« 2025年3月 | トップページ | 2025年5月 »

2025年4月

2025年4月29日 (火)

テレビ愛が無い家庭の、お茶の間事情。(笑)

今はお家の各部屋にテレビがあっても不思議じゃないですし、テレビだけでなくスマホやタブレットでも番組が見られます。テレビ局の番組以外に配信サービスなどもありますし、車にもテレビが付いてたりします。
昔のようにお茶の間で、家族揃ってテレビ番組を見ていた頃とは様変わりしましたな。あの頃テレビが1人1台なんて世の中が来るとは思っても見ませんでしたからね。
オジサンが子供の頃はテレビは白黒でした。各家庭にテレビがほぼ普及、次はカラーテレビって頃だったかと。当然ながら液晶なんてまだ登場する前ですから、ブラウン管テレビ。
デカくて奥行きもありましたが画面は小さかったですな、液晶テレビのようにフチがほとんど無くて壁掛けできるテレビは、鉄腕アトムの未来の世界でしかお目にかかれませんでしたからね。
ということで掲載写真はブラウン管テレビ型のお好み焼き屋さんの看板。10年前、大阪のアメリカ村で中判カメラ「ゼンザブロニカS2」に「NIKKOR-H 50mm F3.5」レンズを付けて撮ってました。ブラウン管って言葉ももう通じないでしょうねぇ。(笑)

L30013_blog

そんなテレビがどんどん遠ざかってます。そもそも我が家はオジサンも家内もテレビ愛が無いので、家に居てもテレビをつけっぱなしにしていることはありません。オジサンはパソコン、家内はiPadがメインなので、夕飯時の短い時間につけてるぐらいなのですな。
しかもどうしても見なきゃって思う番組も特に無いので「何も無いから、録画してんの見よか」って録画したものの、そのまま溜まってるのを見たりしますな、1年ぐらい前に録画したのもまだ見てないのがあるのよ。
で、民放は録画しておくとイイですよ、リモコンのボタンでコマーシャルだけすっ飛ばして見られますから無駄な時間が無い。(笑)
だけどホント民放を見なくなりましたな。番組が単調と言いますか、どこも似たような内容の番組ばかりで違いが分からなかったりします。出てるタレントさんの顔や名前が入ってこないし、覚えられない世代なのでなおさら。(笑)
しかも前述のようにコマーシャルがあまりにも長過ぎるのですな。コマーシャルになった途端に食後の片付けして、食器を洗い終わってもまだコマーシャルが流れてますからね。
1時間番組ですと実質番組長さは30分も無いのじゃないですか。しかもコマーシャルの後は前のシーンを少し戻ったところからもう一度繰り返し放送し出しますから、見るところはさらに減って正味20分ぐらい?(笑)
その点NHKはコマーシャルがありませんからね。コレだけでも受信料払う価値があると思いますよ。1時間番組はしっかり中身だけを1時間、タダだけど6割ぐらいコマーシャルばかり見せられる、上底包装ならぬ上底放送の民放よりイイかと。(笑)
実際のところNHKの番組って良くできてるの多いなぁって思いますしね。年寄りが見る番組ばかりなんて思ってるのは、認識不足だと思いますよ。(笑)

| | | コメント (12)

2025年4月27日 (日)

オールドレンズはミラーレスで本領発揮だ。(笑)

L61245_blog

若い頃に使っていたキヤノンFDレンズや、オリンパスPEN Fの交換レンズなどのオールドレンズは今でも使っています。ただし当時のボディーではなく、富士フィルムさんのミラーレス一眼にマウントアダプターで装着して活躍中。
他には古いカメラから取り出して改造、ミラーレスで使えるようにしたものもいくつかあります。

