レンズのこと

2022年11月26日 (土)

TTArtisan 25mm F2のエエとこ、アカンとこ。(笑)

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さっそくじゃんじゃん使っておりますよ。気に入ったレンズって撮ってて楽しいですな、だけど色々あって欠点といいますか先にアカンところを書いておきますね。(笑)
まず今まで使ってきたTTArtisanレンズ共通の、逆光での弱さはこのレンズも同じ。はっきりフレアやゴーストが出ますが、TTArtisan 23mm F1.4よりはずいぶんマシ。
下の写真は夕方に撮ったもので、左は画面に太陽が入ってませんがフレア出まくり、右は太陽が入っているのでフレアとゴーストがすごいことになってます。

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なのでこれを面白がれる方にはいいかもしれませんが、逆光撮影が多くてピシッとした描写を求める方には全くオススメできません。(笑)
次にピントリングの距離表示はオーバーインフ。無限遠(∞)と3m表記との間ぐらいが実際の無限遠(∞)です。なので表示を鵜呑みにすると、ピントが合ってない場面もありますから必ずファインダーや背面モニターで確認が必要ですな。
さらに前の記事でも書きましたが被写界深度目盛りはただの飾りで全く役に立ちません、焦点距離25mm(35mm換算約38mm)のAPS-C用レンズの被写界深度を調べてみればすぐ分かります。ま、今どきこの目盛りを使う方はいないでしょうけどね。(笑)
で、オジサン的には致命的と言いますか残念だったのが絞り、7枚羽根なのでボケ具合がってことじゃなく、絞りリングがレンズ先端にあるってことでもなく、ナントF11の表記もクリックも無いってところがモンダイ。
等間隔じゃないし回転角も小さい絞りリングだから表記できずに諦めたのか、その辺りが実に大雑把と言いますかお隣の国らしい作りだなと。街中のスナップ撮影でF8やF11って一番良く使うのにハナからF11が無いなんてどうよ。(笑)
無理やりF8とF16の間に止めることは出来ますけどスゲ〜不自然っていうかほぼ使えねぇ。(笑)この辺りは前回記事の商品写真を見ていただければと思います。レンズをよくご存知の写歴の長い方なら見れば雑さ加減を笑ってしまうかと。(笑)
え〜っとダメダメなところだけですでに結構な文字数になっちゃいましたので、良いところも書いておきますね。まず9,000円(購入時価格)という激安価格、なんでこの値段で作れるのって思いますな、国産メーカーじゃ有り得ない。
さらに全長が短くコンパクトで軽いのでカメラへの装着感が希薄、なのでいかにもレンズ付けてますって感じがしないのがイイところ、持ち出し率アップになるかと。
で、同じ場所から絞り値を変えて撮った写真を掲載しておきます。

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全体写真の画面中心部分と周辺部分の赤い四角のところを拡大したものを見ていただければ分かる通り、中心部分は開放から結構ちゃんとしてますな。絞り値を変えて行ってもさほど変化がありませんでしたよ。

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対して周辺部分はF2では周辺減光で暗く、流れたような結像感でボケボケ、F5.6で良くなってF8がベストかと、絞りすぎると出る「光の回折現象」はF16まで絞ってもあまり出ませんでした。

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全体の印象としては、絞り込まないとカリカリシャープって感じになりませんし、昔のレンズで撮ってるような印象。これを味わいと面白がれるか、安くてもこんなの認めねぇって思うかで評価が変わるでしょうね。オジサンは気に入って面白がってます、じゃなきゃ買わない。(笑)
ただ今鋭意撮影に持ち出し中、普段の撮影に使ってみた感じも記事にしますのでしばしお待ちを。

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2022年11月20日 (日)

