写真とカメラ、あれこれ

2023年11月18日 (土)

撮ってる時は夢中だ。(笑)

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何でしょうね、長年カメラと写真にまみれて来ましたし、予定ではくたばるまでがっぷり四つに組んでいたいと思っておりますが、歳とともにと言いますか、年々根性とやる気がすり減ってきているのを感じるのですな。
まず装備がどんどんコンパクト&軽量になってます。以前ですと気に入ったレンズを付けたボディーをメインに、全くタイプの違うレンズ2本と予備のボディー、予備バッテリーしこたま&露出計が基本セットだったのですけどねぇ、今はレンズ付きボディー1台に予備バッテリー1個だけなんてのも。写真撮りにいくというより後の酒場の楽しみ優先なヘタレ装備になってしまってますな。(笑)

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仕事で撮ってた時はカメラが不調になった時のために必ず予備をもう1台用意してましたけど、個人の道楽写真に関してはそこまでガッツリ準備しなくても全然大丈夫だって考えに変わりました。
思い返してみても、日本の工業製品は優秀ですから予備を持ってかなくても不調に遭遇したことはありませんでしたからね。それにデジカメって不調になるとバッテリー抜いてしばらく置いて、また戻すと不思議なことにたいてい復帰してくれますし。(笑)

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とにかくもしもの時のためって気持ちはあっても、使わないことの方が多い過剰装備は持って出る根性はすでに無く、よけいなお荷物のお陰で撮る気持ちも削がれるなんてバカバカしく思うようになったわけで。
なのでその日持って出る機材は極力吟味、特にレンズは厳選チョイスします。だけどその選択がハズレだった時は、仕方ないかと早めに切り上げて酒場で一人反省会という流れ。(笑)

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でも不思議なのは少々疲れていても、体の調子が今ひとつだったりしても、撮ってる時は夢中になってるせいでしょうか、そんなの忘れてテンション高いままなのですな、撮るぞってアドレナリンがでているのでしょうかね。

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で、路地や街の中のヤヤコシイ所を徘徊、あっちウロウロ、こっちウロウロ。気が付くと結構な距離を歩き回っていたりします、万歩計を付けてるわけじゃないので正確な歩数や距離はわかりませんけど、いつも大体2時間超えるぐらいの時間が経ってたりするので、それなりの距離は歩き回っているかと思いますね。

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健康のためだとかの理由はありません、ただ撮り歩くのが楽しいだけ、これは若い頃から全く変わっていませんな。あの角を曲がれば何かあるかもってのが街歩きの楽しさですから尽きることはありませんし、歩けなくなるまで街を徘徊するつもりでいます。
とにかくそうやって歩き回った後って気分爽快、写真の撮れ高が良かった日は特に充実感が半端ないわけで、撮影後の一杯も美味しいですな。で、いい気分の流れで家内にお土産って、シュークリームや御座候で回転焼きを買ってニコニコしながら帰ると、気色悪がられるわけですな。(笑)

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2023年11月12日 (日)

あの山ほどあったフィルムカメラにサヨナラを。

10月21日の「フィルムの終活というよりも、終わらせることに。」って記事にたくさんの方からコメントをいただきました、ありがとうございます。
その中でフィルムカメラをどうするかってのがあって、フィルム価格の高騰で手持ちのフィルムカメラをどうするべきか困っているのが見えてきましたな。

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フィルムで写真を楽しめる大富豪や王様&殿様は別にして、一般庶民で長年カメラ&写真を楽しんできた方々にとっては、もうフィルムを入れてやることの無くなったカメラの居場所探しは苦労するところかと。カメラに「すまん、お金が無いばかりにフィルム買ってやれなくて、もうお前を養って行くことは出来ないのよ」と謝りながらどうすることも出来ない方多数かと。
ま、オジサンもカメラは山のようにありました。家内から「目ん玉2つやのに、何でそんなにカメラが必要やねん」ってよく言われてましたな。今思えば全くその通りなのですけどねぇ、そんな単純なオハナシじゃないのよ。(笑)

