写真生活、お役立ち

2025年6月 3日 (火)

撮影に使うテープいろいろ。

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ブツ撮りの撮影小物のアクリルキューブのことを少し前に書きましたが、ブツ撮りのみならず撮影のあらゆる場面で便利に使う小物に各種テープがあります。どこのスタジオでもどんなカメラマンでも必ず何がしかのテープは持っていると思いますな。
有名なのは「パーマセルテープ」現在は「シュアーテープ」という名前で販売されていますが、今でもパーマセルテープと呼ぶ人が多いカメラマンの必需品。
オジサンもスタジオで黒と白を使ってましたよ。かなり丈夫な紙製テープなので手でちぎれますし、しっかりくっつくのに貼ったり剥がしたりできて、貼り跡が残らないという実に便利なシロモノなのですな。
ティザー撮影の際にケーブル類を固定したり、一時的にトレペや背景紙、商品などを止めておくのに使ってましたよ。カメラのロゴを写り込まないように隠したり、レンズのピントリングが動かないように固定したりにもね。
「バミリ」と言って人物撮影で床にテープをT字型に貼って立ち位置のマーキングにも使ってましたな。バミリって「場を見る」から来た言葉だというのが有力な説ですが本当のところは分かりません、だけどカメラマンには通じる専門用語。(笑)
ま、そんなこんなであらゆる場面でパーマセルテープが活躍してましたな。ただこのテープお値段が3,000円ぐらいと結構するので、代用品で行けるところはホームセンターで安く売ってる養生テープやマスキングテープを使うのが今時かと。
ちなみにこれを書いている時点でヨドバシでは1インチ幅のが2,720円(税込)でした、やっぱ高いわ。昔はここまで高く無かったのですけどねぇ。(笑)オジサンも今使ってるのが無くなったら、もう買えないかと。
なので代用品として養生テープを使ってみましたが、安いけど粘着が弱いし、使い勝手があまりよろしくありませんな。なので最近は同じくホームセンターで売ってるマスキングテープを使っています。ただ養生テープもマスキングテープも黒が売ってないのよ。
で、パーマセルテープが高いので、じわじわ人気が出てきた「カモ井加工紙株式会社」のマスキングテープ黒を試してみましたが結構いけますな。
もうコレでイイかと思ってたら、この会社「mt foto」っていうカメラマンや映像従事に向けた専用テープも発売しています。スタジオ撮影時に役立つって書いてありますから興味津々。25mm幅×50mで1,210円とパーマセルよりは安いとはいえテープとしてはイイお値段。
なので今使ってるのが無くなったら試しに買ってみようかと。ま、当分先の話ですけどね。使ったことある方は使い勝手を教えていただければと思っていますよ。(笑)

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2025年5月10日 (土)

アクリルキューブがあれば良い。

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ブツ撮りと呼ばれる商品撮影の世界では、いろいろな撮影用小物が必要になります。カメラとレンズにライトと撮影場所があればOKというものではないのですな。商品を置いて撮るだけのことでしょってわけにはいかないわけで。
いかに効率よくキレイに撮るかってところで小物の準備や創意工夫が必要になるのですな。実際スタジオでは大量の商品を同じ角度で撮るために角度合わせの道具を作ってましたし、商品を撮影台から浮かせて撮るための台になるものを各種用意していました。
そういう小物類を書き出すとキリがないのでいちいち書きませんが、商品に合わせた小物は思った以上に多種多彩なわけで。
実家スタジオでは仕事で撮るのとは違いますから、ガッツリ必要なわけではないですけど、あったら便利なものってやっぱり欲しくなりますし、作れるものは自作しています。
自作できないものはAmazonなどで調達するしかないので、ほしい物リストに登録してセールで値下がりするのを待って購入したり、機材屋さんのセール情報をウォッチング。(笑)
で、そんな小物の中でどこのスタジオでもきっと常備しているだろうなってブツがアクリルキューブ。透明アクリルの塊ですけど、サイコロ型や円柱のものはブツ撮り小物のマストアイテム。
ワインや調味料、ドレッシングのボトル撮影には円柱形のアクリルの上に乗せて底の部分がキレイに見えるように撮るわけで。立方体や板状のアクリルは、商品を浮かせたり、開けた蓋の押さえに使ったり。透明ってところがミソでライティングの邪魔をしにくいのですな。
そんなアクリルキューブ、実は撮影用として売られているものは結構いい値段するのですな。撮影用品を扱う専門ショップで売ってる物って何でも高いのよ。(笑)
で、困ったときの100均ショップ。ダイソーで見つけたのがカードや値札、写真などをクリップで挟んで立てておくスタンド。スタンド部分が立方体のアクリルキューブだったので、コレは使えるとまとめ買いしてクリップだけ外しました。(笑)
さらに手芸用品コーナーで厚みのあるアクリルの板を見つけて何枚か購入。専門店じゃとても100円では買えませんからね。
アクリルの円柱はさすがに100均ショップでは売って無いので、店舗演出用品で検索。商品ディスプレイ用のもので宝石や時計などをショーウインドーに飾る際に使うものを見つけました。直径や高さ違いが色々あるのですが手頃なお値段で結構見つかりましたよ。
さっそく使っておりますが、やっぱりあれば便利ですな。ま、こんなものを用意してまでお家で写真撮る方はほぼいないと思いますけど、ちょっとでもいい感じで撮りたい方は、まず100均ショップに見に行ってみてください。(笑)

