやってましたけど、植毛紙が貼れない部分にはプラモ用のつや消し黒の塗料にベビーパウダー(てんかふん)を少量混ぜてさらにつや消し感を強めたものを塗ってました。コレ飛行機プラモの排気管の煤を表現するのに使う技で、プラモファンの方なら周知かと。カサカサのつや消し黒になりますよ。
で、最近スゴイのを見つけました、絵を描く方ならご存知のターナーって絵の具会社が発売しているアクリル絵の具「暗黒ブラック」。
原稿執筆時の価格は、税込み20ml入り451円、40ml入り880円。「その黒は、限りなく、闇。」ってキャッチコピー通りぶっちぎりのつや消し黒でしたよ。(笑)
同様の商品で光陽オリエントジャパンから発売されている、世界一黒い水性塗料「真・黒色無双」って模型用塗料もあるのですけど、原稿執筆時の価格が100ml で2,600円もするので手が出ません。対してターナーの「暗黒ブラック」は、ちょっと試してみようかって思える価格なのがありがたいですな。
まず試しに純正レンズXF27mm F2.8の専用フードの内側を塗ってみました。まず塗る前のフード内側の写真を見ていただきたいのですけど、ご覧の通りピカピカつやつやで光りまくり。

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で、次のが「暗黒ブラック」を塗ったもの。その差歴然なのがお分かりいただけるかと。きれいに植毛紙を貼ったみたいな感じの見事なつや消し黒というか闇。(笑)

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水性絵の具なので扱いやすいですし、これスゴイわ。コツは薄める水の量をほんの少しにした方がプラスチックや金属に塗る場合は食いつきがイイですな。ただし皮膜力は弱いので可動部分や手で触ることが多い部分には全く向きません、強くこするとはがれます。ま、フードの内側なんて触ることないですからね。
試しに古いメタルフードに塗ってみたのが下の写真、塗った部分とそうでない部分の差を見ていただければ、この絵具は買いかどうかお分かりいただけるかと思います、効果はあります。他にはマウントアダプターの内側にも塗って見ようかと思ってます。(笑)

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2023年2月19日 (日)

オートホワイトバランスは優秀なのだけど。

今時のデジカメって箱から出した状態だと、ホワイトバランスはオート設定がデフォルトのようですな。取扱説明書にもオートホワイトバランスを推奨していたり、工場出荷時設定なんて書いてあったりします。そもそもホワイトバランスはもう意識する物では無くなったと言いますか、それ何?ってのが今時の感覚なのではないかと。
もはやフィルム時代のデーライトなんて言葉を知ってる人の方が珍しいぐらいですから、そこを基準に説明しようとすると返って分かりにくくなるでしょう。
早いハナシ、人の目には正しい色合いで見えてるのに、写真に撮ると朝日や夕日に照らされた景色が真っ赤に写ったとか、水銀灯照明の体育館でスポーツ写真を撮ったら全体が青っぽく色かぶりしたなんてのがフィルム時代には当たり前だったのですな。
シビアな色再現が求められる撮影で、プロカメラマンはそういうのを補正するためのフィルター使いが出来るのが当たり前だったわけで、その場の光源に照らされた白いものが正しく白に写るように補正するわけですな。デジタルカメラやビデオカメラではその機能をホワイトバランスと呼んでいます。お日様マークや曇りマークのやつね。
漫才コンビ中川家の礼二さんが取材クルーのビデオカメラマンのモノマネで「白撮るよ」ってセリフを言うのですけど、これは撮影現場の光源の下で白い紙を写して色かぶりを予めカメラに覚えさせる作業。
例えば暖色系照明のお店の取材で、料理などの撮影をすると全部オレンジ色に色かぶりしてしまいますから、予め「このお店はこんな色の照明やで」ってホワイトバランスを確定させるわけで。
プロカメラマンはホワイトバランスを略して「白」なんて言いますな「白はOKなの?」なんてね、「ホワイトバランスはもう合わせてあるの?」じゃ長いですから現場って略語だらけ。(笑)
で、それを自動で判断してくれるのがオートホワイトバランス。初期のデジカメのオートホワイトバランスは出来が悪くて、すごく不自然な写りになる場面がありましたけど、今時のカメラは優秀すぎて見た目に近い自然な感じになりますから意識することも、知らなくても全然困らないレベルになってます。
とはいえ極まれに外す場面もあるわけで、例えば壁の色がペパーミントグリーンの建物を画面いっぱいに写したときなど水色っぽく写ったりします。特定の色が画面いっぱいになる構図でハズレ発生率が高くなる傾向かと。