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カメラファンにとってのカメラって写真を撮るという創作活動のパートナーですから、言ってみれば妻や家内、女性でしたらご主人や旦那さんのポジションと同じかと。そう考えるとカメラ1台で完結しなくてはいけないはずなのですけど、どういうわけか一夫多妻、一妻多夫OKなのがカメラとのお付き合いなわけで。
安月給の若い頃にこのカメラと生涯添い遂げるぜって、清水の舞台からバンジージャンプして買ってしまったカメラがあっても、それだけで収まらず楽しくて素敵なパートナーがいつの間にか増えているのですな。愛人でもないし、恋人でもないし、ただの友達でもないし、う〜ん、どういう関係と言えばいいのでしょうかね。(笑)

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オジサンの場合、可愛い系ハーフサイズカメラや、女王様系中判カメラが好きでしたなぁ。しっとり熟女系クラシックカメラや、庶民的な町娘系コンパクトカメラもいっぱいまみれましたよ。その時の記録を見ると完動カメラが74台、他に修理予定のジャンクカメラまで含めると最盛期は100台ぐらいはあったと思います。防湿庫に収まりきらず、本棚にずらりカメラが並んでました。(笑)
だけどさすがに使い切れなくなって徐々に断捨離、カメラ好きな友人知人、同僚、後輩、ブログが縁で知り合った方などに譲っていきました。使いたいと手を挙げてくれたところへ行くのが幸せかと思ったわけで。
なので激安価格だったり、地元名産と物々交換、いいお酒を奢ってもらったり、焼肉や寿司に連れて行ってもらったりで商談成立。(笑)もちろん中古カメラ屋さんで売り払いデジカメやレンズの軍資金に換わったカメラもありました。

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正直言いますと、どれも思い入れと思い出がありましたから集まってきてくれたカメラは手放したくなかったのが本音。だけどもう使ってやれないことが確定してて持っているのは、カメラにとっても本意じゃないと思いますし、オジサンがあの世に逝ったら、家内にとっては厄介で迷惑な遺品整理にしかならないという現実。
なのでそのカメラで撮った写真は残っているわけですからもう潮時、しかもこれが最後かと。
デジカメしか知らない世代にフィルムカメラが人気なのでしたら、手放したカメラが中古カメラ屋さんに並んでるのを手にとって、知らなかった見たこともないフィルムカメラの世界を楽しんでもらえればって思いもあります。
中古カメラ屋さんの買取価格はホント安いですけど、販売価格も安くて、往年のフラッグシップ機がこんな値段で並んでるのかってショックを受けますが、先々を考えると今が最後の手放し時なのかもしれませんね。

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2023年11月 9日 (木)

秋のカメラ業界ニュース3連発と雑感。

3つそれぞれのニュースで1本ずつブログ記事を書こうかとネタ帳に付けていたのですけど、そこまでのボリュームは無いかなと思ったのでまとめてひとつの記事にすることにしました。この秋にオジサンが気になったカメラ&写真業界のあれやこれやです。
まず最初はリコーイメージングヨーロッパの中の人が、ペンタックスブランドで2024年春に2機種の新しい手頃な価格のコンパクトフィルムカメラを発売することを認めたってニュース。
インタビューで無理やり聞き出したのか、そう答えるように仕向けたのかは分かりません、多分そのどちらかだと思いますな。だって後日リコーイメージングさんが当社の公式発表じゃないって弁解してましたからね。
フィルムカメラプロジェクトそのものは無くなってないでしょうし、水面下で開発中だと思いますけどまだまだ発表できる状況や段階ではないのだと思います。一担当者が「発売しまっせ」って勇み足発言しても会社は「ちゃうちゃう、いらん事言うな」ってことかと。
ただ疑り深く見ると、フィルムカメラプロジェクトを忘れられないようにするために、ワザと会社命令で担当者に言わせたのかもしれませんな。仕掛け作りが上手なリコーさんですからねぇ、あり得るかも。(笑)
2つ目はライカブランドのチェキと言いますかインスタントカメラ「ゾフォート2」を正式発表ってニュース。ゾフォートなんて全然見かけなくなってましたから、すっかりもうやめちゃったのかと思っていたら2代目登場で「あら、まだやってたの」って思いましたな。
最近新しく出た「ライカM11-P」は大手カメラ店でお値段なんと腰を抜かしそうな140万円!、対してこのライカチェキ「ゾフォート2」は56,430円だって。なんだかすごく安く感じますけどそこはライカ様価格ですからね、一般に比べると決して安くはないですよ。(笑)デザインもトイカメラっぽいと言いますか、カルディーでバレンタインシーズンに売っているカメラを模した缶のチョコみたい。(笑)
しかしインスタントカメラは根強い人気がありますな、富士フィルムさんもチェキ用のINSTAXフィルムの需要拡大で足柄市の工場設備を45億円かけて増強だそう。
売れるチェキ用フィルムは増強、高すぎて現実的な価格じゃなくなって、フェードアウト感が止まらない35mm&ブローニーフィルムは縮小もしくは終了というシナリオが出来ているのかもしれません。ひょっとしたら最後に残る写真フィルムってチェキ用のやつかもしれませんな。(笑)

