写真用品いろいろ

2023年3月18日 (土)

プラスチックマウントってご存知?

デジタルカメラが幅を利かす前、写真はフィルムだった頃、フィルムは大きく2種類がありました、ネガフィルムとポジフィルム。
撮った写真の画像が明暗反転していて、印画紙にプリントして初めて写ってるものがちゃんと見られるネガフィルムと、反転などしてなくてハナからちゃんとした画像として見られるポジフィルム、スライド用フィルムなんて呼び方もしてましたな、オジサンはリバーサルフィルムって呼ぶのがしっくり来ます。
メインで使っていたのがこのリバーサルフィルムだったので、ひとコマずつ紙やプラスチックで出来たマウントと呼ばれる枠に入れるのが普通でした。
現像に出す際に指定すると、マウント仕上げで出来上がってきたのですけど、オジサンはプロラボに出していたのでマウントをしていない6コマずつ繋がったスリーブ仕上げがデフォルト。
プロカメラマンの場合、広告や雑誌などの印刷物に使われる前提で撮影しているので、マウントはかえってジャマだったのですな。印刷会社で製版処理をする際にはマウントを外して、ドラムスキャナのシリンダーに巻きつけて4色分解処理をしましたのでね。
オジサンの場合プライベートで撮ってた写真は保管を考えてマウントしてました。現像上がりの36枚撮りフィルムの中からOKカットだけ選んでちまちまとマウントして番号を記入するという面倒くさい作業でしたけど、ライトボックスで見ながらOKカットを吟味して残すかどうか判断する作業は好きでしたよ。(笑)
ただし35mmだけ、ハーフサイズや真四角フォーマットのものはスリーブのままファイル、中判フィルムはコスモスインターナショナルから発売されているPP袋に入れて保管。
で、少し前に記事にした加水分解の件以来、スリーブ状態で箱にぶっこんで保管していたリバーサルフィルムの内、大事なものをきちんとマウントして保管することにしたのですな。家族の写真だとかそういうやつね、普段撮ってる街の写真は、オジサンが死んじゃったら家内にとってはただのゴミですから、どんなにガンバって保管してもあの世に行ったらサヨナラ。(笑)

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で、随分しばらくぶりに富士フィルムさんのプラスチックマウントを買いました。他社の紙製マウントも売っていたのですけど、長年使ってきたプラスチックマウントが気に入ってるので、少々高くてもこちらをチョイス。
フィルムが高くなって厳しい時代ですけど、まだちゃんと売られていることにちょっと安心、街の写真屋さんにはさすがにもう無かったのでネットで注文しました。
ブロアーと手袋にハサミを用意してライトボックスの上でひとコマずつマウントしていきましたけど、何だか久々に懐かしい作業でしたよ。残念なのはマウントしたフィルムを保管する「富士フイルムスライドファイル 35mm 200景」という緑色のボックス型ファイルがヨドバシなどの量販店では販売終了になっていたこと、もう作ってないのでしょうなぁ。
フィルムの種類も少なくなって高価になると、それを保管するための用品も少しずつ無くなっていくのは悲しいですけどこれが現実なのかと。フィルムはどんどん遠ざかっていきますなぁ。

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2023年1月 7日 (土)

レンズフードは必需品。

カメラやレンズのテスト撮影に出かけることが多い南京町、派手で色彩ギトギトの装飾を施したお店や建物がいっぱいありますのでね、テストには事欠かない被写体が揃う街。(笑)
しかも観光地ですからカメラを構えていても目立ちません、今どきはスマホが圧倒的に多いですけど、一眼レフやミラーレスカメラを下げた方もそれなりにいますな、カップルで写真デートや、カメラ女子のカメラとお出かけって感じの方も時々見かけますよ。路地でしゃがんで小籠包やフカヒレラーメン食ってますな。オジサンはそういう人たちに紛れて、密かにカメラやレンズのテスト撮影をするわけで。(笑)
で、カメラを下げた方を見ていて思うのですけど、レンズフードを逆さまにかぶせたままで使ってる方がいます。じゃまになるからそうしているのでしょうけど全く役に立ってません、だけど気にしていないようで。(笑)

