レンズのこと

2023年12月 3日 (日)

レンズのデザイン今昔。

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今どきのレンズってほぼ指を添えるだけのモノになってますな。オートフォーカスのお陰でピントリングをグリグリ回すなんてことがなくなってますからね。せいぜいズームレンズのズームリングが一番良く操作する部分だと思います。
それと色んなスイッチが付いてるのが今どきのレンズかと。超望遠レンズなんてスイッチ類がいっぱい並んでますな、ハイどうぞって渡されてもオジサンには使いこなせそうにありませんよ。(笑)
そんな昭和レトロ&ビンテージなオジサンは昔の一眼レフ用レンズをマウントアダプターで楽しんでたりするわけですけど、そういう古いレンズを見ていると、レンズのデザインと言いますか流行も時代とともに変化して来たのを実感します。
どういうものか今どきのレンズって車のデザインと同じ感じがして、わざと似せてるわけじゃないでしょうけど、どこのメーカーのも、なんだかよく似てるなって思えるレンズが多いような気がします。メーカーロゴを隠して渡されたら多分分からないでしょうな。(笑)
共通点と言いますか似てるところは、なんと言いますか凹凸が少なくて、ピントやズームリングの滑り止めの模様も間隔の狭いストライプパターンが多いような印象がありますね。
昔のレンズに比べてありえないぐらい高性能なレンズばかりなのに見た目はシンプルでスマート、仕事のできるイケメンって感じかと。そうですなぁ、関西人的に言いますと「シュッとしてはる」レンズって感じでしょうか。そういうのが今の時代のデザインなのでしょうね。(笑)
そういえば1960年代のトプコン(東京光学)の一眼レフカメラ用レンズのピントリングは、今どきのレンズと同じストライプパターン。当時はかなり進んだデザインだったのじゃないかと思いますね、今見てもカッコイイ。歴史はと言いますかデザインは繰り返すのでしょうか。(笑)

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で、オジサンがカメラに興味を持った1970年代中頃は、すでに日本の一眼レフカメラが世界を席巻してましたから、各社一眼レフカメラのシステムが大黒柱だった時代、当時キャノンAE-1を使っていたのでレンズはFDレンズ。
マウント部分を銀色のリングで締め付けるというスピゴットマウントタイプでした。正直なところ使い勝手はバヨネットマウントタイプに比べて悪かったのですけど、レンズ根本のシルバーリングがアクセントになってカッコイイと思ってましたよ。のちにココを改良したNewFDシリーズになって、バヨネットマウントタイプと同じ使い勝手になり、このリングは無くなってしまいましたな。(笑)
ピントリングってレンズの印象や使い勝手を決定する重要な部分かと。1960年代頃から滑り止めパターンの付いた合成ゴムを接着する方法になったそうですけど、それ以前はローレット加工と言って金属のピントリングにパターンを彫っていたそうです。

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古いニッコールやロッコールレンズで記憶にある方も多いかと、滑り止めストライプと何もない部分が交互に彫ってあるやつね。オジサンの持ってるのではオリンパスペンFの交換レンズがそのデザイン。使い込んではげてくるとカッコイイのよ。(笑)
で、コシナさんのクラシックテイストのレンズってこの雰囲気を現代の高性能レンズに再現、見てるだけで美しいですな、でも先立つものがありませんのでね、見てるだけ。(笑)

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2023年9月 2日 (土)

似ているレンズを間違えて持ち出した件。(笑)

暑さで頭がボケてたのでしょうかね、レンズのチョイスを間違えて出かけてしまいました。
最近はあまりの暑さに持ち出し機材は極力ミニマムに、単焦点レンズを付けたボディー1台だけで出かけています。単焦点レンズ好きですし、小型軽量で画角固定ですから撮ってる時に迷いがないわけで。そのあたりが単焦点レンズの醍醐味だと思っていますしね。(笑)
で、X-S10ボディに一番持ち出し率の高いXF23mm F2 R WRを、付けっぱなしたまま防湿庫に仕舞っていたと思いこんでいたわけで。
付いていたのが実はXF35mm F2 R WRだったのですけど、思い込みってコワイですな、確認もせずそのままカバンへ放り込みお出かけしてしまいました。さて撮ろうかとカメラのファインダー覗いて「あっ違う」って気が付いたという。
この両レンズ、見た目と言いますかデザインが似ているとはいえ、レンズフードの形状などよ〜く見れば分かるはずなのですけどねぇ、思い込んじゃってますからソコを目にしてても気が付かないという。(笑)

