フィルムのこと

2026年1月24日 (土)

ありがとうをリバーサルフィルムに。

写真&カメラとのお付き合いはずいぶん長いですが、最初の頃はモノクロフィルムをメインに使ってました。自分で現像とプリントをやっていたわけで。フィルムは入り浸っていた写真屋さんの店長がフィート缶から巻き直して格安で売っていたトライXを常用してましたよ。
撮影後現像したフィルムはどんどん増えていくのに、印画紙が高くてジャンジャン使えなかったのでプリントはそんなに出来ませんでした。なのでもっぱらコンタクトシートを作って、それをルーペで眺めて楽しむという。(笑)
今も昔も写真&カメラって本格的になればなるほどお金がかかるのは一緒ですから、お金をかけられないと、どうしてもショボくなってしまうという。(笑)
働き出して自分の稼ぎが出来ると印画紙は買えるようになりましたが、今度は現像やプリントをするための時間が取れなくなって、徐々に遠のいていきました。
ちょうど写真屋店長のアドバイスで露出計を使って、リバーサルフィルムで撮るようになったのも自家現像をやらなくなった原因だったかと。
リバーサルフィルムは露出がシビアってよく言われますが、ホント最初の頃はまともに撮れませんでしたよ。だけど露出がドンピシャで決まった時は実に美しくてライトボックスの上でずっと眺めてましたな、ホントきれいでしたからね。(笑)

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それ以来リバーサルフィルムをメインに使うようになっていきました。モノクロ写真はネガフィルムですから、多少の露出の過不足はプリントの際に救済できます。覆い焼きや焼き込みでコントロールできるわけで。
ところがリバーサルフィルムは撮影現場での判断の良し悪しが結果に直結、オジサンはそこに醍醐味を感じたと言いますか、楽しいと思ったのですな。
撮りたいものを前にして、露出計で測りその値からアンダーやオーバーにどれぐらい露出を振るのか、そのさじ加減が面白いところですから、自分の判断の結果がはっきりと出るリバーサルフィルムが一番性に合っていたのだと思います。
デジタルになって写真はフィルムという物ではなく、データになってしまいました。だけどデジタルカメラで撮った写真をパソコンの画面で眺めるというのは、ライトボックスでリバーサルフィルをルーペ片手に見ているのと似ているなって思いましたな。(笑)
現像上がりのリバーサルフィルムをライトボックスでチェックしていた時の感覚と言いましょうか、そんなのを感じてしまったわけで。
あれだけメインで使いまくっていたリバーサルフィルムも、あまりの価格高騰に手が出なくなって、使わなくというより、使えなくなってしまいました。チャンスがあれば使いたいという気持ちはありますが、多分もう使うことは無いでしょうなぁ。

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2026年1月18日 (日)

最後にフィルムで撮ったのはいつだったか。

もう半世紀ほど前になりますが、高校生の頃人気があったのはバイク、オーディオ、楽器、カメラでしたな。工業高校で男子校でしたから一番人気はやはりバイクでしたよ。
バンドやってるやつはエレキギターが一番だったかと。オーディオとカメラはそれに比べると地味で少数でしたけど人気はありました。
オジサンもその頃に写真&カメラに目覚めたわけですけど、あの頃はフィルムが今のような状況になるなんて想像もつきませんでしたな。デジタルカメラなんて影も形もなかった頃でしたから、フィルムは永遠だと普通に思ってましたからね。
デジタルが勢力地図を塗り替えてフィルムの種類が減って、値段が高くなって手が出なくなるとは夢にも思わず、フィルムでガンガン撮ってました。(笑)
特に働き出してからは自分の稼ぎを注ぎ込めますからね、常に何種類かのフィルムをストックしてあって、切らさないようにヨドバシに買い出しに行って爆買いしてましたよ。(笑)その後クラシック&オールドカメラに手を染めてさらにエスカレートして行ったわけで。(笑)
オジサンが本格的にデジタル一眼レフを使うようになったのが2003年だったのですけど、クラシック&オールドカメラはフィルムでしか使えませんから、まだまだデジタルがメインでは無かったですし、フィルムもまだ高くなかったですからデジタルだけになるとは思わず、このまま併用していくのだろうなと思ってました。
ところがじわじわとデジタルの波に飲まれて、フィルムは生産終了になるものが出てきたり値上がりし出したわけで。
徐々にフィルムを使う頻度が少なくなっていったのは、デジタルの性能が上がってきたのもありますが、やはり経済的な部分が大きかったですな。高くて手が出なくなったのと現像代もプラスしてお財布を圧迫しましたからね。(笑)って笑えなくなって徐々に撤退。
最後にフィルムで撮ったのはいつだったかと、撮影記録を調べてみると2019年の8月に「PERKEO Ⅰ」という6×6判のスプリングカメラで撮ったものでした。