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ズームレンズの花形フードはどうしても大きくなりがちですからじゃまになるのは分かりますし、今どきのレンズは性能が高くてフード無しでもきれいに写ります、逆光にも強いですしね。とは言えフードは正しく付けて使っていただきたいわけで。有害光線のカットという役割だけじゃなくて、レンズの保護にもなりますからね。
オジサンはレンズフードを必ず付ける派なので、古いレンズなど専用フードが見つからないものはジャンクで探してきたり、自作したり、市販のフードを付けています。
今どきのレンズはフードが同梱されているのがほとんどのようですけど、昔は別売のメーカーも有りました。専用フードってそれなりのお値段するものがあったので、レンズ買うだけで精一杯だった若い頃は付属の筒型レンズケースなんていらないからフードを同梱してくれよって思ってましたな。(笑)
ただレンズ専業メーカー、今で言うサードパーティーのレンズにはちゃんとフードが同梱でしたよ。トキナーの「AT-X M90 90mmF2.5マクロ」を買った時は深くてしっかりしたフードが付いてたなぁ。(笑)

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2年前に「テナックスⅡ」というカメラの標準レンズ「Sonnar 40mm F2」をXマウント用に改造したのですけど、コーティングなんてまだ無い84年前のレンズですから、霞がかかったような描写だったのですな。さっそくガッツリ効果のある深い花形フードを自作したところ、まるで別物のような写りになりましたよ。
ま、そんな事もあって、なおさらレンズフードは必需品って考えなのですけど、手持ちのXマウント純正レンズで「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」だけがレンズフードがありません。メーカーで用意されていないので、どうしてもとなると自作するしか無いわけで。
ところがこのレンズ、フード無しでも高性能なのですな。お手頃価格のキットレンズですけど、一番の売れ筋ですからフード無しでも最高のパフォーマンスになるように設計されているのでしょう。今まで撮ってみて文句が出ないので、これだけはフード無しでもいいかなって思ってます。オールドレンズを知ってるだけに、今時のレンズ性能ってスゴイなと改めて思いますな。(笑)

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2022年12月29日 (木)

2022年、お買い物ランキングベスト5

毎年恒例の年末記事、今年一年のお買い物を振り返るランキングベスト5。ランキング外にも結構色々お買い物してたのですけど、選ぶ基準はオジサンが使ってみて、しみじみ買って良かったって思える物なので、そこまでのオーラがないものはハズレと言うか落選。
気に入って買ったものばかりなので悪いわけじゃないのですよ、今一歩届かずだっただけ。(笑)
それでは参りましょう、まずは第5位から「細OBIストラップ 極青(きわめてあお)」

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これマップカメラさんのオリジナルカメラストラップで、厚みがあってしっかりしているのに柔らかいというシロモノ。柔道の帯のような感触とでも言いましょうかイイのですな。復刻しますってニュースを夏に見て、即注文してました。購入時のお値段税込3,680円也、もっと安ければ手持ちカメラのを全部これに取り替えたいのですけどねぇ。(笑)
続いて第4位「TTArtisan 40mm F2.8 MACRO」

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お馴染み中国「銘匠光学」さんの激安マクロレンズ。見た目と言うかデザインはカッコ良く無いし、ピント合わせは手動で、回すとレンズ先端がニューっと伸びて昔のマクロレンズみたいですけど、35mm換算で約60mmと、お家でテーブルフォトには使い勝手が良く、このブログ掲載のブツ撮りやシーン撮影に地味に大活躍しているという。
これで購入時価格税込み13,950円ですからね、こんな値段でマクロレンズは普通買えませんってことでランクインしました。(笑)
で、第3位も「TTArtisanの25mm F2」ってレンズ。

