写真とカメラ、あれこれ

2025年1月18日 (土)

スタジオ構築は楽しいお手伝い。

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実家の一部屋を片付けて、スタジオとして運用中なのですけど、いざ撮り出してみると色々欲しいものが出てきますな。昨年で一応必要なものは一通り揃ったって気持ちでいたのですけどねぇ。
こんなのもあったら便利だろうけどな~なんて思いながらネットでAmazonやヨドバシ、撮影機材ショップを眺めていると夢が膨らみますっていうより、物欲が膨らみます、イケマセンな。(笑)
で、そんなことをして遊んでいるオジサンのところへ、あるところからスタジオ構築のための協力要請のお話が来ました。断る理由がありませんから、もちろん引き受けることに。
商品撮影のためのスタジオを作るのに、機材やノウハウなどをアドバイスしてほしいってことなので、オジサンの知ってることで何とかなるのなら、いくらでも協力させていただきますよ。(笑)
撮影内容やら、どれぐらいの撮影までこなすのか、スタジオにする場所の広さなどを一通り聞いて、機材をセレクト。ブツ撮りメインならカメラもハイスペックすぎる最上位機種なんて必要はありませんから、それに見合う機種をチョイス。
さらにレンズは100mmクラスのマクロは必須、大きなブツや商品の集合写真を撮る場面もあるでしょうから、引場が限られるスタジオでは広角〜標準系ズームレンズがあれば便利。
予備バッテリーもいるし、スタジオ内だけで使うのならAC電源もありだし、そうなるとコンセントの数も確認しておかないといけません。
ライトはLEDよりストロボにして、スタート時に最低2灯必要かな。さらにジェネレータータイプかモノブロックタイプかで使い勝手が変わりますしね。
他にもスタンドにアームにデュフューザーに撮影台や三脚にギア雲台などなど。さらにクリップや小物類なども含めると選ぶものがいっぱい出てきます。
だけど楽しいですな。よそのスタジオとはいえ、機材選びは楽しいのよ。お金を出すのは自分じゃありませんから、いくつか候補をあげて、メーカー希望価格と実売価格を調べてると面白くなってきますからね。
オジサンの趣味のスタジオと違って業務で撮影するスタジオですから、もちろん国産機材優先でセレクト、お隣の国の機材は激安なのは分かってますけどね、長く使う事を考えると耐久性が心許ないわけですよ。
信用していないわけじゃないのですけど、仕事用ですと使えるものが限られてきますねぇ。(笑)
オジサンが仕事をしていた頃は、そういうのは機材屋さんに言えば、見積もり持って飛んできてくれたのですけど、その頃取引のあった所はもう廃業してて無くなってますし、業者自体が少なくなってるみたい。
ネットで何でも手に入る時代に需要が無くなっているのかもしれませんな。オジサンもAmazonとヨドバシで調達してますしね。で、調べてるとこっちが欲しくなる物が出て来て物欲が膨らみます、イケマセンなぁ。(笑)

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2025年1月11日 (土)

ご飯を食べられるカメラ。

カメラメーカー各社の、今どきのラインナップを見ていると、明確にプロ用って定義が薄れているような気がします。もちろん最上位機種がフラッグシップ機なのに変わりはないと思いますが、プロは必ずしもそれを使っているわけじゃ無いですからね。
オジサンが仕事で使っていたのはEOS 5D MarkIIでした。当時の最上位機種ではなく、ハイアマチュア向けと言いますか、ミドルクラスの機種でしたけど、仕事のメインだった商品撮影や取材撮影にはこれで十分すぎるくらいでしたから上の機種は要らなかったわけで。
ま、上の機種を望んでも会社に稟議書は通らなかったでしょうけどね。(笑)
周りのカメラマンも大体同じでしたな、フィルム時代に比べてデジタルカメラは高かったですからね。しかも技術の進歩は日進月歩、しばらくするとすぐ新機種が出て来て、高いカメラを買っても元が取れないという。
そうなると売れ筋でスペックも申し分なく、価格的にもこなれ感のあるミドルクラスが一番コスパが良かったわけで。結局EOS 5D MarkIIは13年使いました、アマチュアとは比較にならない量の撮影をするプロの現場で13年ですから、丈夫なカメラでしたな、十分元は取ったかと。(笑)
そもそもハイスペックをありがたがるのはお金を持ってるハイアマチュアですからねぇ。
仕事内容に合わせてカメラを選ぶプロと、高スペックカメラを持ってると自分の写真が上手くなるんじゃないかと思ってるアマチュアとはカメラに望む方向が全く違いますよ。(笑)
だけど思えばフィルム時代のカメラには明確にプロの道具ってのがフラッグシップ機として君臨してましたな。プロカメラマンはそれを使ってるのが当然と言いますか、それじゃないと仕事にならないってカメラがありました。キヤノンF-1やNewF-1、ニコンならF1桁って具合。

