写真とカメラ、あれこれ

2024年4月13日 (土)

プロフォトグラファーは残れるのか。(笑)

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スマホのカメラ機能の進化やデジカメのありえないような高性能ぶり、さらにはAIフォトなんて実写なのか、作られた画像なのか見分けがつかない捏造写真技術の台頭などを見ておりますと、プロカメラマン、フォトグラファー、写真家という職業がどんどん淘汰されていくのだろうなって思います。技術の進歩でそのスピードに加速度が付いてる感じもしますな。
ま、今どきはスマホで素人でもプロ並みの十分使える写真や動画が撮れる時代、ただ「写真が撮れる」ってのは値打ちじゃなくなってきてますからねぇ。このご時世にあえて写真のプロを名乗るのなら、相当な光るモノがなければならないでしょうなぁ。
正直言って今どきは素人に毛が生えた程度のスキルを、高性能デジカメに補完してもらって、かろうじて成り立ってるような自称「プロ」が多いですから、この業界に旨味が無くなった途端、居なくなってしまうのだろうなって思っています。(笑)
何でもやってくれる高性能なカメラのおかげで、誰でもプロを名乗れると言いますか、名乗ったもん勝ちなところもあるのでしょうね、写真の腕前よりSNSなどでの発信力のある人がもてはやされるのかと。
写真やカメラ系サイトのプロの記事や動画などもよく見るのですけどね、たいていInstagramなどのリンクが貼られていますからねぇ。ま、そういう発信力も含めて今どきの写真のプロなのかと。だけどなぁ、そういうところで見かける作例写真があんまりだったりするのよ。(笑)
ピントや露出はカメラがよろしくやってくれるので様になるのでしょうけど、オートフォーカスに頼り切っているのでしょうか、構図って言葉を知らなそうな、ほぼ日の丸構図ばかりを撮る方がホント多いですなぁ。(笑)
なんだかプロの質が確実に下がっているのを実感します、似たりよったりの写真も多いですしねぇ。さすがプロ、やっぱひと味もふた味も違うわって写真にお目にかかれないという。でもプロを名乗ればその日からプロですからねぇ。(笑)
昔は写真を見れば撮ったカメラマンや写真家の名前が出てくるような個性といいますか、その人しか撮れないなって写真がたくさんあったのですけど、今は数は多くなりましたけどどんぐりの背比べ的なのばかり、そもそもそれ以前に力を感じる写真が見受けられないという。
見た瞬間「おっスゲ~な」って思うのがありませんし、きれいに見える写真は度を越した画像処理が鼻につくものばかりですしねぇ。(笑)
なんだかほとんど愚痴をこぼしてるだけの記事になってしまいましたけどね、面白いのがカメラ専門店や量販店がやってるサイトで、お店のスタッフの方が撮った写真がすごく良かったりします。プロより響くイイ写真を撮る方もいますしね。
販売促進に繋げないといけないサイトでの作例ですから気合といいますか、見せるための意識が違うのだと思います。こういうのがプロかもしれませんな。(笑)

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2024年3月31日 (日)

ライカで撮れば写真の神様が降りてくるわけでは…

オジサンがカメラに目覚めたのは45年ぐらい前、高校生の頃でしたけどすでにメイドインジャパンの一眼レフカメラが世界を席巻してました。
現在は「CP+(シーピープラス)」って名前ですけど、その昔は「日本カメラショー」という名前で、そのカタログにはメーカー各社の一眼レフのシステムや交換レンズがたくさん掲載されてましたよ。
もうね、カメラといえば「一眼レフ」の時代。なのでレンジファインダーのライカは若造の目には昔の工芸品、お爺さんの使う時代遅れなカメラってイメージしか無かったのですな。
正直言ってこんなカメラ使う人まだいるの?って思ってましたよ。(笑)なので写真家のみならず芸術家や芸能人・有名人がライカ礼賛している記事をカメラ雑誌で見ても正直言って違和感しか感じなかったのですな。
そもそもあんな古臭いカメラが何でこんなに高いのかって思ってましたし。(笑)ま、今でも色んな意味で高すぎるカメラって思ってますけどね。

