富士フィルム

2023年2月 4日 (土)

撮れないを無くす、困った時の標準ズーム頼み。(笑)

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昨年は単焦点レンズの持ち出し率が高くて、特にマニュアルフォーカスのレンズをよく使ってましたな。地元駅前の再開発など、街の景色がどんどん様変わりする様子を撮り歩いていたわけですけど、そういう場面では単焦点レンズが必ずしもベストってわけではないのですな。
「この画角はオレの視線の延長」なんてカッコつけても、どうしても引き場がなくて画面に収められなかったり、もう少しアップで撮りたくても焦点距離が届かなかったりする場面があるわけで。
単焦点レンズですと、撮りたいものを画面に収めるために自分が動かなくてはなりませんから、狭い路地、もうこれ以上後ろに下がれない場面で、もっとワイドなレンズを持ってくりゃ良かったなんて後悔したり。
出かける先が何度もウロウロしたことのある場所なら、様子が分かっているのですけど、一度も訪れたことのない場所で、レンズのチョイスを誤ってしまうと最悪。今はグーグルストリートビューで調べられますから、ある程度は事前に様子を知ることは出来ますけど、アレって情報が最新じゃないですからね。もう無くなった古い建物がまだ写ってたりしますから、全面的に信用できるわけではありませんのであくまでも参考。(笑)
なので、せっかく出かけて思い通りに撮れなかった原因がレンズの選択ミスなんてことが無いように、足りない焦点距離を補完する意味で、標準ズームレンズをバッグに忍ばせるようになりました。
持って出たからといって必ずしも使うわけではありませんが、バッグに入ってるってところが安心なわけで。気持ちとしては持てるだけ単焦点レンズを持って出たいのですけど、現実的ではありませんしねぇ。その辺りどうしても単焦点レンズでなきゃってほど、こだわるつもりはありませんよ、臨機応変、自由自在。(笑)
持って出るのは「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」か「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」で、どちらもズームレンズとは思えない写りの優等生なのが気に入ってます。特に「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」はズームが電気仕掛けだし、マウントまでプラスチックで高級感はありませんが15mm始まりなところが◎、35mm換算で約23mmの広角なので狭い場所で威力発揮。

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もう一本の「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」は安心安定の描写で頼れる一本、昨年11月でしたか、シグマさんからこのレンズの対抗馬になりそうな「18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary」ってレンズが出ましたな。F値が2.8通しでありながらコンパクト、手ぶれ補正非搭載なのが惜しいですけど人気みたいですな。
ま、最初から標準ズームレンズだけで撮り歩けば済むと言えば済むわけで、わざわざ面倒くさいことをって思いますけど、標準ズームレンズ1本追加で、単焦点レンズがより楽しくなればコレもありかなって思います。(笑)

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2023年1月22日 (日)

冬はオートフォーカスに限る。(笑)

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もうね、寒すぎて冷たい金属鏡胴のマニュアルフォーカスレンズなんて使ってられませんな。指先の感覚が無くなりますし、ガタガタ震えながら撮ってると、ボディー内手ブレ補正も追いつかないかもしれませんからね。(笑)
杖歩行なので、どうしても左手は杖をつくのに外気に触れているわけで、手が冷たくなるのですな。何だかねぇ手先や足先が冷たいと余計寒く感じるでしょ。ポケットには白金カイロ入れてて時々手を温めますけど、冷え切ってると効果がありませんな、全然温もらない。手袋はカメラの操作がやりにくくなるので好きじゃないですしねぇ。
杖を持って冷え切った左手でマニュアルフォーカスレンズの冷たいピントリングをグリグリ回すのって、震えが来てまともにピントが合いませんよ。(笑)
なので最近はオートフォーカスな純正レンズの出番が急上昇中、もうオジサン無理はしません。X-S10に付けるとボディー内手ブレ補正と相まって右手だけで写真が撮れますからね。ただし良い子の皆さんは真似しちゃいけませんよ。コレはあくまでイレギュラーな構え方。写真の基本、カメラはちゃんと右手でグリップを掴み、左手でカメラ底面とレンズの下を支えて撮りましょうね。(笑)
だけど何ですな、コンパクトカメラみたいに片手でパッと撮ってもピントバッチリだしブレてないし。オートフォーカスと手ブレ補正のおかげと言いますか、まさに最新テクノロジーさまさまですよ。おかげでヘタレなオジサンの写真ライフも伸びているわけで。(笑)
もちろんオートフォーカスな純正レンズと言っても単焦点レンズに限ります、ズームレンズはズーム操作があるので片手でパシャってわけに行きませんからね、それにデカイですし。
一番良く使っているXF23mm F2 R WRを筆頭にXF27mm F2.8、XF35mm F2 R WRの3本がスタメン。特にXF27mm F2.8はパンケーキレンズなので、全長が短く薄くて付けてる感じがしないのがイイところ、サクサク片手で撮り歩けますな。
寒いんだからお家でじっとしてなさいよって言われても、写真&カメラ好きはカメラ持って出かけちゃいますから止めるのは無理、何だかんだ文句を言いながらも写真だけは撮り続けてる人種。
他のことは続かなくても写真はなぜか続いててずっと撮ってますというか、何かあればまず写真撮らなくちゃなおバカですから、こんな季節でも寒さこらえて撮ってます。(笑)
今まで撮った写真を振り返ると、意外なことに冬場に撮った写真の方が多かったりするのですな。寒い寒いとぼやきつつ名作が生まれやすい季節なのかもしれません。(笑)