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今はキヤノン、ニコン、ソニーが3強ですがオジサンの若い頃はキャノンかニコンのどちらかだったのですな。プロの仕事の道具、つまり稼ぎが生み出せて、ご飯が食べられるカメラだったわけで。それ以外のカメラを使っている方はホント少数派でしたな。(笑)
それ以外にご飯が食べられるカメラって何だろうって考えてみたのですけどね、もうひとつ忘れてはならないのがライカかと。それで撮るのじゃなく、高級ブランド品として、カメラの伝説やメーカーの姿勢を褒めそやせば食べていけるカメラですな。
あの方やこの方など、ライカについて書いてご飯を食べてる写真家のセンセイってたくさんいますからねぇ。ネタに困ることはありませんし、一定数の信者の方が推してくれますからホント優等生カメラだわ。(笑)
海外では投資目的で持ってたりする方もいるそうで、そういえばオークションですごい値段になってたりしてますな。だけど超大金で落札して、手元に届いてもそのライカで写真撮ったりは絶対しないんでしょうなぁ。
指紋付けたら値打ちが下がりそうって飾っておくのでしょうか、でもカメラって写真を撮ってナンボですよね。(笑)

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2025年1月 2日 (木)

2025年最初のよもやまカメラ。

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本当はあけまして〜なのですけど喪中につき、年始あいさつを差し控えさせていただかなくてはならないので、今年はこんなタイトルにさせていただきました。
昨年は色々ありすぎな一年でしたので、今年は巳年だそうですけど、なんとかヘビーな年にはしたくないなと思っていますよって、恒例のダジャレでスタートです。(笑)
今年一年カメラ&写真業界はどんな年になるのでしょうね。動画関係が躍進と言いますか、目立つ年だったらオジサンはカメラに関して書くことがもうありませんな。だけどそういう方向になりそうな感じがします。
純粋に写真だけが撮りたい人にとって、ますます楽しく無くなって行くのかもしれませんねぇ。そもそもカメラは高くて、待たされるわ、買えないわが当たり前になってますから、欲しい時に買えないとどんどん興味も薄れていきますな。
さらに無駄な高機能を競ってるばかりで、写真だけを撮る道具はもうカメラ屋さんが作ってくれない時代になったなって絶望感がありますし。
無理してでも欲しくなるような、スチル写真だけしか撮れないカメラを希望しますって、年頭のあいさつ代わりにカメラメーカー各社に向かって叫んでおきましょうかね。(笑)
そもそも大多数の方々にとって、写真はスマホで撮るものって完結しているわけですし、撮った後の処理と言いますか使い回しですな、SNSに上げたり共有したりが、手のひらで簡単にできるわけですから、カメラがそこに追いつこうとしてもスマホのようにスマートにはならないし、分かりにくいメニューと煩雑な操作からは逃れられないと思うのですな。
生活のあらゆる場面に食い込んで便利さに磨きをかけたスマホと、言っちゃ何ですが写真と動画がきれいに撮れる以外に何の能も無いカメラじゃ勝負にならないわけですから、カメラってもう一度一から進むべき道を考え直す時期だと思いますね。
今年は昨年よりさらに進んだAIで思うがままにシーンを捏造できるようになるでしょうから、レンズを通して見る景色は本当だったのかどうかも分からないぐらい加工されるのが、当たり前になると思います。
だったらカメラ内の画像エンジンにAI搭載してカメラで画像処理や加工も完結させたらって考えるのは愚の骨頂。それは便利と呼べないと思います、そもそも撮影と加工は土俵が違いますよ。
オジサンはカメラが高機能になって表現の幅が広がったとは、どうしても思えないのですな、むしろありえない写真や、誰が撮っても同じテイストになる写真が世の中に蔓延しただけだと思っています。
素直に自分の写真が撮りたいって思ってる人は、もう世の中にいないとメーカー開発者の方々は考えているとしか思えませんな、メーカー各社似たり寄ったりなカメラばっかりじゃねぇって、今年のよもやまカメラは年頭から荒れ模様になってしまいました。
オジサンはお金は無いしカメラも買わないけど、文句だけは巳年だけにヘビのように細く長く言いまくってやろうかと思ってますよ。(笑)

