写真生活、お役立ち

2024年11月16日 (土)

外付けモニターにグリッド表示でもっと便利に。

モバイルモニターと呼ばれる外付けモニターをデジカメに繋いで、でっかいファインダーとして使うようになって、ブツ撮りやお家フォトが実に快適。ホント効率よく撮影できてはかどってますよ。老眼鏡かけたり外したりしながらモタモタやってたのがすっかり無くなりましたからね。(笑)
ま、便利になったことになんの不満もないのですけどね、大きなモニターのおかげで不便なところも拡大されてしまったのですな。
オジサンの使っているのは富士フィルムさんのX-T30、他のXマウントカメラも多分同じ仕様だと思います。背面の「DISP/BACK」ボタンを押すごとに、ファインダーや背面モニターの表示が一般的な「スタンダード」文字やアイコンの無い「情報表示無し」文字とヒストグラムが表示される「INFO画面」の3つに切り替わるようになってます。

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オジサンはブツ撮りの際には余計なものは表示してほしくないので「情報表示無し」にして撮ってて、必要な時だけ「DISP/BACK」ボタンを押して表示させるようにしているのですな。
ところがこの表示が小さくて見づらいので「情報表示拡大モード」をONにして大きな文字にするのですけど、この設定だと「DISP/BACK」ボタンで「情報常時無し」が選べなくなるわけで。
なので「情報表示拡大モード」をファンクションに割り当てて必要な時だけ大きくなるように別に設定。デジカメってこういう設定がホントややこしいですなぁ、しばらくすると忘れてしまいますよ。(笑)
なんでこんなに表示にこだわるかと言いますと、フレーミングガイドという名のグリッド表示を使いたいからなのですな。画面に方眼を表示してくれる機能で9分割と24分割が選べるようになってます。
カメラの水平垂直の確認や構図を決めるのに便利なのでブツ撮りでは必需品。ところが「情報表示無し」を選ぶと当然ながら表示しません。
取扱説明書を見てもグリッドのみを表示させる方法は見つからず、「DISP/BACK」ボタンで表示のある無しを切り替えるしかないわけで、コレいちいちやるのも面倒くさい話ですよ。(笑)
で、何かいい方法はないかと考えました。要するにカメラ側でグリッド表示させようとするから面倒くさいわけであって、外付けモニターにハナからグリッド表示させておけばカメラは常に「情報常時無し」で運用できますやんって思いついたわけで。
工作は簡単、100均ショップで買ってきた透明の下敷きを外付けモニターの画面サイズにカットして、カッターで方眼に筋目を入れるだけ。これを画面に乗せればグリッド表示の完成。必要無い時は外せばいいだけなのでカメラの操作は一切なし。
筋目を入れるのに手持ちのPカッターを使いました。アクリルなどの硬質プラスチックをカットするカッターで、切るのじゃなくて引っ掻いて溝をつけ、パキッと折ってカットする仕組みのカッターナイフ、写真手前に写っている黄色いのがそれです。
早い話方眼状にキズを入れたプラスチック板を作ったわけで、簡単に作れる割に使い物になって便利ですよ。

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2024年11月10日 (日)

雲台親子亀仕様で活躍するハスキー3段三脚。(笑)

見た目が不細工だとか、コレっておかしすぎません?ってのはもうどうでも良くなりましたな。何しろ像が踏んでも壊れないアーム筆入れならぬ、転けそうになったオジサンが思わずつかまってもびくともしない頑丈だけが取り柄なハスキー3段三脚をガッツリ使うためですからね。
事の次第はこういうことです。今まで使ってたNEEWERの三脚は十分働いてくれてますし、センターポールが水平にできるので俯瞰撮影もセットしやすく便利ですからまだまだ使います。
だけど実家スタジオは広さがあるので、我が家では大きすぎてほとんど活躍できなかったハスキーの三脚を遊ばせておくのはもったいないと思ったのですな。仕事でも同じものを使っていたので、使い勝手は分かってますし、使い慣れてるのもありました。
なのでNEEWER三脚に付けていたギア雲台「SWFOTO GH-PRO Ⅱ」をハスキーに載せ替えれば完了、めでたしめでたしだったのですけどね、ここで問題勃発。(笑)
オジサンのハスキー3段三脚はもうかれこれ30年以上使ってるものなのですけどね、雲台が外せない「ヘッド一体型エレベーターポスト」と呼ばれるセンターポールと雲台が一体型タイプなのですな。
その頃はこのタイプしか輸入されてなかったのかどうか分かりませんが、これを「分離型」タイプのに取り替えないと雲台が付け替えられないわけで、約2万円かかります。
センターポールだけに2万円なんて出せませんよ。しかも取り替えたら前のは使い道がなくなるわけですからね。このご時世にそんな無駄&もったいないことできませんな。
というわけで雲台が外せないのならその上にギア雲台を乗っければイイじゃんって閃きました。親亀の背中に子亀を乗せて〜♪な雲台の上に雲台を乗せる親子亀仕様、おんぶバッタスタイルとも言えるかと。(笑)