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記録によると2017年から急激にフィルムでの撮影が減って2019年が最後だったのが分かりましたよ。6年半ほどフィルムで撮ってないわけですけど、この先フィルムを使うことはもうなさそうですから、これがフィルム撮影の最後だったと言っていいかと。
思えば40年以上フィルムを楽しんだと言いますか、オジサンの写真ライフを支えてくれたわけですから感謝しかありませんが、フィルムはずいぶん遠くに行ってしまったって思いますね。
まだまだフィルムで楽しんでおられる方もたくさんいますし、新しいフィルムカメラが発売されたりしていますから、フィルムの灯はまだ当分消えないとは思いますが、オジサンにはもう無理ですなぁ。(笑)

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2025年8月24日 (日)

フィルムの味わいが必ずしも良いわけでは。(笑)

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この先フィルムを使うことは果たしてあるのでしょうか。現状ではお先真っ暗と言いますか、限りなく絶望的な状況。(笑)
何度か書いておりますが庭から温泉でも出てくれたら、富豪・貴族のフィルム写真ライフが実現できると思いますけどねぇ。
フィルムで撮って来た年月の方がまだデジタルよりも長いオジサンですが、だけどどうしてもフィルムで撮りたいモノがあるのか?って聞かれたら「もう十分使いました」って答えますなぁ。正直言うと「ビンボーでフィルム買えなくなりまして」が事実&現実なのですけどもね。(笑)
なのでオジサンの許しもなく勝手に値上がり遠ざかって行ったフィルムに、ある意味踏ん切り付けるきっかけにはなりましたな。(笑)
なので最後っ屁と言いますか、フィルムを使っていた頃に感じていたアカンところをあえて書いて、もうフィルムに戻らんでも全然OKでっせと自分を納得させようかと。(笑)
今時はフィルムを知らない世代がフィルムを体験してみて、その写り具合にエモいなんて言ってる時代ですが、それってフィルムならではの弱点や欠点を面白がってるようにしか見えないのですな。
デジタルに慣れた今の目で見ると、ネットに上がっているフィルムで撮りました写真を見ても欠点が写ってて良さを感じなかったりしますな、特にシャープさにそう思いますね。
オジサンは街を撮り歩いているので建築物がシャープに写って欲しいというのがあって、フィルム時代は低感度のフィルムを使ってフォーマットの大きな中判カメラで撮ったりもしました。
フィルムの粒状感が好きじゃなかったもので、それを抑えたくてそういう撮り方したりしてたわけで。(笑)
だけど今使っている富士フィルムさんのミラーレスカメラで撮ったものの方が実は遥かにシャープなのですな。拡大すると分かるのですがフィルムの粒状性を超える画素数のデジタルで撮った方が当然シャープという分かりきった結論。なのでデジタルがすでに超えてます。
それからフィルムは高感度に弱かった。高感度カラーネガフィルムで撮ってプリントした写真って、ザラザラの描写でガッカリした覚えがありますよ。思えばたかがISO800や1600でしたけど高感度フィルムって呼ばれてましたなぁ。(笑)
対して今のデジタルカメラじゃ、そんなのは高感度の内に入らないぐらい、もっと超高感度で撮影できてしかもキレイ。三脚持たずに夜の繁華街を撮り歩けて感動しましたからね。なのでここはデジタルの圧勝かと。
さらにラチチュードの狭さもフィルムならではでしたな、リバーサルフィルムファンだったのでその辺りが実にシビアだったわけで。
露出のわずかな違いで、黒く潰れたり白く飛んだりしました。どちらを優先して撮るかを現場で考えるのが撮影の醍醐味でしたけど、できればどちらも活かしたいわけで。
昔のデジタルカメラは諧調表現がひどいものがありましたが、今時の機種は全部優等生。パソコンで拡大するとちゃんと階調があるのが分かりますからね。ここもデジタルがフィルムを超えてしまったかなぁと思います。
で、トータルするとオジサンが必要としているものはデジタルにはあってフィルムにはもう無いよなって結論にたどり着きました。
なのでもし庭から温泉が出たらフィルムしこたま買ってなんて思ってましたが、高〜いデジタルカメラを金に糸目をつけずにジャンジャン買うことに、方針変更させていただくことにします。(笑)

