デジタルカメラ

2023年11月25日 (土)

テクノロジーは、余計なおせっかいだったりする。

ソニーさんから「α9 III」ってとんでもないカメラが出ましたな。グローバルシャッター方式なので、高速で動く被写体を撮っても歪みのない写真が撮れるそうで、いわゆるローリングシャッター歪みというやつが起こらないそう。
つまりゴルフのフルスイングを撮影した際に、ゴルフクラブが歪んで写ったり、走る電車を横から撮ったら車体が平行四辺形に歪んだなんて現象が起こらないわけで。
オジサンは子供の頃よく読んだ野球漫画で、フルスイングでバットが弓のように曲がってたり、バットに当たる瞬間のボールがひん曲がってるなんて描写を散々見て育ってきたので、歪があったとしてもそれはそれで臨場感があっていいんじゃないのって、のんきに思ってます。(笑)
なので歪みなく撮れるなんて必要なの?って感じ、さらに120コマ/秒の高速連写だって。こうなると連写した中からベストショットを選べばいいわけで、もうシャッターチャンスって言葉も死語になるでしょうなぁ。(笑)
つくづくテクノロジーの進化は夢のようなスゴイことを実現してくれますけどね、余計なおせっかいと言いますか、機械が何もかもやってくれてる感じがして、撮る人の個性がどんどん見えなくなるなぁって思いました。誰が撮ってもレベルが高くて、同じような写真が撮れる素敵で迷惑なテクノロジー。(笑)
ミラーレス一眼に主役が変わってきて、それまでの一眼レフでは出来なかったことがどんどん実現し当たり前になってます。とりあえずシャッター押せば間違いのない写真が誰にでも撮れるようにはなりましたけどね。何だか余計なことと言いますか、そこまで助けてくれなくてもいい、おせっかいなテクノロジーも増えた気がするのですな。(笑)
なのでそういうのを縦横無尽に使いこなせる人イコール写真撮る人ではないと思いたいわけで。取扱説明書の隅の隅まで熟知してガンガン使いこなせる人と写真撮る人は別次元って感じがします。テクノロジーが進化すればするほどそう思いますな。人じゃなくカメラが撮ってくれた写真ばかりが目に付きますからね。
そもそもカメラは絞りとシャッターだけあれば十分なんですよ、ピントや構図も含めどう写したいかを考えるのが写真を撮る醍醐味って思っているので、メニューの奥の奥まで探さないと出てこないような便利機能といいますか、テクノロジーは無くてもオジサン写真は撮れます。(笑)
現在使っている富士フィルムさんのミラーレス一眼も全機能をフルに使いこなしているかと聞かれたら、きっとその10%も使いきれてないでしょうな。だけどちゃ〜んと写真は撮れてます、しかも思い通りにね。(笑)
オートフォーカスもオールドレンズや中国メーカーのマニュアルレンズを持ち出すときには関係ないですし。オジサンが実際にテクノロジーの恩恵を実感できるのはボディー内手ぶれ補正ぐらいですかね、体力&筋力低下なお年頃ですからこれをサポートしてくれるテクノロジー。
こういうのは余計なおせっかいとは思いません、むしろ大歓迎ですよ。(笑)

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2023年1月 8日 (日)