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2024年12月31日 (火)

2024年の写真ライフを振り返る。

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正直言って、ここ数年で街歩きで撮った量が一番少ない一年でした。量が少ないということは名作も少ないわけで。
えっ?名作なんて1枚も無いやろって?オジサン的には全部名作なつもりなのですけどねぇ。(笑)
今年は両親が亡くなり、実家の片付けなどやることが多かったのと、夏の猛暑で外に出るのに危険を感じたのもあって、出歩く率が低かったのが外での撮影量にそのまま現れた一年だったわけで。

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その分お家フォトと言いますか、実家の一部屋をスタジオにしてブツ撮りはしてましたけどね。そうするとだんだんブツ撮りが楽しくなってきて、そっちばっかりになってしまいましたよ。(笑)
お家フォトの楽しさって、撮るシーンを自分で一から組み立てられるところかと。
被写体になるブツを選んで、それをどんなふうに見せるかを考えたり、そのための背景や小物などの演出用品の用意まで、全部自分自身で考えて組み立てるところが醍醐味なのですな。仕事の撮影とは違って自分のセンスで全てが完結する世界ですから、ハマると面白いと思いますね。

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なのでそのために中華撮影機材を色々買ってしまいましたけど、これはオジサンの写真ライフへの設備投資と考えてポチりました。(笑)
ま、お値段が激安ってところが購買のハードルを下げちゃったってところもありますねぇ。今年買ったものの合計金額で、国産品なら撮影用ライトひとつすら買えませんからね。
それぐらい安く揃えられるってある意味すごい国ですな。プロの世界も中華機材が増えているのが分かりますよ。(笑)

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で、街歩きの写真は少なかったのですけど、お家フォトをそれなりに撮ったので、シャッターを切った回数は例年通りじゃなかったかなって気がしています。気がしているだけですけど。(笑)
少なかったとはいえ、外で撮らなかったわけじゃないので、この記事に掲載する写真はその中から選びました。

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お家フォトの写真は実家スタジオでの撮影の流れができてから掲載を考えようかと思っています。まだ試行錯誤中で流れと言いますかスタイルが中途半端で、ブログ掲載用の商品撮影ばかりなのでね。

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ま、今年は準備期間、本格始動は来年からって思ってのんびりやろうかと。実家の片付けもゆっくりではありますが、進んでいるわけですから、そっちに手を取られることも減るだろうと、そうすればもっと写真を撮りに出かけられるはずというのが、来年の未来予想図。(笑)
星の数ほどあるブログの中から、よもやまカメラを見にきてくださった皆様に感謝を込めて、それではみなさま良いお年を。

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2024年12月28日 (土)

