レンズのこと

2026年5月10日 (日)

ジャンクレンズの海へ1 サン マルチズーム 70-210mm F4

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「レンズ沼」って言葉があります。写真趣味人がさらに良い写りや性能を求めてレンズを買ったり買い替えたりを繰り返し、底なしの物欲から抜け出せなくなる状況を指すそうですな。
ま、年齢行くと自分の腕前や身の丈にあった機材が分かるようになってきますから、レンズ沼は無くなりますよ。

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で、オジサン最近レンズ沼とは対極の、ジャンクレンズの海に漕ぎ出し中。「性能より味わい、最新よりビンテージな写りを限りなく低価格で楽しむ」大海原。(笑)
第1弾はハードオフで1,000円のサン光機「SUN MULTI ZOOM 70-210mm F4」という、もはや誰も知らないだろうレンズです。(笑)
サン光機は1960年代頃から目立ってきたレンズ専業メーカーのひとつで、社名が幾度か変わってます。
戦前にマミヤシックス用レンズを作っていた上代(かじろ)光学が設立した五城光機が戦後新しくサン光機となり、サンレンズを経て株式会社ゴトー・サンに。だけど1984年に親会社の大沢商会倒産で関連会社だったマミヤ光機と共に連鎖倒産し消滅。

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古いアサヒカメラの広告をみると1950年代は8・16mm用シネレンズやコンバージョンレンズ、60年代に入ると一眼レフ用望遠レンズ、64年にズームレンズを発売してますね。ドイツのソリゴールレンズのOEMも。
70年代以降の資料が無くてネット調べですが、製品名は「マルチ70」でマルチコーティングだそう。1974年頃ケース付き49,800円で販売されていたみたい。
で、レンズにカビは無いけど、薄汚れて滑り止めゴムが一部分破損したジャンクをダメ元でお持ち帰り。清掃したら撮影に支障が無い位にキレイになりましたが、完全を望むなら分解が必要かも。

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実測で全長174mm、組み込みフードを伸ばすと202mm(キヤノンFDマウント仕様、突起含まず)、最大径66.7mm、重さ806g、絞り枚数6枚、絞り値F4〜F22(中間絞りのクリック無し)、最短撮影距離2.5m、フィルター径58mm、ズームは回転式。
EOS R8は約461g(バッテリー、カードを含む)ですから、マウントアダプターを付けて、さらに長くなったこのレンズを装着して構えると、思いっきりバランスが悪いですな。ピントとズームの各リングの幅も狭いですし。

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だけどEOS R8の拡大ピント合わせと高感度撮影に助けられて結構使えましたよ。(笑)約半世紀前、ズーム普及初期のレンズですが開放絞りF4で使い良い焦点距離かと。ただし金属の塊なのでホントズッシリ重いわ。(笑)
掲載した街の写真はすべてこのレンズで。オジサンが中学生の頃の最新レンズで令和の景色を撮り歩き。だけど重いので狭いエリア限定で。(笑)
描写に関しては現代のレンズを見慣れているとシャープさは感じませんな。さらに開放絞りでは周辺減光がハッキリ出ますし、白いものがにじみます。だけどあからさまな色収差は感じませんでした。
いやらしい感じでパープルフリンジが出たり、白いものに緑色の縁取りが出たりするレンズがありますが、被写体の条件が良かったのか、ほとんど気にならなかったのは意外でした。とはいえ昭和の写りだなって感じがしましたけど、これも全て味わいですね。(笑)

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ちょっと面白いのでまだまだ撮ってみたいですが、バランスの悪さと重さがネックですねぇ。ボディー内手振れ補正は要らない派なのですけど、このレンズには欲しいかも。
なのでそれを搭載したフジフィルムさんのX-S10に付けてテスト撮影してみましょうか。(笑)

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2026年5月 9日 (土)

RE58mmF1.4は、どうやら銘玉な気がしてきた。(笑)

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評判通りの銘玉なのか「知らんけど」なまま使い続けてきた「RE AUTO-TOPCOR 58mm F1.4」。オジサンの元へ来たのが最大の不幸にならないように、銘玉を確信できるように撮ってみました。(笑)