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2025年4月12日 (土)

一生モノのカメラに、一生買えないフィルム。

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富士フィルムさんのエイプリールネタじゃない、ガチなニュースで4月1日からフィルム価格改定といいますか、値上がりすることを知りました。
フィルムの値上がりニュースが出るたびに、このブログで取り上げてきた記憶があるのですけど、きっとこの先も間違いなく値上がりしていくものなのだと思います。
それに不平不満を言うのは簡単ですが、フィルムって化学製品ですから必要な薬品の調達や、それが環境負荷などの影響で製造されなくなった場合、代替を探したりしなくてはなりません。
さらにフィルムだけ作って売りっぱなしは出来ませんから、現像処理に必要なもののインフラ維持など、フィルムを使うための大きな枠組み全体を、将来に残していかないと使うことはできません。
そう思うと値上がりしようが作り続けてくれていることに感謝しかありませんな。製造終了になればフィルム文化はそこで終わり、「フィルムで撮ったらエモ~い」なんて言ってられなくなりますからね。
今まで当たり前にあったものが無くなるというのは人類の歴史と進化にはつきものですから、フィルムだっていつ無くなってもおかしくないって頭の隅っこで思いつつ、値上げを受け入れませんと。とはいえオジサンにはやっぱりもう高すぎて手が出ませんなぁ。(泣)
思えば水銀が環境汚染防止で使えなくなって昔の体温計は絶滅しましたし、蛍光灯も2027年で終わりってテレビCMが流れてますな。
カセットテープ、ビデオテープ、フロッピーディスクにMDなんてメディアもそれを使う機器が生産されなくなったら消えて行きましたしね、まだ僅かに製造してくれているものもありますが、いつまで持つかなって思います。
CDやDVDもいずれは無くなるでしょうね。そうそう8トラックのでかい音楽カセットなんてのもありましたな。カラオケ黎明期にはスナックの必需品でした。(笑)
写真&カメラの世界ではオジサンが覚えているのは、円盤状の「ディスクフィルム」に、APS-Cのいわれの元だった「アドバンスドフォトシステム」ってフィルムの規格。鳴り物入りで登場したものの、普及せず消えて行きましたな。
そう思うと細々と110(ワンテン)フィルムが販売されているのはすごいことかもしれません。(笑)
今回の値上げの中でオジサンが息の根を止められちゃった感があるのが、リバーサルフィルム 135/120サイズが約31~52%値上げってところ。トランプさんの関税率引き上げよりもエグいって笑えねぇ。
リバーサルフィルムが一番使ってきたフィルムですのでコレは痛い、一気に使いたかった気持ちが遠のきましたな。
今でもどうしても手放したくないフィルムカメラを何台か温存と言いますか、動態保存していつでも出場できるようにしていますが、カメラは一生モノでもフィルムが一生買えなくなるとは思いませんでしたよ。
「泣き言垂れてんと、フィルム代しっかり稼いだらエエだけじゃいボケ」って声も聞こえそう。なので本気で庭に温泉が出るまで掘り続けようかと。(笑)

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2024年1月 6日 (土)

クラシッククロームのコダクローム感。(笑)

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富士フィルムさんのフィルムシミュレーションの中にはリバーサルフィルムをお手本にしたものがいくつかあるのですが、フィルム時代にはリバーサルフィルムばかり使っていたオジサンには、どれもできが良くてデジタルでこのテイストを楽しめるのが富士フィルムさんを使う理由でもありますな。で、その中の「クラシッククローム」について書かせていただこうかと。
オジサンは普段、ブラケティング撮影にフィルムシミュレーションを設定していて、1回シャッターを切れば同じ構図と露出でフィルムのテイスト違いの3カットが撮れるようにしています。
結果的に撮影数は3倍に増えてしまうのですけど、RAWで撮って後から画像処理という撮り方をせず、JPG撮って出しなオジサンには、たとえ大量になっても後からセレクトしてOKカットだけを残すほうが、フィルムで撮っていた時の感じに近くてイイのですな。