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おかげでその日一日調子が狂いましたな。気持ちがXF23mmのつもりでしたから、XF35mmだとスタンスの取り方が少し離れた位置になります。ファインダー覗いて「あっ近すぎる」って数歩後ずさりを繰り返しながらウロウロしてました。まるで捕まりかけたザリガニのよう。(笑)
ま、レンズを間違えたのは自分のせいですから文句も言えません、その日一日頭の中はXF23mmで現実はXF35mmというギャップを楽しみながら撮り歩きましたよ。
交換レンズ式カメラの世界はすでにズームレンズが主役で、単焦点レンズはこだわりのある方やマニアの世界になってますから、オジサンのような間違いをする方もほぼいないと思います。単焦点レンズ好きの方でも、きっと違う単焦点レンズもカメラバッグに忍ばせて、複数本持ち歩く方がほとんどじゃないかと。
オジサンのように暑さに負けてレンズ付きボディー1台だけってのがすでに「やる気あんのかワレ」ってカメラとレンズから叱られそうなヘタレですからね。家内のコンパクトカメラXF10を借りて出かけた方がお似合いなのかもしれません。
で、後日ちゃんとXF23mm F2 R WRを付けていることを確認して出かけましたよ。やっぱりしっくり来ます、撮ってて一番楽しい画角なのでいつもより撮る量も増えますな。
とはいえ猛暑でカンカン照りですから、調子に乗ってて熱中症なんてことになったら大変、高架下や商店街のアーケードなど日陰ばかりを選んでウロウロして来ましたよ。それでも汗だくになるぐらい十分暑かったのですけどね。(笑)

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2023年6月24日 (土)

ズームレンズとレンズフード考。(笑)

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今どきのレンズの高性能ぶりについては何度もネタにしておりますけど、今回は標準ズームレンズ。
若い頃からたくさんのカメラやレンズとまみれてきましたけど、気が付いたら王道といいますか主流といいますかそれが当たり前になっていたのがズームレンズ。昔は単焦点レンズと比べて画質も性能も劣るというのが定説で、プロはあんなモノ使わねぇなんて言ってた時代もありました。(笑)
ところが積極的にズームレンズを使い、35mm一眼レフの機動力を生かした風景写真で一斉を風靡した、風景写真家の竹内敏信さん辺りから事情が変わってきましたな、各社のレンズシステムにズームレンズが増えていったような記憶があります。
オジサンもEOSを使うようになってズームレンズを積極的に使うようになりました、それまでのFDマウントズームレンズと比べて、性能が飛躍的に上がりましたからね。
ただ不満はレンズフード、可変焦点なのでズームの望遠側ではフードの長さといいますか深さが足りなくて、ほぼ役目を果たしてないのですな。そもそもズームレンズのフードって基本的にどれも短い上にズームすることで足りなくなりますから、ただの飾りでしかないのも多かったわけで。
それでも改善したくて同じフィルター径の単焦点レンズの深いフードを削って長さ調節して使っていたこともありましたなぁ。(笑)オジサンは基本的にレンズにフードは付ける派なので写真用品メーカーの汎用品や中古カメラ屋さんのジャンクを探してきたりしてました。
ところが2006年でしたかEOS Kiss Digital Xのキットレンズ「EF-S 18-55mmF3.5-5.6USM」って標準ズームを初めて使った時、今どきのズームってこんなに写るのって驚いたわけで。
専用フードは効果が無さそうなただの輪っかで別売だったので買いませんでした、なので初めてフード無しで使ったレンズだったかと。プラ素材使いまくりで高級感の無いレンズでしたけどよく写りましたな。(笑)
2018年に富士フィルムさんのX-T20に乗り換えた時に買ったキットレンズ「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」を初めて使った時「何じゃこのレンズ、単焦点レンズと変わらんやんけ」ってビビりましたな。ズームでこの性能って有り得んって思うぐらいの写りに、さらに驚いたという。(笑)
見た目も高級感がありますし、専用の花形フードが付いているのですけど、付けなくても当然高性能で実によく写ります。もちろんフードは付けるべきなのですけど、付けないと実にコンパクトになりますな。
オジサン単焦点レンズ好きですけど、このズームレンズは手放しませんよ。(笑)ま、総じて今どきの国産ズームレンズって高性能すぎるのですけど、困ったときに一番役に立つレンズって案外地味な標準ズームかもしれませんね。