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まず使用感と見た目は、ピントリング回転時の重みも、絞りリングのカチカチ感もオジサンには感涙モノ。
梨地仕上げのシルバー鏡胴に、ストライプパターンの滑り止めというデザインは63年前のレンズって感じがしません。シルバーなのに重厚と言いますか、現代のレンズは太刀打ちできないオーラを感じますね。(笑)
ズームレンズでお手軽に構図を決めて、AFでチャラっとお気楽写真とは別次元、手にする際にはまず心構えと作法から正したくなるレンズです。う〜む、まずこの佇まいに銘玉らしさがにじみ出ているのかもしれませんな。(笑)

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検索したところボケ具合の美しさが最大の評価点のよう。オジサンは街の写真を絞り込んで撮ることがほとんど、常用絞り値はF8。F11もよく使いますね。
つまりこのレンズの開放絞りF1.4なんてまず使うことが無く、過去に撮った写真もバシッと絞り込んでましたからF1.4を試してなかった可能性大って、アカンがな。(笑)

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なので開放絞りF1.4だけでひたすら撮る、大人チャレンジをしてみました。まず被写体ですな、花だとか新緑の木漏れ日なんて、誰が見ても背景のボケが心地よくしか見えないものを撮ってては評価になりませんから、オジサンの街歩きの写真で確かめませんと。(笑)

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だけど街歩きをしていると、やはり絞り込みたくなるのですよ。隅々までピシッとピントが来てほしいわけで。そこをなんとか我慢して撮ってみました。
まず開放絞りF1.4ですから、画面周辺部は暗く減光しますし描写も甘く解像感も低くなります。
さらにお店の照明など点光源が丸くならずレモン型に変形する口径食は画面周辺でしっかり出ますね。口径食は絞り込むと軽減しますが、それでは今回のミッションが成り立たなくなるので開放絞りで撮りました。(笑)

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オジサンはレンズのボケ具合に関して、うんちくを語れるほどの量を今まで撮っていませんが、ファインダーを覗いた感じは85mmぐらいで撮ってる感じがしました。画角ではなくファインダー像の感じがですよ。
実際ボケやすくて、すぐボケる感がハッキリありましたのでね。この部分が銘玉の所以なのかと。
ボケ具合って、撮影距離や被写体と背景との距離が大きな要素になりますから、最短撮影距離で背景が遠くに離れているものを撮ればボケボケになります。反対に被写体も背景も遠景だと背景はボケません。当たり前ですが。(笑)
なのでボケ具合ではなく、ボケそのものが美しいのかってところが味わいなのかと。

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味覚と一緒で人によって感じ方が違いますし、街中の看板や建物など、そもそもボカシても美しくないものだらけの撮り歩き、銘玉にとっては想定外と言いますか、何してくれとんねんなダメダメ被写体のオンパレード。(笑)
だけど、撮れば撮るほど銘玉なのかもしれないって気がしたのは事実です。なのでこのレンズで夜の歓楽街を撮り歩いてみたいですな。
ネオンサインやいかがわしい看板を美しくボカシてくれたなら、オジサンのレパートリーも増えますからね。(笑)

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2026年5月 2日 (土)

RE58mmF1.4は銘玉か、正直分かってない。(笑)

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トプコン(東京光学)が1963年に発売した一眼レフ「トプコンREスーパー」の標準レンズ「RE AUTO-TOPCOR 58mm F1.4」。
オールドレンズ界隈では銘玉中の銘玉なんて評価をされて、美しいボケ具合を称賛しているのをたくさん見かけますが、実はオジサンそういう知識が全く無いまま、このレンズを手にしたわけで。
そもそもレンズより「トプコンREスーパー」ボディーの方を探していて、当時パソコン通信の写真フォーラムで知り合った方が、買いたいカメラの軍資金調達の為手放すというので譲っていただいたところ、ボディーに付けてくれていたレンズだったのですな。
あの頃はまだ銘玉なんて言われてなかったのかもしれません、でなきゃボディーに付けてくれてなかったと思います。レンズだけ単独で売却したほうが軍資金になったでしょうからねぇ。(笑)

