街のあれこれ

2025年1月14日 (火)

かどや食堂に、ありがとうを言いに。

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昨年の12月28日、在職中に大変お世話になった大衆食堂「かどや」さんが閉店しました。
ネットでニュースを発見して「えっ」。年内で終了と出ていたのですけど、調べてみると28日が最終日というのが分かりました。
これは行かなくてはなりません。お世話になったおばちゃんに、挨拶とお礼を言わずにいられなくて、出掛けてきました。
定年後、職場があった界隈に行くことは一度も無かったので実に3年ぶり、阪神電車に乗るのも超久しぶりでしたよ。(笑)最寄り駅の駅前は変わってしまってるところもありましたが、懐かしい景色でしたな。
かどや食堂の閉店理由は阪神電車の高架補強工事による立ち退きなので、その辺り一帯のお店も全て退かされるみたい。
いつも職場に通うのに歩いていた、駅からの高架沿いの道を写真を撮りながら歩いてみましたが、居酒屋やスナックなどはすでに閉店や移転の張り紙がされていたりして、工事が近づいているのが分かりました。
かどや食堂はいわゆる一杯飯屋なんて言われる、ガラスケースのおかずを選んで、それに飯と汁を注文するスタイルの大衆食堂。下町の工場が連なる界隈や、倉庫街には必ずと言っていいぐらい、こういう大衆食堂がありましたな。

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メインは昼飯時、近くの工場や事務所から食べに来る方々でいっぱい、相席は当たり前だけど、お客さんの滞在時間は短いので回転は速いですな。ガラスケースのアジフライを取りながら「おばちゃん、飯の大と豚汁、それから卵焼きして。」なんて感じのお店。
かどや食堂はまさしくこの通りのお店でした、おばちゃん3人で切り盛りしてて、ガラスケースにはきんぴらごぼうや筑前煮などオカンの作るおかず系からアジフライや天ぷら、焼き魚などが並んでましたよ。

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営業時間は朝6時から昼の2時まで、夜勤明けの人たちにも対応してたのでしょうね。仕事終わりに一杯やってる運送屋やタクシーの運転手さんをよく見かけましたよ。っていうか顔ぶれがいつも同じでしたな。(笑)
食堂の近くに職場が移転した時に見つけたお店で、オジサンは昼飯時が不規則な仕事だったので昼の2時までだと間に合わないこともありましたけど、よく食べに行きましたなぁ。
何が美味いとかじゃないのよ「安心の安定した味わいで、健康にも良い」ご飯のお店。
雑穀米のご飯に無農薬野菜のおかずが乗ったプレートなんぞを出す、意識高い系女子が行きそうなカフェのランチを、半世紀以上も先取りしているお店ですからね。あんたらが太刀打ちできる店じゃないのよ。
だけど阪神電車の補強工事には太刀打ちできなかったようで惜しまれつつの閉店。最後に朝ご飯を食べようと早めに出かけてきました。
「あんた、わざわざ来てくれたんか」「当たり前ですやん(笑)」で、焼き鯖にちりめんおろし、味噌汁とご飯の中サイズで530円なり。
食べだしてから写真撮るのを思い出して慌てて撮ったのでやや食べかけ状態ですが。(笑)

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2024年11月 9日 (土)

ブックオフって意外と便利ですやん。

コマーシャルフォトって雑誌ご存知ですか?略して「コマフォト」って呼んでましたな、プロカメラマンの方ならスタジオに何冊か転がってると思います。(笑)
「プロフォトグラファーと広告クリエイターのための専門誌」ってキャッチコピーが付いているので、その筋の仕事をしている方に特化した専門誌。一般の方が見ても正直言って面白くはないでしょうなぁ。(笑)
オジサンが勤めていたスタジオにも当然ながら何冊か置いてありました。定期購読はしてなかったので、特集が面白そうな時だけ誰かが買ってきて置いてたみたい。
このコマフォトを出版している「玄光社」って出版社はプロクリエイター向けの雑誌や解説本、MOOKなどを数多く出していて、ライティングや商品撮影の解説本をスタジオの資料として置いてましたよ。
商品撮影って、ライティングや撮り方で商品の表情がガラッと変わりますし、カメラマンによってアプローチの仕方が様々ですからセオリーはあっても正解は無い世界なのですな。違うアプローチの仕方を知ったり参考にするのにこの手の本は結構面白かったですよ。
で、実家スタジオで撮りだしてこういう解説本があってもいいなって思ったので、大型書店のジュンク堂に行ってみたのですけどそんなに無くて。
初心者向けのカメラの手引書みたいなのはたくさんありましたけど、プロ向けの解説本なんて地味過ぎて出版数自体少ないのでしょうなぁ。玄光社のHPを見ても、勤めてた頃に見た本は全て絶版でしたしね。
で、家内と待ち合わせまでの時間潰しに、たまたまブックオフ三宮センター街店で立ち読みしてたところ、その手の本が何冊か並んでて、すごく安かったので1冊買っちゃいました。(笑)