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オジサンは夜の街を撮る時などにオートホワイトバランスを使い、通常はお日様マーク(デーライト)にしてます。お日様マークはフィルム時代のデーライトフィルムと同じ設定なので、フィルムシミュレーションが秀逸な富士フィルムさんのカメラで使うと、より一層フィルムテイストを味わえます。
デーライトって太陽光、色温度は5500K(ケルビン)ぐらい。晴れた日の午前10時ぐらいから午後2時ぐらいまでのお日様の日差しと思っていただければよいかと。
色温度が低いと赤みを帯びます。なので朝日や夕日は2000Kぐらいですから赤っぽく写るわけですな。反対に蛍光灯(昼光色)は6500Kぐらいですから青味がかるわけで。
ところがオートホワイトバランスだと自動で補正してくれるので、色かぶりしていても気が付かないのですな、しかも優秀すぎて夕日を撮っても完全に補正せずに、夕日っぽさをわざと残してくれたりするわけで。ホント出来が良すぎてイラッときます。
なのでヘンコなオジサンはオートを外してデーライト。可能な限りフィルム時代のテイストで楽しみますよ。(笑)

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2023年1月21日 (土)

XF27mm F2.8の代用キャップにリアキャップ。

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富士フィルムさんのXマウントレンズの中では一番全長の短い、いわゆるパンケーキレンズと呼ばれているXF27mm F2.8。現行品は防塵防滴に絞りリングの付いた2代目のXF27mmF2.8 R WR、オジサンの持ってるのは初代。
使っているカメラボディーが防塵防滴じゃないので、そこはそそられなかったのですけど、絞りリングはそそられましたな、ボディーのダイヤルグリグリよりレンズのリングをカチカチする方がオジサンには使い勝手がいいので、できることなら買い替えたかったのですけどねぇ、色々厳しい事情がございまして。
光学系は初代も2代目も同じということで、描写が同じで使い勝手のみの差ということになりますな。なのでこのまま初代を使い倒しますよ。(笑)
このレンズ、元々初代は専用レンズフードが用意されてなかったのですな、ところが2代目になってフジツボ型の専用フードが発売され、初代にも使えるということで購入するつもりが、同じ考えの方が多かったのでしょうか、しばらく供給不足になってたみたい、大手カメラ量販店でも品切れてましたからね。
ま、無事購入して使っておりますが、専用フードを付けた状態では、初代に付いてたレンズキャップは使えません、かぶせ式の専用キャップじゃないとダメ。だけどこのかぶせ式キャップ、柔らかいビニール製だそうで、わざわざ買うほどのものかなぁって思っちゃったのですな、ビニール製のキャップって内側の突起で止めるタイプが多くて、使っているうちにユルユルになりますからね。
で、たまたまネットを徘徊していて見つけたのが、キットレンズXC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZのリヤキャップが代用できるというもの。キットレンズなのでコストダウンしているのでしょうか、通常のリアキャップとは違うチープな白いキャップなのですな。

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で、コレがなぜかぴったりサイズ、リアキャップをフロントキャップに代用するわけですし、白いビニール製なので付けた見た目は違和感ありまくりですけど、実用としては問題なし。
そもそもレンズキャップなんてレンズ保護ができればいいのですからカッコつける必要もありません、オジサンの場合長年の癖で、レンズフードをきちんと付けてりゃ、キャップしないでカメラバッグに放り込むこともありますからね、それで傷になったりは一度もありませんし。(笑)
ま、とりあえずキャップとしての役目がリアからフロントに変わっただけってことですな。どちらもレンズ保護に変わりはありません。ユルユルになって役に立たなくなったらまたその時に代用品を考えますよ、中古カメラ屋さんのジャンクコーナーで見つけておくのもいいかもしれませんな。

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2022年11月15日 (火)