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で、運が良いのか悪いのか、そういう経緯で我が家にやって来たこの銘玉君、REスーパーに付けると実にカッコよくてね。
発売当時の各社標準レンズは大体フィルター径が49mmぐらいだったのに対し、62mmのデカい前玉が主張してて、美しい梨地仕上げのシルバー鏡胴、ネットリ感のあるピントリングに、しっかりしたカチカチ感の絞りリングと相まって、描写よりその見た目と操作感が気に入ってましたよ。
オジサンの中でトプコンレンズは美しいぞ伝説が出来上がりましたな。(笑)なのでこのレンズの描写に対する銘玉評価を見ても、未だに「そんなにスゴイの?」って、よく分かんない感がありますねって、そこ分かってないオマエが使うなって叱られそうですけど。(笑)

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そもそもなぜ銘玉と呼ばれ出したのか、それは一体いつ頃なのか検索して調べてみたのですけど、明確な答えは出ませんでした。
オールドレンズに関する著書の多い某写真家の方が、世界一美しいボケと言われるケルン社のアルパ用レンズ「マクロスイター50mm F1.8 AR」に迫る写りと評価したというのがでてきましたけど、この人知らないし。(笑)

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それから2003年にコシナさんから「Auto-Topcor 58mm F1.4 Limited」という名前で復刻されてますが、そのページには「名レンズを21世紀の技術で甦らせました」と出ていますからその頃すでに銘玉で通っていたと思うのですが、その根拠と言いますか、いつ誰が銘玉って言い出したのかは調べがつきませんでした。(笑)

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で、これだけ高い評価のレンズなのに、このブログで記事に取り上げた回数が少ないのは、フジフィルムさんのXマウントカメラに付けると、APS-Cなので87mm相当の中望遠レンズになってしまって、オジサンの撮る街の写真では使いにくいというのがありまして。
さらに背景をぼかして撮ることもほぼ無くて、世間で言われる評価点をぜんぜん試してないという。暖色系の色合いというかやや黄色っぽい写り具合になるのは分かりましたが。(笑)
だけど昨年EOS R8がやってきて状況が変わりました。フルサイズ機ですから本来の58mmで使えます。おかげでずいぶん持ち出し率が高くなってますし、あえて絞り開放でぼかす撮り方もチャレンジして評価してみようかと思っていますのでヨロシク。(笑)

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2026年4月26日 (日)

さて、ジャンクレンズの海に漕ぎ出そうか。

若い頃フィルムカメラ探しで、休日は大阪の中古カメラ屋さんのジャンクコーナーを漁っていました。(笑)
自己責任で直すのが楽しくてね、ジャンクだろうが直せそうなカメラはまさに宝の山でしたよ。一見不調でも、家でいじってるとちゃんと動いたりするので、直せそうかを見極めて探すのが楽しくてね。
ところがフィルム価格高騰で、もうフィルムカメラを養っていく経済的余裕は消滅。なので規模縮小から完全撤退へ断捨離を完了。唯一残したのは往年のフラッグシップ機「キヤノンNewF-1」だけ。
ま、フィルムの値上げにとどめを刺されたわけですが、フジフィルムさんのミラーレスを使いだして、秀逸なフィルムシミュレーションと、マウントアダプターでクラシック&オールドレンズを楽しめるようになったのも理由かと。
これからはレンズ中心が正解だなと確信したわけで。(笑)で、最近ジャンクレンズを2本購入しました。

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日本の一眼レフカメラが世界へ躍進、レンジファインダーのライカや、二眼レフのローライなんぞをボコボコに蹴散らして、カメラ業界の世界地図をメイド・イン・ジャパンで塗り替えて行ってた頃のレンズ専業メーカーのレンズです。
1本はハードオフで1,000円、もう1本は三宮センタープラザ地下にある「百獣の買取王 カメライオン」ってすごい名前(笑)のお店のジャンクワゴンで500円。2本で立飲み1回分ほどの安さ。(笑)