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2023年1月21日 (土)

XF27mm F2.8の代用キャップにリアキャップ。

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富士フィルムさんのXマウントレンズの中では一番全長の短い、いわゆるパンケーキレンズと呼ばれているXF27mm F2.8。現行品は防塵防滴に絞りリングの付いた2代目のXF27mmF2.8 R WR、オジサンの持ってるのは初代。
使っているカメラボディーが防塵防滴じゃないので、そこはそそられなかったのですけど、絞りリングはそそられましたな、ボディーのダイヤルグリグリよりレンズのリングをカチカチする方がオジサンには使い勝手がいいので、できることなら買い替えたかったのですけどねぇ、色々厳しい事情がございまして。
光学系は初代も2代目も同じということで、描写が同じで使い勝手のみの差ということになりますな。なのでこのまま初代を使い倒しますよ。(笑)
このレンズ、元々初代は専用レンズフードが用意されてなかったのですな、ところが2代目になってフジツボ型の専用フードが発売され、初代にも使えるということで購入するつもりが、同じ考えの方が多かったのでしょうか、しばらく供給不足になってたみたい、大手カメラ量販店でも品切れてましたからね。
ま、無事購入して使っておりますが、専用フードを付けた状態では、初代に付いてたレンズキャップは使えません、かぶせ式の専用キャップじゃないとダメ。だけどこのかぶせ式キャップ、柔らかいビニール製だそうで、わざわざ買うほどのものかなぁって思っちゃったのですな、ビニール製のキャップって内側の突起で止めるタイプが多くて、使っているうちにユルユルになりますからね。
で、たまたまネットを徘徊していて見つけたのが、キットレンズXC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZのリヤキャップが代用できるというもの。キットレンズなのでコストダウンしているのでしょうか、通常のリアキャップとは違うチープな白いキャップなのですな。

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で、コレがなぜかぴったりサイズ、リアキャップをフロントキャップに代用するわけですし、白いビニール製なので付けた見た目は違和感ありまくりですけど、実用としては問題なし。
そもそもレンズキャップなんてレンズ保護ができればいいのですからカッコつける必要もありません、オジサンの場合長年の癖で、レンズフードをきちんと付けてりゃ、キャップしないでカメラバッグに放り込むこともありますからね、それで傷になったりは一度もありませんし。(笑)
ま、とりあえずキャップとしての役目がリアからフロントに変わっただけってことですな。どちらもレンズ保護に変わりはありません。ユルユルになって役に立たなくなったらまたその時に代用品を考えますよ、中古カメラ屋さんのジャンクコーナーで見つけておくのもいいかもしれませんな。

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2022年12月29日 (木)

2022年、お買い物ランキングベスト5

毎年恒例の年末記事、今年一年のお買い物を振り返るランキングベスト5。ランキング外にも結構色々お買い物してたのですけど、選ぶ基準はオジサンが使ってみて、しみじみ買って良かったって思える物なので、そこまでのオーラがないものはハズレと言うか落選。
気に入って買ったものばかりなので悪いわけじゃないのですよ、今一歩届かずだっただけ。(笑)
それでは参りましょう、まずは第5位から「細OBIストラップ 極青(きわめてあお)」