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で、3つ目はこの富士フィルムさん、売れ筋カメラ「X-T5」と「X-S20」が軒並み受注停止という「カメラ作れましぇ〜ん」がひどい有様になってる模様。
富士フィルムさんって部品が調達出来なくて作れない、売りたくてもモノが無い、買いたくても予約すらできないという三重苦を背負った、カタログだけがお店に並ぶカメラメーカーになってます。(笑)
だけどネットのコメントを見てると海外では普通に買えてるみたい。円安の日本では儲からないから流通制限しているなんてコメントも有りましたけど、そんな疑いをかけられてもしょうがないと思いますよ、予想を上回る受注で納期に遅れってのが、明らかに同業他社よりかなりひどいと言いますか、そのまま受注停止だって。
「インバウンド需要(はぁ?)の急増などにより当初計画を大幅に上回るご注文をいただいており」なんて絶対ありえない苦しい言い訳タラタラしてて見苦しいったらありゃしない。
このまま誰も手にすることなく年月が過ぎて後継機にモデルチェンジ、販売できなかった幻のカメラとして日本カメラ博物館に飾られるなんてことのないようにお願いしたいですな。(笑)
この秋オジサンにはこの3つが気になったニュースでした、皆さんが気になったのはどれですか?(笑)

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2023年10月15日 (日)

見返さない写真、量産中。(笑)

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今はカメラよりも簡単なスマホで誰でも当たり前に写真を撮って、さらにありえない画像や映像もAI技術で簡単に作れる時代ですけど、カメラが貴重品だった時代には写真は特別な時間を記録して残すものでした。家族のイベントの記録が一番だったかと思いますね、誕生日や入学式、成人式などの子供の成長記録や、冠婚葬祭、旅行などでしょうか。
今でももちろんそういう記録写真は皆さんスマホやデジカメで撮っているし残しているでしょうけど、撮った写真の量に対してそれらをプリントしてアルバムに貼ったり額に入れて飾ったりする割合ってどれぐらいなのでしょうか。
スマホのメモリーやクラウドサービスに保存しているけど、その全てをプリントすることは無いでしょうし、きっと多すぎて無理だと思います。手軽に撮れる分、いつ何のために撮ったのか分からない「見返さない写真」もいっぱい溜まっているのじゃないかと。(笑)
今、書きながら気が付きましたけど、アルバムに貼るなんて書き方も昭和レトロなオジサンでしたな、今時はネットのフォトブックサービスで本にしちゃうのが一般的なのでしたね。(笑)
で、例えばSNSに投稿する写真ってバズればラッキーみたいなのを目指してるんでしょ、そういう写真って数年後に見返したりするのでしょうか。自分の記録というか証拠で保存しておくのかもしれませんけど、撮ることが簡単になればなるほど見返すことの無い写真もどんどん増えていってるのじゃないかと思うわけで。
そんな写真がストレージやクラウドサービスに山のように保管されているのでしょうなぁ。動画だともっと容量が必要になるでしょうしねぇ。(笑)
何だか簡単に撮れるようになって、写真の意味そのものがもう別物になっているのを感じますな。写真という名の日記のような備忘録のような映像証拠。日々身の回りで起こる様々な出来事を写したことが重要で、それが写す理由であり何のために撮るのかじゃなく、写ったものが証拠なのかと。
だってお昼に食べたラーメンの写真って簡単に撮れるから撮るわけで、どうしても撮らなくちゃいけないから撮るわけじゃないですよね。それって見返しますか?
ま、ダイエットのため食べたものを記録しているとか明確な理由がある方は別にして、なんだか目の前のものをとりあえず撮っとこうってのが主流のように感じます。簡単に撮れるのならとりあえず写して持っておけば安心的な。
街歩きをしていてもスマホで何か撮ってる方ってよく見かけますからね。簡単に撮れるからってそんな調子で撮ったたくさんの写真を果たして見返すのでしょうか。
自慢気にSNSに上げたり、友だちと共有はしてもそこで終わりでは?見返されることの無い写真って撮ったことすら忘れられているのも多いのでしょうね、だけど今日もそんな写真が世界中で量産されているわけですな。(笑)