L61230_blog

そんなオールドレンズたち、当時のボディーにフィルム入れて撮ったものよりも、デジタルなミラーレス一眼で使った方が写りがシャープで良いような気がするのですな。
これには色々な要因があると思います。特にピント合わせを距離指標やマークで合わせる目測式カメラって、ざっくり合わせたピントを、絞り込むことで被写界深度でカバーする仕組み。
対して同じレンズをマウントアダプターでミラーレス一眼に付けて撮ったものは、フォーカスアシスト機能で拡大してピント合わせができますし、被写界深度確認も簡単なので、はるかに精度の高いピント合わせができます。
なのでハーフサイズカメラの名機「OLYMPUS-PEN S」から取り出して改造したレンズで撮った時、シャープな写り具合に感動しましたな。(笑)

L61248_blog

フィルムの粒状性ってデジタルカメラの画素数に換算するとどれぐらいになるのか調べて見たのですけど、1500万画素程度と出ていたり、5000万画素相当と出ているところがあったりして、実際のところ正解といいますか、決め手になるものが見つからなかったのですな。
だけどオジサンの印象ではオールドレンズはミラーレス一眼との相性はイイなって印象。で、そんなオールドレンズを使って見て感じるのは、ドンピシャの条件で撮影した時に、とてもオールドとは言えない最高の写りになるなってところ。
オールドレンズを絞り開放で撮ってエモい写りなんて楽しんでらっしゃる方もおられますが、そもそもレンズはある程度絞り込んだところで本領を発揮します。
なので絞り開放では描写が甘く、周辺光量不足なレンズが、F5.6〜F11あたりで撮ると別物のシャープでキレキレの写りになったりするわけで。「おおっ」って思わず唸る写り具合に感動しますな。だからオールドレンズはやめられないのよ。(笑)

L61242_blog

ただし真価を発揮させるのに、気を付けないといけないところもありますね。まず総じて逆光に弱い。さらに輝度の高いものが白飛びしやすいのもオールドレンズあるあるかと。
レンズコーティングのまだ無かった86年前の「Sonnar 40mm F2」という「TENAX II」用の交換レンズは、カビたり白濁してるわけでは無いのに何を撮ってもシャキッとしない写りだったのですけど、画角ギリギリのレンズフード自作で見違えるような写りになりましたよ。
なので長めのレンズフードで対策するなりは必要かと思いますね。記事のリンク先はこちらこちら

L61237_blog

ある意味最新レンズの対極にあるクセの強いレンズですけど、今どきのデジタルカメラで使って本領発揮させて見てはいかがでしょうか。
掲載写真は全て「D.Zuiko 3cm F2.8」で撮りました。以前「OLYMPUS-PEN S」から取り出してミラーレスに付けられるように改造したもの。街歩きと行きつけの喫茶店で撮らせてもらったものです。

| | | コメント (4)

2025年4月26日 (土)

EOS R8とレンズって、こんなのかぁ。(笑)

スタジオ構築に必要な機材の選定などのお手伝いをさせていただいてる件を1月に記事にしておりましたが、どうやらオジサンが考えた見積もりを業者に見せたらしく、かなりがんばった価格で再度見積もりしてきたそうで、やり取りの後最終的にOKになったみたいですな。本格稼働は春からって聞いてたのですっかりこの件は忘れてたわけで。(笑)
今月の頭でしたが発注した機材が届いたと連絡があり、さっそくセッティングの手伝いに行ってきました。で、自分でチョイスしておきながらなんですが「EOS R8」を初めて触りましたよ。(笑)
物撮りメインのスタジオにハイスペックな機種は必要無しってことで、吟味してEOS R8を選んだのですけど、最初手にした時写真で見た感じより小型だし、メッチャ軽〜って思いました。
こんなに軽くていいの?って感じがしましたな。バッテリーとメモリーカードを入れても実に軽い。しかも高さが低くてカッコいいし。(笑)
過去に使ってきた機種もそうでしたけど、キヤノンさんってしっかり構えられるようにグリップ周りをデザインしてあるところはさすがだなって思いましたね、なのでなおさら軽く感じるのでしょう。
で、一緒に購入した「RF100mm F2.8 L MACRO IS USM」と「RF24-105mm F4 L IS USM」レンズ。あまりにもデカくて、ちょっと待ってくれって思いましたな。小型ボディーと全く釣り合いません、ありえない不自然さ&見た目。(笑)

