キヤノンレンズを嗜む4 FD35-105mm F3.5-4.5 実写編
単焦点レンズからズームレンズへと主役の座が移って行った時代に登場した標準ズームレンズなので、広角側が貧弱で35mm始まりなのが時代を感じさせますな。ただ望遠側が105mmまであるのは便利でしたけどね。(笑)
さらにジャンク品で見つけてきたものなので、チリ・ホコリもそれなりにありますし、正直なところエエとこ無しですが、いざ使ってみると楽しかったですよ。軽量コンパクトですし、外装はほとんどプラスチックなので、余計軽く感じますしね。(笑)
ただし直進ズーム方式なので、ビルを下から見上げるような撮影や、路上に置かれたものを上から見下ろして撮る場面では、ズームリングが動きやすくて、構図が変わりやすいのですな。しかも同時にピント合わせもしなくてはならないので、最初の内は撮るまでに時間がかかったりしました。
この猛暑の中、そんな撮り方ですから、たいして撮れてないうちに撤収しなくてはなりません。
日差しの中での徘徊は身の危険を感じますのでね、水分補給、休憩、腹八分目の撮影といいますか、ガッツリ欲を出さず無理もせず、エアコンの効いた地下街のような涼しいところで実践投入って、ただのヘタレオジサンですなぁ。(笑)
レンズの面白さって性能だけじゃありません。使い勝手などカタログスペックに出てこない部分が実は自分とのマッチング要素だったりします。
外にご飯を食べに行ったり飲みに行ったりするのと似ているかもしれませんな。
行きつけの馴染みの店は言ってみれば、常用している定番レンズですね。困った時は必ず持ち出す、安定・安心・確実にイイ写真が撮れる使い慣れた1本ってところが、いつもの味わい・雰囲気・馴染み感と言えるかと。
世の中に星の数ほどあるお店を全て巡るなんてことは絶対無理ですから、味わいや雰囲気や値段など、自分の好みにあったお店が守備範囲内になろうかと思います。
レンズも同じで、死ぬまでに世の中にある全てのレンズを使ってみるなんてことは出来ませんから、手の届く範囲内で「相棒」になるレンズを探すのが楽しかったりします。
で、このFD35-105mm F3.5-4.5、使ってみると見た目以上に使いやすかったのですな。前述の直進ズーム問題も慣れてくると気にならなくなりましたしね。
解放F値がF3.5-4.5ですから、美しいボケ味を楽しむって感じじゃありません。なのでオジサンが大好きなF8まで絞り込んだ状態で撮り歩くのが一番ふさわしいかと。
手ブレはISO感度を上げて回避、ピントリングの滑り止めパターンがゴツゴツしますがホールディングはいいので手ブレも起きにくいですよ。
案外こんなレンズでサラリと撮ったのが良かったりするのですな。(笑)言うまでもなく掲載した街の写真はこのレンズで撮りました、どうぞ。
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