またレンズ買いました、TTArtisan 25mm F2 C。

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9月下旬頃に焦点工房さんから国内販売開始になった中国の「銘匠光学、TTArtisan 25mm F2 C」ってマニュアルフォーカスレンズを、遅まきながら買いました。発売時はちょうど入院中、買っても使えないので退院祝いに自腹で。(笑)
またレンズ買ったのって言われそうですけどこのレンズ、発表された時の製品写真を見てパンケーキレンズとまでは行きませんが、全長が短くてなかなか見た目のかっこいいレンズだなと思ったわけで、純正レンズXF27mm F2.8(初代)と並べるとこんな感じで大きさも似ています。(笑)

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25mmって焦点距離もそそりました、一番好みの焦点域ですから何本あっても困りませんよ、むしろどれを持ち出そうか悩ましい楽しさが増えて、これもレンズ好きの贅沢な幸せかと思っています。(笑)
購入時価格は9,000円と1万円前後で買えてしまうTTArtisanのコスパ最高な中華レンズの内の1本。で、価格の割に作りはスゴク良くてしっかりしてますし安っぽさも感じません。そのせいか、まるでクラシックレンズを使っているような感覚がかえって楽しかったりします。
オートフォーカスでスカスカピントが合って、何を撮っても間違いのない写りのメイドインジャパンのレンズとは対極の味わいが、撮る時の工夫のしがいがあるといいますか、この辺りがハマるかも。お国柄でしょうかね、使い勝手も写りもおおらかなところが優等生過ぎる国産レンズでは味わえない楽しさなのかもしれません。(笑)
安かったとはいえ、気が付けば中華レンズはコレで5本目、しかもその内4本は銘匠光学のTTArtisanブランドのモノなので偏り過ぎてますけどね、オジサンのそそるものばかりラインナップしてくれるのよ、ホント困った会社ですな。しかもビックリ低価格なのもそそるわけで。(笑)
届いたのはおなじみのレンズのイラストが描かれたグレーの箱。レンズにはこれまたおなじみの、ねじ込みメタルキャップが付いてます、TTArtisanブランドのお約束ですな、付け外しは面倒ですけどオジサンはこのメタルキャップ好きですよ。(笑)

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さっそくボディーに付けてみましたけどコンパクトだからでしょうか、X-S10でもX-T30でも結構似合うかな。(笑)デザインは好みのタイプで写真で見るより実物の方がカッコイイと思いました。
別売でメタルレンズフード T43LH B2というのが発売されてますけど、こちらは形が好みのタイプじゃないのでパス、なので手持ちのエツミさんのねじ込みラバーフードを付けてみました、ゴム製なので折り畳めますし入手しやすく何かと便利なラバーフードですよ。ま、このレンズはフィルター径43mmですから、汎用品はいくらでも見つかりますしジャンクで探してもいいですしね。

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絞りは7枚で開放絞りF2なので、ボケの美しさは大して期待してません、コンパクトで見た目がカッコイイだけで十分ですよ。撮る前から想像はつきますけど、TTArtisanですからきっと逆光には弱くてフレア出まくりでしょうなぁ。
さらにおなじみと言いますか被写界深度目盛りもただの飾りですからねぇ、焦点距離25mm(35mm換算約38mm)のレンズで、写真のように3mにピントを合わせF4に絞ったら1.5m〜無限遠(∞)までピントが来るわけがありませんよ、見ての通りすごい大雑把というか役に立たない。(笑)

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以上現物の見た目だけレビューです。で、届いてからさっそく持ち出して撮りまくってます、天気のいい日はリハビリ兼ねてこのレンズを付けたボディー1台で街を徘徊中。撮った写真の記事はしばしお待ちを。(笑)

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2022年11月19日 (土)

ペンFのE.Zuiko Auto-T 100mm F3.5望遠レンズ。

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一眼レフの交換レンズってズームレンズが主流になる前の時代は、標準・広角・望遠の3本を揃えるのが夢だったのですな。レンズ交換のできるカメラはそこが醍醐味でもありましたからね。
中でも手頃だったのが135mmレンズ、望遠の入門レンズなんて言われてました。ファインダーを覗くとしっかりと望遠感がありながら、大きさ重さも手頃で、F値が暗めなら価格もそんなに高くなかったのですな。

