立ち飲み百景

2023年10月 3日 (火)

立飲み百景82 座って飲む立飲み?

立飲みが行きつけ酒場のメインになってから、座って飲めるお店って全然行かなくなりましたな。
じっくり腰を落ち着けたとしても、飲む量が減っているので短時間で撤収してしまいますし、はしご酒なんてのももうやりませんよ、それにゆっくり座って飲むのなら家飲みが気を使わなくていいいですからね。そもそも出歩くことが激減してしまったのもありますな、想定外の色々やらなくてはならないことが増えましてね。(笑)
勤めていた頃よく行ってた居酒屋はほとんど無くなってしまってます、高齢化やコロナ禍の影響もあってでしょうか、影も形も無くなって新しい今どきのお店にチェンジしてますな。
おしゃれでキレイでオジサンが行くようなお店じゃなくなってますから寄り付きもしませんよ、居心地が悪いだけですからね。なので足が遠のいちゃったのですな、同時に行ってみたいって気持ちも薄れました。(笑)
ちょっと飲んで帰りたいけど、お酒が弱くなってるので量はいらない、お酒のアテもガッツリ食べるわけじゃないから1品か2品で十分、長々と飲むわけじゃないので滞在時間も短くサクッととなると、立飲みがオジサンのニーズにぴったりなわけで。
立って飲むのが嫌だとか疲れるとか全く思わない人にとっては、サクッとお酒とアテを楽しんだらサヨナラって気軽さと安さが立飲み酒場のイイところですからね。(笑)

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で、立って飲むのが基本の立飲み酒場でも座れる場合があります。地元に古くからある立飲みは、隅っこにいくつか丸椅子が置いてあって、お客さんが勝手に引っ張り出してきて使うシステム。
いらない人は立ったままだし、座りたい人は持ってきて座ってますな。帰る時は元の場所に戻しておくのが暗黙のルールになってます。なので初めてのお客さんが、椅子を使ったまま放ったらかして帰ろうとすると、常連さんたちから教育的指導が入ります。(笑)
オジサンも時々お邪魔するのですけど、杖をついているせいでしょうか、他のお客さんが「コレどうぞ」って椅子を譲ってくれたりするのですな。無くても大丈夫なのですけどね、善意で譲ってくださってるのを頑なに断って角が立つのも何ですし、酒場の空気が読めないオジサンじゃないですから「ありがとう、申し訳ないです、使わせていただきます」って座らせていただいてますよ。
で、立って飲むのが基本の場所で座って飲んでると、いつもより多めに飲んじゃったりしてイケマセンな、普段のペースが乱れます。なのでいつも以上に「今日はコレぐらいにしとったろ」を守らないといけないわけで。
立ってるってのはどれぐらい酔っ払ってるかを測るバロメーターだったということに改めて気が付きますな。ちょっといい調子になったかなぐらいでお愛想が基本ですから、座ってしまうとその辺りがわからなくなるわけで。そう思うと立飲みってすごく良くできたシステムだと思いますね。
この先立てなくなったらどうするかって?そうならないために毎日のストレッチは欠かさずやってます。(笑)

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2023年9月21日 (木)