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薄汚れてましたがカビは無く、家で清掃したらキレイになりました。分解すればもっとピカピカに出来ると思いますね。
そもそも性能やボケ具合をとやかく言うレンズではありません。そんなのは町食堂の定食に銀座の高級割烹料理店のクオリティを求めるようなもん。(笑)
なので最後はジャンクワゴンに流れ着いて、売れるか廃棄処分になるかを待ってるようなレンズにもう一度外の景色を見せてあげようかと。
どちらもキヤノンFDマウントなので、マウントアダプターでフジXマウントもEOS RFマウントも両方いけます。さっそく持ち出してますが、ジャンクレンズがちょっと面白くなってきました。(笑)
それから告知ですが、このカメライオンってお店が「赤い羽根募金 募金百貨店プロジェクト」に参加しているそうで「あなたのカメラが こども達の笑顔に!」ってチャリティー&カメラ買取をやっています。

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日時は4月23日(木)~5月12日(火)の10時~19時で、場所は神戸大丸の西口山側目の前にあるマルチベースって多目的スペースと言いましょうか、要はオシャレな掘っ立て小屋です。スクランブル交差点のとこにあるプレハブみたいなやつね。(笑)
ストラップやフィルター類が無料で持ち帰れますが、あくまでもチャリティーですから、そのあたり大人として募金箱に寄付をしていただきたいですな。
お家で使わなくなったカメラの買取もOK。買取成立金額の5%をこどもの居場所づくりへ寄付するそうですから、不要カメラで社会貢献できて良いかも、しかも場所柄入りやすいですし。中古カメラ屋さんや買取専門店の雰囲気ではないのでね。(笑)
オジサンも初日に行ってニコンの昔のフィルター、レンズキャップ、リアキャップに寄付してきましたよ。

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2026年4月19日 (日)

次はトプコンRE58mmF1.4で画角差を楽しむ。

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しばらくトプコンのRE20mmF4レンズをEOS R8に付けっぱなしにして、広角の広がり感を楽しんでいたのですけど、次はRE58mmF1.4を使ってみようかと。同じトプコン繋がりのレンズというわけでチェンジしてみました。(笑)

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ま、対角線画角が20mmの約95度から、いきなり58mmの約41度になりましたから、画角差がありすぎて、被写体への距離感の取り方に最初は戸惑いを感じましたけども、単焦点レンズは使っているとすぐにその画角に慣れますな。
だいたいこの辺りでカメラを構えたら、目の前の景色のどこからどこまでがちょうど画面に入るなって読めるようになりますからね。自分のスタンスと望む構図がピタッと決まるとレンズとの一体感を感じますし、撮ってる感もアップします、名作量産の予感もね。(笑)

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その点ズームレンズは安易にズームして済ませてしまいがちですからねぇ。自分が動かずに手元のズームリングでチョイチョイって調整して一丁上がりって感じの撮り方。
楽で便利で間違いなく撮れるのですけど、オジサン的には意味がぜんぜん違うのですな。趣味で楽しむ写真ですから楽で便利が必ずしも正義ではないわけで。(笑)

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少し前の旅行の際にEOS R8とRF24-105mm F4-7.1 IS STMだけ持っていきましたが、ホント便利でいつもより撮る量が逆に減りました、つまらないのよ。(笑)
絶対間違いなく撮れる安心安定な装備なのですけども、何も考えなくてもとりあえずシャッター押せばちゃんと写ってるのは撮るのを楽しんでるのとは違いますからねぇ。これスマホで十分じゃないかと思うと案外撮らなくなりますねぇ。
観光地は誰が撮っても一緒の写真が撮れるありがたい場所だというのも、気分が乗らない原因でしたし。(笑)

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単焦点レンズが好きなのは、自分が動き回らないと思い通りの構図も望めないので、面倒くささも楽しさってところですね、なので撮影作法も楽しさの要素だと思うわけで。
で、天気の良い日にこのRE58mmF1.4で撮り歩いてみましたが、町並みや建物を撮る際も広角レンズの時のように全体を撮る感じじゃなくて、部分をピックアップするような感じになりますね。それに対してどれぐらいの絞り値で撮るかなど考えるのが醍醐味。
さらにオールドレンズですからピント合わせも自分でやらなくてはなりません。シャッターチャンスが重要な決定的瞬間を撮るようなスナップショットには全く向かないですが、オジサンそういうのは撮らないので全然無問題。

