クラシッククロームのコダクローム感。(笑)
富士フィルムさんのフィルムシミュレーションの中にはリバーサルフィルムをお手本にしたものがいくつかあるのですが、フィルム時代にはリバーサルフィルムばかり使っていたオジサンには、どれもできが良くてデジタルでこのテイストを楽しめるのが富士フィルムさんを使う理由でもありますな。で、その中の「クラシッククローム」について書かせていただこうかと。
オジサンは普段、ブラケティング撮影にフィルムシミュレーションを設定していて、1回シャッターを切れば同じ構図と露出でフィルムのテイスト違いの3カットが撮れるようにしています。
結果的に撮影数は3倍に増えてしまうのですけど、RAWで撮って後から画像処理という撮り方をせず、JPG撮って出しなオジサンには、たとえ大量になっても後からセレクトしてOKカットだけを残すほうが、フィルムで撮っていた時の感じに近くてイイのですな。
フィルム時代はリバーサルフィルムの「Velvia」が常用だったのでまずコレが基本、白黒も好きなので「ACROS」でも撮っておきたいなと。で、残ったあと一つのブラケティング撮影にどのフィルムシミュレーションを割り当てるかなのですけど、クラシッククロームを選んでいます。
同じリバーサルフィルムの「PROVIA」や「ASTIA」も選べるのですけど、クラシッククロームの雰囲気とテイストが好みなのですな。
富士フィルムさんのHPによるとクラシッククロームって「20世紀のグラフジャーナル誌に使われた写真のような色再現を目指したフィルムシミュレーションです。彩度は低め、暗部の諧調を硬めに設計されており、ドキュメンタリータッチでリアリズムを求める写真を撮る際などに最適です。」となっています。
オジサンは初めてクラシッククロームで撮ったとき「これってまさしくコダクロームですやん」って思いました。(笑)
富士フィルムなので競合するコダックの製品名は口が裂けても言わないと思いますから「20世紀のグラフジャーナル誌に使われた写真」なんていい方をしてますけど、オジサンの印象はあの名フィルム「コダクローム」の落ち着いた渋い色調を思い出させる印象でした。
この20世紀のグラフジャーナル誌ってズバリ「LIFE誌」のことでしょうな。ハッキリとは言わないでしょうけど、間違いないと思いますよ。(笑)
コダクロームは外式フィルムと言われる種類のフィルムで、現像には時間もかかり高かったので数回しか使ったことがないのですけど、内式フィルムとは全く違う、渋くて鈍い感じの濃厚な色調はハッキリ覚えています。その頃のカメラやレンズのカタログに載ってた、プロの作例もコダクロームが多かったですな。
なので富士フィルムさんのフィルムシミュレーションがこれを手本にしていることは間違いないかと、コダクロームを使ってたり知っている方で同じ印象を持たれた方も多いと思います。(笑)
生産終了からもう何年も経ってる伝説のフィルムですけど、このテイストがデジタルで楽しめるのはホントありがたいとしか言えませんよ。
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