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ハーフサイズカメラ唯一の一眼レフ「オリンパス ペンF」シリーズの交換レンズの中にもそれに相当するレンズがありました。35mm換算すると約140mmになる望遠レンズ「E.Zuiko Auto-T 100mm F3.5」。
開放F値F3.5なのでレンズが太くならず、フィルター径も38mm標準レンズと同じ43mm径なので細長い見た目。望遠レンズなのでファインダーの暗いペンFTでもピントのヤマが掴みやすいのですけど、細身なので意外とホールドしにくくて手ブレしやすいという。(笑)

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実際のところ人気どうだったのでしょうか、ペンFのレンズを中古カメラ屋さんで探しまくってた時も、標準レンズのF.Zuiko Auto-S 38mm F1.8とこのE.Zuiko Auto-T 100mm F3.5だけは、どこでも安いお値段で見かけましたからね。
正直なところペンFTで何度か使ったきりになってましたな、オジサンの街歩き写真では望遠レンズって使わなくてねぇ、このレンズもホント出番が無くって申し訳ないと思ってますよ。なのでもう少し使ってやらなきゃなって思い「ミラーレスで使うペンFレンズ祭り」に登場願ったわけで。(笑)

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さっそくボディー内手ぶれ補正内蔵のX-S10にマウントアダプター経由で装着、ファインダーを覗いてみるとなかなかイイ感じ、しっかりと望遠感もありますし、手ブレもピタリと止まります。ただ路地で振り回すには長すぎますな。(笑)

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で、歓楽街をうろつきながら撮り歩いてみました。最初25mmの広角レンズで撮ってて途中でチェンジしたら、望遠感がすごくて撮影スタンスの取り方に苦労しましたな。かなり手前から構えてもまだ画面からはみ出しますからね。
でもウロウロしている内に慣れてきましたよ、手ぶれ補正とフォーカスアシストを使うと最強なので、オリジナルのペンFTボディーで使うよりも快適になりますからね、まさに最新テクノロジー様々ですよ。

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正直なところサクッと撮り歩いたらまた防湿庫にしまい込むつもりだったのですけど、ちょっと面白くなってきたのでもう少し使ってみようかと思ってます。(笑)

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2022年11月13日 (日)

ペンFのE.Zuiko Auto-W 25mm F4を久々に。

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撮る量を考えると明らかに機材を持ち過ぎでありますが、特にレンズはいっぱいありすぎて出場率が偏っておりますよ。ミラーレス一眼を使いだして、手持ちのレンズはほとんどマウントアダプターで活かせましたからね。もう十分なのに中華レンズに手を出したりしているわけで。(笑)
ま、格安で楽しめる中華レンズを色々使ってみて、かえってオールドレンズの底力と言いますか、すごさに気が付いたところもありますね。なのでしばらく出場していないオールドレンズを使ってやらなくちゃって改めて思いましたよ、防湿庫で昼寝させておく場合じゃないなと。(笑)

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画像管理に使っているAdobe Lightroomに登録している、オールドレンズで撮った写真にはレンズ名をキーワードに付けています。他にはどのフィルムシミュレーションで撮ったかなどキーワードにつけて検索がしやすくなるようにしています。なのでレンズ名で検索するとどれぐらいの枚数撮っているか、いつ頃よく使っていたかなど使用状況が一目瞭然になるのですな。

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で、フィルム時代のハーフサイズ一眼レフの名機オリンパスペンFシリーズの交換レンズを3年ぐらい出場させていないのが発覚したという。中華レンズにうつつを抜かしている場合ではありません、足元にある名レンズを使うのが先決ですな。

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なのでまずはE.Zuiko Auto-W 25mm F4を引っ張り出してきました。ハーフサイズとAPS-Cサイズは大きさが近いということもあって、オジサンの大好きなXF23mm F2 R WRと画角が近いところがチョイスの理由。約62度ぐらいですから35mm換算の焦点距離で35〜36mmぐらいのレンズってことになりますな。