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フィルム時代はリバーサルフィルムの「Velvia」が常用だったのでまずコレが基本、白黒も好きなので「ACROS」でも撮っておきたいなと。で、残ったあと一つのブラケティング撮影にどのフィルムシミュレーションを割り当てるかなのですけど、クラシッククロームを選んでいます。
同じリバーサルフィルムの「PROVIA」や「ASTIA」も選べるのですけど、クラシッククロームの雰囲気とテイストが好みなのですな。

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富士フィルムさんのHPによるとクラシッククロームって「20世紀のグラフジャーナル誌に使われた写真のような色再現を目指したフィルムシミュレーションです。彩度は低め、暗部の諧調を硬めに設計されており、ドキュメンタリータッチでリアリズムを求める写真を撮る際などに最適です。」となっています。
オジサンは初めてクラシッククロームで撮ったとき「これってまさしくコダクロームですやん」って思いました。(笑)
富士フィルムなので競合するコダックの製品名は口が裂けても言わないと思いますから「20世紀のグラフジャーナル誌に使われた写真」なんていい方をしてますけど、オジサンの印象はあの名フィルム「コダクローム」の落ち着いた渋い色調を思い出させる印象でした。
この20世紀のグラフジャーナル誌ってズバリ「LIFE誌」のことでしょうな。ハッキリとは言わないでしょうけど、間違いないと思いますよ。(笑)

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コダクロームは外式フィルムと言われる種類のフィルムで、現像には時間もかかり高かったので数回しか使ったことがないのですけど、内式フィルムとは全く違う、渋くて鈍い感じの濃厚な色調はハッキリ覚えています。その頃のカメラやレンズのカタログに載ってた、プロの作例もコダクロームが多かったですな。
なので富士フィルムさんのフィルムシミュレーションがこれを手本にしていることは間違いないかと、コダクロームを使ってたり知っている方で同じ印象を持たれた方も多いと思います。(笑)
生産終了からもう何年も経ってる伝説のフィルムですけど、このテイストがデジタルで楽しめるのはホントありがたいとしか言えませんよ。

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2023年11月19日 (日)

フィルムスキャナを手本にデジタイズ。

その昔フィルムで撮った写真をパソコンで扱おうとすると、フィルムスキャナしか手がありませんでした。今ならデジカメを使ってデジタイズが一番手っ取り早い方法でしょうけど、その頃はデジカメがまだ無かった時代。
オジサンもフィルムスキャナはミノルタ、キヤノン、エプソンと色々使いましたよ。35mmフィルムは最終的にニコンのSUPER COOLSCAN 4000EDで完結。高かったけどホント良いフィルムスキャナで、これでスキャンしたデータは今見ても全く遜色ありません、だけど使いすぎてある日突然お亡くなりに。
その後2000万画素を超えるデジタル一眼で複写すれば十分なのが分かって、EOS 5D MarkIIにEF100mmF2.8マクロレンズでデジタイズ。RAWで撮って現像処理でフィルムの感じに追い込むって流れでやっていたのですな。コレもねぇ結構いい線行くのよ。(笑)
で、2018年にEOSから富士フィルムさんのXシリーズに乗り換えました。それまでEOSに慣らされてたのが、富士フィルムの写り具合を見てビックリしましたな、すごくフィルムっぽいって思いましたよ。
で、それまでのRAWで撮って後処理って流れにサヨナラ、JPGオンリーになりました。(笑)当然フィルムのデジタイズも同様、後処理なしの一発撮りでフィルムテイストを再現する設定に見直したのですな。
普段の街撮り設定のままでフィルムをデジタイズすると、全くキレイに複写できません。一度フィルム上に定着した写真をもう一度デジカメで複写するわけですから、元のフィルムに引きずられコントラストは高く、シャドーやハイライトは潰れて、色合いも派手でギトギトなのですな。さらにフィルムにはちゃんと写っているものが再現できてなかったりします。
ところが画質に関する各種設定を変えてやると劇的に良くなるわけで。なのでその設定をカスタム登録してすぐ呼び出せるようにしています。
普段お家フォトに使っているのはもう古い機種のX-T30で、デジタイズ用の設定は感度はAUTO3(上限ISO3200)、これはダイナミックレンジの400%を使いたいため。ISO感度640〜12800の間じゃないと400%に設定できないのですな。
次にフィルムシミュレーションはスタンダードなPROVIA、ホワイトバランスはライトボックスまたは晴れた日の自然光で撮るので太陽光、さらにハイライトトーン、シャドウトーン、カラーはそれぞれ-2に設定。白飛びや黒つぶれ、不自然に派手な色合いにならないように試した結果これに落ち着きました。
他にはオジサン的には必要が無いと思ったものはOFFもしくは設定を0に。具体的にはDレンジ優先、グレイン・エフェクト、カラークローム・エフェクトはOFF、シャープネス、ノイズリダクションは0に設定しました。