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もうね、ハッキリ言って見た目は不細工です、アホの所業と言われかねない雲台2台重ね。ハンバーガーのパティ2枚重ねとは違う味わいの何ですかコレ?な見た目ですからね。
最初「コラあかんな」って思いました。ところが人も雲台も見た目で判断してはイケマセンな。想像以上の使い勝手の良さだったという。(笑)
NEEWERの三脚+ギア雲台だけで使っていた時に比べて、長年使い慣れてるハスキーの雲台でまずはざっくり構図を決められるので、ギア雲台はほんのちょびっと微調整するだけで済みます。これが意外と便利で効率が良かったという意外な結果。
しかも頑丈なハスキー三脚は外付けモニターをつけようがバッテリーをぶら下げようがびくともしません。脚を最長まで伸ばすとちょっと不安定と言いますか、揺れてしまうNEEWERの三脚とは別次元の安定感。ま、大きさも重さもお値段も別次元ですけどね。(笑)
ハスキー三脚はセンターポールがクランクを回せば上下できるクランク式、重いカメラを乗せてても楽々上下できるので、長時間の撮影ではストレスフリーなのですな。
見た目がカッコ悪い雲台2台重ねですけど、撮ってる姿より使い勝手優先ならコレも有りかと。なので雲台は2台重ねて初めて真価を発揮する一例として記事にしました。(笑)

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2024年11月 3日 (日)

外付けモニターは、でっかいファインダーですわ。

外付けモニターで確認しながら撮影したらスゴク快適ってことに全く気が付いてなかったオジサンは、さっそく届いたモバイルモニターを繋いで快適ブツ撮り中、ホンマにエエですわ。(笑)
前の記事でも書いてますが、動画を撮る方がよく使ってる7インチでは、カメラの背面モニターを拡大させました程度の大きさなので、ちょいとばかり役不足。
とはいえあまり大きすぎるのも取り回しが面倒ということでEVICIVってメーカーの型番M105T01-Sという10.5インチモバイルモニターをチョイスしました。
さっそくカメラと繋いで表示テストしたところバッチリ。なので実際に物撮りに実践投入と行きたいところだったのですけどねぇ。
このモニターはパソコンのサブモニターやゲーム機と繋ぐのがメインのようで、三脚に付けるためのカメラと同じ1/4インチサイズのネジ穴はありません。なのでiPadなどを三脚に付けるタブレットホルダーを購入して付けるしかないのですな。
で、考えました。モニターの裏側中央にはVESA規格の75mm間隔のネジ穴が2つあるのでこれを利用すればなんとかなるんじゃないかと。VESA規格というのはモニターやテレビなどを、壁掛けしたりアームやスタンドに付ける際の国際標準規格です。
で、この穴のピッチに合う金具をホームセンターに探しに行きました。見つけたのは棚板などを固定したり、柱を補強したりするための建築用金具。一定間隔で穴が空いた板状のもので、まっすぐのやL字型に曲げてあるのやら色々売ってます。
その中から75mmピッチでM4ネジの入る穴が空いてる黒のL字金具を見つけました。これをモニター裏側に付けて、L字に曲がったところにカメラネジを付ければ完成。

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カメラネジはオールド&クラシックカメラでよく見かける、専用革ケースをカメラに留めるのに使われていたもので、ジャンクカメラのをストックしていたのでそれを流用。
で、これをマジックアームとカニクランプで三脚の脚に取り付けて見やすい角度に調整し、ケーブル類を繋いでさっそくブツ撮りをしてみました。
まずピント合わせが実に楽、カメラの傾きを直すのもやりやすい。なにしろ大きな画面でしっかりチェックできますから当然なのですけど、ホント画期的に快適になりました。モニターを手元に置いておけば、高い位置からや俯瞰撮影でも楽々チェックできますしね。
言ってみれば大画面のファインダーが手元にあるわけですから便利にならないわけがないという。さらに撮った後の確認も隅々までチェックしやすくて作業効率爆上がり。(笑)