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これマップカメラさんのオリジナルカメラストラップで、厚みがあってしっかりしているのに柔らかいというシロモノ。柔道の帯のような感触とでも言いましょうかイイのですな。復刻しますってニュースを夏に見て、即注文してました。購入時のお値段税込3,680円也、もっと安ければ手持ちカメラのを全部これに取り替えたいのですけどねぇ。(笑)
続いて第4位「TTArtisan 40mm F2.8 MACRO」

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お馴染み中国「銘匠光学」さんの激安マクロレンズ。見た目と言うかデザインはカッコ良く無いし、ピント合わせは手動で、回すとレンズ先端がニューっと伸びて昔のマクロレンズみたいですけど、35mm換算で約60mmと、お家でテーブルフォトには使い勝手が良く、このブログ掲載のブツ撮りやシーン撮影に地味に大活躍しているという。
これで購入時価格税込み13,950円ですからね、こんな値段でマクロレンズは普通買えませんってことでランクインしました。(笑)
で、第3位も「TTArtisanの25mm F2」ってレンズ。

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11月に購入時価格税込9,000円で買って、すっかり気に入って使いまくってますよ。使用期間が全然短いのにランクインしたのは、それだけコスパ最高のレンズだから、このレンズ撮ってて楽しいのよ、コレすごく大事なところかと。
使いもしない機能や性能ばかり追いかけた挙げ句、デカイ重い高いに、さらに供給不足で買えない国産メーカーのカメラやレンズを横目で見つつ、安くて自分でピント合わせも出来て楽しい写真ライフに最強のお供になりました。(笑)
さて第2位はSUNWAYFOTO(サンウェイフォト)のギア雲台「GH-PRO Ⅱ」

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中国深センにある会社で、購入時価格税込み19,980円とギア雲台としては激安かと。ギア雲台ってカメラの微妙な位置決めがギアの動きで調整できるタイプの雲台。ブツ撮りには欠かせないモノなのですけど、個人で持つにはチョット。ただ便利さは知っていたので値段に負けて購入。
大正解でした、もう後戻り出来ませんな。お家フォトが格段に効率アップしましたからね。元々買う予定に無かったアレが1位じゃなかったら、このギア雲台が堂々のトップだったと思います。(笑)
さて本年度堂々の第1位は言わずもがなのアレ、富士フィルムさんのXシリーズプレミアムコンパクトカメラ「XF10」

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家内のカメラ選びのどんでん返しでリファービッシュ品を購入してしまったと言う、買うまでのドタバタがドラマ、買ってからの楽しさもドラマな訳ありカメラを1位にしました。
スペック的にはリコーGRにとても近く、APS-CのセンサーにFUJINON 18.5mm F2.8(35ミリ換算28mm)の単焦点レンズがなかなか渋い、家内にはもったいないカメラなのですけどね。(笑)オジサンもガッツリ使わせてもらって、こう言うジャンルのカメラに目覚めましたよ。思った以上に良いなと。
なのでもっとヨボヨボのジジイになって、ミラーレス一眼を持って歩く体力が無くなった時の終活カメラはこういうタイプのプレミアムコンデジにしようかと思った今年のランキング。初めて写真&カメラ関連商品だけでベスト5が埋まってしまったという結果、いかがでしたでしょうか。(笑)

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2022年12月27日 (火)

