ファインダーの無いカメラに慣れつつある。
家内用に買ったXF10を使ってみて一番の変化は、ファインダーの無いカメラを受け入れられるようになったところですかね。今までこのブログではファインダーの重要性について何度か記事にしておりましたけど、どんどん過去のものになっているのも感じていたわけで。
コロナ前ですけど、南京町で観光客の方が写真を撮ってるのを見てても、ファインダーが付いてるカメラなのに背面モニターを見ながら撮ってる場面をよく見かけました。
なんでファインダーを覗いて撮らないのだろうって思ってたのですけど、日常的にスマホで写真を撮ってる世代の方にはファインダーって重要じゃないのでしょうな。
せっかく付いてても使ってないのは必要を感じないからというより、そういう作法より、スマホと同じような作法で撮るほうが自然だからなのかもしれません。カメラの取扱説明書にカメラの構え方について出ていても見てないと思います、取扱説明書ってそういうもん。(笑)女性の場合だとファインダーを覗くと、カメラに鼻の脂やファンデーションが付いちゃったりするのがイヤってのもあるでしょうしねぇ。
オジサンがカメラに目覚めた頃、遠い昔ですけどファインダーが付いてないカメラって無かったですな。コンパクトデジカメが出てきだした頃から新機種が発売されるたびにファインダーが無くなっていったような記憶があります。気がつけばコンパクトデジカメはスマホに置き換わってしまいました。
で、オジサンも遅まきながらファインダーの無いカメラで、背面液晶モニターを見ながらの撮影にまみれてみたわけで。と言うかXF10にはファインダーがハナから無いので、それしかやりようがなかったのが実際のところでしたな。
やってみると最初は手ブレ写真量産、手を伸ばして構えるなんてわざと手ブレしに行っているようなもんですからね。しかも白昼の屋外では表示が全然見えないし、輪をかけて老眼という三重苦。
だけど人間の適応力ってすごいですな、しばらく使ってると慣れてきましたよ。そんなに毛嫌いするほどの大層なことじゃなかったというのに気が付きました。(笑)街中ですと電信柱や塀に寄りかかったり、道端の看板の上にカメラを載せたりして支えれば手ブレなんてありませんからね。ただ見た目が不審者っぽい徘徊オジサンなだけです。(笑)
ま、写真撮ってる時って、周りの視線が気にならないと言いますか、長年街を撮っててそういう風になっちゃってるので全然平気。そうなるとXF10ってコンパクトデジカメですから圧倒的小型軽量、何だかサクサク撮り歩けて思った以上に機動力が高いのもよく分かりましたよ、コレ使えるとなると自分用に欲しくなりますな。
リコーさんのGRがあれだけ人気があるのもうなずけます、なので古いGRを引っ張り出して見ようかと。(笑)
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