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2025年3月15日 (土)

固くて太いのはカメラを壊す。

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10.5インチのモバイルモニターを外付けモニターとしてカメラに繋ぐと、大きなファインダー代わりになって超便利ってのを以前書きました。この方法で撮りだすともう前には戻れませんよ、メニュー表示も大きな文字で見ることができますから老眼も関係無し。
さらにブツ撮りやテーブルフォトで撮影台の上の物を、角度やバランスを見ながら配置する際、モニターを見やすい角度に向ければそれを見ながら並べられます。
今までの様に少し動かしてはカメラの背面に回って液晶モニターを覗き込んで微調整を繰り返すという作業が無くなりました。バリアングル液晶じゃないカメラなので面倒くさかったのですな。(笑)
カメラとモニターはHDMIケーブルで繋いでいるのですけど、カメラ側の出力端子はマイクロHDMIという小さな端子なので別途変換するケーブルを購入して繋いでいます。
ところがこの変換ケーブルで失敗しちゃったと言いますか、買ったケーブルが硬くて太くてしなやかに曲がってくれないのですな、丈夫そうなのは良かったのですけどねぇ。
なので撮っててカメラの高さを変えたりした時に、ケーブルが引っ張られてカメラの端子部分に負荷がかかるんじゃないかと、恐る恐る動かしていたわけで。
勤めていた時、スタジオのカメラはUSBケーブルでパソコンと繋いでテザー撮影をしていました。
ケーブルが引っ張られない様にテープで貼り付けたりして、端子に負荷がかからない様に注意していましたけど、やはり使っているうちに端子がゆるゆる、パソコンからカメラを認識しなくなる故障が発生。端子基盤取り替え修理に何度か出しましたよ。
そんな経験もあってこの部分をなんとかしたいなと。今はデジタル一眼で動画を撮る方が多くなったので、カメラケージ(カメラの外枠を覆うフレーム状のもの)に付けるケーブルクランプがたくさん出回っています。
これでケーブルを固定しておけば引っ張られても抜けませんし、何かのショックが加わっても端子を壊すことも無くて安心なのですけど結構お高い。
しかもオジサンの使っている富士フィルムさんのX-T30はすでに販売終了の過去の機種ですから、それのアクセサリーなんてもう売ってないのですな。
こうなると手持ちの撮影小物でなんとかするしかありません。(笑)カメラにはL字ブラケットを付けているので、これを上手く利用すればいけるかと。
まずケーブルは細くてしなやかなのを探して購入し直しました。Amazonで「HDMIケーブル 柔らかい」で検索すると結構色々出てきましたよ。で、値段の一番安かった「THSUCORDS」ってメーカーのをチョイス。
これをカメラに付けてみて、それを受ける様にL字ブラケットに手持ちのアルカスイス互換のクランプを付けて下から支えました。
さらにそこにコールドシューアダプターとカメラネジを取り付け、ケーブルを挟み込んで動かないように固定しました。って文章で書くとわかりづらいですから写真で見てください。

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すご〜く不細工ですけど人に見せるもんじゃありませんからオジサン的にはOK牧場。(笑)
中古カメラ屋さんのジャンクコーナーで撮影に使えそうな小物を安く見つけてきては、ストックしておいて正解でした。こんな場面で役に立つとは思いませんでしたからね。(笑)これでケーブルの心配は無くなりましたよ。