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で、そのギャップを埋めてるのがブランド力と数々のライカ伝説&哲学ではないかと。ブランディングはホントお上手だと思いますね。気が付けば熱烈信者になってて「ライカ様なら何でも許せる」って気持ちが芽生えるのでしょうなぁ。じゃなきゃ高性能ありきで突っ走るメイドインジャパンのカメラと勝負できませんからねぇ。(笑)
大手カメラ専門店や量販店がネットに上げてる撮影機材のレビューサイトをいつも見ていますけど、基本的にカメラやレンズ、機材の購買に繋げるサイトなので、当然ながらお値段もブランド力もお高い「ライカ様」は絶対に外せない王様アイテムのようですな。
新品のみならずペイントのはげた中古のC級、並品レベルであっても「ビンテージ」なんて特別扱いして皆さんありがたがってくれますからね。
手を変え品を変えプロカメラマンやお店のスタッフなどがレビューしてますけど、持ち上げ方と言いますか、褒めそやし方が何だかなぁっていつも感じますね。
例えば国内メーカーだったら叩かれてしまうようなレンズの描写も、ライカ様のレンズに限って個性的だの味わいだのと良いことばっかりで、一体どこまで褒めんねんって感じ。正直言って作例を見てもそこまでスゴイとは思えないですし。作例が大したこと無いってのもあるか。(笑)
以前あるプロフォトグラファーのレビュー記事で柔らかな描写が特徴のライカレンズの作例が上がってたのですけど、描写以前にピントがどこにも合ってなかったですな、マニュアルフォーカスレンズは使ったこと無かったのでしょうか。
コレ掲載したらプロとしてまずくない?レベルの作例が複数、柔らかな描写とピンボケは根本的に違いますのよ、分かってらっしゃる?(笑)
世の中にはプロアマ問わずライカ大好きを通り越して、ライカ愛に溢れたというか、溺れた方がたくさんいるようですけどね、だからといって写真の神様が降りてきたような名作って見たこと皆無ですから、いくらライカ愛が溢れてても写真にそれは出ないのだなぁって確信しました。
そもそもライカじゃなきゃ撮れない写真なんてこの世にありませんからね。(笑)
※掲載写真は67年前、1957年の写真雑誌掲載の記事、すでに一流ブランドだったのが分かります。

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2024年3月30日 (土)

フィルムカメラの、シミュレーション。

フィルムが高くなりすぎて楽しめなくなったオジサンはフィルムを卒業。買えなくなったからやめましたじゃなく、あくまでも「卒業」と言っているところがいじましいですけどね。(笑)
今まで散々フィルムのお世話になりましたし、それなりの量を使ってきましたから、気持ちを切り替えてデジタルでもフィルムの時のような楽しみ方が出来ないか考えて撮り続けようかと。
思えばフロッピーディスやVHS&ベータのビデオテープ、8ミリ映画もそうですし、レコードだってLPとその前のSPレコードなど、今それを使おうとするとすごくお金がかかったり、使うための機械そのものを探すのに苦労するのってたくさんありますからね。
それを思うと今でもフィルムは作ってくれてますし、フィルムカメラは中古で選ぶことができますから、まだまだお金で解決できる世界。富豪、成金、セレブ、独身貴族の方がじゃんじゃんフィルムで撮ってくれれば裾野も広がるかもしれませんな。オジサンも庭から温泉が出たらフィルムに戻りますよ。(笑)
で、今やデジタルが唯一写真を楽しむ手段になってしまったオジサンは、フジフィルムさんのカメラに搭載されてるフィルムシミュレーションでフィルムテイストな画質を楽しんでいます。最初使った時デジタルでもまるでフィルムのような写りに感動しましたからね。これが使いたくてフジのカメラを買う人もいるぐらいですから、デジタルカメラにおけるフジフィルムさんのアイデンティティと言っていいかと。

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で、どうせならもう少し工夫してフィルムのみならずフィルムカメラの感じをシミュレーションできないかと思ったわけで。まずSDカードを36枚分の容量だけ残して、あとは黒い紙を連射して容量を使い切り、フィルムみたいに36枚しか撮れないようにするってのを思いつきましたけどね、手間、無駄、つまらないので却下。(笑)
次に背面液晶モニターを撮った後に見ない。これはオジサンいつもしています。フィルム時代は撮ってすぐ確認なんてできませんでしたからね。ホントは液晶モニターを裏返してフタにしてしまいたいのですけど、できないので撮影画像確認設定でOFFにして表示させないようにしています。
それから、これはフィルムカメラというよりオールドカメラの作法をシミュレーションすることになってしまいますけど、オートフォーカスはOFFにしてわざとマニュアルピント合わせ。露出もマニュアルで決めるのはいかがでしょうか。
オジサンはフイルム時代、いつも露出計を使ってマニュアル撮影してたのでそれが身についてしまっているのですな。なのでそんな撮り方をオススメしてみたいなと思ったわけで。
最初は失敗だらけだと思いますけど写真を撮る楽しさは一番味わえるかと、ピントも露出も全部自分で決めるってこんなに楽しいのかって逆に新鮮だと思いますよ。カメラの性能が撮ってくれたのじゃなくて自分で考えて撮った写真ですからイイ写真が撮れた感もひとしおかと。(笑)