_s101331_blog

ミラーレスはマウント径がデカくなったから、当然レンズもデカくなりまっせっていうことでしょうか。ミラーレス一眼カメラはミラーボックスが無くなったりして小型化できたのに馬鹿でかいレンズがその良さを全てぶち壊してますな、ナニコレ?(笑)
ま、スタジオでの使用ですから常に三脚の上に乗っけられた状態なので気になりませんけど、外ロケなどに持って出るのは躊躇してしまうよなぁって思いましたよ。(笑)
で、さっそく試し撮りをするのに各種設定をしようと思ったのですが、取扱説明書が付いてないのね。箱の中には簡易な説明冊子が入ってるだけでしたよ。
え〜って思いましたけど、コレも今時なのでしょうねぇ。ネットに置いてある取扱説明書見てねってことみたいですけど不便&困るなぁ。
EOSシリーズは過去に使ってきましたから、何となく分かりますが、ミラーレスになって設定項目がものすごく増えてますし、専門用語も多くてセッティングするだけで一苦労。なのでまだ全貌を把握するところまで辿り着けてません。
まずは取扱説明書をダウンロードしてiPadに入れて電子書籍でいつでも見られるようにしましたが、全部で926ページだって。全てのページが必要なわけじゃ無いですけど、このボリュームを前にして、何だか撮影どころか力尽きそう。(笑)

| | | コメント (6)

2025年4月24日 (木)

キングジムさんのテプラ SR170。

_t312245_blog

子供の頃「ダイモ」というラベルライターを使っていました。仕事で機器類のマーキングに父親が使っていたものを時々使わせてもらってたのですな。
文字盤ダイヤルを回して1文字ずつ打つので効率的ではありませんでしたが、自分の持ち物に名前のラベルなんぞを貼って悦に入ってました。ダイモって今でも売ってるのですな、知りませんでしたよ。(笑)
その次に使ったのが文具メーカーのキングジムさんの「テプラ」。PROシリーズの一番最初、1992年発売の機種SR606で、新し物好きの父親が買ってきたものでしたが、カセットテープのラベルなどにずいぶん使ってましたよ。
使いすぎたのか動かなくなってしまって、その後どうしたのか覚えてないのですが、忘れ去ってしまいましたな。(笑)
そんなテプラをウン10年ぶりに買いました。今まではあったら便利だろうなと思いながらも、市販の白紙ラベルや白のマスキングテープにマジックで手書きしたもので間に合わせていて、まぁそれでイイかと思ってたのですけどね。
家内が最近テプラを活用して生活に役立てている系の動画だかTV番組だかを見たらしくて興味があったみたい。
で、一緒にお出かけの際に、たまたまナガサワ文具センターに寄ったところ「3/8土〜5/31土 春のテプラキャンペーン」って展示が。ツボにハマったというか、何というベストタイミングって思いましたな。(笑)
「台数限定で大特価!地域最安値39%OFF」って出てましたけど、地域ってどっからどこまでなの?
で、お手軽簡単なエントリー機種のSR170限定ですが、12mm幅の白テープ1本付いて6,780円(税込7,458円)と魅力的なお値段だったので買いました、黒に白文字の12mm幅テープも別途購入。白と黒のテープが一番使いやすいですからね。カラフルな色のテープってそんなに使わないのよ。
使い勝手は昔使っていたのとそんなに違いがないなって印象、かな漢字変換も「片栗粉」が一発で変換できないなど、賢いとは言えないままでした。「かたく_りこ」なんて変なところで切って必死で変換しようとするのよ。(笑)
ま、コレで長文打つことはないですからアホやなぁって笑いながら使うことにします。
そもそもこのSR170ってエントリー機種なので上位機種に比べると書体数が少なかったりしますが、ゴシック体と明朝体があれば十分ですし、我が家での日常使いにはちょうどいい感じだと思いました。
さっそく台所の塩、砂糖容器のラベルを。(笑)持ち手のところにシールが貼ってあったのですけど、長年使って擦れて見えなくなってたのでね。他にはジャムの空き瓶に入れてる鶏ガラスープの素や片栗粉、鷹の爪のフタにも。