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2023年10月 7日 (土)

一度は捕まる写真の呪縛。(笑)

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プロ・アマ問わず写真について発信しているホームページやブログ、noteなどはよく見ておりますよ。
だけどInstagramやTwitter、今はXとやらに名前が変わったそうですけど、その手のSNS関係は全くやっておりません、やってみたいと思わないので、よその世界の出来事のままでいいかと、そもそもああゆうのって必要なの?いらんと思うけどなぁ。(笑)
で、写真について発信しているのを見てますとですね、続けているからこそ湧き上がる「写真とはなんぞや」って写真にまつわる各種疑問に考え込んじゃったり、落とし穴に落っこちちゃったり、写真の呪縛に捕まってる人を多数見かけますな。(笑)
写真のことで頭がイッパイなんて、なんと幸せなって思いますけど、本人にとっては大問題なのでしょう、だけど大体しょうもないことを悩んでいたりします。
うまく写真が撮れなかっとか、カメラ持って出るのも億劫なぐらいスランプに陥ってるだの、他の方の撮ったのを見て自分のダメさ加減に気が付いてしまったなんてのでしょうかね。人生山あり谷あり、写真だって同じですよ。(笑)

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出発点は「自分の写真はこのままでいいのか?」なんて思うところからでしょうかね。何を撮ったらいいのか分からなくなっただの、SNSで褒められるために撮ってるのに気が付いただの、もっとありきたりな日常に目を向けてみたいだの。(笑)
アンタ何がきっかけで写真始めたのって聞きたいですな。グダグダ悩んでる時間がもったいないので、とっとと撮ればって思います、写真は撮り続けて初めて見えてくるものがある世界ですから、撮らずに立ち止まればそこで終わりですよ。
ま、写真の世界ならではのあるあるは色々ありましてですねぇ、観光スポットなど、その場所からしか撮れない所で撮ったのは誰が撮っても同じなので、果たして自分の作品と呼べるのか問題なんてありましたなぁ。(笑)
そうそう、写真は引き算なんてのも。何が引き算やねんって思ってました。主題を際立たせるために余分な要素を画面から引くから引き算ってことみたいですけどね、余計なものが主題を引き立たせるって場面も多々ありますから、引き算ばかりで写真が良くはなりませんよ。雑味も料理のスパイスですからね。(笑)

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写真ってその人の視線で物事を見た結果の産物ですから、十人十色、百人百様でいいと思います。写真の呪縛の出発点が「自分の写真はこのままでいいのか?」だとしても、そのまま立ち止まらずに続けていれば「このままだからいいのだ」に変わります。
なのでつべこべ言わずにカメラを持って飛び出すことが、つまらない呪縛から開放される方法だと思いますね。写真は撮ってナンボの世界、カメラを休ませてる場合じゃないですよ。(笑)

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2023年9月14日 (木)

誰が買うの?何を撮るの?

12日に行われたFUJIFILMさんの新作発表会「X Summit」。時間的にリアルタイムで見れなかったので、ネットニュースで内容確認しながら今コレを書いています。普段ニュースで見聞きしたものを即座に記事にすることがほぼ無いのですけど、たまにはこういうのもアリかと思いましたのでね。(笑)
内容に関してはずいぶん前からリーク情報と言いますか、ネタバラシ的なニュースを発信するサイトを見てしまってるので、ほぼそれのトレースといいますか確認作業でした。(笑)