撮影に使えそうなものをセレクトショップで。

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超久々に家内とお出かけしたら、案の定色んな所に連れ回されましたな。いつも目的地まで真っすぐ行けた試しがありませんよ。途中にあるお店をちょっと覗いたりがスゴク多くて、寄り道だらけですからね。
なので普段は目的地に何時に集合って決めておいて、それまではお互い干渉せず別行動なのですけど、その日は運悪くといいますか一緒だったわけで。(笑)
場所も悪かったですな、三宮ですからね。女性の好きそうなオシャレなお店はいっぱいありますけど、オジサンの居場所が少ない街、特にオジーサンへ近づいているオジサンには全然楽しくない街ですなぁ。しかも平日の昼間でしたからなおさら、家内の後ろをくっついて歩いていると、ろくに写真も撮れませんし。(笑)
で、デパートの中で見たいお店があるとかで、てくてくついて行きました。だけど目的のお店を見たからと言ってそれで終わるわけではありませんよ、デパートですからね。まずそのフロア全部見て、それで終わったかと思ったら別の階に行っちゃうし、こりゃ全部見るまで終わらんぞって覚悟を決めましたよ、思わず杖を持つ手に力が。(笑)
救いだったのは洋服屋さんをあまり見なかったところ。何でも自分で作っちゃう人ですから、参考になるかどうかと値段を確かめたら、どんどん別のお店へ行っちゃうのでね。
時間がかかったのは雑貨屋さんでしたなって、今時は雑貨屋さんて言っちゃいけないのですな、セレクトショップって呼ぶそうで。お店のセンスで選びぬかれた商品が並んでいるので、オジサンも見るものがありましたよ。お家フォトに使えそうって目線で見てみるとなかなか面白い物が多いなと思いました。
普段はそういうものをダイソーやセリアで調達してましたけど、何でもかんでも100円均一ショップというのも、チープ過ぎますし限界もありますから、たまには100円以上の物で。(笑)
で、何軒かそういうセレクトショップを見て回ってというか、連れ回されたわけですけどね、あるお店に積んであったコルクのランチョンマットを衝動買い。柄の感じが良くて撮影背景に使えそうってひらめいたのでお買い上げしました。こういうのは直感ですな、見た瞬間この上にカメラやレンズを並べて撮ったらカッコええかもって思ったわけで。(笑)
キッチン雑貨って撮影に使えそうなものが多いですからね、大理石の板やまな板、パンを盛ったりする木のボードなど、背景に使える風合いのいいものがたくさんありましたよ、だけど高いわ。(笑)ま、撮影用品専門店で売られているものに比べれば遥かに安いですから創意工夫でなんとかするのも楽しいでしょうな。
普段セレクトショップどころかデパートもウロウロすることがないオジサンにはちょっと新鮮、たまにはこういうのも良かったかと。(笑)で、そのコルクのランチョンを背景に撮ってみたのが掲載写真です。でも数日前の記事の掲載写真ですでにフライングしてましたな。(笑)

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2022年8月28日 (日)

商品撮影を良く見せる、ちょっとしたこと。

ネットに上がるレビュー記事に登場する商品写真って一体毎日どれぐらいの数が更新されているのでしょうね。
オジサンもレビュー系はよく見ます。気になってる商品について情報を得るために、複数のレビューを見ることが多いですな。ショッピングサイトのレビューだけでなく、個人ブログなどでじっくり語ってくれているなんてのは結構好きかも。(笑)
で、そういうのに出てくる商品写真を見てて残念に思うのが商品の状態。カメラがスマホだからとか、明るさ暗さだとか、撮り方がどうのこうのってことじゃなくて、商品そのものが残念な状態のままで撮られているって写真。
例えば袋がクシャクシャのシワだらけのままだったり、箱が歪んでたり、端っこが破けてたりってやつですな。ほんの少しの気遣いと言いますか、キレイに見せる工夫で随分良くなるのですけどねぇ。(笑)
現役の頃は商品撮影も大きなウエイトを占めていたので、日々撮影に追われてました。
食品が多かったのですけど、何しろ毎日撮影商品が入ってくるのでコレを撮らないことには、その商品を使ったイメージ撮影に掛かれませんからね、いわゆる商品そのものをパッケージのまま撮る「パッケ撮り」や、中身を出して並べて、どんな物が入っているのか分かるように撮るのも多かったですな。