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ただ開放絞りがF4で、絞り羽根5枚の五角形ですから美しいボケ感は望めません。(笑)使い方としてはやや広角レンズということで基本的に絞り込んだ撮り方が似合うレンズじゃないかと思いますね。
F8に絞って被写界深度目盛りを見て無限遠(∞)がF8の所に来るように合わせると約1mから無限遠(∞)までピントが合うパンフォーカス状態になりますから、ピント合わせから開放されたスナップを軽快に楽しむのが最適かと。F8まで絞ると十分すぎるぐらいシャープで驚きますな。

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専用フードは見つからないので汎用のラバーフードを装着して使っていますが、付けないほうがカッコいいのは事実。ペンFのレンズってマウントアダプター経由で装着してもなんだか決まるのよ。
X-S10よりクラシック&アナログ感のあるX-T30のほうが似合いますけど、オジサンは小さくても立派に一眼レフの交換レンズって主張しているところが好きですな。
しばらくこのレンズで撮ったあとは他のペンFレンズも順次登場予定ですのでお楽しみに。(笑)

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2022年10月29日 (土)

フィルム時代の名機「ペンF」のレンズ。

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現代のデジタルカメラのペンFではありません、フィルム時代のハーフサイズ一眼レフカメラ「オリンパスペンF」シリーズ。
実に美しいデザインのカメラで、オジサンの持ってるのは1966年発売の2代目「ペンFT」。初代にTTL露出計とセルフタイマーを内蔵し、フィルム巻き上げが1回のレバー操作で出来るように進化した機種です。
ハーフサイズカメラ唯一のシステム一眼レフでしたから、交換レンズやアクセサリー類も充実していました。ハーフサイズカメラにどっぷり肩まで浸かっていた頃に出会って、レンズを探し回ったのも懐かしい思い出です。一番ポピュラーな標準レンズはたくさん販売されたので、程度の良いものが安く見つかりましたしね。

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持っているのは「G.Zuiko Auto-W 20mm F3.5」「E.Zuiko Auto-W 25mm F4」「F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8」「E.Zuiko Auto-T 100mm F3.5」の4本。明るい大口径やパンケーキレンズ、マクロレンズは当時からマニアやコレクター向け価格で手が出ないし、見つからないということで、比較的見つけやすいものばかりです。

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本来のペンFボディーより、今はマウントアダプターでX-T30やX-S10で使っていますよ。なぜかというと、フィルム代が高くなったのもありますが、ミラーレスカメラで使う方がペンFボディーで使うよりも遥かに使い勝手が良くなるのですな。
ペンFシリーズを使ったことがある方ならお分かりかと思いますが、そもそも独創性の塊みたいなペンFは、ファインダー構造も独特で、縦置きのミラーが捉えた像をプリズムで光路を曲げて導く仕組み、メーカーサイトには「ポロプリズムファインダー」って出てますけどね、覗くとホント暗いのよ。
特にTTL露出計内臓のペンFTは暗かったなぁ、開放F値の暗いレンズを付けてると、夕方になるとファインダーが暗くてピントのヤマが掴めないという。さらに老眼が進行してからはお手上げでしたな、全然見えなくてカメラの持ち出し率も低下、明るい屋外専用機でした。(笑)

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ところがこれをミラーレス一眼で使うとそんな欠点は関係なし、EVFは捉えた像を明るく表示してくれますからね、ピントのヤマもしっかり分かりますし、マニュアルフォーカスアシスト機能でさらにピント合わせが楽。
ま、60年代と現代ではカメラそのものが大きく変わりましたから、最新テクノロジーでオールド&クラシックレンズが息を吹き返すなんてのはミラーレスならではの楽しみ方といえますな。しかもペンFのレンズって付けてみるとカッコいいのよ。特にX-T30とは相性ピッタリだなって思います。