デジタルカメラ最大の値打ちは高感度撮影だと思う。

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自腹で自分用のデジタルカメラを初めて買ったのは2003年3月で「EOS10D」というデジタル一眼レフカメラでした。
今の目で見ると有効画素数630万画素、その他のスペックも大したことはありませんでしたけど、手持ちのEFレンズがそのまま使えるので、ボディーだけ買えば済むってことで発表後すぐヨドバシで予約しましたよ。
まだデジタル一眼レフは高かったのですけど、とうとう実売で20万円を切る価格になったので清水の舞台からバンジージャンプ。(笑)正直いってデジタル一眼レフって高いなぁって思いましたけどね。
当時の撮影日誌を見ると、フィルムで撮影した場合にかかる費用に比べて、デジタル一眼レフだと約半年で元が取れるって計算をしていましたな。結局3ヶ月かからず元は取りました、フィルム代も現像代もかからず、現像を出しに行く手間も無く、充電の電気代だけなのですから当然かと。(笑)
金銭的なコスパの良さだけでなく、撮影の場面でもフィルムとは勝手が違ったり、出来なかったことが当たり前にできるのが新鮮でしたな。
1つ目は街を撮り歩いてみて思ったのが休憩できないってところ、フィルムは36枚撮りや24枚撮りって制限があるので、撮り終わるとフィルムを入れ替えなくてはなりません。
ところがデジタルはメモリーカードの容量次第ですごい量を撮れますから、フィルムチェンジの際にコンビニで飲み物とお菓子買って、ちょっと休憩でもってのが無いわけで。(笑)
当時使っていたCFカードは2GBの容量、JPGファインだと約800カット、36枚撮りフィルムで約22本分に相当します。それだけの量を一度に撮る事はありませんでしたけど、ノッてる時は休憩するタイミングを失って、延々撮り歩いてしまいましたな。おかげで後のビールはいつもより美味しかったですけど、足が棒になって立飲みはさすがにしんどかったですよ。(笑)

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2つ目は高感度撮影ができるところ、EOS10DはISO1600まで、感度拡張でISO3200相当まで可能でした。今に比べてノイズだらけでしたけど、高感度フィルムからプリントしたものよりはマシだなって思いましたし、手持ちで夜景撮影が出来るのは画期的でしたな。
それにフィルムカメラだと高感度フィルムを入れてしまうと、使い終わるまでその感度で撮らなくてはなりませんけど、デジタルは1コマごとに感度を変えられるところがスゴイって思いました。オジサンにとっては高感度撮影が一番のメリットと言えるかと。
その後カメラが新しくなるたびに高感度性能がどんどん良くなりましたな、ISO1600は常用域なんてフィルムでは考えられなかった世界ですよ。(笑)

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結婚式の撮影を頼まれた時も、デジタルカメラじゃなかったら絶対断ってました。純白のウエディングと黒のタキシードで明暗差あり過ぎなうえ、場所は薄暗い教会の中、さらにストロボのバウンス撮影なんて出来ない高〜い天井という最悪シチュエーション、しかも撮影は絶対失敗できない二人の人生のセレモニーですからね。
だけど高感度と手ブレ補正レンズのおかげで無事クリア、テクノロジーの恩恵をひしひしと感じましたよ。(笑)思えば後から出てきたデジタルカメラの方が、撮影に有利な仕組み満載なのは当然、フィルム固有の制限から開放されるわけですからね。
そんなフィルム固有の制限を、今若い方たちがエモいって楽しんでいるのってなんだか変ですなぁ。(笑)

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2022年12月27日 (火)