立飲み百景81 嫌われ者の末路は流浪の民。

今までたくさんの立飲み酒場のお世話になってきましたけど、どこの酒場にも出入り禁止にされてる、通称「出禁」な人がいましたな。出禁になる人の共通点ってなんだろうって思い返してみると、まず絶対ダメダメなのが周りのお客さんの迷惑になることばかり繰り返す自己喪失系。
要するにお酒は強くないのに、酔い始めると調子に乗ってグイグイ飲んで自爆する、お酒の飲み方を知らない方。
酔って自分を見失ってお店の人や隣のお客さんに絡んだり、ジギルとハイドみたいに別の人格出現、ブツブツ言ってたかと思うと急に大声で怒鳴ったり。もうね迷惑のバーゲンセールみたいな人ですよ。
一度二度ならイエローカードで済むかもしれませんけどね、お店の方も「コイツこういう飲み方しかでけへんやっちゃな」って学習しますから、来店と同時に厳重警戒。
だけど二度あることは三度あるのたとえで、またやらかすわけで。三度目の正直でちゃんと更生できなかった結果、仏の顔も三度でレッドカード即時退場、永久追放サヨナラもう来ないでねと相成ります。(笑)
もうひとつのパターンは尊大な王様系。ま、早い話鼻つまみ者、自分の自慢話ばかりを上から目線でする人ですな。だいたい他人の話題に割り込んできて自分の立派な話でマウント取りたがるという。
こういうタイプの方ってそんな態度や物の言い方が、自分らしさだと勘違いして生きてきた方ですから、言葉の端々に他人を見下してる感があって腹立たしいのよ。常に自分が王様って態度やめてもらえませんか。
正直言って酒場で自慢話をする方は多いですよ、でも関西人ですから皆が笑うオチを付けてくれれば、面白い人って逆にポイント上がるのですけどねぇ。(笑)
ただ偉そうなだけだと次第に周りの客が相手にしなくなります、避けて離れた場所に立ったり、テレビの方を向いて顔を合わせないようにしたり。お店もだんだん塩対応、特にママさんや女将さんからは必ずと言っていいぐらい嫌われて雑な扱いされてますな、自業自得ですよ。(笑)
そうして居場所を失っていることに気が付いて、ある日突然来なくなるというパターン。
だけど他の立ち飲みに出没してるという情報が、何故かすぐ入ってくるのが立ち飲みファンのネットワーク。「あのオッサン、最近〇〇で偉そうにしとうらしいで。」(笑)居場所を探して相手をしてくれそうなお店に出没しているのでしょうなぁ。
そこもダメになったらまた別のお店って具合で、酒場流浪の民。偉くて立派なオレ様をかまってほしいのなら、立ち飲みなんぞに現れずにキレイな女性が横に座ってくれるお店に行けばいいのにね、お金で全部解決できますよ。
そんな甲斐性もないのならお家で奥さん相手に飲んでもらえますか。(笑)

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2023年8月29日 (火)

立ち飲み百景80 消える店、出来る店。

ネット巡回コースに入れていていつも見ているある方のブログに、元町にある老舗の立ち飲み酒場が無くなったことが書かれてました。
確かめてみようと出かけた際に前を通ってみたところ「営業方針の変更に伴い、立飲みの営業は廃止します。」との張り紙がシャッターに貼られてましたな。

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このお店はJR元町駅から少し離れてるのでオジサンは馴染みがなく、1回しか行ったことがないのですけど、行きつけてた方の話だと常連やファンの多いお店だったようですな。営業方針の変更という理由がよく分かりませんが、色々あるのでしょうね。
古くからの立ち飲みファンというのは、立ち飲みというスタイルにこだわりがありまして、馴染みの立飲みが無くなってしまっても、近くの居酒屋や小料理屋に鞍替えとはならないのですな。あくまでも立って飲めるお店というジャンルの中で別の自分に合った店を探し出します。
立飲みの居心地の良さを知ってしまうと、座って飲むお店の必要性や行きたいって気持ちが湧いてこなくなりましてねぇ。座って飲むのは家飲みだけになってますよ。(笑)
で、このお店が無くなったため南京町の路地にある老舗の立飲みに、常連だったお客さんたちがずいぶん流れているみたい。そのお店に行ってる方がオジサン行きつけのお店にも現れるので、その気がなくても情報共有。(笑)
古くから元町界隈で名前が知られていたのは4軒でしたから皆さんが行くのはそのいずれか。どこかが定休日だと他のお店にお客が流れたりするので、お目にかかる顔ぶれが同じだったりするのは当たり前でしたな。
おかげで「飲み友達の友達は皆飲み友達」と言いますか、立飲み常連客の顔見知りネットワークが勝手に出来てて、聞く気がなくても伝言ゲームのように噂話や各種情報が入ってきましたよ。同じ元町エリアでいつもお酒を飲んでる者同士の連帯感とでも言いましょうか。(笑)
今は元町も三宮も、立飲み酒場の新規参入店が相次いでて、もう乱立状態になってます。ただお客さんのネットワークが出来るぐらい長く続いて育ってくれそうなお店があるか?って目線で見ると、残念ながらそういう感じは受けないのですなぁ。
今時ですからSNSで情報発信して、それを見て来てくれる方相手って商売手段が普通みたい。ファーストフードやファミリーレストランのような立飲み酒場とでも言えばいいのでしょうか。何だかそんなお店ばかりが急激に増えてると感じますな。
立飲みブームでそれなりに流行っているみたいですけどね、タピオカドリンクや高級食パンと同じ結末になりそうな気がしますよ。(笑)