XF10のプレミアムな後継機を希望するわけ。

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レンズ交換式カメラって一番好きなのですけど、それが自分の中で絶対王者って感じじゃ無くなったのは、今年家内用に買った富士フィルムさんのXシリーズプレミアムコンパクトカメラ「XF10」のせいかと。
APS-Cサイズのセンサーを搭載しながらコンパクトカメラの大きさ軽さ。少し使わせてもらっているうちに、画質的には十分だし、こういうカメラもいいなぁと。(笑)
思えば今まで使ってきたクラシックカメラもレンズ交換の出来るのは数えるほど、ほとんどが固定レンズのものでしたから下地はあったのかもしれませんな。なので、放置状態だった古い「リコーGRデジタルⅢ(2009年発売)」を引っ張り出してきてよく使うようになりました。
センサーサイズは1/1.7型CCDで1000万画素のオールドGR。現行機種はAPS-Cセンサーで2400万画素ですから比べるまでも無くスペックは随分見劣り、だけど見てくれはそんなに変わってないところがスゴイですな。もういじるところが無い完成されたデザインって感じがします。
GRの魅力ってこういうところなのかと。他社からも似たようなコンセプトのカメラは登場しましたけどGRは強いですな、このジャンルのカメラでは他の選択肢が霞んでしまうぐらいの飛び抜けたブランドになってますからね。
当然カメラそのものに魅力がなければ、これだけたくさんのファンを獲得できなかったでしょうけど、それだけでなくGRをずっと使い続けたくなる、長くファンでいたくなる仕組み作りってのもリコーさんは上手いなあって思います。
で、オジサンも最新のGRⅢもしくはGRⅢxが欲しいのですけどね。富士フィルムさんのフィルムシミュレーションにどっぷり肩まで浸かって、あの色合いの美しさから抜け出せなくなったオジサンには、もう他社の色合いのテイストが受け入れられないかもって気持ちがありましてですねぇ、ここはひとつ是非とも何とかして富士フィルムさんにGRに対抗できると言いますか、真正面からぶつけて火花が散るような、尖ったXF10の後継機を出していただきたいと願っておるわけですよ。
可能性がほぼ無いのは承知しています。だけど十分対抗できるポテンシャルはすでに持っていると思っているので、価格がアップしてもいいですから、もう少し高級&プロの飛び道具路線にブラッシュアップしていただければって思いますな。性能は当然高くて、さらに持ち物としての魅力がある、長く使えるプレミアムコンパクトカメラ。(笑)
レンズは今のままでいいです、GRみたいに電源入れたらニューって飛び出してこないところが気に入ってますからね。手ぶれ補正は入れられれば入れて欲しいですけど、どうしても必要ってわけじゃありません。
オートフォーカスはダメダメなので全面的に見直していただいて、起動が速くサッと出してサッと撮れる以外は何も出来ないぐらい吹っ切れたのがいいですなぁ。フィルムシミュレーションは全部盛り、カラークロームエフェクト、カラークロームブルーは必須。ストラップは縦吊り出来るように。
これ以外の要望は言いませんから是非作って、お願い。(笑)

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2022年12月22日 (木)

JPGだとフィルムに近くなる気がするから。

デジタルな写真はRAWで撮って現像処理までやって初めて完成品になるって考え方の方は、この先読んでいただかなくても結構ですよ。(笑)
オジサンはフィルム時代が長かったので、後から自由自在に加工できる画像処理ありきの撮影が馴染めませんでね、しかもメインで使っていたリバーサルフィルムは露出がシビアで現場での判断が全てでしたからなおさら。
長年そういう撮り方でやってきてましたので、生まれたときにはすでにデジタルカメラもスマホも当たり前、そういうのが写真を撮る道具として育ってきた世代とは写真の作法自体が根本的に違う部分かと、写真という結論に向かう方法論の違いとでも言いましょうか。
だけど否定はしませんよ、多様性の時代ですからね、色々あって然るべき。これはあくまでもオジサンのスタイルであって、RAW撮影&現像処理がダメだと言っているわけではありませんよ、ただちょっとやり過ぎなのが多いかなとは思いますけどね。(笑)
元々オジサンもデジタルで撮る場合はRAWで撮って現像処理をずっとやってました。プライベートで撮ったものはデジタルな色合いが気に入らなくて、フィルムのテイストに近づくようにいじってましたし、仕事での撮影は常にRAW撮影して現像処理って流れ、撮影後にいかに効率よく仕上げて納品するかがキモでしたからね。
お客様から印刷物用データは明日でいいから、SNSやWeb掲載用データを30分後に納品ヨロシクなんて無茶振りもよくありましたなぁ。(笑)なので大量の取材写真をセレクトし、テイストを合わせて一気に現像処理なんてのは日常茶飯事で慣れっこでしたな。
ですがもう現役を離れたので、プライベートな写真ではそんなことはやりませんよ、やりたくもありませんし。(笑)大きな原因は富士フイルムさんのミラーレス一眼を使うようになって、JPG撮って出しのクオリティーが十分過ぎるので、RAWで撮らなくなって現像処理自体が不要になったこと。