ファインダーを無くしてカメラが衰退したと思う。

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アップルのiPodが出た時、それまでウオークマンやポータブルCDで音楽を聴いていたのが、様変わりしましたな。CD、MD、カセットテープなどのメディアを持ち歩くことが無くなりましたからね。
その後発売されたiPod touchはタッチ操作が斬新でした。さらにその後その操作感をそのままに電話がかけられるiPhoneが登場。
その次にiPhoneを大きくしたタッチ操作のiPadが登場しましたが、思えばスティーブ・ジョブスさんって、斬新な操作感を当たり前にしつつ、革新的な製品で世の中にインパクトを与えて行った人じゃないかと。
気が付けば誰もがタッチ操作に慣れさされて行ったわけですからね。慣れた操作で難しいことや新しいことが簡単にできるっていう世界観を作ったのはスゴイなと思います。
カメラがフィルムからデジタルに移り変わる中で、メーカーはコンデジからファインダーを無くしちゃいましたな。背面液晶モニターがあるから、そっちをファインダーの代わりにすればいいじゃんということだったのでしょうけどね。
これって結果的にスマホの写真作法の予行演習と言いますか、ファインダーって無くても良くね?って環境を作ってしまったと思うのですな。
結果的にスマホカメラがどんどん高性能&便利になってカメラじゃなくてもイイよねって、世の中の流れが変わってからコンデジ敗北、デジタルカメラそのものも規模が縮小のまま止まりませんな。
さらに近年は高価格&買いたくても買えない商品になってますから、ますますカメラの方に向いてもらうのが厳しい時代かと。(笑)って笑ってちゃダメなのですけどね。
写真関係の動画を見ていると今時はプロのカメラマンやフォトグラファーでもファインダーを覗かず、背面液晶モニターを見ながら撮ってる方が多くなりましたな。
強力な手ぶれ補正があるから、あんなラフなカメラの構え方でも大丈夫なのでしょうけど、オジサン見ていて違和感しかありません。
それならスマホで撮れば良くね?って思っちゃうのですな。なんだか真剣に写真撮ってるように見えないのでねぇ。(笑)
オジサンはガッツリと言いますか、しっかりと老眼です。背面液晶モニターは老眼鏡無しでは使えません。
だけどファインダーは視度補正ダイヤルが付いているので裸眼でもハッキリ見えます。その日の目のコンディションに合わせて視度補正ダイヤルをセットする必要がありますが、ファインダーでなら撮れるわけで。
おかげでカメラをしっかり構えることになりますから、写真撮ってる感がありますよ。(笑)
コンデジにファインダーが無いのは仕方ないと思えるようになりましたけど、ファインダーを無くしたのはカメラメーカー最大の失敗だったのではないかってカメラを構える度に思ってます。(笑)

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2024年12月14日 (土)

RAWかJPGかは、どっちも正しい。

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撮影データは RAWかJPGについて、過去に結構な回数記事にしておりますが、フィルム時代にあったネガフィルムかリバーサルフィルムかの選択に似ているように思います。
写真を撮ることって、撮る本人がたくさんの選択肢の中から決めることだらけの世界ですから、正しいも間違いも無いと思うのですな。
例えば同じ景色を撮る場合でも、カメラはどんなのを選ぶ?、レンズは広角?標準?望遠?というのがあって、さらにフィルム時代はどのフィルムで撮るかを決めていたわけですけど、デジタルになってそこがRAWかJPGになったのじゃないかと。
ま、それ以外にもデジタルの場合は選択肢といいますか、決めることが多いですけどね。(笑)
オジサンの場合富士フィルムさんのカメラを使っているので、フィルムシミュレーションで何を選ぶかというのがあります。呼び名は違えど各社写真のテイストをコントロールする設定がありますな。
で、RAWかJPGですけどね、写真に対して撮る本人がどう向き合うかで変わってくることですからどっちが正解なんてのはありませんな。
撮った後に自分の思うイメージになるように画像処理で追い込んでいくのが正解と思う方はRAWで撮るでしょう。
オジサンは撮る時に露出計で測って現場で完結したら撮影後のデータをいじらないのでJPGが性に合うわけで、これは長年リバーサルフィルムをメインに撮ってきたからというのもありますな。
ネガフィルムのようにプリント時に融通の利くフィルムじゃないですから露出はシビアでしたし、そこに緊張感と言いますか面白さがあったわけで、そういうのが染み付いてしまってるのでしょうね。(笑)
以前キャノンのデジカメを使っていた時は、RAWで撮ってました。ただRAWで撮ったからと言って、なんらかの画像処理を全ての写真にするわけじゃなかったですから、結果的にストレージの容量を圧迫してるだけのRAW写真の方が多かったという。(笑)
2000万画素ぐらいの高画素になるとRAWで撮っておく意味ってあるの?って思うようになったのもありましたし。
ただし、仕事で撮る写真はフルサイズカメラでRAW撮影の一択、他の選択肢はありませんでしたな。これは自分の撮りたいものを撮るのじゃなくて、お客様の要望に沿った写真を撮らなくてはならないから。
お代を頂く写真にこちらの希望なんてありませんよ。常に最高品質で撮るのがセオリーですからカメラもその設定も高画質優先で撮りませんと。
何しろ納品した後どういう使われ方をするかはこちらが決めることではありません。ホームページやパンフレットだけでなく、サイズの大きな展示パネルや、バナー広告で使われたりすることもありましたから、とにかく最高画質でデカいデータを納品してました。
お客様で写真やデジカメに詳しい方ですと、細かく指定してこられることもありましたからね。(笑)
今はJPGオンリーな撮り方ですけど、JPG撮って出しと言ってもカメラ内部の画像エンジンでなんらかの処理はされています。だったらRAWで撮って自分で処理するのが正しいと言いますか「自分の写真」にできるのじゃないのって意見もあるでしょう。
だけどカメラ内部での処理はそのカメラに特化した適切なチューニングがされていると思うので、高感度撮影の補正など自力で現像処理するよりも自然なのじゃないかと。
富士フィルムさんのカメラを使うようになって、JPG撮って出しの写真がすごくきれいでリバーサルフィルムで撮っていた時のテイストを感じたので、オジサンはこのJPG写真なら文句ありませんよ。