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動かない建物やお店の看板なんぞを、じっくりゆっくり丁寧にピントを合わせて撮るのには、このレンズはちょうどいい感じでした。解放F1.4なので必要とあらば背景をぼかせますし。
銘玉だとか傑作レンズなんて言われているそうですが、それを意識した撮り方はしてません、普通に楽しい標準レンズだと思います。やや大柄でシルバーボディーなのでEOS R8に付けるとレンズが目立ちますが、マウントアダプターで全長が伸びた分使い勝手はむしろ良かったりします。(笑)

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2026年4月12日 (日)

オールドレンズの相性問題は奥が深いかも。

昨年夏にEOS R8を撮影機材メンバーに迎えた際に、各種マウントアダプターもすぐに手配しました。フルサイズフォーマットを活かして、手持ちのオールド&クラシックレンズを使ってみたいという目的と言いますか野望がありましたのでね。(笑)
で、ガッツリ楽しむレビュー記事を昨年秋から今年にかけて12本掲載、見てくださった方もいらっしゃるかと。役に立つかどうかよりオジサンの自己満足な記事でしたけど、手持ちレンズでEOS R8に付けられるのは全部レビューできました。
後は改造待ちレンズがいくつかありますが、これはのんびりやりますよ。(笑)
レビューした12本のレンズはXマウント用アダプターも持っているので、全てフジフィルムさんのXマウントカメラでも使えます。つまりAPS-Cとフルサイズの両方で楽しめるようにしているわけで。
だけど使ってみて思ったのは、キヤノンさんのフルサイズに合うレンズ、フジフィルムさんのAPS-Cサイズに合うレンズがあるなってところ。
物理的にフルサイズのイメージサークルをカバーしていない、ハーフサイズ用レンズは無茶なレビューでしたから例外として、レンズに相性があるのを感じましたね。
まずキヤノンFDレンズは絶対EOS R8だなって思いました。曲面を多用したEOSシリーズのボディに付けて、ファインダー覗きながらマニュアルでピント合わせ、絞りリングをカチカチ、前面の電子ダイヤルでシャッタースピードコントロール。
もうね、T90でFDレンズを使っていた若かりし頃にタイムスリップ感があって、オジサン涙でファインダーがかすみましたよ。(笑)

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反対にカラースコパーやクセナーのような海外勢レンズはフジフィルムさんの方がイイ感じの写りだなと思いました、フィルムシミュレーションを、クラシッククロームに設定して撮ると、コダクローム感が出て重厚な色彩がスゴク良いなと。
キヤノンさんのピクチャーコントロールも十分なのですけど、フジフィルムさんのフィルムシミュレーションはレンズの個性にさらにフィルム感を上乗せしてくれるのが面白いわけで。なので手持ちのレンズをどっちのボディーで使うかが悩ましいところだったりします。(笑)
さらにオールド&クラシックレンズの古さ加減による描写の違いも絡んできますから、違うボディーと言いますか、メーカーによってテイストが違う画像エンジンで、同じレンズを味わうというのは違うフィルムを使う感じに似ているかもしれませんね、ある意味すごい贅沢。
このレンズはキヤノンかフジかどっちのボディーがいいのか、さらにどの設定がイイ感じに撮れるのか、まだまだ撮って確かめなければなりませんな。そうなるとますます純正レンズの出番が無くなりそうですよ。(笑)

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2026年4月11日 (土)

ガツンと20mm広角でPLフィルターを楽しむ。

昨年、東京光学の「RE AUTO-TOPCOR 20mmF4」で撮ってみた記事を2本書いておりました。先に書いたのはフジフィルムさんのAPS-C機で使ってみた記事だったので、焦点距離が1.5倍の30mm相当になってしまって広角感を味わいにくいと書いてました。
夏にEOS R8を買ってからはフルサイズでオールド&クラシックレンズを楽しめるようになりましたから、後に書いた記事では20mmのしっかりした広角感を味わえたことを書いてましたよ。