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想定外と言いますか、意外と便利だったのがフィルムの複写(デジタイズ)の時。大きな画面でフィルムがちゃんとセンターに来ているか、傾いてないかが確認できるので、作業が格段にはかどりましたよ。
で、良いことづくめの外付けモニターですけどね、電源給電用のUSBケーブルがそんなに長くないので、電源アダプター用に延長コンセントは必要かと。
試しにモバイルバッテリーを繋いでみたら使えたので、コレを三脚にぶら下げる手もありますけど意外とバッテリーの消耗が激しい。(笑)
これからのブツ撮りはこの外付けモニタースタイルがデフォルトになるでしょうな。もう以前のスタイルには戻れないと思います。

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2024年11月 2日 (土)

お家フォトの不便を一気に解決、外付けモニター。

お家フォトやブツ撮りで、なんでもっと早くコレを導入しなかったのかって思ったのが外付けモニターを使った撮影。画期的っていうぐらい使い勝手が良くなったのに、そういう使い方に気が付いてなくて全くノーマーク。
そもそもデジカメのビデオ出力端子はテレビで撮った写真を鑑賞するためのものって思い込みがマチガイの元でした。動画クリエーターやYouTuberが一眼デジカメに小型サブモニターを繋いで撮影している姿は何度もネットで見ていたのにも関わらず気が付かなかったという。
外付けモニターをファインダー代わりにすれば構図やピントを大きな画面で確認できるのにほんまアホでしたわ。(笑)
ふだんブツ撮りで不便だなと感じてたのが、高い位置からの撮影や俯瞰撮影。カメラ位置の関係でファインダーを覗けないので、カメラのチルト液晶モニターを見やすい角度にして撮ってたのですな。ただ画面が小さいので老眼オジサンには辛い撮影状況。
富士フィルムさんのXAppアプリのライブビュー撮影機能でiPadに表示してみたのですけど、遠隔操作ができるだけで全然便利じゃないというガッカリ機能。(笑)
で、写真家の新藤修一さんの過去動画にミラーレス一眼に13インチ外付けモニターで、エイトバイテン(8×10)カメラで撮ってた時の感覚って出てたのですな。「コレや、コレやがな」ってわけでさっそく真似しました。(笑)
まず外付けモニターが必要なので調べまくりましたが、出てくるのは動画関係の人ばかりで、しかも7インチクラスのかなり小さなモニターがほとんどだったので参考になりませんでした。(笑)
スチル撮影ですから7インチじゃ小さすぎてねぇ。(笑)とはいえ新藤さんと同じ13インチはさすがに大きくて、ここまではいらないかと思ったので10インチクラスのモバイルモニターを探しました。ノートパソコンと一緒に持ち歩いてサブモニターにしたりするやつね。
ところがAmazonで検索すると、出てくるのは聞いたこともない中華謎メーカーのオンパレード。ちょっとお高い国内ブランドのも中身は中華製みたいなので、この訳の分からない信頼できるのかも不明な、謎メーカーの海の中から探さねばなりません。(笑)
1万円以内で買える10〜11インチクラスという条件で候補を何機種かピックアップ。さんざん迷った挙句「EVICIV」ってどう読むのか分からないメーカーの10.5インチモバイルモニターがタイムセールで1万円切ってたのでポチりました。

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カメラと繋いで実際に表示させるまで不安でしたけど、届いたのはちゃんとした箱だったのでちょっと安心。(笑)中身はモニターにスタンドにもなるカバーが付いた本体、日本語の取扱説明書、ミニHDMIケーブル、USBタイプCーCとタイプAーCケーブルに電源アダプター。
カメラはマイクロHDMI端子なので、変換ケーブルが必要ですから一緒にAmazonで注文してました。で、繋いでみたところ大きな画面で見やすいこと。これは撮影が楽しくなりそうな予感しかしませんな。
というわけで今回はここまで、使用感は後日。

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2024年10月19日 (土)