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2024年3月24日 (日)

寂れた街や廃墟ばかり撮ってるわけじゃないのだけれど。

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特に狙っているわけでも探し回っているわけでもないのですけどね、最近なんだか寂れた場所や廃墟物件との遭遇率が上がってますな。コロナ禍の影響もあったと思いますが、廃業したのかシャッターが閉まったままでテナント募集看板がかかった店舗廃墟もよく目にします。
そんな様子もその時々の街の景色ですから、写真&カメラ好きとしてはそのまま通り過ぎるわけには行きませんよ。朽ちゆくモノの美、置き去りの美学とでも言いましょうか、そういうのに引かれるオジサンはおもむろにカメラを構えるわけですな。(笑)

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長年街の写真を撮ってますけど、街そのものと建物が好きなので、人と絡めた街のスナップなんてのは全く撮りません。人の気配なんてオジサンはいらないし、撮りたいと思わないので、撮り歩く際も人が途切れたり居なくなった瞬間を狙ってシャッターを切ってます。
人の多い場所ではカメラ構えたまま、人流が途切れるまでじーと立ってるのでモロ目立つ不審者。だけどそうやって突っ立ってると、気持ち悪がられるのか人が避けてくれますな。で、パシャ。(笑)

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時代に取り残されたような寂れた商店街や、開店時間までまだまだの白昼の歓楽街、手つかずで置き去りになったままの廃墟などは、人が居ませんから撮りやすいというのはありますね。撮りまくってる間中、誰とも合わない、人と遭遇することが皆無なんて物件がざらにありましたよ。
そうそう以前取り壊し予定の団地に密着して写真を撮ったことがあります。工事用の囲いで囲まれてしまう直前のタイミングだったので、普通に中に入って撮ってました。工事関係者も居なかったのでほぼ一日のびのびと昭和レトロな団地を撮りまくりましたな。(笑)

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昭和の高度経済成長期に建った建物ってすでに老朽化して建て替えやリノベーションの必要が出てきているみたいで、我が家の周りの団地は次々と改装工事の足場が組まれてて、オジサン的には写欲の湧く物件なのですな。なのでカメラを休ませている暇がありませんよ。買い物の際にもわざとそういう団地方面を通り抜けて歩いたりして日々状況をウォッチングしています。

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白昼の歓楽街というのも独特の寂れ感があって面白いですな。賑やかな夜の顔とは対照的で静けさや宴の後って感じがします。そういうところを昼間撮ってると人が居ない、夕方近くになってお酒や氷の配達の人を見かけるぐらいで、ほぼ無人の静かな景色が広がっています。

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何年も置き去りのままになっている廃墟もそそるものがありますな。草木でぼうぼうになった中に佇む姿に美を感じますからね。誰も住まなくなった民家や文化住宅のいい感じの寂れ具合に遭遇すると撮らずにいられませんよ。
そういえば廃墟写真がブームになったこともありましたな、なにか惹かれるものがあるのでしょうね。

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2024年3月10日 (日)

歩いてみないことには、街は分からない。

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街を徘徊して写真を撮るのがライフワークとはいえ、自分の住んでる神戸市内でも歩いていない所は山ほどあります。
そもそも市内全ての道路や路地をくまなく歩き回るなんて土台無理だと思ってますし、行ってみたいと思わなかったり、興味が湧かなかったり、面白く無さそうだなって場所をわざわざ撮り歩いて制覇するってのもねぇ、無理に撮り歩きに行くのは意味が違うと思うのですよ。
これがお代をいただくお仕事でしたらどんな場所でも喜んで行かせていただきますけどねぇ、好きで撮ってるパーソナルな写真ですから好きな所を好きなように撮り歩いて楽しみませんと。(笑)
で、歩数計(万歩計)を使うようになって徘徊具合が数値で分かるようになってから、以前に比べて意識的に歩くようになりました。そうなると今まで歩いたことのない場所を歩いてみようかって気持ちになりますね。