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インスタント麺ですと麺、スープ、スパイスの袋と外装パッケージを並べて、箱や缶入りの和菓子やクッキーですとフタを開けたところなど。
クライアントごとの撮り方ルールも様々なので、効率よく撮っていけるように専用の道具を作ったりしてました。その時の工夫がお家で物撮りの際にも役立っているわけで。

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積み重ねた消しゴムで支えを作って立て掛けたり、シワを目立たなくするために裏打ちをしたり、透明袋に入っているものは裏側から開けてきれいに並べ直したりするわけですな。
袋物の場合エッジがきれいになるように折り目をつけて整えたり、厚みを見せるために斜めに振ったりなんてのも。

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瓶物など蓋付き容器は、瓶のラベルと蓋のロゴがきちんと読めるように回して向きを揃えますし、紙箱のフタの浮き上がりを両面テープで貼ってエッジをきれいにしてました。

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バッグ類はプチプチや丸めた新聞紙で膨らみをもたせたり、書き出したらきりがありません、日々こんなのをやりながら撮ってたのが今でも役に立ってますよ。(笑)
だけど仕事の場合は義務と責任がありますけど、お家でブログ用に撮る場合はその必要はありません、単なるオジサンのこだわりと楽しみだけ。なので凝りすぎてそのうち面倒くさくなってきたらそこで終了。やりだしたらキリがない世界ですからね。(笑)

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2022年8月20日 (土)

そうだ、愛用カメラを撮ろう。

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お家で物撮りといいますかテーブルフォトの題材にカメラをよく撮ります。ずいぶん断捨離をしたとはいえ、手放さずに温存しているオールドカメラはまだたくさんありますので、モデルになってもらうわけですな。
撮りためておけばブログ掲載用の素材になりますし、カメラってカッコよく見える向きが色々あるので撮りがいがありますから撮ってて楽しいわけで。(笑)

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現役を退いてからお家フォト環境を強化してやろうと、激安中華機材を購入したり各種工作で充実を図ってきましたけど、基本的にお家で撮る場合は、準備に手間がかかったり大掛かりなのは長続きしません。
どんなに立派で豪華な機材を揃えても面倒くさいのはだんだんやらなくなるのが人間の性ですからね。サクッと用意してササッと撮れるようなシンプルなのが続くコツかと。

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準備が簡単ってことは、撮るときにあれやこれや考える時間が作れるってこと、機材をセッティングするのにひと仕事、片付けるのも大変だと一番楽しい撮ってる時間が減ってしまいます。
なのでパソコンデスクの上で、マウスとキーボードをどかせばすぐ撮れるようにして、ブログ掲載写真などを撮ってたわけですけど、いつも窓からの自然光だけでしたな。地球を照らすのは太陽ひとつだけですから、窓からの日差しとレフ板で大抵の物はキレイに撮れます。

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難点は昼間しか撮れないところ、なのでいつでも撮れるように激安中華ストロボやLEDライトを買ったのですけど、一灯ライティングが基本なのは変わりません、これで十分いけますよ。
で、実際の撮影はマクロレンズ付きカメラを三脚に付けて、ベースや背景は木目など色々な柄が印刷してある壁紙など、棚板などの板もよく使います。

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それにレフ板とストロボかLEDライト、それと光を拡散させるデュフューザーフィルム、撮影用トレーシングペーパーが安いのですけど、白無地の障子紙でも流用できます、ホームセンターで買えますしね、というわけで道具はこれだけシンプルイズベスト。(笑)
ベースや背景が決まったらモデルになるカメラを置いて斜め後ろからデュフューザー、その後ろからライト、手前のレフ板で光の回り具合を調節して撮ってます。掲載写真は大体いつもこんな感じですな、なのでヤヤコシイことはほとんどしてませんよ。