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2023年6月 4日 (日)

欠点を味わいに出来るのがメイドインジャパン。(笑)

先月中旬にペンタックスのKマウント用交換レンズ2本の発表がありました、どちらも同じ50mm標準レンズで、1991年発売の「smc PENTAX-FA 50mmF1.4」をベースにして開発されたそうなのですけど、描写特性が違うレンズなのだそうですな。
レンズ構成や絞り羽根枚数、フィルター径に最短撮影距離は共通だそうですけど「HD PENTAX-FA 50mmF1.4」はHDコーティングを施した現代版50mmレンズということで、ああそうですかって感じ。
特に興味は持ちませんでしたけど、オジサン気になったのがもう1本の「smc PENTAX-FA 50mmF1.4 Classic」ってレンズ。名前の最後に「Classic」って付いてるので想像が付くと思いますけど、古いレンズで発生しがちな「虹色フレア」が発生するようにチューニングしたそうで、逆光撮影時に絞りを開放にするとキレイな虹の輪が出現するそうですな。
そもそも虹色フレアが出現するなんてのはレンズとしてはダメダメな欠陥品。ところがペンタックスさんはそこを逆手に取って「味わい」にしてしまったわけで、その辺り上手いな~って感心したわけですよ。
同じ50mm標準レンズで片方は最新最先端、もう一方はダメレンズのリバイバルという真逆なラインナップ。両方買っちゃうPENTAXIAN(ペンタキシアン=ペンタックスファンの呼び名)な方いらっしゃるでしょうなぁ。リコーイメージングさんは、こういうファンをくすぐる商売がお上手ですからねぇ、ある意味幸せの落とし穴がいっぱい。(笑)
オジサンが感心したのは虹色フレアの発生をコントロールという技術的な部分。実は手持ちの中華マクロレンズ「TTArtisan 40mm F2.8 MACRO」は絞り開放で逆光時には意図しないのに、派手でギトギトな虹色フレアがドバ~っと画面を覆い尽くし、まともに撮れない超ダメ性能。
設計時に抑え込むことが出来なかったのでしょうなぁ。発売時のレビュー動画でも逆光性能のお粗末さがあちこちで指摘されてましたからね。(笑)実際に撮ってみたのが下の写真、ひどいでしょ。2枚目は同じ場所で純正レンズXF23mm F2で撮ってみたものです。

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で、ペンタックスさんはこれを味わいにまで昇華させてるわけですからこの辺りがお隣の国のレンズとの根本的な違いかと。ま、お値段も根本的に違いますけどね。(笑)
ダメージジーンズって呼ばれる、わざと裂いたり傷をつけた破れかぶれのジーンズがありますけど、履いてるうちに勝手に破けちゃったのとは違います。「わざと」の部分に技術やセンスが隠れているわけで、そのあたりが差なのかもしれませんな。
ただし使う人にセンスが無かったら、どんなにすごいレンズを使っても何にもなりませんけどね。オジサンがダメージジーンズ履いてもイケオジにならないのと同じです。(笑)

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2023年6月 3日 (土)

レンズを変えてスランプ脱出?(笑)