XF10のプレミアムな後継機を希望するわけ。

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レンズ交換式カメラって一番好きなのですけど、それが自分の中で絶対王者って感じじゃ無くなったのは、今年家内用に買った富士フィルムさんのXシリーズプレミアムコンパクトカメラ「XF10」のせいかと。
APS-Cサイズのセンサーを搭載しながらコンパクトカメラの大きさ軽さ。少し使わせてもらっているうちに、画質的には十分だし、こういうカメラもいいなぁと。(笑)
思えば今まで使ってきたクラシックカメラもレンズ交換の出来るのは数えるほど、ほとんどが固定レンズのものでしたから下地はあったのかもしれませんな。なので、放置状態だった古い「リコーGRデジタルⅢ(2009年発売)」を引っ張り出してきてよく使うようになりました。
センサーサイズは1/1.7型CCDで1000万画素のオールドGR。現行機種はAPS-Cセンサーで2400万画素ですから比べるまでも無くスペックは随分見劣り、だけど見てくれはそんなに変わってないところがスゴイですな。もういじるところが無い完成されたデザインって感じがします。
GRの魅力ってこういうところなのかと。他社からも似たようなコンセプトのカメラは登場しましたけどGRは強いですな、このジャンルのカメラでは他の選択肢が霞んでしまうぐらいの飛び抜けたブランドになってますからね。
当然カメラそのものに魅力がなければ、これだけたくさんのファンを獲得できなかったでしょうけど、それだけでなくGRをずっと使い続けたくなる、長くファンでいたくなる仕組み作りってのもリコーさんは上手いなあって思います。
で、オジサンも最新のGRⅢもしくはGRⅢxが欲しいのですけどね。富士フィルムさんのフィルムシミュレーションにどっぷり肩まで浸かって、あの色合いの美しさから抜け出せなくなったオジサンには、もう他社の色合いのテイストが受け入れられないかもって気持ちがありましてですねぇ、ここはひとつ是非とも何とかして富士フィルムさんにGRに対抗できると言いますか、真正面からぶつけて火花が散るような、尖ったXF10の後継機を出していただきたいと願っておるわけですよ。
可能性がほぼ無いのは承知しています。だけど十分対抗できるポテンシャルはすでに持っていると思っているので、価格がアップしてもいいですから、もう少し高級&プロの飛び道具路線にブラッシュアップしていただければって思いますな。性能は当然高くて、さらに持ち物としての魅力がある、長く使えるプレミアムコンパクトカメラ。(笑)
レンズは今のままでいいです、GRみたいに電源入れたらニューって飛び出してこないところが気に入ってますからね。手ぶれ補正は入れられれば入れて欲しいですけど、どうしても必要ってわけじゃありません。
オートフォーカスはダメダメなので全面的に見直していただいて、起動が速くサッと出してサッと撮れる以外は何も出来ないぐらい吹っ切れたのがいいですなぁ。フィルムシミュレーションは全部盛り、カラークロームエフェクト、カラークロームブルーは必須。ストラップは縦吊り出来るように。
これ以外の要望は言いませんから是非作って、お願い。(笑)

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2022年12月17日 (土)

ましかく写真が楽し過ぎるわけ。(笑)

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写真の縦横比が1:1の正方形、いわゆるましかくフォーマットの写真は、撮るのも見るのもInstagramのおかげですっかり定着した感がありますな、もはや正方形に違和感を感じる方は少ないと思います。オジサンはInstagramはやっておりませんが、ましかく写真は好きですよ。
一番最初にましかく写真を撮ったのは120フィルム(ブローニー)を使うマミヤC33という中判二眼レフカメラだったと記憶しています。二眼レフの構造上ファインダー像は左右が逆、構図を決めるのに最初戸惑いましたな。

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だけど慣れてくるとそれが楽しくて、構図を決めピントを合わせてシャッターを切るまでの作法に時間がかかりましたけど、じっくり写真を撮っていると言いますか、被写体と向き合ってる感があって好きになりました。
フィルムサイズも6×6cmと大きいですから、35mmにはない迫力がありましたし、リバーサルフィルムで撮ったのはライトボックスの上で、ルーペ片手に仕上がりをいつまでも眺めてられましたよ。(笑)

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中判には様々なフォーマットがありますが、6×6の正方形フォーマットが一番気に入って、その後色々手を出して二眼レフのみならず、スプリングカメラやボックスカメラ、一眼レフも持ってました。特に国産の二眼レフやスプリングカメラは中古カメラ屋さんで、ドイツの某メーカーよりもうんと安く買えましたからどんどん増えて行ったという。(笑)

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その後35mmフィルムを使ってましかくの写真が撮れるカメラに完全どハマリ、マミヤスケッチ、TENAX II、ROBOT STAR1が集まってきましたな、これがまた楽しくてね、ましかく写真って楽しすぎるって思いましたよ。(笑)