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2023年8月 8日 (火)

立ち飲み百景79 猛暑にビール復活祭。(笑)

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物事の好みって人それぞれ、嗜好品はその辺りがはっきり現れるモノじゃないかと思いますね。オジサンの場合はお酒の好みでしょうか。
このお酒はどうのこうの、ああだこうだとウンチク垂れて語れるほどの舌と知識は持っておりませんので、こだわりなんてものはありません、あくまでも自分の好みだけでウマイだの飲みやすいだのと能書き垂れてるレベルでして、ベースにあるのはどんなお酒も好きっていう良く言えば視野の広さ、実際は飲めるもんなら何でも飲む、ただの意地汚い酒呑みでございますよ。(笑)
ま、そんな酒呑みにも今年の夏の暑さはさすがにこたえますな。梅雨明けしばらくぐらいでしたか週間天気予報で「今週は警戒が必要なレベルの暑さです」って言っててすでに力尽きそうになりましたからね。
なのでお酒の飲み方も亜熱帯仕様にチェンジしませんと。だけどブルーハワイやマイ・タイ何ぞのトロピカルカクテルというのではありませんよ。そう言えば昔サントリーからカクテルの瓶詰が売られてましたな「ザ・カクテルバー」でした、思い出しましたよってどうでもいい話ですけど。(笑)
そもそもオジサンが出没する昔ながらの立ち飲み酒場にはカクテルなんてハイカラなお酒はお品書きのどこにもありません。バーテンダーじゃなくて大将が仕切っているという。なので日本酒、焼酎、ビールがスタンダード、おしゃれなお酒は紙パックのワインぐらいでしょうか。(笑)
今までは暑い季節は酎ハイ、寒い季節は日本酒の燗という棲み分けと言いますか、お酒も衣替えしていたのですけど、今年はさすがに暑くて最初の一杯が酎ハイからビールに変化しています。
ここ何年かビールはそんなに飲まなくなっていたのですけど、暑さでとりあえず最初にグビグビやってプハ〜ってのが復活、心と体が欲しているのでしょうな。(笑)
好みの味わいは一番がサッポロ、二番がキリンなのですけど、関西は圧倒的にアサヒのスーパードライが強い地域。だけどオジサンはスーパードライが好みじゃないので、アサヒだけしか置いてない酒場ではビールを飲まなかったのですな。
ところが数年前にアサヒからマルエフって銘柄が登場、最初新垣結衣さんがイメージキャラクターで「お疲れ生です」って言ってたやつね、今は違う俳優さんに代わってます、なので新垣結衣さんの時のポスターはレアアイテムかと。(笑)

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で、このマルエフを飲んでみたところ味わいが気に入ってしまって、それを行きつけの立ち飲み酒場で話題にしたところ、お店の大将さっそくラインナップに加えてくれましたな。
家内も気に入ったようで時々買ってくれます、今年が暑すぎるせいもあるかもしれませんな。オジサンはお家でも飲めるので猛暑もある意味ありがたいかと思っておりますよ。(笑)

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2023年7月27日 (木)

立ち飲み百景78 立ち飲みがいっぱいだけど。(笑)