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今はGoogleストリートビューで徘徊予定地やコースを事前に歩き回って予行演習できますから、ココ面白く無さそうってな場所は、ハナから外して効率的に街歩きができるのが便利だなって思うのですけど地図は所詮地図。
歩いてみると現場は意外と違うことが分かって面白かったりします。なのでGoogle Mapはとても参考にはなりますけど、街の様子は現場を歩いてこそ初めて全容が分かるというのが結論。そりゃそうですけどね。(笑)
で、ある場所に用事があったある日のこと、わざとその二駅前で降りて歩くと距離的にもちょうど良さそうだし、撮り歩いた後行きつけの立ち飲み酒場にイイ時間に行けそうだなって地図を眺めていて思い付いたのですな。(笑)
天気は曇であまりよろしくなかったのですけど歩いてみようかと。この駅は勤めていた頃、通勤電車で通過していたのですけど降りたことがほとんど無い駅。JRの事故の時、近くの私鉄への振替輸送で仕方なく降りたぐらいの記憶しか無い。(笑)

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で、舐め回すようにと言いますか、駅前から路地に首を突っ込み、そそる物件にカメラを向けつつあちこち徘徊撮影をしていたら、目的地を遥かに通り越してしまってもう一つ先の駅近くまで歩いてしまったという。
完全なオーバーランと言いますかオーバーウォーキング。つまり約3駅分歩いてしまったというわけで、目的地へは違う道を撮り歩きながら引き返しました。ちゃんと地図を見てたのに何でやねんって自分にツッコミ入れましたよ。(笑)
でも歩いてみたら色々見えてきて面白かったので、これはリベンジ確定ですよ。だけど今度歩く時はもっと天気がいい日にでかけましょうかね。

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ちなみに降りた駅はJR須磨駅、工事中の神戸須磨シーワールドを眺めつつ歩いてたら、あっという間に隣のJR須磨海浜公園駅の南辺りを通り過ぎてて、目的地はJR鷹取駅の近くだったのに気が付いたらJR新長田駅の南辺りまで来てました。(笑)
もう少し山側かなって北に向かって歩いてたら長田の「鉄人28号像」がチラッと見えて「あっやってもうた、完全に行き過ぎとるがな」でしたよ。(笑)

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2024年3月 9日 (土)

令和にハーフサイズカメラが登場するなんて。

3月1日にペンタックスさんから「フィルムカメラプロジェクト 製品化に向けた開発移行のお知らせ」がありました。
プロジェクトの進捗に関するものだったのですけど、フィルムが高くてもう無理って撤退したオジサンも思わず注目してしまうビッグニュースでしたな。思わず「えっ!」ってなりましたよ。リンク先の動画も見ましたけど、プロトタイプは完成していて試写をしたことを語ってました。
発売は今年の夏を目指しているそうで、名前や価格は未定だそうですけど、コンパクトカメラで、フィルムの巻き上げ巻き戻しは手動操作、ピント合わせはゾーンフォーカス。
で、オジサンが一番驚いたのがハーフサイズフォーマットを採用ってところ。写真はスマホで撮るものってご時世ですから、親和性を考えて普通にカメラを構えた時に縦位置写真が撮れるところや、フィイルムが高くなってますからランニングコストを下げるのにもハーフサイズ採用は最適解という判断みたい。(笑)

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でもね~ホントにハーフサイズカメラが出てくるとは思いませんでしたな。2022年の12月にペンタックスさんのフィルムプロジェクトスタートのニュースを見て、あの時点ではフィルム高くなってるのにホントにやる気なの?って思ってました。
同時にどうせやるのならハーフサイズカメラにすれば面白いのにって、ハーフサイズカメラ好きのオジサンは思ったのですけど、ペンタックスさんは1960年代のハーフサイズブームの時にも、流行りに乗らずハーフサイズカメラを出してなかったので、ペンタックスブランドならハーフサイズは無いだろうなって思ってたのですな。
リコーブランドならオートハーフってハーフサイズの名カメラがありましたから、可能性を感じたのですけど、まさかまさかの展開にビックリ。ペンタックスさんガチ本気ですやん。(笑)
発売されればペンタックスさん初のハーフサイズカメラになるわけですけど、令和にこんなカメラが登場するとは思っても見ませんでしたな。動画によるとレンズの画角はオートハーフを参考にしたそうですけど、そうなるとやや広角になるのかなと。
ピントは手動で設定可能なゾーンフォーカスとのことですが、オートフォーカスが出てくる前のファミリーカメラで見かけた、人物のバストアップが1mぐらい、集合写真が3mぐらい、遠くの景色が5m以上にピントが合うようにアイコンで表示してあったやつみたいになるのでしょうか。
全体のテイストもクラシックな感じなのか今風なのかその辺りも気になりますよ。ちょっと楽しみなニュースですけど、無事発売されたらどこかでレンタルしてくれませんかね、今年期限切れになるネガフィルムが1本だけ残ってるもので。(笑)