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そんなましかく写真を今はデジタルで楽しんでいます。画像の縦横比を設定一つで変えられるデジカメってホント便利、特に富士フィルムさんのミラーレスを使いだしてから、ましかくに設定して撮る頻度が激増していますよ。
縦横比2:3の長方形センサーをトリミングしてましかくにするわけですから、有効画素数の2/3しか使わないことになるわけですけど、元が2600万画素あるので約1700万画素とオジサンには十分、それよりもましかくで撮るところに意義があるわけで。

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ましかく写真って構図の取り方が独特なのですな、なんでもど真ん中に配置する、いわゆる日の丸構図は代表的で安定感がありますが、そればかりというのも面白くありませんから、いろいろ考えつつ構図を決めるのが醍醐味。画面の傾きも目立つので、水平垂直がきちんと出るように構えないといけませんし、なかなか奥が深い世界なわけで。

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このブログに掲載している写真も、圧倒的にましかくが多いのはオジサンの好みと言いますか、ましかく写真ファンだからって部分もあります。まだチャレンジしたことがない方は、一度試して見られてはいかがでしょう。

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2022年12月 8日 (木)

劣化GR。(笑)

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富士フィルムさんの高級コンパクトデジカメ「XF10」を家内用に買ってから、時々借りて撮ったりしてますけど、さすがに借りっぱなしというわけには行かないので、手持ちの古い「リコーGRデジタルⅢ」も引っ張り出してきて使っています。発売は2009年なので、かなり前の世代の機種。センサーサイズは1/1.7型CCDで1000万画素、現行機種と比べるとかなり見劣りがするスペックのオールドGRですな。
元々は友人Y氏の愛用カメラだったのですけど、2013年に新しいデジカメを買う際に手放すというので激安で譲り受けたもの。その時点で4年使ってかなりくたびれているどころか、液晶モニターは擦り傷だらけ、角の塗装は剥げてるし、レンズバリアが電源と連動してきちんと開閉しないというダメダメ状態、レンズの縁を指で弾くと開くのですけど、きっと中古カメラ屋さんに売りに行っても値段が付かなかったと思います。(笑)
そんな満身創痍なGRデジタルⅢ、その後レンズバリアは完全に沈黙、全く開かなくなってしまいました。さすがにコレでは使えないので、レンズの銘板ごと取り去る改造と言いますか工作をしました。
なのでレンズ周りは取り去った後の部品が丸出し状態で、どう見ても壊れたカメラにしか見えないひどい状態なのですけど、昔のキャノンデミのキャップが何故かぴったりだったのでそれを付ければ隠せますし、ちゃんと写真は撮れるので気にせず使ってます。(笑)
ところが最近グリップ部分のラバー素材が指にくっつくようになってきたのですな、こいつが加水分解ってやつかって思ったのですけど、実はラバー素材じゃなくてそれをくっつけてる接着剤が溶けて染み出してきているのが分かりました。ラバー素材もほんの少し縮んでいるみたいでその隙間から接着剤が出てきてたみたい。
いずれにせよ手で持つと指にネトネトが付きますから心地の良いものではありませんな。さっそく引っ剥がして接着剤をきれいに拭き取りました。で、剥がしたラバー素材を見ていて、そんなに複雑な形じゃないので、別のものに変えてドレスアップしたら面白いかもってふと思ったのですな。
取り替えるのなら色も黒じゃない方がドレスアップ感が出るので、家内の持ってた革素材の切れっ端をもらって同じ形に切り出しました。もう少し明るい茶色で厚みも薄いのが良かったのですけど、半端物をもらったので文句は言えません。
これをゴム系接着剤ボンドG17でしっかり貼り付けたらイメチェンGRの出来上がりとなりました。あんまりきれいな仕上がりじゃないのですけど、指がネトネトになるよりはマシ、写真が撮れればそれでいいので見た目なんて気にしません、これでまだまだガンガン使えますな。(笑)