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11月に購入時価格税込9,000円で買って、すっかり気に入って使いまくってますよ。使用期間が全然短いのにランクインしたのは、それだけコスパ最高のレンズだから、このレンズ撮ってて楽しいのよ、コレすごく大事なところかと。
使いもしない機能や性能ばかり追いかけた挙げ句、デカイ重い高いに、さらに供給不足で買えない国産メーカーのカメラやレンズを横目で見つつ、安くて自分でピント合わせも出来て楽しい写真ライフに最強のお供になりました。(笑)
さて第2位はSUNWAYFOTO(サンウェイフォト)のギア雲台「GH-PRO Ⅱ」

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中国深センにある会社で、購入時価格税込み19,980円とギア雲台としては激安かと。ギア雲台ってカメラの微妙な位置決めがギアの動きで調整できるタイプの雲台。ブツ撮りには欠かせないモノなのですけど、個人で持つにはチョット。ただ便利さは知っていたので値段に負けて購入。
大正解でした、もう後戻り出来ませんな。お家フォトが格段に効率アップしましたからね。元々買う予定に無かったアレが1位じゃなかったら、このギア雲台が堂々のトップだったと思います。(笑)
さて本年度堂々の第1位は言わずもがなのアレ、富士フィルムさんのXシリーズプレミアムコンパクトカメラ「XF10」

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家内のカメラ選びのどんでん返しでリファービッシュ品を購入してしまったと言う、買うまでのドタバタがドラマ、買ってからの楽しさもドラマな訳ありカメラを1位にしました。
スペック的にはリコーGRにとても近く、APS-CのセンサーにFUJINON 18.5mm F2.8(35ミリ換算28mm)の単焦点レンズがなかなか渋い、家内にはもったいないカメラなのですけどね。(笑)オジサンもガッツリ使わせてもらって、こう言うジャンルのカメラに目覚めましたよ。思った以上に良いなと。
なのでもっとヨボヨボのジジイになって、ミラーレス一眼を持って歩く体力が無くなった時の終活カメラはこういうタイプのプレミアムコンデジにしようかと思った今年のランキング。初めて写真&カメラ関連商品だけでベスト5が埋まってしまったという結果、いかがでしたでしょうか。(笑)

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2022年8月18日 (木)

互換バッテリー、消耗早すぎでアカンがな。

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過去に純正バッテリーが高くて手が出ないので互換バッテリーを購入したことや、純正品との価格差に疑問を感じたことを記事にしてました。一眼レフからミラーレスに乗り換えて、なおさらバッテリーの消耗の激しさを感じて書いた部分もありましたな。
ただし仕事では互換バッテリーを使ったことは一度もありません。それによってトラブルが起こって、仕事になりませんでしたなんてのは何の言い訳にもなりませんからね、責任もギャラも無い趣味の写真とは全く別次元。さらにお金を出すのは会社ですから自腹で買うわけではありません、出入りの機材業者に電話一本でOK。(笑)
もちろん純正品だから問題が起こらないという保証はありませんけど、カメラメーカーの認めていない物を仕事で使うのは姿勢としてどうかと思うわけで。なのであくまでも互換バッテリーは趣味の写真の上でのことです。ところがそのバッテリーに不調が表れてきたのですな。
現在使っている互換バッテリーは定評のあるロワジャパンさんが販売している物を6個、このうち1個は膨張してカメラへの出し入れ時に引っかかり感が出てきたので使うのを止めました。
デジカメ用バッテリーの膨張はそういう仕様になっていて、想定範囲内だというのを以前調べて分かっていたのですけど、カメラから出てこなくなったらマズイと言うか、そんなのもう使えないでしょ。(笑)
で、最近残りの内の3個もやや膨らみを感じるようになってきたのですな。まだ出し入れで引っかかることはないのですけど、近い内に使えなくなると思います。さらにこの3個、満充電しても持たなくなってきていて、このひと月ぐらいで急に消耗が早くなって、丸一日持たなくなってしまったのですな。
オジサンが使っているバッテリーはカメラに付いてた純正品も互換バッテリーも含めて、購入順に番号シールを貼ってあって、その順番に使っているのですけど、調べたところ2018年の暮れに購入したのが不調になっていることが判明しました。
約3年半ですか、よく持ってるように見えますけど、純正バッテリーも順番に使っていたのでこの互換バッテリーだけを使いまくっていたわけではありません。なので使用回数を考えるとそんなに寿命が長くなかったというのが見えてきたわけで。
ところが純正バッテリーは膨張も不調も無いですし、持たなくなってるなって感じもしないですな、新品の頃より落ちていると思いますけど気が付かないぐらいの感じです。お値段高めの秘密は、この辺りの差にハッキリクッキリ表れていますな。(笑)
そうそう現役の頃、スタジオではカメラ1台につき予備の純正バッテリーを4個用意してもらってました。カメラに付いてるのと合わせて合計5個、最初EOS 5D MarkIIが4台でしたから20個あったわけですけど、スタジオでの13年間で廃棄処分になったバッテリーは1つも無かったのを思い出しました、持ちが悪くはなりましたけど、あれだけヘビーな使い方で、膨張や発火事故などのトラブルに見舞われたことも一切無く使い続けられたわけですから、そう考えると純正品の方が安全安心だし、実は安いってことになりますな。
ミラーレス機だから消耗が大きくて寿命が来るのも早かったのもあったでしょうけど、数年使い込んで見えてきた互換バッテリーの本当の姿、値打ちは激安価格だけだったのかと。なので互換バッテリーは今使ってるのがダメになったらもう買いませんよ。(笑)