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で、予想通り中判デジタルカメラGFXシリーズのフラッグシップ機「FUJIFILM GFX100 Ⅱ」が登場しましたな。9月28日発売だそうで、モンスターといいますかバケモノといいますかセンサーは1億200万画素で、店頭予想価格は税込127万500円前後だって。
この2つだけでオジサンまずビックリしてしまったので、その他の細かなスペックなんてもうどうでもよくなりましたな。特に動画関連のスペックなんて知らない言葉だらけで頭に入ってきませんでしたよ。(笑)
ま、こんなカメラで写真や動画撮ったらすごく美しく撮れるのでしょうけど、内容がしょぼかったら宝の持ち腐れ感もすごいでしょうなぁ。
カメラも画質も良いのは間違いないわけですから、すごい作品撮ったぞ〜って喜んでも、それが自分の腕じゃなくて、カメラのおかげだったことに気が付いたら、一体今まで何やってたのってことになりますからね。
そうやって使いこなせなかった挙げ句手放されて、中古カメラ屋さんに並ぶのでしょうなぁ。元の値段が値段ですから、中古でもずいぶん高いと思いますよ。(笑)
面白かったのは同時に発表のあった「GF30mmF5.6 T/S」と「GF110mmF5.6 T/S Macro」の2本のティルトシフトレンズ、こちらは12月発売とのことだったので、この発表を受けて12月に向けてお金を貯め始めるプロカメラマンが増えるんじゃないかと思いましたよ。
建築物の外観や内部の撮影では広角の、物撮りや調理撮影のシーンでは中望遠のティルトシフトレンズって必需品ですから、そういう仕事をやってらっしゃるプロにとってこのレンズがあれば、高くても中判デジタルカメラを導入する価値と理由ができますからね。
オジサンも110mmはそそられるなぁ、このレンズで1億200万画素の物撮りやテーブルフォトって夢のような世界だと思いますねぇ。(笑)
思いっきり浅いピントで、たこ焼きのてっぺんの青のり以外全部ボカしたり、カレーやシチューの海に飛び出たお肉だけにピント来てるとか、割ったアンパンのあんこのつぶつぶの質感を全ピンでなんて、思い浮かべただけでヨダレが出そうな写真を撮ってみたいですなぁ。
え?そんなもんに使うなって?大丈夫、先立つものがそもそもありませんから、予約どころかカタログもらうのが精一杯、逆立ちしても買えませんよ。(笑)

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2023年9月 9日 (土)

上を向いて写そう。(笑)

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今年の夏は晴れの日が多いので、写真を撮りに出かけても青空がきれいでありがたいですな。雲ひとつ無い真っ青な青空が好きなので、こういう日が続くとどうしても撮る量が増えてしまいます。良い写真の量じゃなくて撮る量ね、暑さでたくさん撮ってもなかなか名作が生まれないのよ。(笑)
で、こういう季節ですから真っ昼間、炎天下の日差しの中を歩き回るなんて自殺行為、熱中症で倒れかねません、今年の夏は命の危険を感じる暑さですからね。
なので日差しは極力避けて日陰ばかりを歩くわけですけど、ビル街は高いビルが密集して建っているおかげで、少し日が傾くと日陰がすぐできて都合がいいのですな。オジサンが徘徊する辺りですと旧居留地あたりでしょうかね。高級ファッションブランドが入ってるビルが立ち並ぶ界隈。

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車道は日差しが当たってても歩道は日陰になってたりするので、そういう場所を選んで歩くといいますか、日陰から日陰へと伝い歩きするわけですな。(笑)
日陰から日差しの当たってる所を撮りながら歩いてると結構な歩行量でいい運動になりますし、かっこいいレトロなビルもチラホラありますから撮ってて楽しいわけで。渋い装飾のレトロなビルに日差しの当たってるところなんてカッコイイですからね、思わず見上げてカメラを構えてしまいますな。何度撮っても飽きませんよ。(笑)
さらに日が傾きだすとどんどん日陰になっていきます。ビルの下半分ぐらいまでが道路を挟んだ向かいのビルの影になる時刻ぐらいから、日の当たる所と日陰のコントラストがくっきりして、オジサン好みの景色になるのですな。

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さらに普段あんまり注意して見ないビルのてっぺんに向かってカメラを構えるので、色々発見があります、と言いますか普段見てても気が付いてないものに気付いたりするわけで。日差しの当たり方で面白い景色を見せてくれたりするビル街に発見と感動をしながら撮り歩いてたら時間を忘れますな。