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2024年3月 2日 (土)

写真の仕事をしていた頃。(笑)

写真の仕事をしていた頃勤めていたスタジオは、厨房完備のいわゆるキッチンスタジオでした。フードスタイリストが調理したものをカメラマンが撮影するというのがメインのスタジオ。
商品撮影や取材撮影など調理以外のものも撮ってましたけど、一番料理の撮影が多かったのですな。和洋中ならず様々な食器類や小物が壁に作り付けの棚に並び、どんなシーンでも撮影できるようにしてました。
撮影内容は実に様々で、袋から出したお菓子をお皿に並べるだけの簡単なものから、数日前から仕込まないといけない手のかかるものまで色々撮ってましたね。その頃の思い出を忘れない内に記事にするのもいいかなと思ったわけで。(笑)
お菓子を並べるだけのスタイリングでアンパンマンのお菓子を撮った時のこと、パッケージを開けても一番メインのアンパンマンの形のお菓子が全然出てこなくてバイキンマンや食パンマンなど他のキャラクターのばかり、このままじゃ撮れないのでメーカーに再度手配でアンパンマン待ちになったことがありました。(笑)
ディズニーでもスヌーピーでもこの手のキャラクターお菓子って開けてみるまでわかりませんからね。たかがお菓子ですけど、どうぶつビスケットやおっとっとは写真に全種類が見えてないとNG、まずステンレスバットの上に全量出して、割れたのは除き形の整ったものを選んで盛り付けてましたなぁ。(笑)

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手間がかかる撮影で一番大変だったのは炭火撮影。七輪に炭火をおこし、網の上で魚の干物やお肉を焼いてるなんてシーンね。換気扇やエアコンが付いてると空気の流れができて煙がそっちに行っちゃうので付けられないのですな、なのでスタジオ内は煙モウモウ。
網の上の食材をまずストロボで撮って、すぐに室内の電気を消して長時間露光で炭の火を撮ったものを後で合成するという手順だったので全員総出でしたな。
みんなでセットを囲んで火加減、焼き加減、煙の位置などのベストなものが撮れるまで、何テイクも撮影しなくてはならないのですけど、撮ってる最中にピンポーンってインターホンが鳴ったのですな、来客かと出てみたらセコム。
どうやら煙モウモウにセンサーが反応したみたいで火事と間違えて飛んできたわけで。撮影風景を見て納得してましたけど、きっと驚いたでしょうなぁ。(笑)
まだ世に出ていない新商品の撮影なんてのもよくやりました。商品パッケージに使うための写真なんてのね。そういうのはメーカーのご担当者立ち会いで撮影、事前に頂いているパッケージデザイン案をパソコンに表示しておき、撮った写真をその場ではめ込んでみて、商品ロゴやキャッチコピーなどがかぶらないかなどをチェックしてもらってました。
OK後しばらくすると発売になった商品を送ってくださったり、スーパーやコンビニで見かけたときはちょと嬉しかったりしましたな、他社商品より目立つようにこっそり並べ替えたりなんかしてましたよ。(笑)
思えば実に色々なものを撮りましたけど、撮影の仕事って全てお客様の要望に沿ったカスタムメイドだったから面白かった部分もありますね。思い返せばまだまだいっぱい出て来ますけど、今日はこの辺で。(笑)

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2024年2月18日 (日)