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帰ってからネットでブックオフのオンラインストアを検索したところ結構出てくる出てくる、しかも安かったわけで。(笑)
古書を扱うネットショップで探すと専門系書籍は結構高値付けてたりするので、この値段出してまで必要かなって思って二の足踏んでしまいますし、さらに送料がかかるので「高い、やめとこ」になってしまいます。
だけどブックオフは安いプラス店頭受け取りだと送料無料。もちろん全商品ではありませんがオンラインショップでは店頭受け取り可能商品はちゃんと表示がされてるし、それだけ絞り込んで表示もできます。
今まで知らんかった、コレめっちゃ便利ですやん。(笑)
さっそく見てみたかった専門書7冊を片っ端から検索してみたところ1冊だけ在庫が無く、見つかった6冊の内、店頭受け取り可能なのは4冊でした。その中から2冊注文、もちろん三宮店で店頭受け取り指定。
しばらくすると注文受け取りましたメールが来て、中には「ご注文から商品が店舗に到着するまで、4~9日程度いただいております。」と書いてありましたな。実際は4日で準備できましたってメールが来ましたよ。
受取日は幅を持たせているので、用事でお出かけの際にサクッと受け取ってきました、ホント便利。(笑)
他にもいつか読みたいと思っていた本を検索したところほとんどヒットしましたな。しかもお手頃価格ですしね。なんだか読書の秋はブックオフで完結しそうですよ。(笑)

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2024年10月24日 (木)

どこかで見たことがあるロゴの店。(笑)

ある日のことでした、お昼ご飯に吉野家で牛丼食ってたのですな。で、吉野家のコーポーレートカラーって、看板の色を見れば分かる通りオレンジ色と黒でしょ。これ読売巨人軍と同じ配色だなぁと、なぜかその時ふと思ったわけで。ジャイアンツファンの方に叱られそうですけどね。(笑)
オレンジ色の感じと言いますか、色合いは少々違うとはいえ同じオレンジ色と黒の2色なのは一緒なので、もしも読売新聞社が経営不振に陥って球団を手放す羽目になったとしても、吉野家さんにオーナー企業になってもらえばオレンジ色と黒はそのまま継続できますやん。
背番号や選手名も吉野家さんのロゴに使われている書体にすればもっと強い感じになるんじゃないっすかね?(笑)
反対に吉野家が巨人軍をパクって、ロゴやキャラを変更しちゃうというのもアリですな。読売も吉野家もどちらもローマ字表記だと頭文字が「Y」ですし、牛丼もジャイアンツも頭文字が「G」ですから共通点もイジりどころも多いかと。
例えば巨人軍のマスコットキャラクター「ジャビット」はウサギがモチーフだそうですけど、耳だけ牛の角にしてしまえば立派に「吉野家巨人軍」になりますし、強さ倍増感もあるかと。こんなコトばかり考えてると、ホントに巨人ファンからボコボコにされますな、どうもスミマセン。(笑)
オジサンは吉野家を見て巨人軍を連想しましたけど、街歩きをしているとコレどこかで見たことあるなって看板を見かけることがあるのですな。
普段よく見かけるあるロゴをモチーフと言いますか真似たと言いますか、それを参考にして作ったんじゃないかって思うような物件に遭遇するわけで。最近も見かけましたよ、しかもヘアサロンと散髪屋さんという同じ業種で遭遇したという謎。

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1つ目はあるヘアサロンのロゴ。パッと見た時にハテ?なんだかどこかで見たことがあるような気がしたのですけど、その時は何だったか分からなかったのですな。2度目に見た時「あっこれディズニーやんか」って気が付きました。
ぜんぜん違う名前のお店でしたけど、アルファベットの「D」の文字などがそっくりで気が付いたという。さらに全体の雰囲気がウォルト・ディズニーのロゴっぽい感じにまとめてありましたしね。(笑)