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これでデジタイズしたのをニコンスキャンでスキャンしたものと比べるとお分かりいただけるかと、街撮り用の普段の設定のままで撮ったのと比べると別物。完全一致はしませんが、一発撮りでこれぐらいまで寄せられれば後の補正も楽になります。
なのでフィルムが持ってる情報と言いますか写っているものを、白く飛んだり黒くつぶれたりしないように、ダイナミックレンジを広げた設定がデジタイズに向くような気がします。

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2023年10月21日 (土)

フィルムの終活というよりも、終わらせることに。

フィルムって値上がりで買えないどころか、品物も潤沢じゃないみたいで、買いたくてもモノが無いってネットで見かけましたけど、実際のところどうなんですかね。
思えばヨドバシのフィルム売り場で買い物カゴ片手に、手にとって品定めして買ってた時代があったなんて、もはや遠い昔話になってしまいましたな、令和時代に誰にも通じないかと。(笑)
普段立ち寄るカメラ屋さんも、種類が全然無くて選んで買うなんてできない状況になってます、隅っこの方に3種類ぐらいがちんまりと並べてあるという有様。
しかもカラー&白黒のネガフィルムばかりで、オジサンの好きなリバーサルフィルムは皆無でしたな。ま、置いてくれてたとしても高すぎてもう買えませんけどね、現像代も含めたトータルコストを考えると手も足も出ませんよ。

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どんだけ高くなろうが俺はフィルムを見捨てねぇなんて美しいことは言いません、今まで十分すぎるぐらい使い倒してきましたからね。なので「もうフィルムはうんざり、勘弁してください、見たくもありませんし、もうたくさんですよ。」ぐらいの事は言っておきましょうか。(笑)
デジタルになる前はフィルムがなければ写真は撮れなかったわけですから、昼飯も食わずフィルム代に回していたこともありましたし、入り浸っていたカメラ屋さんで売ってた100フィート缶から巻き直した安売りフィルムを買い込んで撮ったりしてました。あの頃はデジタルなんて姿形さえ無かったですから、今のような状況になるとは想像も付きませんでしたよ。(笑)
オジサンが自腹で最初に買ったデジタル一眼レフEOS10Dは2003年発売ですから、その年に生まれた子供は今年二十歳ですよ。
物心付いた時にはデジタルが写真の主流、そんな世代が自分たちには未知の世界なフィルムを面白がってくれてるとはいえ、こう高くなるとフィルムへの興味は失速するのじゃないかと、もはや王族と富豪の趣味と言ってもいいぐらい手の届かない遠くへ行ってしまいましたからね。(笑)
オジサンも温存しているフィルムカメラでフィルムを楽しみながら、緩やかにフィルムの終活しようかなんて考えていたのですけど相次ぐ値上げにもう無理、終わらせることにしました。
サイズや種類も含めてたくさんのフィルムを様々なカメラで楽しんできましたから、その辺りの記憶や思い出はたくさんストックがありますし、このブログで沢山記事にもしてきましたけど、時代の流れともに写真を撮る方法のひとつが減ったのだと考えるしかないなと思っています。
この先フィルムを使うチャンスは有るのかなって考えると、限りなくゼロに近いけど完全にゼロじゃないつもりだったのですけどねぇ、もう潔く「無いですね」が正直な本音ですよ。

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2023年10月14日 (土)