_t312254_blog

オジサンの身の回りではデジカメのバッテリーに番号シール、いっぱいある充電器にも、何の充電器か分かるように貼りました。
さらに充電器って動作が統一されてなくて、メーカーによってバラバラなので動作状況の説明シールも作りましたよ。「充電中点灯、終了消灯」とか「充電中赤、終了緑」なんてのね。(笑)以前の手書きに比べてずいぶん見てくれが良くなっただけで気分が上がりますな。(笑)
工具類なども分かりやすくラベルを貼るつもりですが、目覚まし時計などの、エネループ電池が使用不可な機器類の裏側や電池ボックスのフタに、その旨注意書きを貼っておくのも便利かと。テプラって、あれば色々アイデアが浮かびますね。(笑)

| | | コメント (6)

2025年4月22日 (火)

ヘタクソ写真にサヨナラを。(笑)

_blog_20250331185201

日々生活していると自分が興味を持った物や、必要になった物が自然と集まってきますな。挙句に物が溢れたと言いますか、物に囲まれた生活になっていたりしますが、自分ではそれに気が付いて無かったりするのが現実かと。
思ってる以上に物は増えてしまうというのを、実家の片付けをやっていて実感しましたからね。処分しまくっても何か出てくるのは、それだけ買ったり貰ったりして物を呼び寄せた結果というか生きてきた歴史。(笑)
ま、その経験を踏まえて、オジサンもこの先を考えて早めの始末をしておこうと思って断捨離進行中。すでに本や紙もの類はドキュメントスキャナで電子書籍化してしまって無くなってます。
本棚丸ごとスッキリ電子化、iPadの中にPDFデータで入ってるのでいつでも閲覧できて、かえって便利になりましたよ、データですから重さも無ければ場所も取りませんし。(笑)

_t312039_blog

ガラクタ類もホントに使うものだけにして、後は全部処分して行きましたが、ずいぶんスッキリしましたよ。今の目で見ると、思った以上に不用品が多いのも良く分かりました。
で、さらにオジサンの場合、まだカメラとレンズがあります。当然ながら自分が撮った写真もいっぱい。
レンズはマウントアダプターで活用できますから手放さずに現役で活躍中。オールド&クラシックカメラはじっくり時間をかけて徐々に減らしていったので、手放したくない少数精鋭を温存していますが、もうフィルムを入れて撮ることは無いかもなので、ブツ撮りの演出用に動態保存。
で、撮った写真はいつか全部見直したいと思いながら、全然手を付けてませんでした。その間にも撮ってますからどんどん増えていってるわけで、これを何とかしたいなと。
ハードディスクは大容量のものが安くなってますし、ポータブルSSDなど外付けストレージも手頃な値段で買える時代。クラウドサービスを利用する選択肢もありますから、撮った写真は全部置いておくのも有りなのですけどねぇ。
最近、昔撮った写真を探していて、あまりにもヘタクソな写真が多数出現しちゃったのですな。
コレ撮る時に何も考えてなかったのかって、自分で自分にツッコミ入れたくなる低レベル写真のオンパレード。(笑)って笑ってられませんよ、今見ると直視できないようなダメダメ写真を大切に置いてたわけですからね。
旅行などで滅多に行くことのない場所で撮ったのは、ひどいのが多かったですな、誰が撮っても同じ写真が撮れる観光名所の写真、縦位置と横位置などバリエーションをやたらたくさん撮ってるのや、構図がダメダメだったり、余計なものが写り込んでたりするようなやつ。
微妙に手ぶれやピンボケしてるのもありましたな。とりあえず撮っておこうってシャッター切ってたのが丸分かりですよ、アカンなぁ。なのでヘタクソ写真ただ今見直し中。オジサンがくたばった後、家族に見られても名作揃いにしておきませんと。(笑)

| | | コメント (4)

2025年4月20日 (日)