外せないプロの動画を二つ。

料理のレシピをネットで検索すると、以前は文章と写真による手順説明のものでしたが、今時は動画が主流になってますな。
例えば説明文で「炒めた野菜がしんなりしたら」とか「焼き色がついたら」なんて書いてあっても、実際やってみるとその加減が掴めなかったりします。
ところが動画だと「これくらいでOKなんや」って判断基準が掴みやすいと言いますか、一目瞭然でホント分かりやすい。
そんな困った時に役に立つ動画がネットには星の数ほど転がっているわけですから、分からないことはすぐに調べが付く良い時代ですなぁ。もちろん信用できない眉唾物の動画も山ほど出てきますけど。(笑)
チャラい見た目で大丈夫かコイツってな感じなんだけど、すごく丁寧にきちんと検証しているレビュー動画を以前見ました。購入する側の目線でツボを押さえて検証してたりするので、こういうのは役に立つなぁと。なので人を見た目で判断してはいけませんな。(笑)
写真関係の動画はよく見るのですけど、この人の動画は面白いなと思っても何本か見ると飽きてしまって、ずっと見続けてるのは案外少ないのですな。なので巡回コースに入れて見続けているのはプロの動画ばかりになってます。
ま、ネットってその時々の自分にとって、一番欲しい情報と言いますか、役に立つ情報を探しているわけで、オジサンが知りたいことはプロじゃないと答えにならない、もしくは信用したくないってところがありますのでね。
で、ホントお世話になってますと言いますか、お家フォトやブツ撮りに、ガッツリ役立たせてもらってますって動画がこの2本。
ひとつは鈴木遥介さんの「写真撮る人鈴木遥介」という動画、もうひとつが「白ひげ」を名乗る写真家、新藤修一さんの動画
鈴木さんはEC・ネットショップ向け商品撮影を仕事にされているそう。その職能を活かして商品撮影のテクニックや機材のレビューなどを見せてくれるのですけど、実に簡潔で無駄なく的確な動画なので分かりやすいのですな。
実際に撮ってみた作例や比較検証も多く淡々と進んでいくので、ちょっとオンライン授業っぽいですけどホント分かりやすくってオジサンは随分参考にさせていただいております。(笑)
もうひとつの新藤さんのはブツ撮りのテクニックや機材のレビューももちろん動画にしておられるのですけど、オジサンが好きなのは工作系の動画。機材と言いますか撮影用品の改造や改良にとどまらず、無いものは作ってしまうところがスゴイなぁと。
で、デュフューザーやトレペを四角い枠に貼った「フラッグフレーム」という撮影用品があるのですけど、新藤さんの「超軽量フラッグフレーム」を自作する動画に触発されて、真似してオジサンも作りましたよ、下の写真がそれです。

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軽いので取り回しがしやすくブツ撮りの際には欠かせない道具になってます。これを使うとライト1灯しか無くてもきれいに撮れますからね。(笑)
Amazonで機材購入の際にも、このお二人の動画は参考になりますね、他のレビューも見ますけど参考にならないのが多くて。なのでこのお二人のがオジサンの中では信頼度トップですよ。

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2024年10月13日 (日)

撮影機材は撮影以外でも何かと便利な件。

ずいぶん前の話ですけど、プロジェクターを使うのにちょうど良い高さの台になる物が無いから貸してって言われ、その時ちょうど使ってなかったマンフロットの三脚を持って行かれたことがありました。
プロジェクターには前を高く傾けられるようにアジャスター付きの前脚が付いていたのですけど、三脚用のネジ穴もあって雲台に乗せられるようになっていたのですな。
そりゃね、三脚に乗っけた方が高さや角度の調節は絶対に楽ですからね。特に高さを変えたいときって、台や机の上でやってると分厚い本を重ねてかさ上げしたり、何かとそこら辺にあるものを持ってきて工夫しなくてはなりませんから意外と面倒だったりします。
三脚ならセンターポールを引き上げたり、脚の長さを調整して自在に上下できますから随分楽ちん。さらに一度高さ&角度などの位置決めをしちゃうと、三脚に付けっぱなしといてホコリ避けの布でも被せて部屋の隅に立てておけば、次に使うときもすぐ準備できますからね。
というわけで持ってかれた三脚はカメラを乗せることなく、そのままプロジェクター専用三脚になってしまって帰って来ることはありませんでしたな。
その頃は、もう一本持ってたハスキー3段三脚が一番気に入っててそればかり使っていたので、マンフロットの三脚が無くても困ってませんでしたし、持って行かれたこと自体をいつしか忘れてしまってました。(笑)
ま、この例のように撮影機材って別用途でも活躍したり、何かと便利に流用できたりすることが多いのですな。
例えばバック紙を留めるのに使う写真用品のクリップも挟む力が強力なので、どこかに付ければカバンを掛けたりできますし、カニクランプはもっと強力に固定できるので、工作の際に接着した部品の固定などに流用しています。
最近も使ってない撮影機材を流用してちょっとやってみましたよ。実家スタジオの机には手元を照らす電気スタンドが無いので作ってみたわけで。