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もうひとつはオリックス・ブルーウェーブのお店かと思ったら散髪屋さんだったという物件。今はオリックス・バッファローズですけど、ブルーウェーブ時代のあのロゴにしか見えない完成度の高さと言うか、そのまんま過ぎてやばいと言う物件。
きっとガチガチのファンの方がやっているのだと思うのですけど「Blue」の部分なんて完コピですやん、エエの?(笑)
ま、街歩きをしていると、こう言う大真面目で面白い物件に遭遇しますな。だけど好き過ぎて真似したくなる気持ちはスゴク分かります。推してる芸能人と同じ格好をしたくなるのと同じ流れかと思いますね。(笑)

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2024年9月22日 (日)

専門店、今昔物語。(笑)

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餃子専門店でメニューは1品だけでバリエーションすら無いってお店がありますな。以前よく行ってた餃子屋さんのお品書きは焼餃子とビールと酒だけでした。水餃子だとかニンニク抜きバージョンだとかも無し、潔いメニューでしたな。
だけど焼餃子たったひとつだけで長年お客様のハートを掴んできたわけですからまさしく超専門店と呼べるかと。(笑)
尾道が好きで、休みのたびに写真を撮りに行っていた頃、必ず立ち寄っていた尾道ラーメンのお店はメニューはラーメンだけ、博多に行くといつも寄ってたお店もメニューは豚骨ラーメンのみでした。
青春18きっぷでウロウロしていた頃、そういうお店を見つけるのが好きでしたな。その土地で長年愛された地元密着の老舗って、他には無い味わいですからそれだけで成り立つわけで、これこそ本当の意味での専門店だと思っています。
専門店というにはちょっとイレギュラーですけど、大阪で働いていた頃によく行ってたカレー専門店は立ち食いそば屋方式のカウンターだけの店。カレーも具の全く入ってないカレールーが1種類だけ。
代金先払いでカウンターにお金を置き「ビーフカレー」っていうと、具なしカレーライスに作り置きの味付けして炊いてある牛肉を乗っけて「ビーフね」。
エビカレーも茹でたむきえびが何粒かトッピングされるだけ。これに茹でたイカの切り身をプラスしたのがシーフードカレーという具合。
カツカレーだろうがポークカレーだろうが、後乗せのトッピングだけで全種類を作り分けているというのが立ち食いそばと同じなわけで。
あの頃は安くてすぐ食べられる、こんな感じのお手軽なカレー屋さんがいくつかありましたよ。
お値段激安で、注文して30秒かからず出てきて、食べる方も滞在時間10分もかからず、カレーをかき込んで出ていくようなお店だったので、時間が無い時にはホント重宝しました。使ってるのが業務用のカレーなので安定の普通の味わいでしたしね。(笑)
スパイスにこだわったり、何時間も煮込んで手間ひまかけた味わいが売りのカレー専門店とは全く別物の、飯食う時間すら無い忙しい人が利用するお店でしたが、オジサン学食や社食みたいで、こういう専門店も好きでしたよ。(笑)
最近街を歩いていて見かける専門店は、上記のようなお店とは全く違うと言いますか、今時の専門店なのだなって感じがします。
細く長く愛されるようなお店って感じじゃなくて、話題になってる間だけの短期決戦のお店がほとんどに見えるのですな。
時間をかけて育てて、世代に関係なく認知されて人気店になるというのはもう今の時代じゃ無いのでしょうね。街の写真を撮ってるオジサンですら追いつかないぐらい栄枯盛衰が激しすぎて記憶にすら残りませんよ。(笑)

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2024年7月 6日 (土)

ガイコツ写真に骨を折る。(笑)

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ネットを見てたら街でカラーコーンを見つけたら写真に撮ってしまうって方が出てきました。工事現場や立入禁止の場所においてある赤い円錐形のアレね。赤だけじゃなくいろいろな色があるようで、並べ方や置かれ方、置いてある場所などにそそられるそう。
オジサンもよく見かけますけどそそられるようなのが少ないのでそんなに撮ってませんな。ま、テーマといいましょうか自分の好きなものがあってそれを写真で追求しているわけですから、花や動物、野鳥や鉄道など特定ジャンルの写真をライフワークに撮っている方と基本的には同じことですな。
被写体がカラーコーンのある景色というだけの違いしか無いわけで。だけどカラーコーンて街中のあちこちで見かけますから、少し歩き回っただけで撮れ高はイイでしょうなぁ。なんぼでも見つかりますからね。(笑)