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2024年12月 8日 (日)

動画がどっかに行ってくれることを希望します。(笑)

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先月中旬にニュースで見ましたが、富士フィルムさんが映画撮影用カメラを開発中って発表がありましたな。来年の発売を目指しているそうですけどねぇ。動画撮るのがメインのカメラでしょ、興味ありませんなぁ。
しかも名前がETERNA(エターナ)だって。富士フィルムさんのフィルムシミュレーションのひとつETERNAは同じ綴りで「エテルナ」って表記されているので、使い分けなきゃならなくてややこしくないですか。ま、オジサンにはどっちでもイイのですけどね。(笑)
そういえば今年の4月にニコンさんがアメリカの「RED社」っていう、業務用シネマカメラの開発、製造、販売、サービスを行う会社を完全子会社化したってニュースもありましたな。
131億円だって、それだけ出しても値打ちがあるといいますか、将来的に元が取れる会社なのでしょう。というか動画撮影界隈ってそんなに熱いのかって思いました。どうやらミラーレスカメラは動画が映像表現のメインになっていくのでしょうか。
普段YouTube動画などを結構よく見ておりますが、自分が撮りたいと思ったことが無くて、動画なんて全く興味のないオジサンはどんどんカメラへの興味が薄れていきますなぁ。(笑)普通に写真が撮りたいだけなものでねぇ。(笑)
だけど動画に特化したカメラがすでに各社から出ていて、さらに富士フィルムさんやニコンさんが参入してくるということは、フィルム時代の一眼レフと8ミリ映画やホームビデオのように、もう一度スチルと動画は別々のものになるのかなってすご〜く、大いに、希望を持って、大期待しています。(笑)
オジサンはスチルカメラにムービー機能なんていらない人ですから、はっきり線引といいますか、分けていただきたいなと。
ただ電子ビューファインダー(EVF)に表示させるのも動画用出力と技術的には同じことをしているそうですから、そこを分けるのはムズカシイかも。
いっそのこと光学ファインダーを復活させて、ちょっといいスチル専用カメラってのはどうですかね。
ライカ褒めそやし系のあのカメラマンとか、このフォトグラファーとかが「写真の原点に帰るカメラ」なんて持ち上げて飛びつくと思いますよ。(笑)
とにかく動画の世界と分けて、別物にしてくれさえすればオジサン大満足なので、渋いスチル専用デジタルカメラを希望します。
ややっこしい機能なんていりません、瞳を検出してピント合わせたり、鳥や動物やパンダや猫にピントなんていらないのよ。
ユーザーが何も考えなくてもキレイに撮れるカメラはいりませんよ。むしろちゃんとした知識がないと使いこなせないぐらい、何も余計なものが無い尖ったカメラ希望。
出てくることはないでしょうけど希望だけ言っときます。(笑)

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2024年11月26日 (火)

写真の仕事をしていた頃2。(笑)