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使ったのは「マジックアーム」と以前ジャンクで見つけてきた「カーウインドウポッド」、それと「パネル型LEDライト」。
出番が無くお蔵入りになっていたLEDパネルライトをホームセンターで見つけてきた建物用L字金具で繋いで本棚に固定しただけですけどね。(笑)
マジックアームが電気スタンドのアーム代わりになるわけで、ノブを緩めて好きな位置に持って来て締めれば固定できるので、手元を照らすのに実に便利になりましたよ。このマジックアームって考えた人すごいなって思いますな。(笑)
LEDパネルライトも照明器具としては出力が足りなかったのですけど、手元ライトとしては眩しいくらいなので低い出力で十分役に立ちますし、お蔵入りから救出できました。これで細かな工作もはかどりますな。(笑)

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2024年9月21日 (土)

100均工作でストロボを便利に。

昨年買って気に入って使っているLEDライトZHIYUN(智云:ジーウン)の「MOLUS(モーラス)G60」にはシリコン製のドーム型デュフューザーが付いているのですけど、コレがなかなか便利なのですな。光が拡散して柔らかくなるのでね。
ところがこのクソ暑い季節に発熱するLEDライトでブツ撮りはさすがにキツイわけで。で、このドーム型デュフューザーをクリップオンストロボにも付けられるようにすれば、LEDライトを使わずに済むかなって思ったので、アタッチメントを自作することにしました。
まずこのドーム型デュフューザーの直径に近くてきれいに付けられる物を調達しなくてはなりません。これには食品保存容器が流用できるかもって閃いたのと、なるべく低コストと言いますか、お金をかけたくないので困った時の100均ショップへGO。(笑)
で、セリアで見つかりましたよ、スープカップという名前のお持ち帰り用フタ付き簡易容器4コ入りという商品。ドームデュフューザーを付けてみるとサイズがドンピシャなのでコレを材料にいざ工作開始。(笑)

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ただそもそもが使い捨ての簡易容器なのでそのままではペラペラでペコペコ、強度はありません。なので重ね合わせて接着し強度を増し増しにしました。それをクリップオンストロボの発光部がちょうど収まる直径の所でカット。
その断面と同じ直径になるように円形に切り抜いた厚紙を用意し、その中心に発光部の形に四角く切り抜きをして貼り付け。ストロボの発光部に被せると言いますか、取り付けるための箱型の部分を厚紙で作って接着し、黒いテープで補強したら完成。

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ストロボにはベルクロで固定する予定だったのですけど、はめ込み部分をきつめに作ったおかげで、そのままでも十分っぽい感じ、簡単には抜けません。なのでそのままで使うことにしました。
ストロボに付けるとこんな感じなので、まるでゲゲゲの鬼太郎の目玉親父みたいですけどね、イイ感じで光ってくれますよ。(笑)

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これと似たような製品はAmazonで探すと中華機材メーカーのが色々出てきますし、値段も3,000円ぐらいからなので買ってしまうのもアリだったのですけどね、LEDライトに付属していたドーム型デュフューザーを流用してやるのがミッションでしたし、小林薫さん主演の「深夜食堂」のセリフじゃないですが「できるもんなら、なんでも作るよ」なのが工作魂。
こういう工作って考えてる時が面白い、作ってる時が楽しい、使ってみて嬉しいの三拍子ですからオジサン的には工作も楽しめた上にライティングの幅も広がったわけで大満足でした。(笑)
なのでまだまだ「できるもん」は自作していこうかと思ってますよ。

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2024年9月19日 (木)

中途半端な電池消耗消費大作戦。(笑)