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オジサンは街の写真を撮っておりますので、街中で人間が作り出した間抜けなものや面白いものを見かけると思わず撮ってしまいます。
つまりその時々で目についた街のアレやコレやが対象なので、カラーコーンのような絞った対象じゃなく街全体という守備範囲の広さ。ま、早い話街中のものなら何でも有りってことですけどね。(笑)

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なのでこれ面白い、あれが何だかいい感じって思いながら、撮りながら、徘徊しながらってのがいつもスタイルなので、撮った写真を見返してみると特定のブツやジャンルでまとめられるぐらいの物量になっていたりします。
集めようと思って撮っているわけではないのですけども、面白がって撮るのを続けていたらそれなりの量になるのが街の写真あるある。(笑)
で、気が付けばあちこちで撮って増えていたガイコツの写真を集めてみました。ガイコツだけにわざわざ骨を折って探し回ったなんてのは全く無くて、たまたま歩いてて目についたり、オッと思って撮ったりしてたのがそれなりの枚数になっていたわけですな。

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ま、ガイコツなんて普段お目にかかることが無いですし、学校の理科室ぐらいしか置いてありそうな所が思い浮かばないのですけど、街歩きをしていると整骨院で看板代わりに店頭に立たされている姿を見かけたりします。一番遭遇率が高いのがこのパターンかと。
他にはウインドウディスプレイだったり、ハロウィンの飾りだったり。そうそう看板にガイコツが登場してるお店も見かけましたよ。

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不思議なもので探す気なんて全然無くて、ただブラブラと徘徊している時の方が発見と遭遇率が高いような気がしますな。必死になって探し歩いたところで、それはもう骨折り損のくたびれ儲けですからね。歩き回りすぎても骨と皮にはなりませんが。
掲載写真はそんな感じで増えてたガイコツ写真です。骨に沁みるような名作は無いのですけど、面白がって骨に刻んでいただければと。(笑)

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2024年5月11日 (土)

海が見えないと、神戸って感じがしないのよ。(笑)

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大規模改修工事で長らく休業していたポートタワーが4月下旬にリニューアルオープンしましたな。
ちょうど海のことと写真で記事を書こうかなって思った矢先にグッドタイミングでしたよ。オジサンのしょぼい記事に華を添えてくれて、ありがとうポートタワーって言っときましょうか。
だけどオープンしてしばらくの間は、SNSに写真をアップするのが目的のお客さんでいっぱいだろうから、半年ぐらい経ってから遊びに行きますね。目当ては新設された屋上のオープンエアデッキだけなので、天気さえ良ければ季節なんていつでもイイのよ。(笑)
ポートタワーの建ってる辺りと言いますか、中突堤やメリケンパークには写真を撮りによく行きますな。神戸駅で降りてブラブラとハーバー辺りをうろついて、そのまま元町まで歩くのがパターン。カメラやレンズのテスト撮影の際にはよく行きましたよ。
だけど撮った写真を見てみると意外と夜景を撮ってない。誰が撮ってもいかにも神戸の観光写真って感じに撮れるのであえて避けてたのかもしれません。
冬は吹きさらしで寒いですし、夏はカップルばかりですしねぇ。撮った写真は観光関係のポスターなんぞで見たのと同じですからクソ面白くもなかったのでしょうな。(笑)

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神戸に生まれたせいでしょうか、何だか海が見える所って好きなのですな。坂の多い街なので登って振り返ると海が見えるってのが当たり前。
そうそう小学生の頃、学校の教室の窓から明石海峡が眼の前に見えてました。というか街の高台からは必ず海が見えている所だったので、当たり前の景色でしたよ。
まだ明石海峡大橋ができておらず、社会科の教科書に夢の架け橋なんて完成予想図が載っていた時代。春先になるとキラキラと輝く海にたくさんの船が行き来してて何だかキレイでしたなぁ。
そんなのを眺めながらクラスメートと海上自衛隊の潜水艦を探すのが流行りましたよ。神戸港にある三菱重工や川崎重工のドックと呉や長崎、佐世保をメンテナンスのために行き来していたのだと思います。