写真に後日は無い。

近くのよく通る道沿いに古い食堂があったのですな。文字がかすれた看板や全体の雰囲気と言いますか、たたずまいが渋くて何度か写真に撮ってはいるのですけど、建っている向きのせいでお日様の当たり具合が面白くなく肝心なところがいつも逆光で日陰、望むようないい感じに撮るには朝早くに行く必要があるよな〜と思いつつ、わざわざ行くのは面倒だなぁなんて先延ばしにしていたわけで。
で、ある日通りがかったらきれいサッパリ何もない更地になってました。(泣)昔の木造建築なんて一日もかからずきれいサッパリ取り壊されてしまいますから、ここ数日の間に工事があったのでしょうな。「あらま〜」って感じでしたけど、無くなってしまったものはどう逆立ちしたってもう撮ることはできません。
オジサン起床は早いので、すぐカメラぶら下げて散歩がてら出かけてれば撮れてたのに、寒さに億劫になってしまって後日なんてやってたらチャンスを失ってゲームオーバー、トホホな結末。
だいたい物事って面倒がって先延ばしにするとロクなことがありませんな。写真の場合はもう二度と撮れないですからね。
まだありました、取り壊し風景を絶対に撮ってやるって狙ってた近所の古い建物、オジサンの入院中に取り壊されてしまって、退院後前を通ったら更地になって好評分譲中ののぼりが立ってましたな。ショックでかなりガックリきましたよ。
なので地元の無人住宅や放置された廃墟物件は要マーク、いつ始まるかわからない工事の様子をウォーキングしながらウォッチングしていますよ。(笑)
もうひとつ更地物件を思い出しました。2002年に家内と北海道の小樽に旅行した時のこと、駅前に実に立派な「エンゼル」って喫茶店があったのですな。後ろを高層ビルに囲まれているのに実に威厳があって「私がここのランドマーク」ってたたずまいがなんともカッコ良くて写真に撮りました。

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その時は時間が無くてお店に入れなかったのですけど、次の年の北海道旅行でリベンジしようって訪れてみたら更地。お店自体は別の所に移転されたようでしたけど、オジサンはあの建物が重要だったので再開発で無くなるなんて思いもしませんでした。

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建物があるときって想像つきませんが、更地ってなぜだか広々として見えますねぇ、寂しい感じもしますし。
思えば今までたくさん街の写真を撮ってきましたけど、古い写真の中にはすでにもう存在しない物件もたくさんあるでしょうな。その時通りがかって写真に撮ったから「かつてそこにあった」証拠は残りましたけどね。
予備校の先生でタレントの方の流行語で「いつやるか? 今でしょ」ってのがありますけど、写真も同じ。今撮らないと明日には撮れなくなってるかもしれませんからね。
なので写真に後日はありませんよ、あるとしたらオジサンのような失敗した後日談ばかりかと。(笑)

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2024年2月11日 (日)

ツメが甘い〇〇。

撮った写真をパソコンでチェックしていて「あ〜ぁ」ってなることありませんか。撮ってる時は神経研ぎ澄まして、しっかり撮ってるつもりなのですけどね、後で見たらダメじゃんってパターン。
デジカメですと撮った直後にモニターで確認すれば済むことなのですけど、オジサンそういうのを一々やらないのですな。
フィルムで撮ってた時と同じスタイルをデジカメでもってスタンスなので、現像が上がってくるまで分からなかった「あの頃」と同じスタイルで撮ってます。その方が撮影現場での緊張感がありますし、モニターで確認しない分バッテリーも持ちますしね。(笑)
今時の写真作法からすれば、撮る時はカメラ任せで適当に撮ってても、後から画像処理という魔法でどうにでもなるわけですから、撮る時に緊張感なんて持たなくても「カメラさんよろしくね、後からなんとかしますんで」でOKなのでしょうけどねぇ。
オジサンが写真にまみれるようになった頃はフィルムでしたから、写真は撮影現場で完結するのが鉄則。「後からなんとかする」なんてのは論外でした。なので「あ〜ぁ」な写真は「詰めが甘い」や「被写体を見てなかった」わけで現像上がりの写真のチェックをしながらガックリ来るという。(笑)