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2022年8月11日 (木)

マークシート式露出記録用紙を再びどうぞ。(笑)

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フィルムで撮ってる時に、データを記録する用紙の記事を過去に書いていたのですけど、それを思い出す出来事があったのですな。
このブログも記事数が多くなったので自分で書いた過去記事を調べるのに、実は記事を保管してあるパソコンのデータベースを調べるより、ネットで検索をかけたほうが手っ取り早く見つかったりします。(笑)
最近過去記事で確かめたいことがあって検索をかけたところ、オジサンの記録用紙を使っている方がヒットしたのですな。
どうやら海外在住の方のようで、記事の最後に記録用紙のPDFをダウンロードできるようにしていたのを、自分用に改良を加えて使ってくださってるようなのですけど、随分昔に作ったものとはいえまだ需要があったのは嬉しいですよ。
で、これに味をしめてもう一度記事にして広めてやろうかと野望膨らみ中。フィルムファンの方に響けばいいのですけど、もう手遅れって声も聞こえそうですけどね。(笑)
そもそも「マークシート式露出記録用紙」とはなんぞやといいますと、まだデジタルカメラなんて無かった頃の話ですけど、フィルムで撮影する際に撮影データをメモ帳に付けながら撮っていたのを、もっと簡単で楽に出来ないかって考えた記録用紙なのですな。
デジタルカメラはExif情報と言われる撮影時のデータが画像に記録されるので、後から写真を見たときに撮影日時やシャッタースピード、絞り値、カメラやレンズの名前が分かります。
なので次の撮影の参考にしたり、写真上達のために振り返ることが出来るのですけど、フィルムはそんなのが無かったので撮る毎にメモを付けてました。若かったので写真が上手くなりたくてやってたのですけど、これを自作したのが「マークシート式露出記録用紙」。
撮った後でメモ帳を取り出して、チマチマ記録していたのを「こんなこと、やっとれんわ」ってイライラして自作したもの。(笑)もっと簡単にならないかって考えた末、マークシート式にすれば最短でメモできるんじゃないかと。
とにかくポケットから出してサッと記録してまたポケットに仕舞えるようなものをってデザインしたのですな。自分では結構よく出来たかもって思っていたのですけど、それをネタに記事にしたのが2016年ですからもう6年も経ってるのね。(笑)
フィルムファンの方はまだまだいらっしゃるでしょうけど、いちいち記録を付けてまでって方はいないかも。だけど撮ってる時のデータが後で分からなくなってお困りの方は使ってみてください。この過去記事「マークシート式露出記録用紙」からダウンロードできますのでプリントして頂ければと思います。使ってみての感想なんぞがあればコメントなどヨロシク。
どうやら同じような機能の「Datafilm」ってスマホアプリがあるようで、なんでもスマホで済ませる今の時代は、そちらのほうがスマートで当たり前なのだと思いますけど、あえて紙とペンでチマチマ記録するのもレトロ感があっていいかもしれません、使いやすく改良するのもいいかも。(笑)
そんなこんなで再びネタにした「マークシート式露出記録用紙」。それでは6年後にもう一度この記事をネタにして掲載いたしましょうって、ひょっとしたらもうその頃にはフィルムが無くなってるかもしれませんよって笑えませんな。