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2022年11月12日 (土)

EVFで露出計の出番が…。(笑)

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某カメラ量販店のサイトでカメラバッグの中身ってのがありましてですね、プロカメラマンやフォトグラファーのバッグと機材などの持ち物を公開、紹介しているのですな。撮影ジャンルによって機材がぜんぜん違うのは当然として、その時ふと思ったのが今どきのカメラマンやフォトグラファーって露出計を持たないのね。
気になって他にも持ち物公開しているのを検索、動画なんかも色々出てきましたな。で、ひと通り見てみたのですけど、やはり露出計をバッグに忍ばせている方はいませんでした。持ってる方もいるのでしょうけど見つけられませんでしたな。
露出計を持たない理由はなんだろうって、それはズバリ自動露出の精度が高くて外さなくなったのと、デジタルなので撮ってすぐ確認出来ることではないかと。オジサンも富士フィルムさんのミラーレスにチェンジしてから、露出の正確さに驚きましたからね、まず外すってことがない。明暗差の極端なシーンでもソツなくそれなりに見られる写真が撮れますな。
窓から明るい屋外の景色が見えている室内で撮るとき、外の景色を活かして室内は暗く潰れてもいいのか、室内の雰囲気を生かして窓の外は白く飛んでもいいのかなんて、撮る側の意思をカメラが判断できない場面ではさすがに無理ですけど、こんなのも数年先にはAI技術で勝手に判断してくれるようになるのでしょうかね、なんだか撮影がつまらなくなりそうですなぁ。(笑)
正確な露出のおかげで、プロの持ち物から露出計が無くなる時代が来るなんて思いもしませんでしたけどね、どうしても必要かって言われるとそうとも言えなくなってる部分もあります。なので露出計を忍ばせるスペースに予備のバッテリーを放り込むのが今時なのかもしれませんなぁ。
このブログでは過去に何度か露出計の必要性について書いてきましたけど響きませんし、オジサンも実際のところミラーレス一眼レフを使うようになって使用頻度が激減しています。
露出が正確だから必要が無くなってきているのも確かにあるのですけど、一番の理由はEVF(電子ビューファインダー)のおかげかと。光学ファインダーと違って、マニュアル露出時にそれを反映した表示ができるのですな。

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つまり仕上がりと同じ感じでファインダーでリアルタイムに見られるわけですから、露出計で測らなくてもファインダーを見て意図した露出になるようにシャッター速度か絞りをコントロールすればいいわけで。絞りリングのあるレンズですとレスポンスもいいですしね。今までの露出計で測って露出を考えて決めていた作法が、ミラーレスカメラで変わってきましたよ。(笑)

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2022年8月18日 (木)