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唯一残念なのは、その当時の技術的なところで広角側のレンズラインナップが弱いところ、35mm換算で約28mmの「G.Zuiko Auto-W 20mm F3.5」が一番広角なんて今時の目で見ると広角って感じじゃないですな。(笑)
今でも中古カメラ屋さんでペンFが並んでいると一緒にレンズの出物はないかなって探してしまいますよ。あるところにはあるみたいですけどねぇ。(掲載した街の写真はG.Zuiko Auto-W 20mm F3.5で撮影しました。)

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2022年10月27日 (木)

なぜF2レンズが用意されているのか。

富士フィルムさんのXマウントレンズが10周年ということで、新レンズだけでなく初期の古いレンズのリニューアルも進んでます、18mm、23mm、33mmでしたか全て開放F1.4の大口径レンズですな。
これからの高画素化と動画にも対応できる大口径の高性能レンズのようですが、その分デカくなって重くなって、お値段もお高〜くなってしまいましたなぁ。(笑)
こういうレンズって発売されるとレビューがすぐ登場しますな。そうそう簡単に買えないお高いレンズを、発売と同時に手にしたオレってスゴイだろ自慢なのですかね。そのレンズで写真を撮る撮らないは別にして、買ったことがイベントだったり、持ってることがステイタスになってる人、なんか腹立つ。(笑)
富士フィルムさんのレンズラインナップを見ていると同じ焦点距離で開放F値違いが用意されているレンズは5本あります。(原稿執筆時)F1.4とF2が用意されているのは18mm、23mm、35mm。F1.4とF2.8が用意されているのは16mm。F1.0とF2が用意されているのは50mm。当然ながら明るいレンズのほうがお高いわけで。
何で開放F値違いをわざわざ用意してくれているのかと言うと、オジサンのような貧乏人でも写真を楽しんでいただきたいという富士フィルムさんの優しい心遣いなのですなって…ウソですよ。でも50mmレンズのF1.0とF2は価格.comで4倍近い価格差なのを見てしまうと本当かもって考え込んでしまいますな。ウソウソ(笑)
実際のところは用途によって使い分けられるように用意されているわけで。開放絞り値だけがレンズの魅力ではありません。レンズ構成や絞り羽根の枚数、大きさ重さなど色々ありますからね。
なので明るいレンズばかりがもてはやされるのはいかがなものかと、使いこなしの難しい大口径レンズをやたら開放で、何でもかんでもボケてればイケてる写真って今時の風潮もやめてほしいですな。(笑)

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オジサンはF2のレンズを使っています、F1.4のレンズが買えなかったのかと問われれば「そのと〜り」としか言えません、実際高くて買えませんでしたからね。(笑)ただ現役の頃、大口径レンズを開放で使う場面てまずありませんでしたし、プライベートでも絞り開放ってお遊びで撮る場面ぐらい。
ボケ具合なんてのはレンズの画角、被写体と背景前景との距離、それをどれぐらいの位置から撮るかで変わってきます。どんな背景かによっても変わりますからねぇ。
どれだけボケてほしいかってのは明確な意図があってのことだと思うので、大口径レンズの方がその幅が広がるのは分かりますけど、それがどれだけ必要かってところや撮影頻度を天秤にかけてみれば、お高い大口径レンズが本当に必要かってことでF2レンズで十分だと判断しました。
小さく軽いですから機動力もアップ、軽快に持ち歩けて負担にならないレンズこそ神レンズ、撮るのが楽しくなりますからね。
なので富士フィルムさんがF2レンズを用意してくれているのは、単焦点レンズに力を入れている現れと言いますか、レンズを使う楽しさ、選ぶ楽しさを分かってくれているからだと思いますな。(笑)

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2022年10月22日 (土)