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別に今スランプってわけではないですよ。むしろ冬場に撮れなかったリバウンドで春先からガンガン撮ってますのでね。だけどちょいとばかり失速中。(笑)
いつも撮った写真は当日か翌日全部チェックしてOKカットのみ残し、連番を付けるというのがいつもの作業なのですけど、最近は撮れ高が低くて、チェックしている時にピンとくる写真が無いのですな。結構なカット数を撮ってるのに残るものが少ないという事態に陥っているわけで。
ま、こういう事ってよくあることですから気にしてませんけど対策としましては、いつもと違う機材に変えてみるのが一番かと。
これは昔からよく言われていることで、写真家の大先生がカメラやレンズを変えると気分が変わるなんて、カメラ雑誌の対談やインタビューで答えていた時代もありました。今思うと、あれは少しでもカメラやレンズが売れるように、メーカーさんに対してのリップサービスだったのかもしれませんな。(笑)
オールド&クラシックカメラの沼にどっぷり肩まで浸かっていた頃は、35mmだけでなくハーフサイズや中判などフィルムフォーマットの選択肢もありましたし、それに伴ってカメラも選び放題なくらい持っていたので、気分を変える必要すらありませんでした。
いつも新鮮な気分どころか、かえってカメラを選ぶのに困ってましたよ。例えば6×6判の中判カメラですと一眼レフに二眼レフ、スプリングカメラにボックスカメラの中から選べるという贅沢なラインナップでしたなって、一体どんだけカメラ持っとってん。(笑)

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今はフィルムが高すぎて、気分を変えてフィルムで撮ることも二の足踏んでしまいますから、デジタルカメラで気分を変えるしか無いのですけど、オジサンは富士フィルムさんのXマウントミラーレス機しか持ってません。なので気分を変えるにはレンズを変えたり、カメラの設定を変えて真四角な写真やモノクロ写真を撮ったりってところでしょうか。
いつも一番良く使っているレンズはお家で留守番させといて、普段使うことのないレンズ1本だけで勝負なんてのも気分が変わりますな。普段は標準域から広角域の単焦点レンズばかりなので、もう少し長めの中望遠や思いっきり望遠レンズなんてのも面白いかと。
わざと単焦点をやめてズームレンズでお出かけってのも気分が変わりますな。普段と違う焦点距離ですと街歩きでも見どころが変わりますからね。

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以前XC50-230mmF4.5-6.7 OIS IIを持ち出した時は遠くばかり見ながら歩いてましたな。(笑)標準や広角レンズと比べて被写体までのスタンスが全く違いますから、いつものように見ていると近付き過ぎになってしまってフレームからはみ出てしまうわけで。今回の写真は全てその時撮ったものです。
撮れ高は気にしませんけど、気分は変えたいですからこんなチョイスもいかがかと。えっレンズ持ってないって?それはもう1本新調するしかないでしょう。(笑)

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2023年4月 1日 (土)

レンズに厳しい時代に楽しむオールドレンズ。

新型カメラが発表されて画素数が現状よりもさらに上がると、それに伴って高画素に対応できるレンズが出てきますな。カメラメーカーのレンズラインナップの中でも、設計の古いレンズがリニューアルされたり、新しいレンズに置き換わったりしてます。
サードパーティー製レンズの場合もっとシビアかと、カメラメーカー製よりリーズナブル感と高性能を目指さなくてはなりませんからね。サードパーティー製レンズが、高画素に耐えられるかを検証しているプロカメラマンの動画なんてのもネットで検索すると出てきますな。(笑)
皆さんそういうのを見て購入の参考にしているのでしょうけど、レンズもカメラも新しいものは、総じてお値段が高くなりましたなぁ。これって半導体不足が原因だけじゃないような、業界全体で高いのが当たり前って実績を作ろうとしているような気がするのはオジサンだけでしょうか。
買えないオジサンはネット記事や動画を見て、使っている気分になるしかしょうがありません、結構楽しいですよ「エア購入」って、心のカメラバッグにどんなに高いカメラもレンズも全部入ってます。(笑)