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光ってる部分と影になってるところを見て、ライトやレフ板の位置を調節しているぐらい。カメラってレンズの写り込みや、金属部分のテカリ具合だとか、ブラックボディーですとシャドーの潰れ具合など、いろいろな要素が入っているのでやりだすとキリがないのですな、かっこよく撮ってやろうとついつい夢中になってしまうという。凝りだすと楽しくなってきて、思った以上に時間が経つのが早いかと。(笑)
ま、愛用カメラのカッコいい写真って、本腰入れて撮っておくことなんてなかなか無いでしょうから、目一杯凝りまくって納得の一枚を撮ってみるってのはどうでしょう。そのカメラを手放しても写真が残ればカメラ遍歴の証拠になりますしね。(笑)

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2022年8月11日 (木)

マークシート式露出記録用紙を再びどうぞ。(笑)

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フィルムで撮ってる時に、データを記録する用紙の記事を過去に書いていたのですけど、それを思い出す出来事があったのですな。
このブログも記事数が多くなったので自分で書いた過去記事を調べるのに、実は記事を保管してあるパソコンのデータベースを調べるより、ネットで検索をかけたほうが手っ取り早く見つかったりします。(笑)
最近過去記事で確かめたいことがあって検索をかけたところ、オジサンの記録用紙を使っている方がヒットしたのですな。
どうやら海外在住の方のようで、記事の最後に記録用紙のPDFをダウンロードできるようにしていたのを、自分用に改良を加えて使ってくださってるようなのですけど、随分昔に作ったものとはいえまだ需要があったのは嬉しいですよ。
で、これに味をしめてもう一度記事にして広めてやろうかと野望膨らみ中。フィルムファンの方に響けばいいのですけど、もう手遅れって声も聞こえそうですけどね。(笑)
そもそも「マークシート式露出記録用紙」とはなんぞやといいますと、まだデジタルカメラなんて無かった頃の話ですけど、フィルムで撮影する際に撮影データをメモ帳に付けながら撮っていたのを、もっと簡単で楽に出来ないかって考えた記録用紙なのですな。
デジタルカメラはExif情報と言われる撮影時のデータが画像に記録されるので、後から写真を見たときに撮影日時やシャッタースピード、絞り値、カメラやレンズの名前が分かります。
なので次の撮影の参考にしたり、写真上達のために振り返ることが出来るのですけど、フィルムはそんなのが無かったので撮る毎にメモを付けてました。若かったので写真が上手くなりたくてやってたのですけど、これを自作したのが「マークシート式露出記録用紙」。
撮った後でメモ帳を取り出して、チマチマ記録していたのを「こんなこと、やっとれんわ」ってイライラして自作したもの。(笑)もっと簡単にならないかって考えた末、マークシート式にすれば最短でメモできるんじゃないかと。
とにかくポケットから出してサッと記録してまたポケットに仕舞えるようなものをってデザインしたのですな。自分では結構よく出来たかもって思っていたのですけど、それをネタに記事にしたのが2016年ですからもう6年も経ってるのね。(笑)
フィルムファンの方はまだまだいらっしゃるでしょうけど、いちいち記録を付けてまでって方はいないかも。だけど撮ってる時のデータが後で分からなくなってお困りの方は使ってみてください。この過去記事「マークシート式露出記録用紙」からダウンロードできますのでプリントして頂ければと思います。使ってみての感想なんぞがあればコメントなどヨロシク。
どうやら同じような機能の「Datafilm」ってスマホアプリがあるようで、なんでもスマホで済ませる今の時代は、そちらのほうがスマートで当たり前なのだと思いますけど、あえて紙とペンでチマチマ記録するのもレトロ感があっていいかもしれません、使いやすく改良するのもいいかも。(笑)
そんなこんなで再びネタにした「マークシート式露出記録用紙」。それでは6年後にもう一度この記事をネタにして掲載いたしましょうって、ひょっとしたらもうその頃にはフィルムが無くなってるかもしれませんよって笑えませんな。

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2022年8月 6日 (土)