フィルムカメラ気分をフジのカメラとあのレンズで。

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今どきは撮った写真をフィルム調に加工してくれるアプリなんてのが山ほどありますから、フィルムは楽しめなくてもフィルム調やフィルム風、フィルムもどきはいくらでも楽しめるわけで。
フィルムの装填や巻き上げ、巻き戻し、取り出して現像に出すというアナログな作法が味わえないですけどフィルムの雰囲気をデジタルで味わうことはできますな。
オジサンが使っている富士フィルムさんのカメラにはフィルム屋さんならではの画質モード「フィルムシミュレーション」が搭載されてます。コレが使いたくて富士フィルムさんを選ぶ方もいるぐらいですから、出来の良さはお分かりいただけるかと。

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オジサンもガッツリ使ってます。今日はリバーサルフィルムの感じで撮りたいだとか、ネガフィルムや白黒フィルムのテイストを楽しむなんてのが実際のフィルム名などで選べるわけですから使わない手はありません。
さらにこれをブラケティング撮影に設定しておくとワンシャッターでフィルムテイスト違いが3枚撮れるわけで。ブラケティング撮影ってのは、一度シャッターボタンを押すと、それぞれの設定値を変えながら複数枚連続で撮影できる機能で、これにフィルムシミュレーションから3つ選んで設定してます。

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オジサンはリバーサルフィルム好きなので、VelviaかPROVIAを基準にクラシッククロームと白黒のACROSの組み合わせや、Velvia、PROVIA、ETERNAなんて組み合わせも。
で、ネガフィルムは正直なところそんなに使ってこなかったのですけど、今どきのフィルム写真といえばカラーネガフィルムを指すことがほとんどだと思うので、ちょっとその気分を味わってみようかと考えて設定。(笑)

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せっかくですからレンズもそれに見合ったものをチョイスってことで、「Utulens APS」を持ち出しました。写ルンですのレンズをそのまま使って作られてる交換レンズなので、カラーネガフィルムのテイストを一番再現できるのじゃないかと考えたのですな。撮ってる感じはまんま「写ルンです」でした。(笑)
カメラはX-S10なのでネガフィルムのシミュレーションはPRO Neg.HiとPRO Neg.Stdにクラシックネガの3種類搭載されています。この3つを設定するも良し、他のフィルムシミュレーションと組み合わせるのも良し、その日の撮影に合わせて設定するわけで。

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さらにフィルム感を出すためにはグレイン・エフェクトというフィルムで撮ったときのようなザラつき感を写真に加える設定をプラスするのもいいかもしれませんな。オジサンは好みじゃないと言いますか、そこまでの必要を感じないので使ってませんけどね。(笑)

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後からの画像加工や処理じゃなく、撮る時の設定をできる限り写ルンですに近づけて撮ってみましたけど面白かったですよ。フィルム時代の交換レンズや、カラーフィルムが無かった頃のオールドレンズをフィルムシミュレーションと組み合わせてフィルムカメラ気分を味わうというのも面白いかと。
フィルムが高くなって、大富豪や王様、貴族の趣味に昇格してしまったので、庶民はこういう方法で楽しみませんとね。(笑)

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2023年6月18日 (日)