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2025年2月13日 (木)

ねじ込んでられるか。アルカスイス互換じゃ。(笑)

実家の一部屋をスタジオにして、ブツ撮りやお家フォトに活用しておりますが、意外と面倒臭いのがクリップオンストロボの着脱。
ホームセンターで買ってきたアルミパイプに三脚ネジと同じ1/4インチネジを付けて、その先に小型の自由雲台、そこにストロボを装着したものをスタンドのグリップヘッドに挿して自在な位置と角度にできるようにしているのですけど、クリップオンストロボの台座のネジ穴につけるのが面倒なのですな。
って説明しても分かりづらい部分ではありますが、要するにネジ穴にねじ込むのってくるくる回して取り付けなくてはならないので、指先が痛いしスマートじゃないし、毎回これをやるのが面倒くさいなと。
で、この辺りをもっと楽ちんにできないかと思ってアルカスイス互換のプレートとクイックリリースクランプに順次置き換えてやろうかと作戦練り練り中。(笑)

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カメラにはアルカスイス互換の溝が切ってあるL字型プレートを付けていて、三脚に乗っけているギア雲台はクイックリリースクランプになっているので着脱がすごく楽ちんなのですな。
なのでこれをストロボなど今までネジで取り付けていた機材にも応用して着脱を簡単にしてやろうと思ったわけですよ。
すでにいくつかアルカスイス互換クランプは持っているのですけど、さらに増強してどこもかしこもアルカスイス仕様にしてしまえば、互換性のあるものはスマートに着脱できますからね。
もうチマチマねじ込んでられませんなってことで、Amazonで調べてみたところ山のように出てきます、もちろんほぼ全部中華機材メーカー。(笑)
元々はスイスの業務用機材メーカーのアルカスイスの規格。規格を公開をしているわけじゃないですけど、中華機材メーカーなどがこぞって真似しちゃったので気が付けば業界標準になっちゃったという。(笑)
見てみるとプロカメラマンにも定評のある名の通ったメーカーから、ノーブランドの怪しい品までわらわらと出てきますな、見てて楽しいですよ。サイズや形状も色々ありますしね。
そんな中からチョイスしたものを「欲しい物リスト」にじゃんじゃん登録。で、タイムセールなどでお値段がぐっと下がった時を狙って買うわけですよ。
見てるとこの手の撮影用品って、大きなセール期間だけでなく、意外と頻繁に価格が変動しますな。欲しい物リストに入れているとそれが一目瞭然なので実に便利。なので毎日のチェックは欠かせません。
今年のスタジオ増強計画はアルカスイス互換からスタートしようかと思っています。(笑)

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2025年1月12日 (日)

さすが、タミヤのブラシはよくできている。

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昨年は色々あって必要に迫られてたくさんのものを買いましたが、昨年買ってたのにお買い物ランキングに登場せず、年度をまたいじゃったのがいくつかあります。お買い物年度的には2024年のブツ。
ブログのネタにするには弱いと言いますか、書きようがなく面白さが伝えにくいものは取り上げることはしませんが、年度をまたごうがイイもんはエエですから、そういうもんは記事にしますよ。
で、タミヤ クラフトツールズ No.78の「モデルクリーニングブラシ 静電気防止タイプ」をご紹介。
展示と言いますか、飾ってるプラモに付いたホコリを払うブラシなのですけどね、戦艦のプラモの機関銃なんて、すご~く細くて折れそうな部品でしょ。そんなのに乗っかったホコリを払っても大丈夫な、毛先が超ソフトな柔らか毛なのですな。
オジサンの枯れてコシの無くなった頭髪よりもうんと柔らかな毛先でプラモを傷めずにホコリ除去ができるスグレモノ。ただしオジサンはプラモには使いません。ブツ撮りの際のホコリ払いに絶賛使用中。静電気防止ってところがさらにイイですな。
通常はダイソーのメイク用品売り場で売ってる「携帯用メイクブラシ」を使っているのですけど、これはこれでいい品物なのでこれからも使い続けますけど、それにプラスしてタミヤのブラシでさらに物撮りを快適にしています。(笑)