互換バッテリー、消耗早すぎでアカンがな。

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過去に純正バッテリーが高くて手が出ないので互換バッテリーを購入したことや、純正品との価格差に疑問を感じたことを記事にしてました。一眼レフからミラーレスに乗り換えて、なおさらバッテリーの消耗の激しさを感じて書いた部分もありましたな。
ただし仕事では互換バッテリーを使ったことは一度もありません。それによってトラブルが起こって、仕事になりませんでしたなんてのは何の言い訳にもなりませんからね、責任もギャラも無い趣味の写真とは全く別次元。さらにお金を出すのは会社ですから自腹で買うわけではありません、出入りの機材業者に電話一本でOK。(笑)
もちろん純正品だから問題が起こらないという保証はありませんけど、カメラメーカーの認めていない物を仕事で使うのは姿勢としてどうかと思うわけで。なのであくまでも互換バッテリーは趣味の写真の上でのことです。ところがそのバッテリーに不調が表れてきたのですな。
現在使っている互換バッテリーは定評のあるロワジャパンさんが販売している物を6個、このうち1個は膨張してカメラへの出し入れ時に引っかかり感が出てきたので使うのを止めました。
デジカメ用バッテリーの膨張はそういう仕様になっていて、想定範囲内だというのを以前調べて分かっていたのですけど、カメラから出てこなくなったらマズイと言うか、そんなのもう使えないでしょ。(笑)
で、最近残りの内の3個もやや膨らみを感じるようになってきたのですな。まだ出し入れで引っかかることはないのですけど、近い内に使えなくなると思います。さらにこの3個、満充電しても持たなくなってきていて、このひと月ぐらいで急に消耗が早くなって、丸一日持たなくなってしまったのですな。
オジサンが使っているバッテリーはカメラに付いてた純正品も互換バッテリーも含めて、購入順に番号シールを貼ってあって、その順番に使っているのですけど、調べたところ2018年の暮れに購入したのが不調になっていることが判明しました。
約3年半ですか、よく持ってるように見えますけど、純正バッテリーも順番に使っていたのでこの互換バッテリーだけを使いまくっていたわけではありません。なので使用回数を考えるとそんなに寿命が長くなかったというのが見えてきたわけで。
ところが純正バッテリーは膨張も不調も無いですし、持たなくなってるなって感じもしないですな、新品の頃より落ちていると思いますけど気が付かないぐらいの感じです。お値段高めの秘密は、この辺りの差にハッキリクッキリ表れていますな。(笑)
そうそう現役の頃、スタジオではカメラ1台につき予備の純正バッテリーを4個用意してもらってました。カメラに付いてるのと合わせて合計5個、最初EOS 5D MarkIIが4台でしたから20個あったわけですけど、スタジオでの13年間で廃棄処分になったバッテリーは1つも無かったのを思い出しました、持ちが悪くはなりましたけど、あれだけヘビーな使い方で、膨張や発火事故などのトラブルに見舞われたことも一切無く使い続けられたわけですから、そう考えると純正品の方が安全安心だし、実は安いってことになりますな。
ミラーレス機だから消耗が大きくて寿命が来るのも早かったのもあったでしょうけど、数年使い込んで見えてきた互換バッテリーの本当の姿、値打ちは激安価格だけだったのかと。なので互換バッテリーは今使ってるのがダメになったらもう買いませんよ。(笑)

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2022年4月16日 (土)

XF10用に買ってしまったもの。(笑)

XシリーズプレミアムコンパクトカメラのXF10、いわゆる高級コンパクトカテゴリーのデジカメなわけですけど、こういうカメラはリコーのGR以来なので、なかなか新鮮な使い勝手でしたな。正直言って楽しかったですよ、一通り遊ばせてもらったので家内に渡しました。
カメラ&写真好きオジサンの気持ちとしては、やはりファインダーのある一眼タイプのカメラがメインですけど、こういうのも便利でイイなぁと思いましたな。
機動力あるし、色々こなせて守備範囲も広いので、ちょっとそこまで買い物なんてミラーレス一眼を持って出るほどじゃないけど、写真が撮れる用意だけはして出かけたいって場面ではスーパーウエポンかと。カメラって、持ってない時に限っていいシーンと遭遇するって、あるあるですからね。
その辺りがいつも持っててすぐ撮れるスマホにカメラが負けたところでもありますな、ただあのチープ画質には納得できないのでXF10のような、ちっちゃくても写り抜群なカメラがあると安心&納得かと。なので家内に渡したとはいえ、時々貸してねって言ってあるので、まず予備バッテリーを調達しました。
だけどすでに取り扱いがほぼ終わってるみたいで、互換バッテリーのロワジャパンでは販売終了、検索で聞いたこともないメーカーが出てきましたけど、ちょっと不安だったので探していたら、純正バッテリーが見つかり購入。
だけど売れずに在庫のまま長期放置されてたようで、届いたのは箱はボロボロ、付いてたソフトケースもところどころ黄色く変色してましたな。ちゃんと使えてるので気にしませんけど、ややこしい人だったらクレーム付けるレベルですよ。(笑)