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日差しが刻一刻と変化するので追いかけてたらきりがないのですけど、あと少しだけ、もう一枚だけって撮り続けてしまって終わらないという。「今日はこれぐらいにしとったろ」ってところまで撮って、我に返ったらどっと疲れが。(笑)
でも最後の力を振り絞って、行きつけの酒場に命の水を求めてしまうのはいつものルーティンですから、コレは外せません。冷えた命の水を一杯やりながら、撮った写真をチェック、何だかビルの先っちょだとか青空ばかりの写真を撮ってました。
上を向いて写してたので当然ですけど、まだ日が長く夕暮れが遅い今の季節にしか見れない景色ですから、こういうのも撮っておきませんと。(笑)

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2023年9月 3日 (日)

定期的に登場するフィルムカメラブーム。(笑)

某新聞社系ニュースサイトに8月下旬、若者たちにフィルムカメラのブームが広がってるって記事が上がってました。正直なところ「ああ、またか」って感じがしましたな。
数年前から年に1度ぐらいの割合で、フィルムカメラが今若い世代にブームなんて記事が登場してますからね、もはやお約束のニュースかと。若者に人気のアナログレコードや、Z世代にはエモいカセットテープなんてタイトルで始まる記事と、同じ匂いと言いますかテイストを感じます。
今どきのトレンド扱いすれば、記事にもしやすく目を引きやすいですし、流行りごとですから消滅してもブームが去っただけ、誰も困りませんしねぇ。(笑)
オジサン的にはフィルムカメラのブームって東京と言いますか首都圏だからこそ成り立つ流行りごとって感じがします。人口密度も、カメラ関連のお店も、地方とは比べ物にならないぐらいいっぱいありますから成り立つのだろうと。
地方都市ではそこまで熱くなってないというか、なれないし、ならない感がありますよ。フィルムの値段が高くなり過ぎて、流行りに乗っかって始めてみようかってお値段じゃすでにないですからね。
運良く飛び付いてくれたとして、先々フィルムを常用してくれるとはとても思えませんし、現像代だってかかるわけですからね。更にフィルムカメラを中古屋さんで買い求めたり、現行品のコンパクトカメラを買ってまでフィルムカメラやるぞって方はもっと人数が少なくなると思います。
普段はスマホだけど、旅行やイベントなど特別な時には「写ルンです」も使うかもなんてのが現実なのじゃないかと思いますね。

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別のニュースで見ましたけど、フィルムカメラに手を出したけどフィルム代や現像代が高くて止めちゃった方や、高すぎて躊躇している方が古い昔のデジカメに走ってるそうですな。
オールドデジカメってのも若者に人気だそうで、特にスマホよりも画質が劣るオールドコンデジの写り具合がエモいなんて楽しんでいるそう。結局写りすぎて、簡単に捏造や改変までやってくれるスマホの優秀さの対局にある写真に、群がってるだけって感じがしなくもないですけどねぇ。(笑)
若い方にとって知らない世界は全部新しいわけですから、オジサンがオールドなんて思い込んでても彼らにはNEWなわけで。その辺りがフィルムカメラやオールドデジカメのブームのカラクリって感じがします。
ブームの火を絶やさないように、カメラ業界とマスコミ各社がタッグを組んで、そろそろって時期にブームですよってニュースを流しているのかもしれませんねぇ。で、次はいつかな?(笑)

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2023年8月12日 (土)

カメラの耐久力。

ありとあらゆるものが値上げラッシュで生活圧迫、これからの暮らしはどうなるのってニュースばかり目に付きますな。
便乗ってわけじゃないでしょうけど、カメラやレンズもシレッと新製品は軒並みお値段高めの設定。使いもしない機能を山ほどぶち込んでこられても実質値上げですよねってところしか目に付きませんよ。
ネットニュースで見ましたけど出荷台数も好調なようで、コロナ禍の影響や半導体不足も徐々に良くなっているみたいですけど高くなったら好材料を相殺してしまいますな。新しいカメラや機材の売り上げに影を落とさなければいいのですけど。(笑)
オジサンとしては高すぎてもうカメラを買えないかもって不安があるので、今持ってるカメラを大切に細く長く使っていかなくてはなりません。
そういえば電気仕掛けになる前のメカニカルなカメラの時代って耐久性もセールスポイントでしたな。プロ御用達のフラッグシップ機なんてシャッターの耐用回数や素材の耐久性が上のランクでしたから、そういうところにも憧れがあったわけで。(笑)