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物撮りをやってみるとよくわかるのですけど、被写体になるものをしっかり拭いたりしてキレイにして撮ってても、撮った写真を拡大してみると意外とホコリやゴミが乗っかってるのですな。
ブログに使う写真の場合は、サイズが小さいのでそこまで神経質にならなくても大丈夫なんですけどね、拡大して見えてると気になるわけで。
カメラを被写体にして撮る時はダイヤルやボタンの根元あたりに溜まってるのを除去。
レンズのピントリングの滑り止めパターンにちまちまホコリが付いてるとイラっときますからね、徹底的にクリーニングしてブロアーで吹き飛ばしてから撮らなくてはなりません、職業柄身に付いたクセと言いましょうか。何だか気になるのですな。
そんなの後からPhotoshopで何とかすればって意見もあるでしょうが、画像処理でのごみ取りってイライラしますから撮影時にちゃんと除去しておく方が後が楽なのですよ。
このブラシ、柄の部分のキャップを外すとミニブラシも付いてて一本二役。購入時価格は税込1,327円でダイソーのメイクブラシよりはるかに高額ですが、毛先の柔らかい絵筆で代用するよりも、専用品ですから結果的に安く付くと思いましたね。
しかもタミヤさんのブツですから信頼度は高いかと。ブツ撮りって色々なものを創意工夫で流用したりする場面が多い撮影ですから、こういうスグレモノを見つけるのも楽しかったりしますね。(笑)

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2024年11月16日 (土)

外付けモニターにグリッド表示でもっと便利に。

モバイルモニターと呼ばれる外付けモニターをデジカメに繋いで、でっかいファインダーとして使うようになって、ブツ撮りやお家フォトが実に快適。ホント効率よく撮影できてはかどってますよ。老眼鏡かけたり外したりしながらモタモタやってたのがすっかり無くなりましたからね。(笑)
ま、便利になったことになんの不満もないのですけどね、大きなモニターのおかげで不便なところも拡大されてしまったのですな。
オジサンの使っているのは富士フィルムさんのX-T30、他のXマウントカメラも多分同じ仕様だと思います。背面の「DISP/BACK」ボタンを押すごとに、ファインダーや背面モニターの表示が一般的な「スタンダード」文字やアイコンの無い「情報表示無し」文字とヒストグラムが表示される「INFO画面」の3つに切り替わるようになってます。

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オジサンはブツ撮りの際には余計なものは表示してほしくないので「情報表示無し」にして撮ってて、必要な時だけ「DISP/BACK」ボタンを押して表示させるようにしているのですな。
ところがこの表示が小さくて見づらいので「情報表示拡大モード」をONにして大きな文字にするのですけど、この設定だと「DISP/BACK」ボタンで「情報常時無し」が選べなくなるわけで。
なので「情報表示拡大モード」をファンクションに割り当てて必要な時だけ大きくなるように別に設定。デジカメってこういう設定がホントややこしいですなぁ、しばらくすると忘れてしまいますよ。(笑)
なんでこんなに表示にこだわるかと言いますと、フレーミングガイドという名のグリッド表示を使いたいからなのですな。画面に方眼を表示してくれる機能で9分割と24分割が選べるようになってます。
カメラの水平垂直の確認や構図を決めるのに便利なのでブツ撮りでは必需品。ところが「情報表示無し」を選ぶと当然ながら表示しません。
取扱説明書を見てもグリッドのみを表示させる方法は見つからず、「DISP/BACK」ボタンで表示のある無しを切り替えるしかないわけで、コレいちいちやるのも面倒くさい話ですよ。(笑)
で、何かいい方法はないかと考えました。要するにカメラ側でグリッド表示させようとするから面倒くさいわけであって、外付けモニターにハナからグリッド表示させておけばカメラは常に「情報常時無し」で運用できますやんって思いついたわけで。
工作は簡単、100均ショップで買ってきた透明の下敷きを外付けモニターの画面サイズにカットして、カッターで方眼に筋目を入れるだけ。これを画面に乗せればグリッド表示の完成。必要無い時は外せばいいだけなのでカメラの操作は一切なし。
筋目を入れるのに手持ちのPカッターを使いました。アクリルなどの硬質プラスチックをカットするカッターで、切るのじゃなくて引っ掻いて溝をつけ、パキッと折ってカットする仕組みのカッターナイフ、写真手前に写っている黄色いのがそれです。
早い話方眼状にキズを入れたプラスチック板を作ったわけで、簡単に作れる割に使い物になって便利ですよ。