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2022年8月 6日 (土)

マップカメラのストラップに新調した件。

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マップカメラのWebマガジン「Stock Shot」を眺めていたら「【夏にぴったりなストラップ!】細OBIストラップ ブルーグラデーションモデルが復刻します!」って記事が出てました。
何年も前ですけど、カメラのストラップを探していて見つけたのがコレ、マップカメラさんのオリジナル商品で、オジサンの好きな青系の色合いが、色の濃さ違いで5アイテム、ところが数量限定だったそうですでに販売終了していたのですな。
結局アルヌボ(ARNUVO)って韓国の写真用品ブランドのをヨドバシで見つけて、ネイビーブルーのを買ったのですけど、これはこれで気に入ってます、同じものを買い増しして数台のカメラに付けてますからね。(笑)
で、マップカメラさんのは10年ぶりの復刻だそうで、リングタイプとテープタイプという取り付け方違いの2種類を発売。リングタイプは幅20mm×帯の部分の長さ1000mmで、長さ調節は出来ないタイプ。テープタイプは幅20mm×帯の部分750mmのよく見かけるタイプのストラップで、長さ調節が出来ます。
色は前回と同じ青系5色。明るい色から順に「波青(ぱっせ)」「青夢(わかさゆえ)」「七分紺(しちぶこん)」「極青(きわめてあお)」「深海(ふかうみ)」っておしゃれな名前がついてますな。
今度は逃すまいと記事を読み終えてさっそく予約、発売日に届きました。買ったのは長さ調節のできるテープタイプで、色は「極青(きわめてあお)」って濃い方から2番めのきれいな藍色のもの、この色が欲しかったのよ。(笑)

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さっそく記事用に物撮りをしてカメラに付けてみましたけど、同じ青でもそれまで使っていたアルヌボのネイビーブルーとは随分違いますな、かなり鮮やかな感じ、だけどハデハデしくはないですよ。
細OBIストラップって名前の通り、柔道の帯のようなテイストで厚みがあるのにしなやかで柔らかい感触。アルヌボのは厚みがないので、比べると幅は同じなのにしっかりした感じがします。ま、お値段も税込み3.680円と3倍以上しますから当然かと。

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縫い付けてあるobistoロゴの部分に希少な「コードバンレザー」を使用だそうですけど、オジサンにはあまり関係ないな。(笑)カメラに付けてみると少し長かったので、長さ調節できる部分を短く切って調節しましたよ。
ぶっちゃけカメラストラップなんて、こだわらなければカメラを買った時に付いてるので十分なのですけど、ちょっとドレスアップするには一番効果があって、お値段もピンキリですから手軽に楽しめるアイテムではないかと。
カッコいいのを選んでみようかって気持ちになるのは、カメラに付いてるのがメーカーロゴやカメラの機種名がどど〜んと入っててカッコ悪いからかもしれませんな。(笑)

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2022年7月16日 (土)