昔からよく言われる写真の三大失敗は、
1、写真が真っ白や真っ黒になる露出のミス。
2、合わせたいところにピントが合ってないピンボケ。
3、カメラをしっかり構えてなくて起こる手ブレ。
だったのですけど、オジサンはもうひとつ「構図の失敗」も致命的だと思っています。カメラの構え方が悪くて画面全体が傾いてたりとか、せっかく撮ったのに端っこが切れてて写ってなかったなんてやつね。(笑)思い返せば構図の失敗で頭を抱えたことって多かったように思います。
ファインダー視野率の低いカメラに助けられたこともありましたなぁ。ファインダー像より一回り大きくフィルムに写りましたからね、本来なら切れてたはずのものが写ってる。(笑)
前述の三大失敗は今時のカメラはすでに解決済み、露出は失敗しないわ、オートフォーカスは優秀過ぎて自動でピント合わせしてくれるわ、手ぶれ補正でブレないわ。
だけど構図は自分でちゃんとやりませんと、こればっかりはカメラ任せに出来ない部分ですからね…と書きたかったのですけどね。AIなんてものが幅を利かすようになって、今は画像処理でいらないものは痕跡も分からないくらい完璧に消したり、足りなかったものはあたかも最初からあったかのように捏造してくれるそうですな。
こんなの使った写真なんてどこが楽しいの?もうね、何でもありで自分の撮った写真以外は信用できないですな。(笑)
こんな時代であっても撮る時は現場できちんと物を見て、ちゃんと考えて撮るのを基本にしたいわけで、詰めの甘い写真にならないようにね。爪が甘くて美味しいのは蟹爪だけにしたいですな。(笑)

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2024年2月 4日 (日)

私の写真作法はこんなんですわ。

長年カメラ&写真にまみれてますと、自分のスタイルと言いますか、付き合い方が定着しますな。撮影時の手順や流れであったり、撮った後の写真の整理の仕方、機材の手入れや保管の方法などなど。写歴が長く、フィルム時代からガッツリの方ですと自分流の「やり方」がしっかりあると思います。
オジサンの場合ですけど、フィルムからデジタルに変わっても基本的なところはまるで変化してません。いわゆる過保護なお付き合いは全くしないので、レンズに保護フィルターは付けないですし、カメラを専用ケースに入れたり、ラッピングクロスで包んだり、クッション材たっぷりのバッグにしまい込んだりもしません。
いつもむき出しで結構ラフな扱いをしていますが、経験上それで問題が起きたことはありませんからね。なのでカメラバッグやリュックについているクッション材は、どんどん取っ払って最小限にしています。
そもそも写真を撮りに出かけた時は、カメラは首から下げたり肩にかけたりして出しっぱなしですから、しまい込む必要がないのですな。それに少しでも軽くして歩き回りたいというのもありますし。(笑)
帰ってからの機材の手入れも、ちまちまと丁寧にやるわけではありません。ブラシでホコリを払ってブロアーでブシュブシュするぐらい。ちなみにこのブラシはダイソーの化粧小物コーナーで売ってる、化粧の際にファンデーションをのばすための「携帯フェイスブラシ(スライド式)」という商品で、実に使い勝手が良いのでオススメ、オジサンは大小2本を常用しています。(笑)

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さらにレンズの手入れも明らかに汚れが付いてる場合のみ東レの「トレシー」という超極細繊維のクリーニングクロスで拭いて終わり。保護フィルターは付けませんがフードはしっかり付けっぱなしなので、そんなに汚れることが無いのですな。
撮影はJPG撮って出しのみ、露出計で測って露出を決めて撮影現場で完結させる撮り方なので、後から失敗のカバーができるRAWでは撮りません。
撮った写真はLightroomに読み込んでセレクト作業していますが、フィルム時代にライトボックスの上で、ルーペ片手にOKカットを選んでたのと同じ感覚で作業できるのがこのソフトのいいところ。残すか捨てるか悩みながら吟味する時間って好きですよ。(笑)
選んだらボツ写真は全て消去しています。これもフィルム時代から同じで、残すなんてことはしません。残したところで失敗は失敗、所詮ゴミという考え。
デジタルになって削除・消去すれば跡形もなく消滅するのがイイですな、未練なんてありませんよ。失敗は現場でちゃんと判断と対応ができなかった自分の責任だと思っています。
で、選んだOK写真は連番を付けてデータベースに登録して整理完了という流れ。キーワードも付けているのでここからブログ用に選んだりしています。
機材の保管は東洋リビングさんの防湿庫に、よく使う純正&中華レンズを最上段、ここが一軍のスタメンってわけですな。(笑)2段目はカメラボディー、その下はクラシックレンズ、最下段がフィルムカメラ。要するによく使う物ほど上の段にって保管の仕方です。
最盛期に比べて機材は激減しているのでスペースに余裕があるのですけど、もう機材は増やしませんよ。今年は今あるものでとことん撮るようにするつもりです。(笑)

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