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2024年11月10日 (日)

雲台親子亀仕様で活躍するハスキー3段三脚。(笑)

見た目が不細工だとか、コレっておかしすぎません?ってのはもうどうでも良くなりましたな。何しろ像が踏んでも壊れないアーム筆入れならぬ、転けそうになったオジサンが思わずつかまってもびくともしない頑丈だけが取り柄なハスキー3段三脚をガッツリ使うためですからね。
事の次第はこういうことです。今まで使ってたNEEWERの三脚は十分働いてくれてますし、センターポールが水平にできるので俯瞰撮影もセットしやすく便利ですからまだまだ使います。
だけど実家スタジオは広さがあるので、我が家では大きすぎてほとんど活躍できなかったハスキーの三脚を遊ばせておくのはもったいないと思ったのですな。仕事でも同じものを使っていたので、使い勝手は分かってますし、使い慣れてるのもありました。
なのでNEEWER三脚に付けていたギア雲台「SWFOTO GH-PRO Ⅱ」をハスキーに載せ替えれば完了、めでたしめでたしだったのですけどね、ここで問題勃発。(笑)
オジサンのハスキー3段三脚はもうかれこれ30年以上使ってるものなのですけどね、雲台が外せない「ヘッド一体型エレベーターポスト」と呼ばれるセンターポールと雲台が一体型タイプなのですな。
その頃はこのタイプしか輸入されてなかったのかどうか分かりませんが、これを「分離型」タイプのに取り替えないと雲台が付け替えられないわけで、約2万円かかります。
センターポールだけに2万円なんて出せませんよ。しかも取り替えたら前のは使い道がなくなるわけですからね。このご時世にそんな無駄&もったいないことできませんな。
というわけで雲台が外せないのならその上にギア雲台を乗っければイイじゃんって閃きました。親亀の背中に子亀を乗せて〜♪な雲台の上に雲台を乗せる親子亀仕様、おんぶバッタスタイルとも言えるかと。(笑)

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もうね、ハッキリ言って見た目は不細工です、アホの所業と言われかねない雲台2台重ね。ハンバーガーのパティ2枚重ねとは違う味わいの何ですかコレ?な見た目ですからね。
最初「コラあかんな」って思いました。ところが人も雲台も見た目で判断してはイケマセンな。想像以上の使い勝手の良さだったという。(笑)
NEEWERの三脚+ギア雲台だけで使っていた時に比べて、長年使い慣れてるハスキーの雲台でまずはざっくり構図を決められるので、ギア雲台はほんのちょびっと微調整するだけで済みます。これが意外と便利で効率が良かったという意外な結果。
しかも頑丈なハスキー三脚は外付けモニターをつけようがバッテリーをぶら下げようがびくともしません。脚を最長まで伸ばすとちょっと不安定と言いますか、揺れてしまうNEEWERの三脚とは別次元の安定感。ま、大きさも重さもお値段も別次元ですけどね。(笑)
ハスキー三脚はセンターポールがクランクを回せば上下できるクランク式、重いカメラを乗せてても楽々上下できるので、長時間の撮影ではストレスフリーなのですな。
見た目がカッコ悪い雲台2台重ねですけど、撮ってる姿より使い勝手優先ならコレも有りかと。なので雲台は2台重ねて初めて真価を発揮する一例として記事にしました。(笑)

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2024年11月 3日 (日)

外付けモニターは、でっかいファインダーですわ。

外付けモニターで確認しながら撮影したらスゴク快適ってことに全く気が付いてなかったオジサンは、さっそく届いたモバイルモニターを繋いで快適ブツ撮り中、ホンマにエエですわ。(笑)
前の記事でも書いてますが、動画を撮る方がよく使ってる7インチでは、カメラの背面モニターを拡大させました程度の大きさなので、ちょいとばかり役不足。
とはいえあまり大きすぎるのも取り回しが面倒ということでEVICIVってメーカーの型番M105T01-Sという10.5インチモバイルモニターをチョイスしました。
さっそくカメラと繋いで表示テストしたところバッチリ。なので実際に物撮りに実践投入と行きたいところだったのですけどねぇ。
このモニターはパソコンのサブモニターやゲーム機と繋ぐのがメインのようで、三脚に付けるためのカメラと同じ1/4インチサイズのネジ穴はありません。なのでiPadなどを三脚に付けるタブレットホルダーを購入して付けるしかないのですな。
で、考えました。モニターの裏側中央にはVESA規格の75mm間隔のネジ穴が2つあるのでこれを利用すればなんとかなるんじゃないかと。VESA規格というのはモニターやテレビなどを、壁掛けしたりアームやスタンドに付ける際の国際標準規格です。
で、この穴のピッチに合う金具をホームセンターに探しに行きました。見つけたのは棚板などを固定したり、柱を補強したりするための建築用金具。一定間隔で穴が空いた板状のもので、まっすぐのやL字型に曲げてあるのやら色々売ってます。
その中から75mmピッチでM4ネジの入る穴が空いてる黒のL字金具を見つけました。これをモニター裏側に付けて、L字に曲がったところにカメラネジを付ければ完成。