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それからストラップも買いました。とりあえず使ってたネックストラップは少し短いので、良いのがないかと探していたら、Amazonで写真用品でおなじみエツミさんの「たすき掛け専用速写ストラップ クイックループ E-6547」なるものを見っけ、購入時価格1,227円でした。

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杖歩行でカメラを持つのには良さそうかと、カメラの三脚穴に取り付けるリングが、たすき掛けしたストラップに通してあるという構造で、持ち歩く際はウエスト辺りでカメラを天地逆さに保持、撮る際にはそのまま滑らせて目の高さまで持ってこれるわけですな。

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オシャレ感はありませんけど、落下防止の補助ストラップも付いてて実用としては二重丸。付けて歩いてみるとカメラがブラブラしませんし、速写を謳うだけあって即座にカメラを構えられました。
特に便利って感じたのは、杖を突いたまま片手で使うので、長さを調節して、構えた時にストラップがピンと張るようにすると、手ブレを軽減できたのですな、これは思わぬ発見。
下げてる姿はカッコ良いとは言えませんし、家内はこういうの使わないだろうから、オジサンがカメラを借りる時専用に買ったものですけど見た目以上に良いものでしたよ。
他にあれば便利なのは充電器、USB接続の本体内充電なので別売、しかももう販売終了。メルカリに純正品が出てましたけど足元見過ぎのイイ値段。なのでまず近所のハードオフを探索、無ければ激安中華機材で調達もありかと。(笑)

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2022年4月 9日 (土)

XF10って、実際どうなのよ。

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家内用と言いながら尖ったスペックなので、オジサンのサブカメラとして使った場合どうなのってところを検証してみたXF10。今回は家内目線で撮りそうなものを掲載。
家内は基本的に構図云々より、自分の撮りたいものが望みどおりに撮れてればいい人なので、育ててる花や、作った料理、日常のアレコレなど。クラフト作家なので作ったものの撮影にも活躍しそう。ipadのカメラじゃ納得できなかった部分はすべてクリア。画質に関しては全く不満も問題も無し、コンデジとしてはデカイAPS-Cセンサーですからね。拡大して見ても細かなところまできちんと描写されてます。
35mm換算で28mmの18.5mmレンズは単焦点ならではの高画質、オジサンの大好きなXF23mm F2と比べると広角なので、その分1歩か2歩いつもより前に出ないと散漫な写真になりがちですけど使い勝手はイイですな。レンズ先端から10cmまで寄れるので料理などを撮るのにも良さそう。

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レンズ前玉はやや奥まったところにあるので、雑にキャップを付け外ししても擦ったりしませんし、何よりキャップ無しでもほとんど汚れないので、そのまま胸ポケットに入れてても気が楽。(笑)
充電に4時間かかるとはいえ、バッテリーの持ちはイイですよ、仕様によると標準撮影枚数330枚となってますけど、すでにそれを超えてますがまだ撮れてます。撮ったのをBluetoothでipadに送れるのもマル、それまでipadのしょぼいカメラで撮ってメールなどに使っていた家内にとってココすごく重要なところでしたのでね。

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そうそう背面液晶モニターのフリック動作は、反応が鈍く使い勝手が悪いので割当て無しにしました、タッチAFと干渉するのですな。(笑)
手ブレ補正は電子式手ブレ補正が動画撮影時だけ有効ですけど、カメラをしっかり構えれば済む話ですし、チルト液晶じゃないのもこのカメラには必要とは思わないので全然OK。
で、このカメラに限らず、スマホでも他社のファインダーの無いコンデジでも同じだろうと思うのですけど、明るい屋外で撮ってると液晶モニターが暗くてホント見えない、一番の欠点と言いますかイライラするところでした、だいぶ慣れましたけどね。