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写真の仕事をしていた頃は実に様々な撮影をさせていただきましたな。
自分が好きで撮ってる趣味の写真とは全く別世界ですから、お客様からの要望があれば何とかするのが社会人ですからね。できませんという言葉は辞書にありませんよ。
小さなスタジオなのに車の撮影をお願いしますなんて、物理的に不可能なものはハナから言ってこられませんから、要望は技術と努力と誠意でクリアすべき物件ばかりと思っていませんと。
スタジオですからと言って、ここでしか撮りませんというのも当然ながらありません。出張撮影や取材撮影なんてのも依頼が来ます。カメラマンがいるんだから撮ってもらえるよねって思っていただけるのはありがたいことですからね、もちろん全部喜んでやらせていただきましたよ。
そんな仕事の中で、オジサンが結構よくやったのが取材系の撮影でした。他の者が手が塞がってたりして動けなかったので行ってたら、オジサンの担当になっちゃったってのもありましたな。(笑)
内容は主に広報関係のPR誌やホームページなどに掲載される写真だったので、実に様々なところへ行かせてもらいましたよ。
夏休みの子ども体験学習の同行取材では、牛舎内での撮影で牛にお尻かじられたり服を引っ張られたりしながら撮りました、ヨダレだらけでしたよ。(笑)
あるお米の産地の取材ではなぜか農協の職員の方々と山登りする羽目に。農地を上から見下ろせる場所だそうで、機材担いでの山登りは死にそうでした。
さらに頂上ではアレもコレも撮っといてって言われるので、みなさん冷たいもの飲んで休んでても、こっちは休めないのですな。夏の炎天下にフラフラでしたよ。(笑)
鉱山の採掘場で撮ったこともありました。ハッキリ言って洞窟ですからね、天井は低いわストロボ光らせても届かないわ、それでも何とかしましたけどね、超高感度が使えるデジカメがホントありがたいなって思いましたよ。(笑)
取材撮影の中でも、子供達が主役のイベント撮影はいろいろ配慮すべき事項が多かったですな。
さまざまな事情があって写真に写るとまずい子供もいましたから、あらかじめその辺りを指示されます。構図に入らないようにアングル変えたりしなくてはならないので、子供達よりも動き回ってましたな。(笑)
大体イベントの撮影を任された時は、目立つ立ち振る舞いをしてましたと言いますか、望む写真を撮るためなら大きな声で指示したり、場を仕切る必要がありますからどうしてもそうなってしまいます。
大人数の集合写真などの記念写真は、並び位置やこっちを向いてもらうために声張り上げてましたから、後で声がガラガラ。(笑)
だけどカメラマンが目立って動き回っていると、写りたくない人は近付いて来ませんし、カメラを持ったいかがわしい人はいなくなりましたな。(笑)

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2024年11月 5日 (火)

ヘタクソ過ぎるガッカリ写真を断捨離。(笑)

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古いアルバムの中〜に〜 隠れて想い出がいっぱい〜♪ってのはH2Oのヒット曲「想い出がいっぱい」の歌詞、調べたところ1983年発売でテレビアニメ「みゆき」の主題歌だったそうですけどね、曲の記憶はあるのですけどアニメの記憶が全くありませんな。そのころはもうテレビアニメを見なくなってたころでしたからねぇ。(笑)
で、実家で出てきた大量の古いアルバムを前にして、想い出がいっぱいなんて悠長なことは言ってられませんでしたな。山ほどあったので「想い出が重いで」なんてダジャレも寒い断捨離をやりまくってようやく片付きました。
1箇所にまとめてあるものと思っていたのに、違うところからも出てきたりしたので、結果的に想定外の物量だったという。
写真を取り除いた空のアルバムはバラして燃えるゴミにジャンジャン出して行って処分し、写真は吟味しまくってごく少数だけ残しました。
最初全てデジタル化の予定でしたけど、あまりの物量にやってられられませんでしたよ。この先もう一度見るかどうかも怪しいと言いますか、飲みながら眺めて「想い出で一杯」やるなんてのもまず無いでしょうからね。(笑)
なのでこういうチャンスに断捨離しないと、結局片付かず先に進みません、未練はありませんでしたな。で、これって自分が今まで撮ってきた写真にも当てはまる部分が多いなと思ったわけで。
長年撮ってきた写真は全てデジタル化してあるので、Lightroomでいつでも見ることができます。原板をわざわざ引っ張り出してきて調べなくてもパソコンで完結するので便利になったのですけど、かなりの物量なのでやはり探すのにはそれなりに手間と言いますか、時間がかかったりするわけで。
特に記憶を頼りに探しているとダメですな、全然関係ない写真まで眺めてしまったりして「あ〜こんなん撮っとたんや〜」なんて手が止まって前に進みませんからねぇ。(笑)
そんなのを見ていて思ったのが、撮った時は名作だって自分では思っていても、今見ると何これ?な超ヘタクソ写真が相当あること。「うわっアカンがな」って直視できないダメダメ写真ですな。
多いのが水平垂直がきちんと出てない写真。「しっかりカメラ構えへんからこんなことになるんじゃいワレ」って当時の自分に助走つけて飛び蹴りを入れたくなりますな。(笑)
それから露出がオーバーはなかったのですけど、アンダーすぎるのは結構ありました。若い頃はアンダー目が好きだったからなのですけどね。
構図がダメダメも思った以上にありましたよ。あとちょっとカメラを動かしてたら切れずに全部入ってたのにとか、もう2メートル右から撮ってたら電線が邪魔にならなかったのになんて残念しかない構図のやつ。
それから一番の問題作だったのが、何が撮りたかったのか判らない写真。もうね、なぜこれにカメラを向けた?って頭の上に?マークがいっぱい浮かぶような謎写真多数出現。この歳になるまで保存しておく意味ありました?って感じの写真にがっくりきましたな。(笑)
とりあえずそんな直視できない写真はLightroomから登録抹消。黒歴史ってフォルダを作って別途保管するか、思い切って消し去るかどっちかですな。(笑)