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カメラネジはオールド&クラシックカメラでよく見かける、専用革ケースをカメラに留めるのに使われていたもので、ジャンクカメラのをストックしていたのでそれを流用。
で、これをマジックアームとカニクランプで三脚の脚に取り付けて見やすい角度に調整し、ケーブル類を繋いでさっそくブツ撮りをしてみました。
まずピント合わせが実に楽、カメラの傾きを直すのもやりやすい。なにしろ大きな画面でしっかりチェックできますから当然なのですけど、ホント画期的に快適になりました。モニターを手元に置いておけば、高い位置からや俯瞰撮影でも楽々チェックできますしね。
言ってみれば大画面のファインダーが手元にあるわけですから便利にならないわけがないという。さらに撮った後の確認も隅々までチェックしやすくて作業効率爆上がり。(笑)

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想定外と言いますか、意外と便利だったのがフィルムの複写(デジタイズ)の時。大きな画面でフィルムがちゃんとセンターに来ているか、傾いてないかが確認できるので、作業が格段にはかどりましたよ。
で、良いことづくめの外付けモニターですけどね、電源給電用のUSBケーブルがそんなに長くないので、電源アダプター用に延長コンセントは必要かと。
試しにモバイルバッテリーを繋いでみたら使えたので、コレを三脚にぶら下げる手もありますけど意外とバッテリーの消耗が激しい。(笑)
これからのブツ撮りはこの外付けモニタースタイルがデフォルトになるでしょうな。もう以前のスタイルには戻れないと思います。

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2024年11月 2日 (土)

お家フォトの不便を一気に解決、外付けモニター。

お家フォトやブツ撮りで、なんでもっと早くコレを導入しなかったのかって思ったのが外付けモニターを使った撮影。画期的っていうぐらい使い勝手が良くなったのに、そういう使い方に気が付いてなくて全くノーマーク。
そもそもデジカメのビデオ出力端子はテレビで撮った写真を鑑賞するためのものって思い込みがマチガイの元でした。動画クリエーターやYouTuberが一眼デジカメに小型サブモニターを繋いで撮影している姿は何度もネットで見ていたのにも関わらず気が付かなかったという。
外付けモニターをファインダー代わりにすれば構図やピントを大きな画面で確認できるのにほんまアホでしたわ。(笑)
ふだんブツ撮りで不便だなと感じてたのが、高い位置からの撮影や俯瞰撮影。カメラ位置の関係でファインダーを覗けないので、カメラのチルト液晶モニターを見やすい角度にして撮ってたのですな。ただ画面が小さいので老眼オジサンには辛い撮影状況。
富士フィルムさんのXAppアプリのライブビュー撮影機能でiPadに表示してみたのですけど、遠隔操作ができるだけで全然便利じゃないというガッカリ機能。(笑)
で、写真家の新藤修一さんの過去動画にミラーレス一眼に13インチ外付けモニターで、エイトバイテン(8×10)カメラで撮ってた時の感覚って出てたのですな。「コレや、コレやがな」ってわけでさっそく真似しました。(笑)
まず外付けモニターが必要なので調べまくりましたが、出てくるのは動画関係の人ばかりで、しかも7インチクラスのかなり小さなモニターがほとんどだったので参考になりませんでした。(笑)
スチル撮影ですから7インチじゃ小さすぎてねぇ。(笑)とはいえ新藤さんと同じ13インチはさすがに大きくて、ここまではいらないかと思ったので10インチクラスのモバイルモニターを探しました。ノートパソコンと一緒に持ち歩いてサブモニターにしたりするやつね。
ところがAmazonで検索すると、出てくるのは聞いたこともない中華謎メーカーのオンパレード。ちょっとお高い国内ブランドのも中身は中華製みたいなので、この訳の分からない信頼できるのかも不明な、謎メーカーの海の中から探さねばなりません。(笑)
1万円以内で買える10〜11インチクラスという条件で候補を何機種かピックアップ。さんざん迷った挙句「EVICIV」ってどう読むのか分からないメーカーの10.5インチモバイルモニターがタイムセールで1万円切ってたのでポチりました。