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で、こんなに画素数アップでレンズに厳しい時代って言いながらその真逆を行くのがオールドレンズの世界。思っているよりよく写るのにビックリして、ピント合わせって楽しいって改めて知り、予想以上に敷居が低かったの三拍子。
なので思っているより、やったもん勝ちの楽しくて新しい世界なのですな。(笑)必要経費はオールドレンズとマウントアダプターだけ。
半導体不足で新型カメラやレンズの供給不足もあって、中古市場でも新しいものは高値で手が出ませんが、80年代ぐらいまでの一眼レフ用交換レンズって、オートフォーカスになる前のレンズはホントお安い。
当時ボディーとセット売りが当たり前だった50mm F1.4クラスの標準レンズなんて、大量に販売された分たくさん残ってますからね、使うのに問題はないけど、見た目使い込んだ感のあるものなら数千円から買えますな。
ズーム倍率が低く、開放F値が暗い標準ズームレンズも安いですなぁ。ただプラスチック部材を多用する時代になって、経年変化で劣化しているものがあるので注意、ズームがスムーズじゃないのや引っかかり感があったりしますからね。ま、普段使いのレンズがズームレンズなら、オールドレンズはあえて単焦点をチョイスするのが面白いと思いますよ。
中古カメラ屋さんには、当然儲けになるマニアやコレクター向けのお高いものも飾ってますけど、そういうのはショーウインドーの中でもプレミアム席に鎮座してますから、ハナから見なければいいだけ、お財布に合わせた実用品のお買い物を。(笑)
で、面白そうだけど写りはそんなに期待してなかったオールドレンズが、思ってた以上にスゴクいい写りだったら嬉しいでしょ。オールドレンズってココ醍醐味、一番オイシイところ。(笑)
この世界を知ってしまうと、最新レンズをテストしたレビュー記事や動画なんてプイプイ。細かな欠点をあげつらったり、重箱の隅っこツツキまくってて何が楽しいのかって思うようになりますな。
おおらかな気持ちで、おおらかにレンズとお付き合い出来るようになります。そうするとお隣の国のおおらかすぎる性能のレンズも余裕でカモーン。
気がつくと愉快なレンズワールドが出来てますな。オジサンはすでにそうなってます、だけどスゴク幸せ。(笑)

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2023年3月19日 (日)

レンズの元気が、明日への活力。(笑)

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一眼レフからミラーレスへと流れが変わって、スゴク元気がいいなって思うのが交換レンズ界隈。次から次へと面白いレンズを発売して、攻めてる感じがする中国や韓国のメーカーは勢いを感じますなって思ってたら、国産メーカーも次々魅力的なレンズを投入してきてますな。
富士フィルムさんもソニーさんのように、ライセンス契約したレンズ専業メーカーにマウント情報の開示をした途端、一気にレンズが増えましたからね。レンズメーカー各社の新製品発表のニュースが楽しかったですな、お金があれば全部買って使ってみたいって思いましたよ。(笑)
そうそうニュースで見たのですけど、CP+2023でコシナさんが「NOKTON 50mm F1 Aspherical 」ってレンズを参考出品してましたな、なんとキヤノンRFマウント用だって。
マウント形状と通信に関する情報を得て開発したそうで、あのキヤノンさんがレンズメーカーに情報開示した事自体がちょっと信じられませんでしたよ、絶対無いって思ってましたから。
そういえばコシナさんはフォクトレンダーブランドでニコンさんのZマウントレンズも出してて、製品情報サイトには「本製品は、株式会社ニコンとのライセンス契約の下、開発・製造されています。」って出てますな。
ニコンさんが開示したので、対抗してキヤノンさんも開示したのでしょうか。(笑)その辺りの大人の事情は分かりませんけど、ミラーレスカメラが主流になって変わってきたのでしょう。
写真を撮る道具の首位はスマホが圧倒的な時代、わざわざカメラを持つのはプロとこだわりのある方や趣味人ですから、魅力的なレンズの選択肢が増えることは、業界全体の魅力にもつながると思いますのでね、じゃんじゃん楽しいレンズを出してほしいですな。(笑)
オジサンも富士フィルムさんのミラーレスカメラを使いだしてレンズがホントに増えました。コスパ最高のお安いお隣の国のレンズばかり買ってて、内需拡大や地産地消に貢献できてないのが心苦しいのですけど、レンズ交換式のカメラをお使いの方は、これだけ魅力的なレンズが増えて選び放題な今こそ、お気に入りの1本を見つけてほしいのですな。
普段ズームレンズばかりの方は単焦点レンズをチョイスするとか、色んな場面で万能感のあるマクロレンズを加えて撮れる写真の幅を広げるとか。
ちなみにオジサンは普段単焦点レンズばかりなので、タムロンさんの「18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD」ってズームレンズを使ってみたいですな、こんな高倍率のズームレンズって使ったことがないので、どうなのかってところを知りたいわけで。
トキナーさんのミラーレンズ「SZ 600mm PRO Reflex F8 MF CF」や「SZ 900mm PRO Reflex F11 MF CF」ってのも面白そう。何を撮るかよりコンパクトな超望遠ってところに興味がありますね。(笑)
さて今年はどんなレンズが出てくるのでしょうか。できることなら高性能より個性的なレンズを希望しますよ。