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で、やはりこのレンズは、フルサイズで本来の焦点距離20mmのレンズとして使うのが一番だなというのが結論。さらに晴れた日にPLフィルターを付けてこのレンズを使うと実に楽しいですな。24mmにPLフィルターで撮ってた若い頃の感覚が蘇ります。
20mmですからさらに広角。対角線画角は20mmが約95度、24mmが約84度ですが、広角域の焦点距離4mmの差は思った以上に大きいですからね。ファインダーを覗くとスゴク広々、ガツンと広角感がありますよ。
EOS R8に付けてアスペクト比を1:1にして正方形で撮っても十分な広角感が味わえましたしね。(笑)

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専用フードはシリーズ9フィルターを挟み込む独特な仕様のものなので、回転させて使うタイプのPLフィルターには使えません。さらに直にPLフィルターを付けるとケラレて、画面の四隅にフィルター枠の影が出現します、それだけ広角なのですな。
例えば厚みの薄いPLフィルターなら大丈夫なのかもしれませんが、確かめるために買うのはちょっと、PLフィルターってお高いですからね。(笑)

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なのでRF24-105mm F4-7.1 IS STM用に買ったPLフィルターが使えないかと、中古カメラ屋さんでジャンクのステップアップリングを探してきて、付けてみたところ上手くいきました。
トプコン20mmのフィルター径62mmに対し、RF24-105mmは67mmと大きなサイズなのでケラレは出ませんでしたよ。これでPLフィルターを常用できてさらに出場率アップ、最近はEOS R8に付けっぱなしてますよ。(笑)

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これだけの広角レンズですから、絞り込めばパンフォーカスになってピント合わせも要りませんな。街歩きでよく使うF8に絞ると、約1メートルから無限遠(∞)までピントが合うわけで。
その位置でピントリングと絞りリングをマスキングテープで動かないように固定してしまえば、後はPLフィルターの操作だけになりますから実に軽快に撮り歩けましたよ。(笑)

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過去に色々なレンズを使いましたが、F8に絞ると大体最高のパフォーマンスを発揮してくれるなって思ってましたから、これでバッチリ。
PLフィルターを付けるとその効果によって露出が1~2段暗くなりますが、高感度に強いEOS R8では無問題。感度をオートにしておけば露出補正ダイヤルだけ操作すれば済みます。
なのでファインダーを覗いて、PLフィルターの効き具合の確認に集中できましたよ。(笑)

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2026年4月 5日 (日)