実家の片付けで出てきた大量のリモコン。本体の家電製品が無くなってるのに、なぜかリモコンだけ残ってたのが出てきたのですな。しかも全て電池が入ったままでした。
液漏れしているのはそのまま処分しましたが、大丈夫そうなのは電池だけ抜いて処分。そんな電池がお菓子の箱に一杯分ありましたよ。
しかもほとんどが単4型電池なので、使い道が限定されると言いますか、正直リモコンや目覚まし時計ぐらいにしか使い道がないというシロモノ。(笑)
現在現役で使用中のリモコンの電池が切れた時用にストックしておくにしても、リモコンなんてそうそう電池が切れたりしませんから、2〜3年で取り替えるとして使い切るまでに何年もかかります。
ストックしていても自然放電や液漏れなどで劣化して使えなくなるリスクが高いので、この際一気に使い切って廃棄してしまおう大作戦を思いついたのですな。(笑)
中途半端に電気が残っている電池ばかりですから、数本まとめて使い切るにはクリップオンストロボに入れてブツ撮りで消費するのが一番手っ取り早いだろうと考えました。
で、まず単4型電池を単3型電池に変換するアダプターが確かあったはずと探したところ2本しか出てこなかったので、さっそく100均ショップで探したのですけど、今時はもうそういう商品は売ってないのね。以前は普通に売ってたのですけどねぇ。
お出かけついでに何店か見てまわったのですけど全て不発、単3を単1にするのしかありませんでしたよ。
Amazonで検索するといっぱい出てくるのですけど、今はAmazon出荷商品は3,500円以上じゃないと送料無料にならないので、たかが数百円の物をそこまでしてわざわざ買うのも何だかなぁと思って買うのはやめました。(笑)
で、アダプターを見ていて、コレを自作すればイイのではって思ったのですけど、中途半端に残っている単4型電池を使い切るのが目的ですから、使い切ったらお役御免の物を自作するのも労力の無駄と言いますかバカバカしいわけで。
もっと簡単単純になんとかならないかってストロボの電池ボックス部分を見ていて思い付きました。単4は単3より小さいのですんなり入ります。細いのでブカブカですし少し短いですが、ここにアルミホイルを丸めたものを詰め込んで押さえ込んだらいけるのじゃないかと。

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アルミホイルは電気を通しますから電池の電極部分を嵩上げして単3の長さにしてやるわけですな。さっそく台所からアルミホイルを持ってきてやってみたところバッチリOK牧場。コストも労力もかからず瞬殺で解決しましたよ。(笑)
で、物撮りに使ってみましたけど、単4は小さいのでそもそもの容量も少ないですからストロボで使うとやはり持ちませんな。どんどん無くなってチャージに時間がかかるようになって、それでも使い続けてるとうんともすんとも言わなくなって終了。
なのでこの調子なら全部消費するのにそんなに時間はかからなそうですよ。(笑)

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2024年7月28日 (日)

自然光、ストロボ、LEDライト、強いのはどれ?

東京小金井市にある「江戸東京たてもの園」の中に「常盤台写真場」という建物が移築復元されています。元々は板橋区常盤台1丁目にあった写真館の建物で1937年(昭和12年)に立てられたそう。
撮影用照明機材がまだまだだった当時は自然光が一番だったようで、大きな窓がたくさんある特徴的な建物です。今の目で見るとそんなに大きな窓とは思えないのですけどね、当時としては画期的だったのでしょうな。(笑)

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自然光だけでは撮れないってことで、カメラの進化に合わせて照明機材も発達してきたわけで、マグネシウムを発光させたり、それを便利にした閃光電球なんてのもありましたな。
発熱がすごくて寿命が短い写真電球からストロボへと移り変わって、長くストロボが主流だったところへLEDライトが出現、主役の座は徐々にチェンジしつつあるのが現状かと。