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2024年10月27日 (日)

量だけで質が無いのはいかがなものか。

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大好きな写真家、森山大道さんは写真について「量のない質はない」と言ってましたが、発表される写真はすごい量だし、しかもそのどれもが力強い写真ばかりということは、表に出てないボツになった写真はきっと半端ない量だと思うのですな。
例えば撮った写真100枚の中から選ぶ1枚と、1万枚の中から選ぶ1枚は質が違うと思うわけで、当然1万枚の中からの方が質が高くなるのはお分かりいただけるかと。
なので森山大道さんの「表に出た写真」の裏にはとんでもない数の写真が埋もれているに違いないと思うわけで。1日歩けば何千枚も撮られるそうですから、その中から選んだ結果、あの力強い写真が残ったのでしょうね。ま、真似してもできるもんじゃないですけどね。(笑)
フィルムカメラで写真を楽しんでいた頃に「リコーオートハーフ」というハーフサイズカメラを初めて使った時のこと。
ゼンマイ仕掛けでフィルムの自動巻き上げをしてくれるのでシャッター押すだけで次々撮れるのですな。まるで辻斬りのように撮り歩けて「おおっこれって森山大道じゃん」って思いましたな。
ハーフサイズなので36枚撮りフィルムだと72枚撮れましたから、じゃんじゃん撮りながら歩けたわけで、それがいつだったかドキュメンタリー番組で見た森山大道さんの撮り歩く姿とオーバーラップしてるなあと悦に入ってました。
なので森山大道さんになったつもりでパシャパシャ撮ってましたけど力強い写真は1枚もありませんでしたな。(笑)
リコーオートハーフって撮ってるとなんだか妙にテンションが上がるカメラだなっていうのが印象だったので、興味のある方は中古カメラ屋さんで探してみてください。
タバコの箱ほどの大きさで見た目もカッコ良く、種類も多くてたくさん生産されたカメラなのでまだまだ見つかると思いますよ。(笑)
そうそう2003年に自腹で最初のデジタル一眼レフ「EOS10D」を買った時、36枚撮ったらフィルム入れ替えのための小休止というのが無いので、メモリーカードの容量が許す限り撮り歩き続けられるのに感動しましたが、おかげで考えないで撮ってると言いますか、ものをちゃんと見ていないまま撮って「量だけで質がない」写真を量産してるなぁって思いましたな。
デジカメってランニングコストがほとんどかからないので、どうしても撮る量が増えてしまいがちですからねぇ。
アマチュアカメラマンでもものすごい量を撮る方がいますけど、残したくなる名作写真のヒット率はどれぐらいなのかと思いますね。今は保存用ストレージもクラウドサービスも大容量で安くなってますから、撮った写真は選ばずに全部残してるのでしょうか。
この場合は「量は稼げど質じゃない」ですかね。(笑)

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