やっぱり、マクロレンズはイイっすね。

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現在マクロレンズは4本使っていて主にブツ撮りやテーブルフォト、料理を撮るのに活躍中です。
2本の中華レンズ「TTArtisan 40mm F2.8 MACRO」と「LAOWA 65mm F2.8 2x Ultra Macro APO」はフジXマウント用で。もう2本はキヤノンFDレンズ時代の50mmと100mmのマクロで、マウントアダプターでEOS RとフジXマウントの両方で使えるようにしています。
FDレンズはフジのAPS-Cに付けると焦点距離が1.5倍、それぞれ75mmと150mm相当になって使い分けできるレンズが増えますな。ま、マクロレンズを4本も持ってるなんてアホですけど、なんか好きでねぇ。(笑)
そんなに好きなら最新の純正レンズをちゃんと買えよって言われそうですけど、高過ぎて手が出ません。それにオジサンの哲学と言いますかこだわりと言いますか、マクロレンズにAF要らない派なので、最新レンズは必要ありませんな。
買えない負け惜しみじゃないですよ、ピント合わせはマニュアルでやるのがマクロレンズの楽しさだと思っているわけで。(笑)
現役の頃、仕事で「EF100mmF2.8マクロ」を「EOS 5D MarkII」に付けて使ってました。今時のミラーレスのように画面全面に測距点が無く、画面中央に9点でしたから、ピントを合わせたい所に測距点が被ってないと合いません。
つまり思った所に合わせられないのでレンズ横のスイッチをMFで使ってました。そういう経験もあってマニュアルで十分なのでオールドレンズや、お手頃価格な中華レンズなど幅広く選択肢に入るわけで。
そもそもマクロレンズって高性能ですから、前述の2本のキヤノンFDレンズは両方とも47年前のレンズですけど、腐っても鯛ならぬ古くてもマクロレンズ。全然問題を感じたことはありません、ブツ撮りではガッツリ絞り込みますしね。
LAOWAの65mmもイイですね。等倍ならぬ2倍までカバーして全長が変わらないのは使いやすいなと。
TTArtisanの40mmは見た目がイマイチだなと思ったのですけど、40mmという焦点距離がAPS-Cで60mmになるので使いやすかったのと値段が安くてね。コレを書いてる時点で焦点工房さんのオンラインストアを見たら税込み20,700円でしたよ、新品でこのお値段ですからね。(笑)
昨年から撮影の仕事をさせてもらっているところは「RF100mm F2.8 L マクロ」と「RF24-105mm F4 L」を使っているのですが、引き場がなくて撮れないもの以外は、必ず100mmマクロで撮っています。
向こうのスタッフは何でもズームレンズで撮ってるみたいですけど、オジサンは絶対やらない。キヤノンさんのお高い「L」レンズであっても、所詮ズームレンズなんですね。
マクロレンズにチェンジしてファインダーを覗くと画面の四隅の描写が明らかに違うのを感じます、なのでマクロレンズに一目置いているオジサンは100mmマクロ推し。(笑)
プライベートのブツ撮りやテーブルフォトは、マクロレンズを操作するのが楽しくて撮ってる部分もありますね。
マクロレンズ特有の幅が広く、回転角の大きなピントリングを回してると撮ってる感が半端ないですからね。やっぱマクロレンズはイイっすね。(笑)

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2026年3月22日 (日)

RF24-105mm F4-7.1 IS STMのアカンところ。

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カメラ&レンズ遍歴は長いオジサンですが、臭い匂いがするレンズってのを初めて経験したのが、EOS R8と一緒に買った「RF24-105mm F4-7.1 IS STM」ってレンズ。
このレンズを付けてカメラを構えたままズームすると、全長が変わるので中の空気がどこからか押し出されるのでしょうね、電子部品の独特な匂いがスゴクするのですけど、これが結構臭かったわけで。(笑)
半年も使ってるとさすがにもう匂わなくなりましたが、買ったばかりの頃は結構気になる臭さでしたよ、この匂いでカメラは電化製品なのだなって再認識しました。(笑)
そのうちズームするとラベンダーやキンモクセイの香りがするアロマレンズなんてのが発売されるかもしれませんな。
被写体認識機能&AI活用でさらに進化・進歩して香りを合成、花を撮ってるとその花の香りがするとかね。この機能を使って道端の犬のうんこを撮ったら…って、失礼しました。ま、臭くてもいい写真が撮れればイイか。(笑)
で、このレンズに関するレビューを色々見ていて、RAWで撮影するとケラれるというのが出てきたのですな。オジサンはJPGでしか撮りませんから今まで全く気が付かなかったわけで。
ま、今時のレンズは、すべからく画像処理ありきで設計されてて、そのおかげでコンパクトにできたり、高倍率を実現できたりしているのでしょうから、そんなのも有りなのかと。
つまり光学技術だけでは届かない部分を電気と言いますかコンピューターの力で補完している電化製品なのだなと。
本当にケラレが発生するのかRAW+JPGで撮影して調べてみたところ広角側で発生。さらにJPGは一回り小さくトリミングされているというのも分かりました、つまりトリミング後の画像から逆算して画角も決められているのでしょうな。
下の写真のRAW画像の左側がケラレが分かりやすいかと。その下のJPG画像がかなりトリミングされているのもお分かりいただけると思います。