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ストロボのピカッと光る「瞬間光」に対してLEDはず〜っと照らしてくれる「定常光」ですから二刀流、動画も写真もいけるのですな。
今どきのカメラマンは両方できないと仕事になりませんから、機材が共用できるのはありがたいわけで、この先はLEDライトが主流になっていくと思います。ま、それぞれに一長一短があるのですけどね。(笑)
自然光はお天道様の光なので一番ナチュラルに撮れますが、日が沈んだ夜は撮れません。対して強い瞬間光でお日様と光質が近いストロボ光は、夜だろうが関係なくライティングできますし、瞬間光なのでライトが当たった瞬間を止めると言いますか、ブレずに撮ることができます。例えば調理撮影ですとパンケーキからシロップが伝わり落ちる瞬間を撮るなんてシーンですね。
欠点は光の当たり具合が撮ってみるまで分からないところ。スタジオのストロボは内蔵しているモデリングランプで事前に当たり具合を確認できるようになってますが、あまり役に立たないざっくりしたもの。
なので撮ったのを見てライトを変えたり増やしたり位置を移動したりが発生します。デジタルカメラ以前はポラロイドカメラで確認用のカットを撮ってました。ベテランカメラマンはそういう光を読めると言いますか、セット見ただけでどう写るかが経験で分かっている人だったのですな。(笑)
で、定常光のLEDライトはその辺りが分かりやすく、実際の当たり具合を見ながらセッティングできるところが、ライティングなんてやったことがない人にも敷居が低く、とっつきやすいところだと思います。
実際LEDライトを使ってみて影の出方や反射具合を見ながらセットできるのは便利でしたな、しかも露出計も使わず、絞り優先AEのまま露出補正するだけでキレイに撮れてしまいますからスゴク楽というか楽すぎて戻れない。(笑)
ま、撮影ライトの話って書き出すときりがない世界、基本はあってもどう使うかに正解はありませんからそこに個性が出るわけで。
本来なら適材適所で光源を選ぶのがスジですけどLEDライトは今までのしきたりをガラッと崩しましたから、あと10年ぐらいしたらプロカメラマンでもストロボを見たことも使ったこともない人が当たり前になるかもしれませんね。(笑)

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2024年7月27日 (土)

ランドリーボックスはこう使え。(笑)

専用品で揃えると相当高く付くのがスタジオ用品。本当に必要かつ代替え品が無い物は買わざるを得ませんが、できる限り創意工夫で乗り越えたいところ。
だけど代替えや代用品を流用前提で探していると楽しいですな。これ流用できるかもって目線で物探しをしているので、全く違うジャンルの商品に目が行ったりします。
そんなネットショッピングで見つけたのがAmazonベーシック商品のランドリーボックス。折りたたみ式の長方形の洗濯かごですな。

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こんな物スタジオで何に使うのって思われるかもしれませんが、壁紙や背景紙、デュフューザーフィルムや畳んだライトスタンドを立てておくにちょうどいいのですな。
幅奥行きは36cmで高さ58センチと十分な大きさがありますから色々立てて収納するのに便利、長さのある物ってスタジオには多いのでね。(笑)
そこそこ高さがあって細長いものを立てておける商品を探していて見つけたもの。他には傘立てだとか足湯専用バケツなども見つかりましたけど、丈夫すぎてゴツイものだったり、反対に華奢で倒れそうだったり、お値段も色々で高いのは却下して探してたらたどり着いたのが洗濯かごだったというわけ。
だけどアレですな、ぜんぜん違うジャンルのものからドンピシャのものを見つけたときって「俺ってスゴクね?」って自画自賛したくなりますな。(笑)
で、家内のお買い物に便乗して購入しました。最近Amazon発送商品も3,500円以上の購入じゃないと送料無料にならないので一緒に買えばクリアできますのでね。「洗濯かご買うて何するん?」って言われましたけどね、それは見てのお楽しみざんす。(笑)

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届いたランドリーボックスはとてもいい商品でスッキリ物が収まったのですけどねぇ。Amazonのレビューでもたくさん出ていたとおり独特の臭いがきつい。
箱から出した途端にはっきり感じるのですけど、臭いがモロにウ◯コ臭なのですな。素材のせいだと思うのですけど、オジサンこの臭いは記憶にありますね、子供の頃のビニール製のおもちゃや浮き輪で同じ臭いがしてましたから。
とにかくかなり強烈に臭うので、レビューでは使えねぇってコメントもチラホラありました。洗濯機が置いてあるようなそんなに広くない場所や、お風呂の脱衣場に置いとくには、臭いがこもりますから正直無理かも。元々そういう場所で使うための製品ですからねぇ。臭い物にはフタなんて言いますけど、フタが臭くては笑えませんな。
だけどオジサンはそういう用途で使わないので平気&楽勝。風通しのいい広い8畳間で風に当ててたら臭いがかなり消えましたよ。次の日には近づかないと分からない程度まで激減、鼻を近づけるとまだかなり強烈に臭いますけどそのうち消えるでしょうな。
なので臭うランドリーボックスは本来以外の用途で使われると、とっても快適だとお申し上げておきましょうか。(笑)

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