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酒呑みってお酒の相場はよく知っています。例えばスーパーに並ぶ生鮮食品の今時の相場をよく知っている主婦の方のように、酒場での相場の違いはよく知ってて、場所柄、店構え、ジャンルなどでこれぐらいって予算を割り出せます。
ただし普段の自分のお小遣いで行ける範囲、範疇のお店だけって限定が付きますけどね。だって行ったこともない高級店の相場なんて、小遣いの範囲内をはみ出してるので想像つきませんもん。
銀座の一等地の高級店の相場って言われても「ひたすら高いやろなとは思うわ、知らんけど」としか答えられませんからね。何だか1万円札が100円玉の感覚でポンポン出ていきそうな所って印象がありますよ。ま、自分のお財布の守備範囲内じゃないことは確実に分かります。(笑)
オジサンが普段立ち寄る酒場はもう立飲みばかりになってます。なので立ち飲み価格と言いますか、そこでの値段が心の中での通貨単位。ビール大瓶1本、コップ酒一杯の値段って大体似通ってますからね。昔ながらの家族でやっている家業の立ち飲みはどこも同様の価格、オジサンの行くのはそういうお店なので相場が分かりやすいのですな。
急に増えた今時のおしゃれな立飲みや、フードサービス会社が展開している、立ち飲み業態の流行に乗っかって参入してきたところは違いますよ、アレは事業ですから一見安そうに見えて実は相場よりかなりお高めだったりします、短時間で沢山飲み食いしてもらうためのノウハウといいますかテクニックがありますからね、なので調子に乗って飲んでるとお勘定の際に驚くかもしれません。(笑)
商売って流行ってる間は人が集まり活気がありますけど、それが長く続かないのが今時の商売事情。流行ったものが飽きられるまでのサイクルがどんどん短くなってるなって感じます。SNSで話題が一巡するまでが勝負って感じでしょうか。(笑)
で、立飲みってほんの狭い間口でもすぐ始められる利点があるのか、行きつけの立飲み酒場の目と鼻の先に2軒今時の立飲みが出来てます。
元々長らく空き店舗と倉庫だった場所で、いつ通っても結構なお客さんが入ってますな、SNSで話題になってるようで土日は若いカップルやご夫婦、女性の2〜3人連れが立ち飲みされてるのが外からよく見えますよ、話題になってるのなら行ってみようかって思うのでしょうな。
オジサン行きつけの常連の多い立飲みとは対象的な明るくおしゃれな店構え。だから女性客も入りやすいのでしょうけどオジサンは逆にこういうお店は入りづらくて落ち着かない。(笑)
で、立飲みだけじゃないですけど、酒場ってリピートが大切だと思うのですな、また行きたくなるといいますか、お酒や料理だけでなく雰囲気や居心地などすべてを含めた魅力ですね。何だかすぐ消えていくお店って、そこが抜け落ちてる気がします。
なので一度行ったらもういいかなって記憶からも無くなるわけで。そうなるともう思い出すこともありませんからね。(笑)

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2023年5月18日 (木)

立ち飲み百景77 記憶喪失が止まらない。

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飲み助が絶対やっちゃう「酒飲みあるある」の両横綱は電車の乗り過ごしと記憶喪失じゃないかと思います。オジサンもいっぱいやらかしましたからね、そっち方面の武勇伝だけで本が一冊書けるぐらいありますなって何の自慢にもなりませんけどね。(笑)
今までやらかした乗り過ごしで、大阪で友人と飲んじゃった後、某私鉄の神戸方面の特急に乗ってすぐ寝てしまったのですな。目が覚めるとまだ大阪梅田駅だったのですけどね、何だか時間がおかしい。よくよく見るとかなり時間が経ってたので気が付きましたよ。乗った電車が終点を折り返してもまだ寝たままで、結局また大阪に舞い戻っていたのですな、大阪発大阪着って何でやねん。(笑)
もっとひどかったのは、元町駅から西明石行きの電車に乗ったのに目覚めたら京都だったという。終点西明石で折返し京都行きに行き先変更する電車だったのですな。かなりの時間なのに全く目が覚めませんでしたよ。(泣)
友人のY氏は乗り過ごして見知らぬ駅でハッと目が覚めたら、運良く向かいのホームに電車が、助かった〜って慌てて飛び乗ったらもっと遠くに行く電車だったという、しかも特急だったのでしばらく止まらずどんどん遠くに行ってしまったそうです。(笑)
乗り過ごしても戻ってくる電車があればまだいいですけどね、無ければタクシーで帰るか、オールナイトのお店や映画館、もしくはサウナでしたな、駅寝したこともありましたよって、どうしようもないアホですわ。(笑)
もうひとつの記憶喪失もいっぱいやらかしました。酒場で話が盛り上がって調子に乗って、いつもより飲んじゃったりしたらやらかしますな。どうやって帰って来たのか全く記憶が無いどころか、お勘定をしたのかどうかも、二軒目に行ったのさえ覚えて無い、さらにその後ラーメン食べに行ったのも記憶に無いという有様。
翌日周りに聞いて回って全貌がツマビラカになるという。「二軒目の店、入って10秒で爆睡しとったわ」や「駅までカバンの中身バラ撒きながら歩いとったん覚えとう?」だとか「ラーメンに何回もコショウかけとったで」なんてのを教えてもらうたびにどんどん青ざめて行きますな。申し訳なくてひたすら平身低頭なのですけどね。当の本人はじぇんじぇん覚えて無い!m(_ _;)m
飲んでる席での約束事もいけません。調子に乗って約束して、その場ですぐ手帳にでも書いておけばいいですよ、大抵ハイハイって返事しておきながら忘れてしまうのですな、約束したことすら覚えて無いという。それで後日怒られちゃったこともありました。相手も約束したことを忘れてしまってたこともありましたな。お店の大将に言われて、そんなこと言ったっけってお互い???酒飲みってほんまアホですわ。(笑)
最近はお家で記憶喪失になる場面が多くて、晩酌に一杯やりながら聞いたことを、次の日にすっかり忘れているので家内が激怒。まるっきり覚えてないので、何で機嫌が悪いのかも分から無いという。
特にお出かけの約束なんてのは、飲んでる時は絶対やめといたほうがいいですな、覚えて無くてお出かけ当日に用意もせずにいたら超怒られました、だけど覚えてないんだも〜ん。(笑)