マップカメラのストラップに新調した件。

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マップカメラのWebマガジン「Stock Shot」を眺めていたら「【夏にぴったりなストラップ!】細OBIストラップ ブルーグラデーションモデルが復刻します!」って記事が出てました。
何年も前ですけど、カメラのストラップを探していて見つけたのがコレ、マップカメラさんのオリジナル商品で、オジサンの好きな青系の色合いが、色の濃さ違いで5アイテム、ところが数量限定だったそうですでに販売終了していたのですな。
結局アルヌボ(ARNUVO)って韓国の写真用品ブランドのをヨドバシで見つけて、ネイビーブルーのを買ったのですけど、これはこれで気に入ってます、同じものを買い増しして数台のカメラに付けてますからね。(笑)
で、マップカメラさんのは10年ぶりの復刻だそうで、リングタイプとテープタイプという取り付け方違いの2種類を発売。リングタイプは幅20mm×帯の部分の長さ1000mmで、長さ調節は出来ないタイプ。テープタイプは幅20mm×帯の部分750mmのよく見かけるタイプのストラップで、長さ調節が出来ます。
色は前回と同じ青系5色。明るい色から順に「波青(ぱっせ)」「青夢(わかさゆえ)」「七分紺(しちぶこん)」「極青(きわめてあお)」「深海(ふかうみ)」っておしゃれな名前がついてますな。
今度は逃すまいと記事を読み終えてさっそく予約、発売日に届きました。買ったのは長さ調節のできるテープタイプで、色は「極青(きわめてあお)」って濃い方から2番めのきれいな藍色のもの、この色が欲しかったのよ。(笑)

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さっそく記事用に物撮りをしてカメラに付けてみましたけど、同じ青でもそれまで使っていたアルヌボのネイビーブルーとは随分違いますな、かなり鮮やかな感じ、だけどハデハデしくはないですよ。
細OBIストラップって名前の通り、柔道の帯のようなテイストで厚みがあるのにしなやかで柔らかい感触。アルヌボのは厚みがないので、比べると幅は同じなのにしっかりした感じがします。ま、お値段も税込み3.680円と3倍以上しますから当然かと。

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縫い付けてあるobistoロゴの部分に希少な「コードバンレザー」を使用だそうですけど、オジサンにはあまり関係ないな。(笑)カメラに付けてみると少し長かったので、長さ調節できる部分を短く切って調節しましたよ。
ぶっちゃけカメラストラップなんて、こだわらなければカメラを買った時に付いてるので十分なのですけど、ちょっとドレスアップするには一番効果があって、お値段もピンキリですから手軽に楽しめるアイテムではないかと。
カッコいいのを選んでみようかって気持ちになるのは、カメラに付いてるのがメーカーロゴやカメラの機種名がどど〜んと入っててカッコ悪いからかもしれませんな。(笑)

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2022年5月29日 (日)

シャッター切った回数って、気になる方?

カメラのシャッター耐久回数というのは、プロ用フラッグシップ機とファミリー向け機種では違います。当然ながらプロの現場でガンガン使われることを想定しているフラッグシップ機は耐久性が高いわけで。
仕事で使っていたデジタル一眼レフEOS 5D MarkIIは仕様によると15万回となってましたが、大体4〜5年ぐらいで動かなくなって、シャッターユニット交換をしましたな、修理票に記載されてたシャッター回数は15万回をかなり超えてた記憶があるので仕様よりは長持ちすると思います。
耐久回数を気にされる方もいるようですけど、アマチュアで相当な数を撮る方でもプロの撮影量の比ではないと思いますね。しかも新機種が出るとすぐ買い替えちゃうのもアマチュアですから、シャッターユニットが壊れるまで使う前に手放しちゃうのがほとんどかと。
仕事のカメラの場合、そんな頻繁に買い換え買い増しは出来ません。道具は長く使って経費を減らし、撮影で収益を得なくてはいけませんから、よく言われる経費で落とせるなんてのは出来そうで出来ないわけで。印刷会社内のスタジオ部署でしたから、稟議書書いたり上への根回しも必要でしたしね。(笑)
EOS 5D MarkIIも発売時に購入してもらい13年間使いました。その間シャッターユニット交換は2回、丈夫でよく働いてくれたカメラでしたよ。
そもそも昔はシャッターを切った回数ってのは、サービスセンターに持ち込んで見てもらった時に分かるようなものでしたけど、デジタルカメラが普及してからは、カメラ固有の裏ワザで確認できたり、アプリで調べたりできるようですな。
中古でカメラを購入される方にとっては、前ユーザーがどれくらい使い込んだのかが分かる判断材料になるのでしょうけど、きちんとした大手中古カメラ取扱店なら、その辺りはちゃんと見て値付けをしてるのじゃないかと思うのですけどね、どうなんでしょ。
ハイアマチュアぐらいの使い方なら、今時のカメラは十分過ぎる耐久力があるって思ってるオジサンは、あまり神経質になるものではないと思っていますよ。(笑)
で、最近知ったのがシャッターを切った回数を知りたいって方が自分で調べることができる「ショット数.com」ってサイト。どうやら個人の方が善意で公開してくれてるようで、ややこしい操作が一切不要、デジタルカメラで撮ったJPEG画像を送信フォームにドラッグドロップすれば、そのカメラで撮ったシャッターの回数が分かるというもの。