ギア雲台「GH-PRO Ⅱ」で楽させてもらってます。

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ギア雲台ってなかなか買ってみようかって思うものじゃないでしょうな、オジサンも仕事ではマンフロット410を使ってましたけど、個人で持つとは思ってませんでしたからね。ま、お家フォトの充実に運良くと言うか、悪くと言うかSUNWAYFOTO(サンウェイフォト)の「GH-PRO Ⅱ」を見つけてしまったわけで。(笑)
ギア雲台ってよく見かける3ウェイ雲台と構造は同じですが、パン棒で操作する部分がノブの回転操作になっていて、微妙な構図の調整が出来るところが大きな違いなのですな。
3ウェイ雲台はパン棒を緩める→構図を決める→パン棒を締め付けるの動作ですけど、ギア雲台はノブを回すだけ、手を離すとそこで止まってますから緩める締めるの動作はありません。
このGH-PRO Ⅱはチルトとスイング方向がギアになってて、ブツ撮りの際のカメラの位置決めにコレがイイのですな、ほんの少しだけ上下に向けたい、左右に傾けたいって場面では最強便利。
カメラを大きく素早く動かす場合、マンフロット410はノブ根本に付いてる手裏剣みたいな形のノブを回すとフリーになって一気に動かせたのですけど、GH-PRO Ⅱはノブに仕込まれているクランクハンドルを引き出して回すようになっているので一気に動かすことは出来ませんが、動きはスムーズでイイ感じですし思ったよりも素早く動かせます。オジサンはマンフロット410よりGH-PRO Ⅱの方が好みですな。
水平方向のパン動作はカメラ取り付け部分と三脚取り付け部分の上下2ヶ所にあり個別に動かせます、ここはギア動作ではありませんが、ネットリ感のある動きで軽さはないですな、しっかりしてますよ。
パン方向の締付けノブは引っ張って回せば任意の位置に変えることが出来ます。カメラや三脚座に当たってしまう場合に始点位置を変えられるようになっているわけで、スタジオ機材ではよくある仕様なのでその筋の方には当たり前かと。(笑)
で、撫で回して遊んでても仕方ないのでさっそく実戦投入、明らかに作業効率アップしました。
以前は構図を決めたら三脚を動かしたくなかったですし、足で引っ掛けたりしないように注意してましたけど、ギア雲台だとすぐ元の構図に戻せる安心感があるので、三脚ごと横に退かせてブツを並べ直したりホコリをはらったりした後に、また元の位置に三脚を戻して、微妙にずれてしまった構図をノブを回して元に戻したほうが楽だし圧倒的に早いという。(笑)
カメラの水平垂直をきちんと出したり、シビアな構図が求められる場面ではギア雲台に勝るものはないですからね。特にカメラの高さを変えた時の調整は楽ですなぁ、それから窓からの日差しで撮る場合も。時間が経つとお日様の位置が変わりますから微調整しなくてはなりません。
以前の3ウェイ雲台ですと、カメラを下に向けようとしてカクンとなってしまったり、締め付けても微妙に動いてイライラしてたのが、ノブを回すだけでバッチリ決まりますからね。
構図決める→締める→ずれる→緩める→構図決め直す→締める→また少しずれる→イライラするってのを繰り返してたのが嘘のように消滅しましたよ、いやもうホント楽させてもらってます。(笑)

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2022年7月 3日 (日)

SUNWAYFOTO GH-PRO Ⅱってギア雲台。

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思案中っていいながら、やっぱり買っちゃいましたかって、ほとんどの方が思ったでしょうな。エエそうですよ、予想通り買ってしまいましたよって開き直り。(笑)
いやもうね、お家フォトやブツ撮りにギア雲台ってやっぱ格段に便利なのよ、普通の雲台でも問題なく撮れます、だけどタラタラやってる時間がオジサンには無いわけで。なので、お金で解決できるモノは潰しておきませんと。
で、買ったのはSUNWAYFOTO(サンウェイフォト)の「GH-PRO Ⅱ」。中国深センにある「Xinhuiオプトエレクトロニクス株式会社」の写真機材部門で2009年設立、海外ではサンウェイフォトって名前で展開しているそう。手頃なギア雲台を探していて見つけました、Amazonで税込み19,980円とギア雲台としては安いですな。
すでに販売終了になってましたけどヨドバシでも2年前に扱ってたみたいで30,360円の値段になってました、輸入代理店によって値段が変わるのでしょうか、この値段だったら買わなかったでしょうな。
ちなみにオジサンが買ったのは「NEXTステージ」って所で「合同会社リブレ」という会社のAmazon内のショッピングサイトみたい。聞いたこともないので住所を見たら神戸だって、JR三宮駅山側目の前のビルですやん。(笑)安かったしオジサン的には地元の会社には儲けてもらいませんとね、保証書にはサンウェイフォトの正規日本代理店ですって書いてありましたよ。