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潜水艦って普通の船とシルエットが全然違うし、艦橋が出てるぐらいの状態で水面ギリギリを進むので見つけにくいのですな。誰が一番に見つけるかを競ってましたなぁって懐かしい思い出ですよ。(笑)
そんな子供時代だったので神戸は海が見えているのが当然って気持ちがあります。通勤通学の電車からも見えてましたし、海って当たり前なのですな。

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なので所用で学園都市に行った時は周りが全部山、どこにも海が見えてないところだったので神戸市内だけど神戸って感じが全然しませんでした。オジサンきっとここには住めないだろうなぁって思いましたよ。(笑)

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2024年3月24日 (日)

寂れた街や廃墟ばかり撮ってるわけじゃないのだけれど。

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特に狙っているわけでも探し回っているわけでもないのですけどね、最近なんだか寂れた場所や廃墟物件との遭遇率が上がってますな。コロナ禍の影響もあったと思いますが、廃業したのかシャッターが閉まったままでテナント募集看板がかかった店舗廃墟もよく目にします。
そんな様子もその時々の街の景色ですから、写真&カメラ好きとしてはそのまま通り過ぎるわけには行きませんよ。朽ちゆくモノの美、置き去りの美学とでも言いましょうか、そういうのに引かれるオジサンはおもむろにカメラを構えるわけですな。(笑)

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長年街の写真を撮ってますけど、街そのものと建物が好きなので、人と絡めた街のスナップなんてのは全く撮りません。人の気配なんてオジサンはいらないし、撮りたいと思わないので、撮り歩く際も人が途切れたり居なくなった瞬間を狙ってシャッターを切ってます。
人の多い場所ではカメラ構えたまま、人流が途切れるまでじーと立ってるのでモロ目立つ不審者。だけどそうやって突っ立ってると、気持ち悪がられるのか人が避けてくれますな。で、パシャ。(笑)

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時代に取り残されたような寂れた商店街や、開店時間までまだまだの白昼の歓楽街、手つかずで置き去りになったままの廃墟などは、人が居ませんから撮りやすいというのはありますね。撮りまくってる間中、誰とも合わない、人と遭遇することが皆無なんて物件がざらにありましたよ。
そうそう以前取り壊し予定の団地に密着して写真を撮ったことがあります。工事用の囲いで囲まれてしまう直前のタイミングだったので、普通に中に入って撮ってました。工事関係者も居なかったのでほぼ一日のびのびと昭和レトロな団地を撮りまくりましたな。(笑)

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昭和の高度経済成長期に建った建物ってすでに老朽化して建て替えやリノベーションの必要が出てきているみたいで、我が家の周りの団地は次々と改装工事の足場が組まれてて、オジサン的には写欲の湧く物件なのですな。なのでカメラを休ませている暇がありませんよ。買い物の際にもわざとそういう団地方面を通り抜けて歩いたりして日々状況をウォッチングしています。

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白昼の歓楽街というのも独特の寂れ感があって面白いですな。賑やかな夜の顔とは対照的で静けさや宴の後って感じがします。そういうところを昼間撮ってると人が居ない、夕方近くになってお酒や氷の配達の人を見かけるぐらいで、ほぼ無人の静かな景色が広がっています。

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何年も置き去りのままになっている廃墟もそそるものがありますな。草木でぼうぼうになった中に佇む姿に美を感じますからね。誰も住まなくなった民家や文化住宅のいい感じの寂れ具合に遭遇すると撮らずにいられませんよ。
そういえば廃墟写真がブームになったこともありましたな、なにか惹かれるものがあるのでしょうね。

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2024年3月21日 (木)