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2023年2月 4日 (土)

撮れないを無くす、困った時の標準ズーム頼み。(笑)

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昨年は単焦点レンズの持ち出し率が高くて、特にマニュアルフォーカスのレンズをよく使ってましたな。地元駅前の再開発など、街の景色がどんどん様変わりする様子を撮り歩いていたわけですけど、そういう場面では単焦点レンズが必ずしもベストってわけではないのですな。
「この画角はオレの視線の延長」なんてカッコつけても、どうしても引き場がなくて画面に収められなかったり、もう少しアップで撮りたくても焦点距離が届かなかったりする場面があるわけで。
単焦点レンズですと、撮りたいものを画面に収めるために自分が動かなくてはなりませんから、狭い路地、もうこれ以上後ろに下がれない場面で、もっとワイドなレンズを持ってくりゃ良かったなんて後悔したり。
出かける先が何度もウロウロしたことのある場所なら、様子が分かっているのですけど、一度も訪れたことのない場所で、レンズのチョイスを誤ってしまうと最悪。今はグーグルストリートビューで調べられますから、ある程度は事前に様子を知ることは出来ますけど、アレって情報が最新じゃないですからね。もう無くなった古い建物がまだ写ってたりしますから、全面的に信用できるわけではありませんのであくまでも参考。(笑)
なので、せっかく出かけて思い通りに撮れなかった原因がレンズの選択ミスなんてことが無いように、足りない焦点距離を補完する意味で、標準ズームレンズをバッグに忍ばせるようになりました。
持って出たからといって必ずしも使うわけではありませんが、バッグに入ってるってところが安心なわけで。気持ちとしては持てるだけ単焦点レンズを持って出たいのですけど、現実的ではありませんしねぇ。その辺りどうしても単焦点レンズでなきゃってほど、こだわるつもりはありませんよ、臨機応変、自由自在。(笑)
持って出るのは「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」か「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」で、どちらもズームレンズとは思えない写りの優等生なのが気に入ってます。特に「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」はズームが電気仕掛けだし、マウントまでプラスチックで高級感はありませんが15mm始まりなところが◎、35mm換算で約23mmの広角なので狭い場所で威力発揮。

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もう一本の「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」は安心安定の描写で頼れる一本、昨年11月でしたか、シグマさんからこのレンズの対抗馬になりそうな「18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary」ってレンズが出ましたな。F値が2.8通しでありながらコンパクト、手ぶれ補正非搭載なのが惜しいですけど人気みたいですな。
ま、最初から標準ズームレンズだけで撮り歩けば済むと言えば済むわけで、わざわざ面倒くさいことをって思いますけど、標準ズームレンズ1本追加で、単焦点レンズがより楽しくなればコレもありかなって思います。(笑)

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2023年1月22日 (日)

冬はオートフォーカスに限る。(笑)