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届いたのは目立つ真っ赤な箱、ギア雲台本体はポーチに入ってました。中国語と英語表記の取扱説明書、製品合格証、クリーニングクロス、六角レンチが3種類、三脚取付部のネジ穴を3/8から1/4インチに変換するアタッチメント、謎の黒いワッシャー2枚が同梱。
カメラ取付部分はアルカスイス互換のクランプ仕様でカメラに取り付けるクイックリリースプレートが付属しているので別途購入しなくてもすぐに使えます。
さっそくサクッと商品撮影を済ませて三脚に取り付けてみました。コレ思ったよりコンパクトでしっかりしていますな。仕事で使っていたマンフロット410よりもかなり小型です。見た目もイイですしビルドクオリティーは高いかと。耐荷重は4kg、オジサンが使っているX-T30とマクロレンズの合計は700gチョイなので全然余裕。(笑)
気になったのはカメラ取り付け部分のすぐ下に真鍮のギアがむき出しで見えているので、ホコリなどの侵入に注意が必要なところかと。オジサンは付いてたポーチを逆さにかぶせてホコリ除けに使ってます。(笑)
水準器の位置も台座じゃなくカメラ取り付け部分にあるので、カメラを載せると隠れちゃいますな、何でこの位置?(笑)ま、ギア雲台を使おうかって方は別に水準器を持ってるのが当たり前ですから気にしませんけどね。さっそく実戦投入して使い勝手を見てみたいなと。
サンウェイフォトなんて全く知らなかったメーカーですけどなかなか良さそう。耐久性に関しては使い込んでみてからですかね。ちなみにこの会社のマーク、どう見ても日本のJISマークを90度横倒しにしたようにしか見えないのが笑いましたけどね。

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2022年6月23日 (木)

ギア雲台を導入しようかと思案中。

三脚に付いてる雲台で今時一番良く見かけるのは自由雲台、レバーのロックを緩めると自由な角度や方向にカメラを動かせて締めると固定されるってやつ。
それに対してチルト(上下の垂直の動き)パン(左右移動、回転の動き)スイング(左右の傾きの動き)の3方向を個別に操作できるのが3ウエイ雲台。オジサンの若い頃はコレが主流でした。カメラをきちんと水平にしたり、特定方向にだけ動かす場合には抜群の使い勝手でしたからね。
自由雲台はレバーを緩めると全方向一気にフリー、なのでその都度イチから構図を合わせ直さないといけないので便利なようでそうでもない、重量級やデカイカメラには向きませんし。ただ3ウエイ雲台と比べるとシンプルで、持ち運びがしやすく構造が簡単なのは利点ですけどね。(笑)
取材仕事では3ウエイ雲台のハスキー3段が定番、自由雲台はニーズに合わなくて使いませんでした。施設など建築の撮影で、お客様から「違う方向からも撮っといて」なんて言われた場合に自由雲台はホント使えねぇやつ、3方向個別に動かせる3ウエイ雲台は必要な方向だけを動かせばいいので楽勝でした。(笑)