ちょっと三宮じゃなくて、明石でお買い物。

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神戸市の人口減と言いますか、他所への流出が止まらなくて焦ってるって記事を少し前に書きましたけど、お隣の明石市にずいぶん流れているのですな。
明石市があの市長さんのお陰で、それぐらい住みやすく子育てもしやすいいい街になったからだと思うのですけど、駅前ひとつ見ても再開発でずいぶん便利になったなと感じます。オジサンは三宮方面に出かけるよりも近くて楽。
今まででしたらお出かけで賑やかな所に行くとなると、まず三宮が当たり前だったのですけどホント行かなくなりましたな、三宮に魅力が無いのも理由かと。若い方には楽しいところかもしれませんけど、ジジイになると三宮って行きたくなる所が全然無いのよ。(笑)
ホント写真撮るのにウロウロするぐらいで、100均ショップや無印良品、カルディぐらいしか行かないもんなぁ。明石はコンパクトなので駅の近くに行きたいお店が全部あるのよ。なのでチャチャッとお買い物できて便利なのですな。
写真を撮るために歩き回るのは平気なのに買い物で「ちょっと歩かなアカン」場所って不便としか感じないのはなぜでしょうね。なので我が家では「全部入りの明石駅周辺と、歩き回っても行く所の無いしんどいだけの三宮」って評価に変わってますよ。(笑)
購読している神戸新聞には明石や播磨など地方版のページがあります。明石のニュースで家内が食いついていたのがリサイクル家具展示場の記事。廃棄物で出された家具をリサイクルして市民に格安で提供しているのだそうで、応募多数だと抽選だそうですけど、500円〜1500円って格安価格に反応してましたな。
だけど明石市民限定なので、さっそく神戸市も同じことをやってないか調べてましたけどね、出てきたのはリサイクルやリユースしてみようって啓蒙ページや、リサイクル業者の買い取りしてもらう段取りなど、堂々巡りというか役に立たないページをたらい回しされて「ホンマ何にもしてへん」って激怒してはりました。神戸市ってそんなんやからアカンねんなぁ。(笑)
ま、明石市は神戸市よりも小さな街なので小回りがきくのでしょうけどね。神戸市って外の人に受けそうな的外れな新しいモンばかり作ってる印象があって、生活に密着した行政サービスは考えつかないの?って思いますよ。オジサンの希望はJR西日本に行政指導して元町駅にエスカレーター付けさせてほしいなと。(笑)

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余談ですけど少し前に家内と明石にお出かけした際、魚の棚商店街にある超有名酒店の立ち飲みに行きました。くぐり戸を開けるとそこは料理とお酒のパラダイス。店名は書きませんが立ち飲みファンならこれだけのヒントでピンと来るアノお店ですよ。(笑)
美味しい料理と日本酒をいくつかいただきました。味わいが家内の好みのがあったらしく、即買ってましたな。酒屋さんの立ち飲みですからその場で買って帰れるのがいいところ。料理もお店の雰囲気もえらく気に入ってくれましたし、また来ようかと。
わざわざ行きたくなるお店があると、明石お出かけ率がまた上がりますな。(笑)

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2024年3月16日 (土)

元町商店街の居場所はあるのか。(笑)

大阪府が高校の授業料無償化ってのを進めているのに焦ってるみたいで、神戸市長さんが市内高校に通う高校生の通学定期代を全額補助って方針を明らかにしたって記事を先月見ましたよ。
子育て世代の大阪への流出に危機感を持ってのことだそうですけど、無償化や補助するから来てねってのもスーパーの安売り合戦みたいで「ソコとちゃうやろ」って笑ってしまいますな。(笑)
神戸市は西の明石市と東の大阪府の両サイドへ人口流出、良い街になった明石市に引っ越した方のほとんどが、神戸市からの流出だそうですからね。明石市の「人口も納税額も増えちゃいましたー」はそのまま神戸市の「減って大変やねん、お願い行かないで」だという分かりやすい結果。(笑)
神戸市長さんとしてはどんどん加速度ついて人が減ってる神戸市から、出て行く人をなんとか食い止めたいって気持ちは分かりますけどねぇ。よほど思い切ったことしないと勝てないんじゃないかと思いますなぁ。
神戸らしくケーキや洋菓子を生涯無料で食べ放題、パン代も全額補助ぐらいのことは…って市長さんから助走つけて飛び蹴り食らいそうですな。(笑)
神戸で一番賑やかな三宮辺りは今色んなところを工事しています。数年前に阪急三宮の駅ビルがきれいになって、ごちゃごちゃしていた高架下も「エキゾ」って名前の飲食店が連なるストリートに、見た目もガラッとおしゃれになりましたしね。
JR三宮駅周辺も神戸の玄関口として、三宮クロススクエアなんてのを現在再整備進行中、神戸港のウォーターフロント辺りも色々できてますし、新港町の第2突堤には「ジーライオンアリーナ神戸」って、スポーツ・コンサート・国際会議に対応する建物を作ってますな、JR神戸駅前も再整備だそうで、駅前広場の地下には1,100台収容できる神戸市内初の地下タワー式駐輪場を作るみたい。
もうね覚えられないぐらいあちこちで将来に向けた再整備や再開発が進んでますよ。ところが昔ながらの元町商店街は置き去り感いっぱいでシャッター通りが加速進行中。こんな目立つ場所で寂れていく商店街はこの先どうなるのでしょうね。