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ちょっと面白そうなので試しにオジサンの持ってる2台のX-T30とX-S10を調べてみました。正直そんなに撮ってませんな、コロナで出歩けなかったり色々ありましたからね。一番古いX-T30が最高で22,000ショットほど、X-T30をもう一台買い増ししてから併用、1台持ち出しのときは新しい方を持って出てたので、途中からショット数が伸びなくなってたのでしょう。さらにX-S10を購入してからコチラを一番良く使ってますし。(笑)
ま、カメラ好きオジサンの趣味の範囲って感じが、ほのぼのしたショット数に表れてますな。全てのカメラに対応してくれてるわけじゃないですけど、興味のある方はぜひどうぞ。

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2022年5月22日 (日)

近江ベルベットのハイミロン黒は撮影背景にオススメ。

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商品撮影、いわゆるブツ撮りで、黒いものを黒背景で渋く撮るなんて場面では背景は出来る限り真っ黒がいいわけですな。
だけどホームセンターや100均ショップで売ってる黒い紙や表面が黒のデコラ板、スチレンボードも意外と光ります、ライトの影響を受けない後ろの方にセットする手もありますけど、大きさが必要だし狭い場所じゃ無理。
なので登場するのが植毛布、一般的にベルベット、ベッチン、ベロア、ビロードなんて呼ばれている布で、時代によって呼び方が変わってましたな。(笑)
今回ご紹介するのは「近江ベルベット株式会社」の製品なので、ベルベットで統一させていただきます。(笑)正式名称は「全面植毛 ハイミロン (ニューハイベルソフト)」。
どんなものかと言うと、色付きのものは宝石店のディスプレイなどで見かけたことがあるかもしれませんが、黒はカメラファンの方には馴染みのある素材で、レンズフードの内側やカメラボディー内の内面反射を防ぐのに使われたりします。
随分前ですけどジャンクカメラのレンズを取り出すのに分解したところレンズ取り付け部分の周囲に巻きつけてありましたな。この場合は遮光も兼ねていたのかもしれません。スタジオ撮影でも背景用としてだけでなく、遮光のために使うこともありますからね。
で、ネットで調べてみると「光陽オリエントジャパン」という世界一黒い「真・黒色無双」って水性アクリル塗料を発売している会社があるのですけど、どうやら反射防止素材のメーカーのようで、ここが出してる布地「特級無反射植毛布 太黒門(たいこくもん)」というのはさらにスゴイというのが出てきました。
ただし商品の供給が追いついてないのかずっと品切れ、さらにベルベット生地の3倍以上のお値段。一瞬良さそうって思いましたけど買えないんじゃ仕方ありませんし、どうしてもコレが必要というわけでもないですし、やっぱりお高いのはちょっと。
それに対して近江ベルベットのハイミロンは手芸材料屋さんで普通に買えます。なので家内がユザワヤさんに行った時に買ってきてもらいました。92cm幅なので長さ1mもあれば十分、それで2,000円ちょいぐらいって言ってましたな。(笑)
で、さっそく使って撮ってみました、スタジオでも使われるものですから十分すぎ、ホコリが付きやすいところが難点ですけどね。色も何種類かありますからアクセサリーやジュエリーを撮るのにもいいかと。仕事の宝飾撮影ではドレープを付けたベルベットやサテン生地の上にガラス板を浮かせて配置、その上に宝石を並べて撮ってましたよ。

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