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で、やっとギア雲台の話。3ウエイ雲台はパン棒と呼ばれるものを握って操作しますけど、ここがギア方式になっていて微調整と言うか微妙な動きができるのがギア雲台。
基本は3ウエイ雲台と同じですが、カメラをほんの少しだけ動かしたい状況で、パン棒ならぬノブを回せば少しずつ動いてくれるので、今までに撮った写真と向きと角度を合わせて撮影なんて場合で活躍。
商品撮影をよくやっているプロカメラマンの方ならギア雲台は必需品、スタジオの装備に必ず有ると思います。これが有ると無いとでは雲泥の差、タイトなスケジュールで大量の物撮りが発生する量販店やカタログの仕事では、効率よく流れ作業的に撮っていかないと納期に間に合いませんからね。(笑)
スタジオではカメラスタンドにギア雲台を付けて使ってました。カメラスタンドって街の写真館で見たことが有る方もいらっしゃるかと思いますが、重くてデカイ台座に太い柱が立っててそれから水平に伸びたアームにカメラを取り付けるという代物。カンボ(CAMBO)やフォーバ(FOBA)といえば分かる人には分かるかと。(笑)
オジサンはマンフロット 809 サロン230ってT字型の台座のやつにギア付きジュニア雲台410を付けて使ってました。独自のカメラプレートはデカイだけで使い勝手がよろしくなかったですけど、EF100mmF2.8マクロ付きEOS 5D MarkIIを乗っけて毎日酷使で13年間、故障知らずで頑張ってくれましたな、今も若いモンに使われていると思います。(笑)
マンフロットの410にせよ、ギア雲台って一般的な雲台ではないので、安くはありません。正直言って無いと写真が撮れないわけじゃないですし、今まで何とかしてきましたし。ただこれを使うと微妙なカメラ位置の調整が格段に楽になるのは十分わかっているので悩み中。なのでただ今レビューや動画などを見て調査中でありますよ、手頃なのが見つかれば良いのですけどね。(笑)

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2022年6月19日 (日)

ハスキー3段という、プロ御用達三脚の活躍。

窓からの自然光での物撮りやテーブルフォトが出来ない夜の時間帯にも撮れるように、押入れの中の物を除けて撮影ブースにしているのですけど、これがなかなか便利で、最近はこっちで撮ることの方が多くなってきてます。大きな物を撮る場面が少ないと言うか、そういうのは基本的に撮らないので、このスペースでも十分まかなえるのですな。
大抵押入れって上下2つに仕切られているので、下の段の奥には使ってないストーブや扇風機など季節物を収納、空いたところに三脚やスタンド類、撮影用品などを入れています。
普通は布団などを収納することが多いと思われる、上の段をガッサリ空けてあってここで撮影するわけですけど、押し入れなのでその高さがやや高いのですな。普通のデスクより高くて測ってみると83cmありました。
撮影するブツを並べたり、支えを入れて立て掛けたりする時に腰が痛くならなくていいのですけど、高いので撮影カメラ位置も高くなってしまいます。当然ファインダーを覗けないので、背面のチルト液晶モニターを起こしてそれを見ながら撮影、チルト液晶って実に便利ですなぁ。(笑)
カメラはOKなのですけど問題は三脚。普段使っているのは中華機材メーカー「NEEWER」の中型4段三脚で、センターポールが90度横倒しにできて俯瞰撮影が楽という仕掛け付きのもの。
目一杯伸ばせば高さは何とかなるのですけど、4段の一番先端の脚はすごく細くて全段伸ばした状態だとしっかり感が無い。こういう中型4段三脚って4段目まで使うのは緊急の時だけって割り切って、伸ばすのは3段目までで使う方がいいのですな。しかも軽いので足が当たっただけでカンタンに動きますし揺れます。(笑)
決してこの三脚が悪いとか中華機材だからダメって話じゃないですよ、使用状況が三脚の想定範囲を超えてるわけです。で、こういう場面では頼りになる三脚「ハスキー3段」に選手交代、仕事でも同じものをずっと使っていたので操作に関しては体が覚えてます、なのでチャチャッと無駄のない動きでセッティングできますよ。(笑)

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このハスキー3段、プロカメラマン御用達でデカイ重い丈夫な三脚の代名詞みたいなやつですから安定感抜群でビクともしない、足が当たってもこっちが痛さでうずくまりますからね、足の小指押さえて歯を食いしばって涙目。(笑)
高さも申し分なしですし、ありがたいのがセンターポールがクランクハンドルによるエレベーター式になっているところ。カメラの高さをクランク回すだけですぐ変えられるのは楽。雲台も3ウエイなので操作はしやすいですし、緩めるとスッと動いて締めるとピタッと止まります。こういう当たり前のことがちゃんと出来る雲台ってホント少ないですからね。(笑)
重量3.7kgも若い頃は平気でしたな、大きなカメラバッグと一緒に持ち歩いてました、今はベランダに持ち出すのもイヤです。そんなハスキー3段が思わぬところで活躍するとは思っても見ませんでしたな。

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