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2023年5月 9日 (火)

立ち飲み百景76 ハッピー泡~。(笑)

ハッピーアワーとは、飲食店がお酒の割引などのサービスを行う時間帯のことを指しますって検索したら出てきましたけどね。そんな分かりにくい言い方しなくても早い話、酒場の開店すぐの時間はまだお客が少ないので、お得感出して呼び込もうって作戦の名称ですよ。(笑)
オジサンがウロウロする界隈でも、表に手書きの立て看板出してお得感アピールしているお店を見かけますな。
だいたい開店時間17時から18時までの1時間ぐらいが多いみたい、ワンドリンク選んでプラスその日のアテ2品なんてやつね。「ちょい呑みセット」なんての。夏場に「おつかれサマーセット」なんてつまらない駄洒落でアピールしてるのを見たことありますよ。(笑)
大体ワンコイン500円でお得感があるセットが多いですな。中には飲み物とアテの組み合わせを自由に選べるお店や、ハッピーアワーの時間内なら何杯飲んでもお得価格だったり、宵の口の時間帯になんとか集客へ繋げたい創意工夫が手書きの文字に炸裂してます。(笑)
今時のお店ですとお酒の種類も増えて、チューハイだけじゃなくハイボールやレモンサワーが選べたりと、お客さんのニーズに合わせてお店の特色が出てますし、女性客に合わせて梅酒サワーやグラスワインをチョイスできるお店も見かけました。入って飲んだわけじゃないですよ、あくまでも表の看板見ただけ。(笑)
ハッピーアワーって、オジサンがお酒の世界に足を突っ込んだ若い頃には見かけなかった気がしますな。少しずつ居酒屋さんや小料理屋さんで見かけるようになった記憶がありますけど、やってることは同じだけどハッピーアワーって言い方じゃなく「ほろ酔いセット」みたいな名前だったと思います。
ま、お得なセットでスタートしてもらって、どんどん飲んで食べていただこうって誘い水ならぬ誘い酒ですから、当然それだけで済んだりはしませんな、最初はお客さんがハッピーですけど、杯を重ねてしまうとまさにお店の思うつぼ、気が付けば散財でお店がハッピー。(笑)
その頃のハッピーアワーの飲み物は、生ビールの中ジョッキってのが一般的だったような気がします。酒場の最初の一杯は「とりあえずビール」な時代でしたから、そこにお得感を感じさせて「ハッピー泡〜」ってわけだったのでしょうな。
オジサンはハッピーアワーの時間帯に酒場にたどり着くことが仕事柄無理だったので、実はその恩恵に預かれたことが記憶に無いのですよ。なのでハッピーアワーの時間帯に運良く行けた時も、気が付かなかったのか頼んだことが無かったわけで。
ヘンコでへそ曲がりだったので、いくらお得でも自分の飲みたいお酒や、食べたいアテじゃないものは注文しなかっただけかもしれませんけどね。(笑)

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2023年4月 4日 (火)

立ち飲み百景75 要注意人物の見分け方。(笑)