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もうね、寒すぎて冷たい金属鏡胴のマニュアルフォーカスレンズなんて使ってられませんな。指先の感覚が無くなりますし、ガタガタ震えながら撮ってると、ボディー内手ブレ補正も追いつかないかもしれませんからね。(笑)
杖歩行なので、どうしても左手は杖をつくのに外気に触れているわけで、手が冷たくなるのですな。何だかねぇ手先や足先が冷たいと余計寒く感じるでしょ。ポケットには白金カイロ入れてて時々手を温めますけど、冷え切ってると効果がありませんな、全然温もらない。手袋はカメラの操作がやりにくくなるので好きじゃないですしねぇ。
杖を持って冷え切った左手でマニュアルフォーカスレンズの冷たいピントリングをグリグリ回すのって、震えが来てまともにピントが合いませんよ。(笑)
なので最近はオートフォーカスな純正レンズの出番が急上昇中、もうオジサン無理はしません。X-S10に付けるとボディー内手ブレ補正と相まって右手だけで写真が撮れますからね。ただし良い子の皆さんは真似しちゃいけませんよ。コレはあくまでイレギュラーな構え方。写真の基本、カメラはちゃんと右手でグリップを掴み、左手でカメラ底面とレンズの下を支えて撮りましょうね。(笑)
だけど何ですな、コンパクトカメラみたいに片手でパッと撮ってもピントバッチリだしブレてないし。オートフォーカスと手ブレ補正のおかげと言いますか、まさに最新テクノロジーさまさまですよ。おかげでヘタレなオジサンの写真ライフも伸びているわけで。(笑)
もちろんオートフォーカスな純正レンズと言っても単焦点レンズに限ります、ズームレンズはズーム操作があるので片手でパシャってわけに行きませんからね、それにデカイですし。
一番良く使っているXF23mm F2 R WRを筆頭にXF27mm F2.8、XF35mm F2 R WRの3本がスタメン。特にXF27mm F2.8はパンケーキレンズなので、全長が短く薄くて付けてる感じがしないのがイイところ、サクサク片手で撮り歩けますな。
寒いんだからお家でじっとしてなさいよって言われても、写真&カメラ好きはカメラ持って出かけちゃいますから止めるのは無理、何だかんだ文句を言いながらも写真だけは撮り続けてる人種。
他のことは続かなくても写真はなぜか続いててずっと撮ってますというか、何かあればまず写真撮らなくちゃなおバカですから、こんな季節でも寒さこらえて撮ってます。(笑)
今まで撮った写真を振り返ると、意外なことに冬場に撮った写真の方が多かったりするのですな。寒い寒いとぼやきつつ名作が生まれやすい季節なのかもしれません。(笑)

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2023年1月21日 (土)

XF27mm F2.8の代用キャップにリアキャップ。

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富士フィルムさんのXマウントレンズの中では一番全長の短い、いわゆるパンケーキレンズと呼ばれているXF27mm F2.8。現行品は防塵防滴に絞りリングの付いた2代目のXF27mmF2.8 R WR、オジサンの持ってるのは初代。
使っているカメラボディーが防塵防滴じゃないので、そこはそそられなかったのですけど、絞りリングはそそられましたな、ボディーのダイヤルグリグリよりレンズのリングをカチカチする方がオジサンには使い勝手がいいので、できることなら買い替えたかったのですけどねぇ、色々厳しい事情がございまして。
光学系は初代も2代目も同じということで、描写が同じで使い勝手のみの差ということになりますな。なのでこのまま初代を使い倒しますよ。(笑)
このレンズ、元々初代は専用レンズフードが用意されてなかったのですな、ところが2代目になってフジツボ型の専用フードが発売され、初代にも使えるということで購入するつもりが、同じ考えの方が多かったのでしょうか、しばらく供給不足になってたみたい、大手カメラ量販店でも品切れてましたからね。
ま、無事購入して使っておりますが、専用フードを付けた状態では、初代に付いてたレンズキャップは使えません、かぶせ式の専用キャップじゃないとダメ。だけどこのかぶせ式キャップ、柔らかいビニール製だそうで、わざわざ買うほどのものかなぁって思っちゃったのですな、ビニール製のキャップって内側の突起で止めるタイプが多くて、使っているうちにユルユルになりますからね。
で、たまたまネットを徘徊していて見つけたのが、キットレンズXC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZのリヤキャップが代用できるというもの。キットレンズなのでコストダウンしているのでしょうか、通常のリアキャップとは違うチープな白いキャップなのですな。

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で、コレがなぜかぴったりサイズ、リアキャップをフロントキャップに代用するわけですし、白いビニール製なので付けた見た目は違和感ありまくりですけど、実用としては問題なし。
そもそもレンズキャップなんてレンズ保護ができればいいのですからカッコつける必要もありません、オジサンの場合長年の癖で、レンズフードをきちんと付けてりゃ、キャップしないでカメラバッグに放り込むこともありますからね、それで傷になったりは一度もありませんし。(笑)
ま、とりあえずキャップとしての役目がリアからフロントに変わっただけってことですな。どちらもレンズ保護に変わりはありません。ユルユルになって役に立たなくなったらまたその時に代用品を考えますよ、中古カメラ屋さんのジャンクコーナーで見つけておくのもいいかもしれませんな。

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