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つまり撮った後の処理作業でパソコンの前に張り付いている時間が激減というか、写真のセレクトだけなのですぐ終了。気楽になった分、撮影現場での時間を多く楽しくする方向にシフトしています。
撮ってる時が一番楽しいってのはフィルム時代の当たり前でしたから、それに戻っています。後からの現像処理や画像の加工修正作業って、やっぱりなんだか余分なことをさせられてる感があってねぇ、カメラ握ってたら楽しいですけど、マウス握ってても面白くありませんからね。(笑)
で、フィルムシミュレーションの設定を変えて、違うフィルムで撮ってる感を楽しんだり、縦横比1:1の真四角で撮ったり、現場で撮るものを見ながら、あれこれ試すのが至福のひとときなわけで。当然その後の一杯も美味しくなりますしね。(笑)

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2022年12月10日 (土)

APS-Cは、現代のハーフサイズと言いたい。(笑)

キヤノンがRシリーズ、ニコンがZシリーズを引っ提げて、フルサイズミラーレスカメラに本格的に参入してきた2018年は、フルサイズ祭りみたいになってましたな。フルサイズじゃなければミラーレスにあらずみたいな雰囲気があって、カメラ専門以外の一般のニュースでもそんな取り上げ方をしているところを見かけました。
そのせいでしょうか、新たにミラーレスカメラに手を出す人は、ネットでいろいろ調べた結果センサーサイズの大きなのが有利、なのでフルサイズイコール良いカメラってなったのではないかと。オジサンの周りのカメラ&写真好きの方たちも、いつかはフルサイズと言いますか、次に買うのはフルサイズミラーレスなんて言って盛り上がってましたな。(笑)
ところが今年はAPS-Cサイズのカメラが沢山登場しています。量販店の売れ筋ランキングでAPS-Cミラーレスが上位3位を独占なんてニュースも有りました。あれだけフルサイズって言ってたのにAPS-Cカメラが次々登場してくるのは需要があるからだけでなく、フルサイズに手を出してみたものの合わなかった、必要無かったって方もいたのじゃないかと。
オジサンはAPS-Cサイズってカメラの大きさと画質のバランスが一番いいと思っています。カメラは持ち出さないと写真が撮れませんから、画質が良くてもデカイ重いカメラは、持ち出さなくなって撮らなくなるって何度もこのブログで書いてきましたし、いつでもすぐ撮れるスマホに負けたところでもありますからね。(笑)
オールド&クラシックカメラ沼にどっぷり浸かっていた頃、ハーフサイズカメラが好きでした。ハーフサイズって35mmフルサイズ(36×24mm)を半分にした17〜18×24mmサイズで、フィルムがまだ高価だった時代に2倍の枚数が撮れ、カメラも小型で人気になったのですな。1960年代はハーフサイズカメラがブームで個性的なカメラがたくさん発売されました。

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いざ使ってみると35mmフルサイズを半分にしているわけですから物理的に画質は及びませんが、想像以上に写りがいいカメラが多く、小型軽量なので機動力もあって撮るのが楽しくなったのですな。気がつけばハーフサイズカメラだらけになりました。(笑)
で、思ったのですけどAPS-Cサイズって、オジサンの使っている富士フィルムさんのXマウントは15.6×23.5mm、ハーフサイズカメラよりほんのちょびっと小さいですけどほぼ同等と考えていいかと。これで2600万画素あります、画質はもう十分なわけで。

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しかもフルサイズミラーレスに比べてカメラもレンズも小型軽量ですから、いつもカバンに放り込んでおけて、機動力はハーフサイズカメラと変わらないわけで。負担にならない大きさ重さの高画質なカメラがいつでもカバンに入っているってところが共通で重要なのですな。
写真はスマホで十分な方や、フルサイズじゃないと認めないって方にはオススメしませんが、機動力のあるAPS-Cサイズって、もうこれだけで十分って思っています。もしもっと大きなセンサーサイズのカメラが欲しくなったら富士フィルムさんのラージフォーマットに手を出しますよ。(笑)

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2022年12月 4日 (日)