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カメラと繋いで実際に表示させるまで不安でしたけど、届いたのはちゃんとした箱だったのでちょっと安心。(笑)中身はモニターにスタンドにもなるカバーが付いた本体、日本語の取扱説明書、ミニHDMIケーブル、USBタイプCーCとタイプAーCケーブルに電源アダプター。
カメラはマイクロHDMI端子なので、変換ケーブルが必要ですから一緒にAmazonで注文してました。で、繋いでみたところ大きな画面で見やすいこと。これは撮影が楽しくなりそうな予感しかしませんな。
というわけで今回はここまで、使用感は後日。

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2024年10月19日 (土)

外せないプロの動画を二つ。

料理のレシピをネットで検索すると、以前は文章と写真による手順説明のものでしたが、今時は動画が主流になってますな。
例えば説明文で「炒めた野菜がしんなりしたら」とか「焼き色がついたら」なんて書いてあっても、実際やってみるとその加減が掴めなかったりします。
ところが動画だと「これくらいでOKなんや」って判断基準が掴みやすいと言いますか、一目瞭然でホント分かりやすい。
そんな困った時に役に立つ動画がネットには星の数ほど転がっているわけですから、分からないことはすぐに調べが付く良い時代ですなぁ。もちろん信用できない眉唾物の動画も山ほど出てきますけど。(笑)
チャラい見た目で大丈夫かコイツってな感じなんだけど、すごく丁寧にきちんと検証しているレビュー動画を以前見ました。購入する側の目線でツボを押さえて検証してたりするので、こういうのは役に立つなぁと。なので人を見た目で判断してはいけませんな。(笑)
写真関係の動画はよく見るのですけど、この人の動画は面白いなと思っても何本か見ると飽きてしまって、ずっと見続けてるのは案外少ないのですな。なので巡回コースに入れて見続けているのはプロの動画ばかりになってます。
ま、ネットってその時々の自分にとって、一番欲しい情報と言いますか、役に立つ情報を探しているわけで、オジサンが知りたいことはプロじゃないと答えにならない、もしくは信用したくないってところがありますのでね。
で、ホントお世話になってますと言いますか、お家フォトやブツ撮りに、ガッツリ役立たせてもらってますって動画がこの2本。
ひとつは鈴木遥介さんの「写真撮る人鈴木遥介」という動画、もうひとつが「白ひげ」を名乗る写真家、新藤修一さんの動画
鈴木さんはEC・ネットショップ向け商品撮影を仕事にされているそう。その職能を活かして商品撮影のテクニックや機材のレビューなどを見せてくれるのですけど、実に簡潔で無駄なく的確な動画なので分かりやすいのですな。
実際に撮ってみた作例や比較検証も多く淡々と進んでいくので、ちょっとオンライン授業っぽいですけどホント分かりやすくってオジサンは随分参考にさせていただいております。(笑)
もうひとつの新藤さんのはブツ撮りのテクニックや機材のレビューももちろん動画にしておられるのですけど、オジサンが好きなのは工作系の動画。機材と言いますか撮影用品の改造や改良にとどまらず、無いものは作ってしまうところがスゴイなぁと。
で、デュフューザーやトレペを四角い枠に貼った「フラッグフレーム」という撮影用品があるのですけど、新藤さんの「超軽量フラッグフレーム」を自作する動画に触発されて、真似してオジサンも作りましたよ、下の写真がそれです。

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軽いので取り回しがしやすくブツ撮りの際には欠かせない道具になってます。これを使うとライト1灯しか無くてもきれいに撮れますからね。(笑)
Amazonで機材購入の際にも、このお二人の動画は参考になりますね、他のレビューも見ますけど参考にならないのが多くて。なのでこのお二人のがオジサンの中では信頼度トップですよ。

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