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元町商店街から三宮にかけてもテナント募集看板が貼られた空き店舗をよく見かけます。店の入れ替わりも激しいですし、街の景色にお店がいい感じに定着しなくなってますな。
再開発や再整備で新しい建物や場所ができたとしても、その分今まで賑やかだったり中心だったところが寂れていくのでは発展とは言えないと思うのでね、単に商圏を新しい所に移動させただけじゃないかと。
オジサンが生まれるもっと前、神戸の中心歓楽街だったのは新開地でした。今はマンションが立ち並ぶ住宅街って感じになってます。太平洋戦争後に中心は東の三宮へ移り変わっちゃいましたからね。
だとすると今やってる再開発、再整備がすべて完了した時、神戸の一番賑やかな場所はどこに移っているのでしょうね、意外とウォーターフロントだったりして。(笑)
その時元町商店街はもう商店街じゃなくなってタワーマンションが立ち並ぶ通りになっているかもしれませんな。

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2024年2月18日 (日)

写真に後日は無い。

近くのよく通る道沿いに古い食堂があったのですな。文字がかすれた看板や全体の雰囲気と言いますか、たたずまいが渋くて何度か写真に撮ってはいるのですけど、建っている向きのせいでお日様の当たり具合が面白くなく肝心なところがいつも逆光で日陰、望むようないい感じに撮るには朝早くに行く必要があるよな〜と思いつつ、わざわざ行くのは面倒だなぁなんて先延ばしにしていたわけで。
で、ある日通りがかったらきれいサッパリ何もない更地になってました。(泣)昔の木造建築なんて一日もかからずきれいサッパリ取り壊されてしまいますから、ここ数日の間に工事があったのでしょうな。「あらま〜」って感じでしたけど、無くなってしまったものはどう逆立ちしたってもう撮ることはできません。
オジサン起床は早いので、すぐカメラぶら下げて散歩がてら出かけてれば撮れてたのに、寒さに億劫になってしまって後日なんてやってたらチャンスを失ってゲームオーバー、トホホな結末。
だいたい物事って面倒がって先延ばしにするとロクなことがありませんな。写真の場合はもう二度と撮れないですからね。
まだありました、取り壊し風景を絶対に撮ってやるって狙ってた近所の古い建物、オジサンの入院中に取り壊されてしまって、退院後前を通ったら更地になって好評分譲中ののぼりが立ってましたな。ショックでかなりガックリきましたよ。
なので地元の無人住宅や放置された廃墟物件は要マーク、いつ始まるかわからない工事の様子をウォーキングしながらウォッチングしていますよ。(笑)
もうひとつ更地物件を思い出しました。2002年に家内と北海道の小樽に旅行した時のこと、駅前に実に立派な「エンゼル」って喫茶店があったのですな。後ろを高層ビルに囲まれているのに実に威厳があって「私がここのランドマーク」ってたたずまいがなんともカッコ良くて写真に撮りました。

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その時は時間が無くてお店に入れなかったのですけど、次の年の北海道旅行でリベンジしようって訪れてみたら更地。お店自体は別の所に移転されたようでしたけど、オジサンはあの建物が重要だったので再開発で無くなるなんて思いもしませんでした。

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建物があるときって想像つきませんが、更地ってなぜだか広々として見えますねぇ、寂しい感じもしますし。
思えば今までたくさん街の写真を撮ってきましたけど、古い写真の中にはすでにもう存在しない物件もたくさんあるでしょうな。その時通りがかって写真に撮ったから「かつてそこにあった」証拠は残りましたけどね。
予備校の先生でタレントの方の流行語で「いつやるか? 今でしょ」ってのがありますけど、写真も同じ。今撮らないと明日には撮れなくなってるかもしれませんからね。
なので写真に後日はありませんよ、あるとしたらオジサンのような失敗した後日談ばかりかと。(笑)

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