フィルムシミュレーションは、お気に入りをBKTで。

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プロアマ問わず、富士フィルムユーザーのブログや動画を見ていると、気に入ったところや、使い続ける理由に色の良さとフィルムシミュレーションの出来の良さを挙げている方がすごく多いですな、オジサンも全く同意見。
他社のデジカメにも色合いを変える設定は当然のようにありますけど、フィルムを作り続けてきた会社ならではの質の高さってのを感じます、ウソっぽさが無いのよ。
X-T20で富士フィルムデビューしたとき、撮った写真をパソコンで見て、青空と山の緑の色が、それまで使って来たキヤノンEOSと全く違うのに驚きました。振り返ると違いを比較する記事を当時書いてましたな。
色合いだけじゃなく透明感と言いますか、まるでリバーサルフィルムで撮ったのをライトボックスの上に置いて見ているような感覚がありました。あまりの差にすぐ富士フィルムさんに乗り換えたのは言うまでもありません。EOSを断舎離したらフジの純正レンズが増えましたよ。(笑)
で、元々リバーサルフィルムのVelviaばかり使ってきたオジサンはフィルムシミュレーションでもVelviaがデフォルトになっています。ただ場面によっては他のフィルムシミュレーションを使うこともあるわけで。
今使っているX-T30とX-S10は発売時期の差で搭載されているフィルムシミュレーションに違いがありますし、セピアやブリーチバイパスはまず使いませんな。
Velviaを基本にPROVIA、ASTIA、クラシッククロームのリバーサルフィルム系と、ACROSとYe、R、Gフィルターの組み合わせの白黒フィルム系が多くて、時々ネガフィルム系も使います。

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意外と気に入ってるのがシネマフィルムのETERNAと、X-S10で搭載されたクラシックネガ。ま、そういうのを状況や場面によって切り替えながら撮るのが醍醐味だったりするのですけど、設定を戻し忘れて前のままで撮ってしまったり、家でパソコンで見ていて、違うフィルムシミュレーションだったらどんな感じだろうって思うことがありますな。
RAWで撮っておけば、そんなの後からどうにでもなりますやんなのですけど、後からどうにでもするのがキライなのよ、なのでJPEGオンリー。(笑)

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で、登場するのが「BKT(ブラケティング)」撮影機能。BKTって何やねんて方がおられると思います、取扱説明書によりますと「一度シャッターボタンを押すと、それぞれの設定値を変えながら複数枚連続で撮影するブラケティング撮影ができます。」と出ていますな、これにフィルムシミュレーションが設定できます。
つまり全く同一の構図と露出でフィルムシミュレーションだけが違う3枚の写真がシャッター1回押せば撮れるわけで、当然撮影枚数も3倍に増えますけど、よく使うフィルムシミュレーションをセットしておくと実にレスポンスよく撮影に専念できますし、設定の戻し忘れもありません。

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オジサンは普段「Velvia、クラシッククローム、ACROS」が多いかな。ACROSをクラシックネガに変えたり、ETERNAに変えたりもよくします。X-T30は2種類登録して上面のダイヤルですぐ切り替えらるので、BKT1にはカラーリバーサルフィルム系3種、BKT2にはACROSのフィルター違い3種を登録していますよ。
特に白黒写真はフィルター違いで随分印象が変わるので、現場でフィルター選びと付け外しが手間だったフィルム時代を思えば良い時代になったなぁと思いますね。(遠い目)

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BKTって地味な機能ですけど、同じものを色々なフィルムシミュレーションで撮ってみたい方には、使える便利機能だと思うので、使ってなかった方には是非オススメしますよ。

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2022年11月12日 (土)

EVFで露出計の出番が…。(笑)

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某カメラ量販店のサイトでカメラバッグの中身ってのがありましてですね、プロカメラマンやフォトグラファーのバッグと機材などの持ち物を公開、紹介しているのですな。撮影ジャンルによって機材がぜんぜん違うのは当然として、その時ふと思ったのが今どきのカメラマンやフォトグラファーって露出計を持たないのね。
気になって他にも持ち物公開しているのを検索、動画なんかも色々出てきましたな。で、ひと通り見てみたのですけど、やはり露出計をバッグに忍ばせている方はいませんでした。持ってる方もいるのでしょうけど見つけられませんでしたな。
露出計を持たない理由はなんだろうって、それはズバリ自動露出の精度が高くて外さなくなったのと、デジタルなので撮ってすぐ確認出来ることではないかと。オジサンも富士フィルムさんのミラーレスにチェンジしてから、露出の正確さに驚きましたからね、まず外すってことがない。明暗差の極端なシーンでもソツなくそれなりに見られる写真が撮れますな。
窓から明るい屋外の景色が見えている室内で撮るとき、外の景色を活かして室内は暗く潰れてもいいのか、室内の雰囲気を生かして窓の外は白く飛んでもいいのかなんて、撮る側の意思をカメラが判断できない場面ではさすがに無理ですけど、こんなのも数年先にはAI技術で勝手に判断してくれるようになるのでしょうかね、なんだか撮影がつまらなくなりそうですなぁ。(笑)
正確な露出のおかげで、プロの持ち物から露出計が無くなる時代が来るなんて思いもしませんでしたけどね、どうしても必要かって言われるとそうとも言えなくなってる部分もあります。なので露出計を忍ばせるスペースに予備のバッテリーを放り込むのが今時なのかもしれませんなぁ。
このブログでは過去に何度か露出計の必要性について書いてきましたけど響きませんし、オジサンも実際のところミラーレス一眼レフを使うようになって使用頻度が激減しています。
露出が正確だから必要が無くなってきているのも確かにあるのですけど、一番の理由はEVF(電子ビューファインダー)のおかげかと。光学ファインダーと違って、マニュアル露出時にそれを反映した表示ができるのですな。