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Xシリーズの特徴である「X-Trans CMOS センサー」ではなくベイヤー配列のセンサーなので、フィルムシミュレーションの色味が違うなんて意見もネットで見受けられましたけど、オジサン的には色合いの傾向は同じだけど効果がちょっと弱い感じがしましたな。
好みや受け取り方の違いもあるかもしれません。そこをヤイヤイ言うつもりはありませんよ、必要十分すぎる画質だし、手軽に持ち歩けて日常生活でのほとんどのシーンを、スマホなんかとは比べ物にならないクオリティーで撮れますから、サブカメラとしてだけでなく、XF10ひとつでも十分まかなえそうって思いましたよ。(笑)

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2022年4月 3日 (日)

今さらながら、XF10礼賛。(笑)

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家内用と言いながらオジサンがほぼ独占使用中のXF10。何だか楽しくなってきちゃったわけで、普段コンデジを使うなんてことが無いですからちょっと新鮮だったりします、全容を把握してしっかり説明できるようになってから家内に渡したいなと。(笑)
このXF10、2018年8月23日発売で、昨年中頃にはすでにディスコンだったみたい。執筆時点でメーカーサイトには掲載されてますけど、もう購入はできません。同じ頃やそれよりも前に発売されていながら、まだ販売されているキャノンやソニー、パナソニックのコンデジと比べると短命だった感がありますな。
そもそもXF10って、コンデジのボディーにAPS-Cのセンサー、明るい単焦点レンズって、写り具合に関しては尖ったスペックながら、ベース部分は「スマホでしか写真撮ったことナ~イ」っていうような方をターゲットにしてる感じがします。高画質をカジュアルな使い勝手でパッケージングしたと言いましょうか。

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ただこの辺りが、半年ほど後に発売されたリコーGRⅢと比較されてしまったかと。GRシリーズは玄人好みと言いますか、オジサンも使ってたフィルム時代の初代から、ビギナー受けのお手軽カジュアルなんて無いのがプロカメラマンにも支持されましたし、デジタルになってもその路線がブレてないのが売り。実売10万円前後の高価格でも売れてますからね。
だけど同じAPS-Cセンサーサイズにレンズ焦点距離18mm、画素数2400万画素にサイズ感など、要所のスペックがよく似ているXF10は、Xシリーズのテイストをお手軽にってカメラ、実勢価格はGRⅢのほぼ半額。立ち位置が違うカメラですけど、撮れる写真を見るとGRⅢより遥かにコスパはイイかと。使ってみてあの時買ってても幸せだっただろうなと思いましたよ。(笑)
ま、リファービッシュ品とはいえ格安で買えたので文句言いません。大手カメラチェーン店のAランク中古品より1万円以上安かったので超お買い得感ありましたし。だけど充電時間約250分、充電器無しのカメラ本体USB直給電ってのはカンベンしてほしいですな、待ってる間に記事何本書けるの。(笑)

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このXF10って他のXシリーズ同様、ファンクションボタンや操作部分にお好みの機能を割り当てられるようになってます。なので家内がよく使いそうなのを割り当てました。
レンズ外周のコントロールリングにはデジタルテレコン機能を、35mm換算で35、50mmの焦点距離になります。画像処理で大きくしている嘘テレコンですけど、元が2400万画素ありますから十分な画質でした、クルッと回すだけでお手軽なのも家内が納得してくれましたし。
背面液晶モニターのフリック動作で、縦横比をましかく写真に瞬時に変えられたり、タッチでAFやら、ピンチイン・ピンチアウト、スワイプなど家内が使い慣れてるipadの動作に近いものを設定していきました。
「ややこしいのは、覚えへんし嫌やで」な人なのでその辺りを考慮、使いやすくなったかと。だけどもう少しだけ使わせてねって毎日持ち歩いてます。
でも「早う、よこせ」って声がだんだん大きくなってますな。(笑)

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