レンズ改造へのアプローチ。

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そもそもレンズ改造を思いついたのは、富士フィルムさんのミラーレス一眼X-T20を使いだしてからでした。
ミラーレスカメラの利点としてフランジバックと呼ばれる「マウント面から撮像面までの距離」の短さがあります。そのおかげでレンズマウントを変換するマウントアダプターを使えばオールド&クラシックレンズや他社製レンズも付けて楽しむことが出来るわけですな。
主要なレンズはほぼマウントアダプターが発売されていると言っていいぐらい、とても全容を把握できないぐらい多種多様なマウントアダプターがあります。オジサンも手持ちレンズ用のアダプターを揃えまくりましたからね。おかげで若い頃に使っていたレンズも全て使えますよ。
ただしレンズ交換できない組み込みタイプのカメラですと、分解し取り出して改造するしかありません。元々安いジャンクカメラを探してきては直して楽しんでいたので、分解工作には抵抗がありません、なのでレンズを改造してミラーレス機で使えたらって考えたのは自然な成り行きかと。(笑)
レンズはきれいなのにボディーが不調で使えないものも持ってましたので、そのレンズをなんとか出来ないかと思って、一番最初に改造したのがハーフサイズカメラ「リコーキャディ」に付いてたレンズ。
レンズの改造というと、ボディーキャップに穴を開けて組み込む方法が一番コストも掛からずやり易い方法だと思います。材質はプラスチックと言いますか硬質ビニールなので穴あけも簡単ですしね。
オジサンも最初その方法でアプローチするつもりだったのですけど、ボディーキャップですからロックがかからない、カチッと止まらないわけで。簡単に外れることはないとは思いましたけど、たまたま手持ちのマウントアダプターを眺めていて、これに組み込めたらもっとしっかりしたものが出来るのではって思って作戦変更。
ボディーキャップに組み込むにせよ、無限遠(∞)が出る位置にレンズを取り付けなくてはならないのは同じですから、ライカL39マウントをフジXマウントにするアダプターに組み込んだほうが見た目もイイですし丈夫、ジャンクで探してきたとは言え、きれいなレンズは長く使えるようにしたいですからね。

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初めてのレンズ改造でしたけど、思ったよりもうまく行ったのに味をしめて、その後ボディー不調カメラのレンズを取り出していくつか改造しました。
そんな改造レンズを使ってみて感じたのは、思った以上に素晴らしい写り具合のレンズだということ。改造して現代のデジタルカメラで撮ってみなければその事実は分からなかったことですから、カメラボディーやフィルムの性能がまだまだのせいで、本来の力を発揮できてなかったレンズもたくさんあったのだと思います。
反対に言えばそれだけすごいレンズが当たり前に付いてたってことでもありますから、レンズを取り出し最新のミラーレス機で使えるようにすることは意味があるなと。
防湿庫にはハーフサイズカメラの不調ボディーから取り出して改造待ちのレンズがいくつかあります。いつ工作にかかれるかは分かりませんけど、きっといい写りだろうなって想像してますよ。(笑)

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2022年10月18日 (火)

