カラースコパー 50mm F3.5をガッツリ楽しむ。
今時はColor Skopar(カラースコパー)で検索すると出てくるのは、コシナさんが作っているレンズばかりですな。
元々は1756年オーストリアで創業、後にドイツに移転した名門光学機器メーカー「Voigtlandar(フォクトレンダー)」が1926年に設計した「Skopar」が1949年に「Color Skopar」に発展したモノ、3群4枚テッサー型のレンズを指します。
1999年にコシナさんが商標権使用の許諾を得て、現代の最新光学技術で蘇らせたのが、現在のVoigtlandarブランドのレンズ達です。使ってみたいですがお高くて手が出ません。たぶん一生手が出ないままだと思います。(笑)
で、オジサンの持ってるColor Skopar 50mm F3.5は1950年(昭和25年)発売の35mmスプリングカメラ「Voigtlandar VitoⅡ 初期型(フォクトレンダービトーⅡ)」に付いていたもの。
ボディがダメになったのでレンズだけ取り出してフジXマウント用に改造した記事を2019年2月に書いてました、コチラです。
改造レンズ第二弾は、カラースコパー50mm F3.5
カラースコパー改造レンズで試し撮りしてみたら。
この時使ったアダプターは「タカラトミー」系列の「トミーテック」って会社の扱う「ボーグ」って天体望遠鏡アクセサリーブランドのもので、アタッチメント部分(1枚目の写真の上部に写っている黒い輪っか)を取り替えると各社一眼カメラが望遠鏡に付けられるって仕組み。
なのでRFマウント用を購入し、改造済みカラースコパーレンズのアタッチメントを交換しました。理屈ではコレで作業完了のはずだったのですけどね、微妙に無限遠が出ない。(笑)
オーバーインフの逆で、あとホンのちょっとなのですけどアダプターの全長を短くして、レンズの繰り出しを引っ込め無いとダメなわけで。
これはもう削るしかありませんなってことで、アタッチメントをひたすら耐水ペーパーで削って薄くしましたよ。ところが調子に乗って削りすぎてしまい、ホンのちょっとオーバーインフになってしまいましたが、アダプターがヘリコイド付きなので調整できて大丈夫でした。(笑)
APS-Cカメラで使うには大丈夫だったレンズフードも、フルサイズだと長すぎてケラレますから削りました。
オリジナルボディーのビトーⅡは距離計が無く、ピント合わせは目測でしかもフィート表示でしたから、頭の中でフィートをメートルに換算しなくてはならないので面倒くさい。基本的に絞り込んで被写界深度内に収める撮り方のカメラだったのですな。
ところがミラーレス一眼に付けるとシビアなピント合わせができて撮影の幅が広がります。さっそく撮り歩いてみましたよ。
当時はシャープさに定評があったそうですが、今のレンズに慣れた目で見ると絞り値に関係なくカリカリシャープな写りとは思えません。解放F値が3.5なのでボケを楽しむほどのボケ方はしませんし中途半端な感じがあります。
だけど落ち着いた色調で濃厚な写りが美しいのですな。特にアンダー目の露出では顕著になります。撮った写真をモニターで見た途端、キャノンFDやトプコンREレンズとは随分印象が違うなって思いましたからね。
ROBOT STAR1のクセナーってレンズもそうですが、ドイツのレンズってこういう重厚な写りのが多いのでしょうかね。日本画と油絵の違いのような感じがしましたよ。
APS-Cカメラで使うより個性が目立つ結果だったColor Skopar 50mm F3.5。フルサイズで使うのがやはり正解でした。(笑)
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コメント
引き続きよろしくでっす。そんな大昔のカメラのレンズを、
耐水ペーパーでどーにかしちゃうよもかめ亭主様は
もはや、レンズの鬼ですね( ^ω^ )
普通ならそのレンズは甦りませんよ笑
もう人間ワザじゃないっ!(^ ^)
投稿: 土管屋 | 2025年11月18日 (火) 11時49分
土管屋様、おはようございます。
ペーパーで研磨したのは金属のアダプターですからね、レンズを磨いたわけじゃないですよ。そんなことしたらエライことになりますから。(笑)
投稿: よもかめ亭主 | 2025年11月19日 (水) 07時00分