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そのお店に行きたくなくなったり、遠ざかるようになる原因と言いますか、そういうトラブルの種を持った要注意人物な方っていますな。(笑)早い話、お酒の飲み方や、立ち飲み酒場の暗黙のルールを知らないビギナーちゃんな方なのですけどね。
自己中心的な振る舞いや自分ルールの押し付けが、周りの方々を遠ざけてしまうタイプの方。しかも本人は自分に原因があるなんて、これっぽっちも思ってないから始末が悪いわけで。(笑)
最近よく見かけるようになった方で、どうやら立ち飲み酒場に来るのは初めてな様子、立ち飲みですから他のお客さんとの距離も近く、特に常連さんはいつもの定位置に立ってらしたりするので「馴染みの顔ぶれ」が分かりやすいこともあり、そういう雰囲気の中で飲むのが楽しくなったのでしょうな。顔を出すとまず間違いなく来てましたからね。
楽しくなってからは毎日現れてほぼ皆勤賞みたい。こういう急激に立飲み酒場が楽しくなってしまった方は、必ずトラブルを起こすというのが、立飲み歴ウン十年のオジサンが、今まで見てきた酒場の困ったちゃんあるある。(笑)
案の定、常連さんとお友達になったり、楽しくおしゃべりして意気投合したりの酒とバラの日々が、どんどんエスカレートして目指せ頂上状態。楽しさの高みが高いほど転落の落差も大きいのは人生がジェットコースターだから。(笑)
どうやら早い時間から来て、色んな方に話しかけて、おしゃべりしながらずっと飲んでたみたい。オジサンが行く時間にはすでにかなりの酔っぱらい状態なのが分かるようになってきました。
静かに飲んでる一見のお客さんにずけずけプライベートなことを聞こうとしたり、お勘定が済んでるのにいつまでも帰らず人の話に割り込んできたり、長年の常連さんに失礼にも酒を奢ろうとしたり。立飲みでの他のお客さんとの距離感をぶち壊すマナー違反な行為が目に付くようになってきたわけで。
その辺り常連さんからやんわり注意されても、自分ルールが間違ってるなんて思ってないですから、あの人に文句言われたって逆ギレして、ふてくされているという酒場のお子ちゃま。(笑)
結局トラブルの震源地は全てその方ですから、皆さん関わり合いにならないように避けてお店に来なくなります。お店も迷惑、それでレッドカード、出入り禁止になるというのがお決まりの結末なのですけど、どうやらイエローカードで収まったみたい。
でも怒られたみたいですけどね。しばらくして顔を出すとしょんぼり一人で飲んでましたな。自業自得って言葉をツマミに、黙って一人で飲んでいただきたい迷惑な要注意人物。
立飲み酒場を初級からきちんと学び直さないと、行きつけの店が「逝き」つけの店になりますよ。(笑)

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2023年3月 4日 (土)

立ち飲み百景74 ビールはどこの銘柄で?

これは譲れないこだわりってどんな方にもあると思います、その方の好みが現れた結果だと思うのですけどね。例えば特定のカメラメーカーのファンなんてのもそのひとつかと。
愛煙家の方が煙草の銘柄にこだわるのも同じでしょうな。そういうものに興味も関心もない者からすれば、煙になったらみんな一緒じゃないのって思うわけですけど、嗜好品や食べ物ってその辺のこだわりが、特に強く出るように思いますな。
お酒の好みも同じ、日本酒党、焼酎派、ビール好きなんて具合にお酒の種類でまず分かれて、さらにその中で好みが分かれるという、焼酎だと芋や麦って具合ですな。酒場の話題がそういう方面に展開すると、皆さん一家言ありありで参戦してくるわけで。(笑)
で、以外だったのが皆さんビールの銘柄には、結構好みの順位を付けてるってところ。オジサンはサッポロ、キリン、サントリー、アサヒの順。
関西ってアサヒの勢力が強いので、一番良く見かけると言いますか、どこでも置いてるのが「スーパードライ」。だけどオジサンは好みじゃないので、アサヒしか置いてないお店ではビールを飲まなくなって、だんだん遠ざかっていったという。
ただし最近良く見かける「マルエフ」は美味いと思いましたな。なので順位はサントリーと入れ替わって第3位にします。(笑)
サントリーの「モルツ」は香りが高いのがちょっとしんどくなりますな、最初の1杯だけでいいなって感じ。キリンは「クラシックラガー」が一番好み、サッポロはラガー、通称「赤星」ってやつね。エビスはめったに飲まないですなぁ、ちょっとお高い系ですしね。(笑)
流行りのクラフトビールは全く飲みませんな、アレってこだわりや、うんちくがお好きな方向けって感じがします。クラフトビールや地ビールって、話のネタに飲んでみても、いつも飲む普段使いのビールにはならないなってのがオジサンの本音ですね。(笑)
2月上旬にサッポロが復刻した「サッポロ サクラビール」。サクラビールという名前に覚えがあったので調べたところ、物置から昭和の初め頃の特大ビンと広告が出てきました。こういうビン類も好きで若い頃集めてたのよ。(笑)