オートフォーカスじゃなければ、レンズは小型軽量。

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国産、海外メーカーを問わず、交換レンズ方面のニュースはにぎやかな気がしますな。それを牽引しているのは次々レンズを出してくる中華メーカーではないかと。
レンズ交換の出来るカメラにレンズの選択肢が増えるのは大歓迎「こんなん、ナンボあってもエエですからね。」(笑)そんな話題のレンズ、買う買わないは別にして、もし自分が使うとしたらってところを基準にして眺めていると楽しいですな。
レンズ選びってその辺りがユーザーのこだわりが反映される部分でもありますからね。レンズの性能やスペックだけではない部分と言いましょうか、撮影スタイルを考えたトータルなバランスの部分ですな。
レンズ好きって優柔不断なところがありますから、最新の高性能なレンズには辛口の評価や採点をするのに、オールド&クラシックレンズには欠点も味わいなんて許してしまうところがあります。(笑)
オジサンも純正レンズの間違いのない写りに、もうこれだけで十分って思いながらも、激安中華レンズに手を染めてしまったり、マウントアダプターでオールドレンズを引っ張り出してきたりしてますからね。
その辺りのこだわりは写真&カメラに目覚めた時期も影響するかもしれませんな。オジサンが写真を始めた頃はオートフォーカスなんて無かったですから、それが絶対必要とは思わないのですな、さらに普段撮ってるのが街の写真なので絞り込んだり、パンフォーカスで撮ったりすることが多いせいもあります。なのでレンズを選ぶ場合もその辺りを考えたチョイスになってしまいますね。
まず歩き回るので軽量コンパクトは重要な要素、それと街歩きの際の視野に合った焦点距離と言いますか画角のレンズ。ズームレンズは便利ですけど自分が動かず、ズームリングを回して構図を決めてしまいがちなのが安易な気がしてねぇ。主に広角〜標準系レンズを使うことが多いので、気に入った画角の単焦点レンズの方が撮ってる楽しさがあるわけで。
ただ、今年に入って相次いで発売&リニューアルされた富士フィルムさんの単焦点レンズはどれもデカイですなぁ。サードパーティーから出ている各社マウント対応のオートフォーカス単焦点レンズも、明るく高性能だけど大きなのが増えているように思います。
それに対してオートフォーカスじゃなければ小型ですな。中古カメラ屋さんに並んでいるライカマウントのオールドレンズって小さなのが多いでしょ、あれでフルサイズをカバーできてるわけですからね。それと比べるとコンパクトと言ってもオートフォーカスレンズはそれなりの大きさ、モーターや電子回路を入れなくてはなりませんからねぇ。(笑)
昔はピント合わせはカメラ作法の基本でしたから、オートフォーカスに頼らず、あえて自分でピント合わせするのはいかがですか。ミラーレス一眼もファインダーのクオリティーが上がって十分ピント合わせに使えますし、アシスト機能もありますからね。オートフォーカスでなければ小さくて個性的なレンズがいっぱいありますよ。

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2022年10月16日 (日)

61年前の実力者、リコーキャディのレンズ。

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フィルムファンの方ならハーフサイズカメラって聞いたことがあると思います。35mmフルサイズの半分のサイズで撮影するのでハーフサイズ。
1959年発売の「オリンパスペン」の人気により、カメラメーカー各社が参入してハーフサイズカメラブームが起こりました。その頃発売されたカメラは個性的なのが多かったですな。オジサンもたくさん持ってましたよ。
ジャンク品を激安で買ってきて、自分で直して撮って楽しんでましたな。(笑)直したとは言え素人修理ですから、動かなくなるものもありました。
富士フィルムさんのミラーレス一眼を使いだして、マウントアダプターで手持ちの古いレンズが使えるのに味をしめて、動かなくなったジャンクカメラからレンズを取り出して改造したのが始まり、今までに5本改造しました。
少し前に書いた「62年前の神レンズ、ペンSのD.Zuiko 3cm F2.8。」って記事で書きましたが、改めてオールドレンズの実力を再認識したわけで。なので記事の中で告知した「リコーキャディ」というハーフサイズカメラに搭載されていたレンズをXマウント用に改造したのを今回持ち出して撮ってみました。

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「リコーキャディー」は1961年発売、翌1962年に発売され未来的なデザインで人気になったリコーオートハーフとは対極の地味カメラ、ハーフサイズブームに乗り遅れまいと慌てて出した感ありありのカメラでしたけど、レンズが素晴らしかったのですな。
焦点距離は25ミリ(35ミリ換算で約36ミリ)でオジサンの好きな「XF23mm F2 R WR」に近くて実にシャープ。ペンSのレンズと同じく、距離リングには2mと5mにクリックストップがあって人物を撮る時は2mに、スナップや風景を撮るときは5mに合わせて、絞りをF5.6かF8ぐらいに絞ればピンぼけにならずに撮れるという仕組み。