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で、カメラのメニューに「レンズ光学補正」って項目があるのですけど、色々な補正を電気じかけで整えてくれる設定が並んでいますな。オールド&クラシックレンズを付けている時には全く使えない機能ですから、カメラ&レンズ連携の余計なお世話と言いますか、補正一切無しで撮れるのが逆に楽しいわけで。
カメラとレンズが連携する今時の撮り方を楽しむのなら純正レンズで。そんなの無しでレンズを楽しむのならオールド&クラシックレンズをマウントアダプターで、味わい方は二刀流。(笑)
最後にフルサイズ用のRFレンズ全てに言える一番のアカンところですが、マウント径が大きくなったのでレンズが太くなってしまったのは仕方がないとして、レンズのリアキャップに方向性があって、前のEFレンズのように3方向どこからでも装着できたのが、必ず指標を合わさないと嵌められなくなったところ。
コレなんとかならなかったのかってホントガッカリな部分。まさか大昔のFDマウント時代の使い勝手の悪さに、逆戻りするとは思いませんでしたよ。
文句行っても仕方がないので指標がわかりやすくなるように、マーカーで色を付けて使ってますが、やっぱり不便なのは変わりませんな。EOS Rシステムの一番の欠点だと思っています。(笑)

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2026年3月15日 (日)

同じ38mmなんだけど、ずいぶん違うな。

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ハーフサイズ一眼レフ、オリンパスペンFの交換レンズ「F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8」と、ドイツのROBOT STAR1ってカメラに付いていた「Schneider-Kreuznach Xenar(シュナイダー・クロイツナッハ・クセナー)38mm F2.8」。
表記が38mmつながりってことで取り上げてみました。こんなきっかけでもなければ比べてみようって思わないでしょ。(笑)
24×18mmのハーフサイズ用と、24×24mmの真四角フォーマットのレンズですけど、どちらも長辺24mmをカバーしてますからイメージサークルは同じぐらいだと思います。ま、38mmなんてあまり見ませんから、その辺りを面白がろうかと。(笑)
掲載作例は長方形がペンF、正方形がクセナーで撮ったものです。

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共通点と言いますか似てるところは、どちらも小型軽量なのは当たり前ですが、絞りリングがレンズ先端にあるレイアウトというところと、検索してもでてくる情報が少ないところでしょうか。(笑)
どちらもよく知られた銘玉というわけじゃありませんから、検索ではネットオークションやフリマサイトが多かったですな。(笑)

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ペンFの38ミリは開放絞りがF1.8と明るいですが、絞り羽根枚数5枚なのでボケ形状はキレイではありません。対してクセナー 38mmは8枚羽根ですが、開放絞りはF2.8なのでボケ形状はきれいだけど、なかなかボケてくれないレンズ。
どちらもボケを楽しむタイプのレンズじゃないですなぁ。(笑)で、2本をEOS R8に付け、アスペクト比をペンF 38mmはハーフサイズと同じ4:3、クセナー 38mmは1:1の真四角で撮り歩いてみました、元々のカメラの縦横比に合わせたわけですな。

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ま、使い勝手に関しては圧倒的にペンFの38mmに軍配が上がります。ピントリング、絞りリングの回転方向もキヤノンと同じですから、オジサン慣れてますしね。(笑)

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回転方向以外では、クセナー 38mmはピントリングと絞りリングのデザインと感触が同じで厚みが無く、さらに近いところにレイアウトされているので、操作を間違うのですな。ピントリングのつもりで、絞りリングをほぼ確実に回してしまいます。(笑)
この辺り厚みも感触も違うペンFの38mmでは間違うことはありません。絞り解放で撮った場合の描写の甘さや四隅の像の流れなど、クセナーだから「癖なー」なの?と思いましたね。(笑)

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登場したのが1952年ですからペンFの38mmの14年前、その辺りの技術の差もあると思います。だけどF8まで絞り込んだらずいぶん印象が変わります。クセナー 38mmの潜在能力解放って感じで、渋い味わいの写真を量産してくれるのですな。
シャープでこってり濃厚、ずっしり重厚な印象ですね。アンダー目の露出で撮るとさらに顕著になるなと。

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こういう癖強な描写はペンFの38mmでは味わえませんが、代わりに間違いの無いメイドインジャパンのレンズって感じの写り具合が、オールドレンズなのにスゴイなって思えるところかと。
こんな差を楽しめるからレンズはやめられないわけで。なので使い勝手が良くても悪くても、レンズはやっぱり楽しいのよという結論でした。(笑)

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