フィルムの値上げはもう他人事。

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ついこの間、富士フィルムさんが6月8日から写真フィルムとINSTAX“チェキ”など一部製品の値上げを実施したってお知らせがありましたな。
材料価格や輸送コストなどの高騰を、企業努力のみで吸収するのは無理ってことだそうですけど、そりゃそうだろうなって思います。フィルムはたくさんの化学物質が含まれてますからね、そういうものが手配できなくなったらアウト、メーカーがいくら頑張ってもどうしようもないでしょうな。
値上げ率を見てみると写真フィルムが約13〜88%だそうですけど、もう何も感じませんし一体いくら値上がりしたのかいちいち調べて「ひえ〜」なんて書きませんよ、オジサンにとってはもうすでに遠い所に咲いてる高嶺の花、生涯買えませんからね。(笑)
ニュースには原材料が調達出来なくて注文を一時停止していたカラーネガフィルムとリバーサルフィルムの注文の受け付けを6月12日から再開というのも出てました、そういえばよく行くカメラ屋さんでもネットでもフィルム無くなってましたな。
高くなって手が出ないわ、お金持ってても買えないわって、おいフィルムお前さんいつからそんなに偉そうなモノになったのなんて言いませんよ、悪いのはフィルムじゃなくてデジカメ、あいつのおかげでこんな事になっちゃったわけですからね。だけどそのデジカメもスマホにかじられて穴が空いてますな、ははは。(笑)
今回の値上げは急だったみたいで、ネットを見ると嘆きの声があちこちから上がってました。だけどまだ作ってくれるだけマシかと、こんなに製造コストが高くなったら生産終了しますよ普通。儲けどころか完全に赤字なのはお知らせの文面から滲み出てますし、他の事業が好調だから資金も回せるのだと思います。
金持ちの道楽レベルと言っていいぐらい割に合わない事業だと思いますけど、作り続けてくれてるわけですから感謝しかありませんよ。それよりもオジサンが気になってるのが現像所。
どんどん減っててこのままだとフィルムで撮ったものの現像に出せる所が無いなんてことにもなりかねません、リバーサルやモノクロ、中判サイズのフィルムは時間が掛かるとしても、一番ポピュラーなカラーネガフィルムも減ってますな。現像機を置いてて即対応してくれるお店が減ってる気がします、地元駅前で長くやってたお店も昨年なくなりましたし。
使ってやって消費量を増やすのが一番ですけど、高い、売ってない、お店もない、現像も出せないじゃどうにもこうにも完全に四面楚歌状況。
ちなみにやっぱり気になってヨドバシのサイトを見てみたところ、常用してたリバーサルフィルムが今年1月に書いた「さすがにもうフィルム無理かも。」って記事では「2,000円ちょいぐらいの値段」って書いてましたけど、今見たら3,960円だって!さらに現像代もかかるわけで。これはもうちょっとどころか完全に息の根止められた感がありますなぁ。

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2023年4月22日 (土)

これが最後のフィルム話?(笑)

古いものを断舎離していたら出てきたのが、昔の35ミリフィルムのケースやパトローネ。「サクラフィルム」なんてのも出てきましたよ。(笑)
若い方にはナンノコッチャかと思いますけど、現在のコニカミノルタのことで、今はコピー機などOA機器の会社という認識だと思いますけど、その昔はコニカってフィルムやカメラを作ってた会社とミノルタって関西のカメラメーカーだったのですな。それが経営統合で一緒になったので「コニカミノルタ」。
後にコニカミノルタのカメラ事業はすべてソニーに引き取られました。なので今はソニーの「α」ですけどその昔はミノルタの「αシリーズ」ってカメラで、交換レンズも含めた世界初のオートフォーカス一眼レフシステムでした。
当時(1985年)α-7000ってカメラが業界に与えた衝撃はすごくて、その後各社オートフォーカス一眼レフを発売しましたって、こんなの知ってる方ももう少ないのでしょうなぁ。(笑)
で、コニカは「小西六」って社名からで「桜」はブランドイメージだったのでしょうな、感光材料を作ってた工場は「六桜社」、フィルム名は「サクラ」、国産初のボックスカメラは「チェリー手提げ用暗函」って名前でしたからね。
そうそう
その昔35mmフィルムって12枚撮り、20枚撮り、36枚撮りが売られていたのですけど、20枚撮りを24枚撮りにしたのがサクラフィルム。
萩本欽一さんの
「4枚増えても値段は同じ、どっちが得かよ~く考えてみよう!」ってテレビコマーシャルが流行りましたけど、もう誰も知らないか。(笑)その後他社も追従、コダックも日本向けは24枚撮りで発売してましたな。

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掲載写真を見ていただければお分かりかと思いますが、出てきた古いフィルムは白黒フィルムが多くてね、名前に「〇〇PAN」って付いてるのがそれ。
サクラフィルムは社名が小西六だったので「KONIPAN(コニパン)」、フジフィルムは「NEOPAN(ネオパン)」社名が富士だから「フジパン」ではパン屋さんになってしまいますからね。(笑)
そもそもフィルム名に付いてるパンは「panchromatic(パンクロマチック)」の略、可視光線のほぼ全てに感光する性質のことで、その白黒写真乳剤が塗られたフィルムもそう呼びます。なので食べるパンとは全くの別物、当然ですが。(笑)
出てきた中でも古いものは、フィルムそのものから強烈な酢酸臭がしていて加水分解進行中の模様。このままでは外側にも影響が出そうなのでフィルムを取り出して処分、外側だけ保存することにしました。
本来のフィルムとしては古すぎて使えませんし、今はもう無くなったフィルムのパッケージですから、テーブルフォトの演出用品に使ってやるのが一番いいかなと思っていますよ。

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