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サクラビールは大正時代から昭和17年まで北九州に現存していた帝国麦酒が作っていたビールで、大日本麦酒(後のサッポロ)との統合で無くなりましたけど、当時のレシピを元に復刻したそう。なので試しに買ってみたのを、昔のビンと広告と一緒に撮ったのが今回の掲載写真です。
広告はどちらもビールの王冠の裏をめくって当たりが出れば商品券などが貰えるというもの。キャンペーン期間を見てみると左の「ビールが只で飲める?」が昭和6年10月31日まで、右の「守れ!王冠!」が昭和7年9月30日までとなってます。当時の広告ってアールデコなデザインがいいですなぁ。(笑)
ビンにはサクラのマークが胴の部分に、首のところには「サクラビール」の文字が右から左に向かって書いてあります。文字のつづり方が今とは逆方向なので昭和の初め頃かなぁと。大正時代まで古くはないと思うのですけどね。
思わぬところで古いものコレクションとマッチングしてしまった現代のサクラビール。数量限定で発売だそうなので興味のある方はお早めに。

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2023年2月28日 (火)

立ち飲み百景73 マウント取りたがる人には。(笑)

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酒場の話題は、誰もが入ってこれるようなのが楽しく盛り上がりますな。
自慢話や仕事の話はその方がマウント取りたいだけですから、聞かされる方は全然楽しくないのですけど、そういう空気が読めない方っています。それぐらいで止めとけよって思っても、状況への気配りが出来ない方がほとんどですから、延々と自分優位のお話を上から目線でしたがるという。
競馬やパチンコの話題で負け知らずを豪語する方「負けるヤツって、何で勝たれへんのかワシ分からへんわ。」なんて腹立たしい言い方するわけで。控えめに「今日は少しだけプラスやったわ」って言っておけば、可愛らしいオッサンでいられるのにねぇ。(笑)
海外で仕事をしていた方、何かと話に割り込んできて「向こうでは当たり前やったで。」「ワシ毎日そんな生活。」って誰も知らない現地の様子でマウント取りたがるという。
賭け事は負けたことが無く、海外で世界相手の仕事をしてきたお歴々でしたら、せめて座って飲めるもっと高級なお店で毒を吐けばって思いますな。
庶民の酒飲みが集う立飲みで自慢たらたらって情けない、本当にスゴイ人は立飲みになんて来ませんよ。なのに何かにつけ人様の神経を逆なですると言いますか、波風の立つものの言い方しかできないという。
で、オレ様は君たちとは違うのだよって、上から目線の物言いって実に腹立たしいのですけど、かと言ってそれに真っ向から意見して、酒場の空気が悪くなるのも嫌ですし、そもそもそんな人と、大人気ない言い争いなど程度が低すぎてバカバカしくってねぇ。(笑)
裏返せば自慢でしか自分を表せないと言うか、それがアイデンティティな方々ですから、潮が引くように周りの人が遠ざかるようになりますな。オジサンはこんなのもブログのネタってウォッチングしてますけどね。(笑)
見てると思いますけどこういう方って総じて自分勝手、機嫌のいい時はやたら喋ってくるのに、そうじゃない時は挨拶すらせずにスマホの画面眺めてますな、会釈ぐらいしろよって思います。酒場でのバランス感覚も持ち合わせてらっしゃらないようで。(笑)
基本的に自分が優位に立てる話題にしか食いついてこないわけですから、そういう方が語りだしたら横槍を入れて軌道修正、皆さんが馴染みのある話題にすり替えちゃうのがベストな対処法だったりします。
昔の映画や昭和歌謡、往年のスターの話は誰でも入り込めるので話題としては優等生、昔は良かった系の話題は安全地帯ですな、誰もが飛び抜けて優位に立てないですからね。
反対に話題に上がるとマウント坊やが間違いなくしゃしゃり出てくるのがグルメ系、美味しいものやお店の話題には、我が意を得たりとばかりに強制介入してきますから要注意なのですけど、うっかり話しちゃう方がいるのですな。で、後で他の常連さんから怒られたりするわけです。(笑)

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