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つまり仕上がりと同じ感じでファインダーでリアルタイムに見られるわけですから、露出計で測らなくてもファインダーを見て意図した露出になるようにシャッター速度か絞りをコントロールすればいいわけで。絞りリングのあるレンズですとレスポンスもいいですしね。今までの露出計で測って露出を考えて決めていた作法が、ミラーレスカメラで変わってきましたよ。(笑)

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2022年10月29日 (土)

フィルム時代の名機「ペンF」のレンズ。

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現代のデジタルカメラのペンFではありません、フィルム時代のハーフサイズ一眼レフカメラ「オリンパスペンF」シリーズ。
実に美しいデザインのカメラで、オジサンの持ってるのは1966年発売の2代目「ペンFT」。初代にTTL露出計とセルフタイマーを内蔵し、フィルム巻き上げが1回のレバー操作で出来るように進化した機種です。
ハーフサイズカメラ唯一のシステム一眼レフでしたから、交換レンズやアクセサリー類も充実していました。ハーフサイズカメラにどっぷり肩まで浸かっていた頃に出会って、レンズを探し回ったのも懐かしい思い出です。一番ポピュラーな標準レンズはたくさん販売されたので、程度の良いものが安く見つかりましたしね。

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持っているのは「G.Zuiko Auto-W 20mm F3.5」「E.Zuiko Auto-W 25mm F4」「F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8」「E.Zuiko Auto-T 100mm F3.5」の4本。明るい大口径やパンケーキレンズ、マクロレンズは当時からマニアやコレクター向け価格で手が出ないし、見つからないということで、比較的見つけやすいものばかりです。

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本来のペンFボディーより、今はマウントアダプターでX-T30やX-S10で使っていますよ。なぜかというと、フィルム代が高くなったのもありますが、ミラーレスカメラで使う方がペンFボディーで使うよりも遥かに使い勝手が良くなるのですな。
ペンFシリーズを使ったことがある方ならお分かりかと思いますが、そもそも独創性の塊みたいなペンFは、ファインダー構造も独特で、縦置きのミラーが捉えた像をプリズムで光路を曲げて導く仕組み、メーカーサイトには「ポロプリズムファインダー」って出てますけどね、覗くとホント暗いのよ。
特にTTL露出計内臓のペンFTは暗かったなぁ、開放F値の暗いレンズを付けてると、夕方になるとファインダーが暗くてピントのヤマが掴めないという。さらに老眼が進行してからはお手上げでしたな、全然見えなくてカメラの持ち出し率も低下、明るい屋外専用機でした。(笑)

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ところがこれをミラーレス一眼で使うとそんな欠点は関係なし、EVFは捉えた像を明るく表示してくれますからね、ピントのヤマもしっかり分かりますし、マニュアルフォーカスアシスト機能でさらにピント合わせが楽。
ま、60年代と現代ではカメラそのものが大きく変わりましたから、最新テクノロジーでオールド&クラシックレンズが息を吹き返すなんてのはミラーレスならではの楽しみ方といえますな。しかもペンFのレンズって付けてみるとカッコいいのよ。特にX-T30とは相性ピッタリだなって思います。

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唯一残念なのは、その当時の技術的なところで広角側のレンズラインナップが弱いところ、35mm換算で約28mmの「G.Zuiko Auto-W 20mm F3.5」が一番広角なんて今時の目で見ると広角って感じじゃないですな。(笑)
今でも中古カメラ屋さんでペンFが並んでいると一緒にレンズの出物はないかなって探してしまいますよ。あるところにはあるみたいですけどねぇ。(掲載した街の写真はG.Zuiko Auto-W 20mm F3.5で撮影しました。)

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