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オジサンの街歩きなら2mに合わせておけば路地ではピント合わせは要りませんでした。広い商店街などでは5mに合わせておけばOK、パンフォーカス撮影ですからピント合わせなんて無いわけで当然AFよりも速い。(笑)
ミラーレス一眼に付けられるように改造しているので、元の「リコーキャディ」に付いていた時には出来なかった、絞りを開放F2.8で背景をぼかした撮影も出来ます。だけど絞り形状は四角形、絞り羽根4枚ですから当然ですが美しいボケなんて期待できません、やらないほうがいいですな。しっかり絞り込んで隅々までシャープでピントもバッチリってのがこのレンズの持ち味かと。(笑)

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で、さっそく街歩きしてみました。口径も小さく、パンケーキレンズのように出っ張りも少ないこのレンズでサクサク撮ってると、デカイ重いレンズはただの体力消耗品だなって思いますな。まるでコンパクトデジカメで撮ってるような感覚といいますか、バツグンの機動力でしたからね。(笑)

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2022年10月15日 (土)

お仕事用レンズは意外と少ない。

現役の頃、仕事で使っていたレンズはそんなに多くありませんでした。100mm F2.8マクロと24mm、45mm、90mmのアオリレンズを商品撮影やイメージ撮影メインで。16-35mm F2.8、24-70mm F2.8、24-105mm F4、70-200mm F4のズームレンズは取材の際によく使ってましたね。
圧倒的に使用率が高かったのが100mm F2.8マクロ、カメラメーカーのカタログに出てくるような花や昆虫の作例写真のような使用場面は仕事ではまずありません、チラシやカタログに掲載される商品の撮影、いわゆるブツ撮りには欠かせないレンズとして使ってました。
自然なパースペクティブと適度な遠近感で歪み無く撮れるところと、ガッツリ寄れるのが物撮りに適しているのですな。衣料品の生地モコモコ感をアップで撮ったり、サプリメントの錠剤なんて小さなものから、調理器具のセットをズラリ並べた集合写真まで、スタジオ業務には一番必要&活躍してくれたレンズでした。開放絞りF2.8で使うことなんてほぼ無し、F16以上にガッツリ絞り込んでましたな。(笑)
アオリレンズはピント位置のコントロールが必要な場面で出番が多かったレンズでした。テーブルにたくさん並んだ料理を手前から奥までピントが合った状態で撮るとか、ソースやシロップをかけてる部分だけピントが来てるなんてシーンを撮るのに活躍してましたよ。
ズームレンズをスタジオ内の撮影で使う頻度は低かったですけど、お店でのメニュー撮影などにマクロレンズと共に持っていってましたな。引き場の無い所で活躍してました。(笑)
よく言われる「大三元」なんて広角、標準、望遠域までカバーする、開放絞りF2.8通しのズームレンズ3本の組み合わせがありますな。有名写真家のセンセイなんぞが、それで撮った写真を載せてる「見たらヤバイ」サイトや動画もたくさんあります。
そういうのを見て物欲に火がつくのでしょうか、アマチュアでも持ってる方多いみたい。そこまでのレンズが必要かというより、その装備を持ってる安心感も購入動機なのかと。
明るいだとか大口径って言葉はレンズ好きにとっては聞きたくないそそるキャッチコピーなのはオジサンもよ〜く分かりますよ、ですけど実際の現場ではF2.8で使うことなんてまずありませんでしたな、たいてい少し絞り込んで撮ってました。広報関係の仕事ですと状況が分かるようなのを求められる事が多かったですから、背景ボケボケが喜ばれるってわけじゃない。(笑)
なのでそれよりも暗いF4通しだけど、その分小型軽量なレンズの方が取り回しは楽で機動力がありました。なにしろカメラバッグ担いで両肩にレンズ付きボディーを提げて走り回らなくてはなりませんでしたからね。
知り合いのカメラマンも大体同じような装備、使ってるカメラのメーカーが違えど、同じ焦点距離やスペックのレンズが仕事の現場では求められてたのですな、なのですごく地味。純粋に写真を楽しんでいるアマチュアの方のほうが個性的なレンズをたくさん持ってると思いますね。(笑)

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