当時は超広角でした、RE AUTO-TOPCOR 20mm F4。
原点回帰のシニアの写真ライフってことで、最近はじっくり撮ることを心がけているのですけど、そんな撮り方にはクラシック&オールドレンズが似合うといいますか、いい感じで撮り歩けるのですな。
オートフォーカスなんて無い時代のレンズですから、ピント合わせは被写界深度目盛りも活用しつつ、カメラのフォーカスアシスト機能を使って合わせているので、何でもかんでも勝手に判断してピント合わせをしてくれる、今どきのカメラのようにサクサク撮り歩くことはできません。
1カット撮るのに今までより時間がかかりますが、急ぐ必要はありませんから、現場で納得いくまでじっくり撮るスタイルに、オールドレンズはとても合うなぁと思うわけで。(笑)
撮る量は減りましたが、その分富士フィルムユーザーの特権であるフィルムシミュレーションを、ブラケティング撮影に割り当てて、1回シャッターを切ればテイスト違いの3枚が撮れるようにして楽しんでいます。
同じ写真で、あたかも違うフィルムで撮ったかのような写真が3種類撮れるわけですね。フィルム時代に同じことをしようとすれば同じカメラとレンズのセットが3台必要だったわけですから、これはデジタルならではの楽しみ方だなと思いますね。
で、そんなオールドレンズを楽しむのに今回は久々に東京光学のレンズ「RE AUTO-TOPCOR 20mmF4」を持ち出して撮り歩いてみました。
過去に記事にもしていますが、写真雑誌に連載されていた記事で見かけて見た目の美しさに目が釘付け、ハート撃ち抜かれてしまったというレンズ。散々探し回ったものの見つからず、諦めかけていたらネットオークションに出現、初めての落札でした。(笑)
どんなレンズに美しさを感じるかなんて人それぞれですから、みなさんこれが一番ってのがおありだと思いますが、オジサンはこの梨地シルバーの鏡胴と前玉のバランスに惹かれてしまったわけで。久々に持ち出してみましたが、やはり美しいですなぁ。(笑)
以前EOS 5D MarkIIで使っていた時はフルサイズだったので本来の広角20mmレンズとして使えましたが、今使っている富士フィルムさんのミラーレスはAPS-Cなので1.5倍の30mmになってしまいます。
さらに縦横比1:1の真四角フォーマットで撮ったりするのでますます広角感が無くなってますな。(笑)
このレンズが発売されたのが1963年、当時としては超広角レンズのジャンルだったようですが、そこをフルに楽しんでなくてもオジサンには十分ですよ。(笑)
現代のレンズと比べるとカリカリシャープって感じじゃないですが、そういうクセに難癖をつけるのはヤボってもん。これは味わい、レンズの楽しい部分ですよ。なのでそういうところを分かってお付き合いするのがマナーかと。
掲載写真はレンズ本体の写真以外、すべてこのRE AUTO-TOPCOR 20mmF4で撮ったものです。
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コメント
引き続きよろしくお願いします。名無しです。
私が相も変わらず使っているEOS kiss X7の標準ズームレンズは
18㎜-55㎜/F3.5-5.6 IS STMなので、超広角レンズではありません。
1.6倍の28.8㎜が一番広い画角で、これは馴染みがあります。
昔のレンズの作り込みの良さはやはり現在のプラスティック製の物より
ずっと高級感があると思います。(*^-^*)
投稿: 名無しの用心棒 | 2025年5月27日 (火) 13時37分
名無しの用心棒様、こんばんは。
EOS Kiss X7の標準ズームは高級感はないのですが、よく写るレンズでした。性能的にはお値段以上だと思っていますが、上のクラスのレンズとの見た目の差別化も必要ですから、プラスチック使いまくりなのでしょうね。(笑)
投稿: よもかめ亭主 | 2025年5月27日 (火) 19時08分
僕はEF-S 10mm-18mm/f4.5-5.6の超広角ズームを持ってるんですが、グワっとした
パースのついた画像が撮れてなかなか楽しいですよ。
でも、よもかめ亭主様のいう通りオールプラスチックなのは残念感がありますし、
最新のRF-Sレンズの超広角ズームはこれでもかというほどコンパクトでした。
僕のはというとずんぐりとしたヤツで、それなりに愛嬌はあります( ´∀`)
投稿: 土管屋 | 2025年6月14日 (土) 12時06分
土管屋様、おはようございます。
私はEOS Kiss用に、EF-S10-22mm F3.5-4.5 USMを使ってました。EF-S 10mm-18mm/f4.5-5.6はその後継に当たるのでしょうかね。
投稿: よもかめ亭主 | 2025年6月15日 (日) 06時11分