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その頃はフィルムの一眼レフカメラが全盛の時代でしたからシャッターユニットやミラーボックスの寿命が耐久力だったわけですけど、今どきのミラーレスカメラは一眼レフに比べて可動部品が少ないですからその辺りどうなのでしょうか。案外ボディー内手ぶれ補正ユニットが先に壊れるかもしれませんな。(笑)
仕事で使っていたEOS 5D MarkIIは13年間よく働いてくれました、仕事の現場ですから撮る量も莫大、シャッターユニットの交換修理もしましたけど丈夫なカメラでしたな。新型カメラが出てどんどん時代遅れになっていったわけですけど、新しいカメラに簡単に買い換えなんてしてもらえませんでしたから、しがみついて使ってましたけどホント丈夫なカメラでしたよ。(笑)
プライベートでもEOS 5D MarkIIを使ってましたがそれ以外にファミリーユースのEOS Kissが小さくて便利だったのでよく使ってました。
その頃はキャノンさんがメイン、EOS Kissでも不調になったり故障は一度もありませんでしたから、新しさに目を向けなければ案外長く使えるなぁって思いましたね。この辺りキャノンさん以外のメーカーでも国産メーカーなら同じなのじゃないかと思っています。

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なので今使っている富士フィルムさんのX-T30とX-S10も新製品が出てラインナップからは消えましたけどまだまだ使いますよ、スペック的には全く不満がありませんし。
特にX-T30は小さなボディーにアナログなダイヤル操作が気に入ってますのでね。ラインナップから消えたここからがスタート、何年使えるか耐久レースの始まりです。(笑)

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2023年8月 6日 (日)

カメラザックのラムダさんが8月末で終業だって。

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カメラザックやバッグ、レンズポーチなどで知られるラムダさんが8月31日をもって終業というのを、先月末のデジカメWatchで見ました。経営困難&社長夫妻の体調および高齢のためだそう、1982年創業だそうで41年ですか。
オジサンは最初元山岳写真家の方が作ってて、高いけど丈夫なリュックタイプのカメラバッグメーカーって知識しかありませんでした。若い頃はリュックタイプのバッグを将来自分が使うとは思ってませんでしたから、関心はショルダータイプばかり。
ラムダさんの製品で初めて買ったのが円筒形の「レンズポーチ」これに入れてるとバッグの中で転がっても安心でしたからね。他社の同様商品に比べてお値段高めだったのですけど買ってしまったわけで。
あれから30年以上、薄汚れてくたびれたとはいえ、ほつれたりも一切ありませんし実に丈夫、まだまだ使いますよ。(笑)

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その後ラムダさんの製品で買ったのはリュック4つ、リュックじゃなくなぜかザックという呼び方してますな、社長が山岳写真家だったからでしょうか。(笑)
なぜラムダさんを選ぶのかって聞かれると他社と比べて明らかに作りが良いところかと、質実剛健って感じの作りです。最初は確か「カメラザック4型」だったと思います。デカくてとにかくガッツリ入って、一週間の旅の装備と機材を入れてもまだ余裕あり、カメラの取り出しがしやすく使いやすくて丈夫。
すっかり気に入ってしまい通勤用もラムダさんの小型のをって買ったのが「ウォーキングザック」現行品はⅡ型になってます、通勤にも休日の撮影にもほぼ毎日持ち歩いて10年使用しました。
で、その後釜に買ったのが「高尾山」。これもガッツリ通勤&撮影の仕事に使ってました。見た目以上に入るので最近はスーパーの買い出しに使ってますよ。(笑)
それとは別に買ったのがラムダ&ヨドバシのコラボ「ミニカメラザック ヨドバシカメラ限定モデル」。小型のリュックを探しに行って偶然見つけたもので過去に記事にしています。
正直なところラムダさんのリュックって見てくれよりも、間違いのない信頼が必要って方に刺さるのじゃないかと思いますね。
リュック選ぶ時に他のメーカーも当然選択肢でしたけど、カメラ用リュックと言いながらどれも何か違うなぁ、あ〜分かってないなぁって感じ、長持ちしそうじゃなかったり、カメラ持ち歩いたことがない人がデザインしたんだろうなって思えたり、ファッションですか?って無駄な装備が付いてたりで、そんなのをじゃんじゃん却下していったら質実剛健なラムダさんが残ったわけで。(笑)
終業は残念ではありますが、オジサンも人生最後のカメラ用リュックってことでウォーキングザックⅡ型を購入しました、他社のじゃやっぱりダメなのよ。(笑)

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