フィルムの頃のように、原点に帰って撮ろうかと。

_t312791_blog

撮った写真は全てLightroomに放り込んでいます。Lightroomって現像処理や画像処理が目立っている感じがするソフトですが、オジサンは写真管理がとても便利なところが、一番素晴らしいところじゃないかと思っています。
過去に撮った写真は、全てデジタル化して撮影年ごとのフォルダの中に、さらに日付ごとに分けているのですけど、目当ての写真をキーワードで探したりそれに目印を付けて選別したり、ブログ掲載用に候補の写真をピックアップしてどれにするか選択したりがホント楽。(笑)
もう他のソフトは使えませんよ。そんなLightroom、写真フォルダの横には中の写真の枚数が表示されるようになってます。これを見るといつどれだけ撮ってたかが一目瞭然。
で、明らかに撮る量に差が出てるのがフィルムの頃とデジタルになってから。フィルム時代もかなりの数を撮ってましたが、デジタルになって明らかに量が増えてます。
フィルムの頃は35mmの場合36枚撮りフィルムを使っていたので、36枚撮り切った時点で、終了するか続投して撮り続けるかを決めてました。36という数が撮影のペース配分になっていたわけで。
ところがデジタルはメモリーカードの容量次第でいくらでも撮れます。大容量のメモリーカードを入れていると無制限で撮りまくれますからね。バッテリーの方が持たないので予備バッテリーは絶対必要になってますな。(笑)
フィルムの頃のようにフィルム&現像代もかかりませんからデジタルを使うようになってからは、どうしても撮りすぎてしまうという。
コストを考えずに撮ることを楽しめるわけですから、写真ファンとしては良い時代なのですけど、残しておきたくなる写真はフィルムの頃の方が多かったような気がするのですな。
なんと言いますか、ジャンジャン撮れる分、安易に撮ってる感が心の片隅にあるわけで。
お家で物撮りをする際でも、ライティングを変えながらあれこれ試して撮れるので、ブログ掲載に必要な写真は1枚だけなのに、すごい数を撮ってしまったりします。これフィルムだったら絶対できませんよ。
そういえば昔のスタジオカメラマンは「ポラ切り」ってポラロイドで撮って構図やライティングのチェックを繰り返してから最後にフィルムで本番撮影してたのを思い出しました。
ポスターやカタログ表紙に使う写真は4×5(シノゴ)のビューカメラで撮ったりしてましたから、枚数は撮れませんし、コストも考えなくてはなりませんでしたからね。
そんな流れがデジタルですっかり様変わり、ナンボでも撮れまっせが当たり前になってしまってます。おかげで撮影単価が下がるという弊害がありましたな。(笑)
いつものように街を撮り歩きながら、最近はフィルムの頃のように撮ることを心がけています。量より質重視と言いますか、原点に帰ってじっくり撮ろうかと。
一日36カットだけしか撮らないってのも思い付きましたけど、さすがにそこまではやらなくてもイイかと思いつつ、このカットが今日の最後って気持ちで撮りますよ。(笑)

| | | コメント (4)

2025年4月19日 (土)

7Artisans 50mm F1.4 Tilt Shift まとめ。(笑)

_t312034_blog

中華レンズでお馴染みのメーカー、七工匠(7Artisans)が出してるAPS-C用レンズ「50mm F1.4 Tilt Shift」について、購入からレビュー記事を書きながら使っておりますが、ティルトは使えますが、シフトはほぼ使い物にならない仕様だというのが分かりました。(笑)
レンズのリアキャップを外して後ろから覗き込みながら、ティルトとシフト各方向に動かしながら見てみましたが、ティルトはともかくシフトの移動量は一番後ろのレンズの口径が大きいせいで、ほとんど移動量を稼げないという作りになってるのが分かりましたよ。
なのでこのレンズ、なんと言いますか最初からティルト・シフトレンズとして設計したんじゃなく、通常の標準レンズにティルト・シフト機構を付けてみましたというのが本当のところじゃないかと思いますね。
良く言えばお隣の国のおおらか過ぎる雑な仕様のレンズ。悪く言えばティルトしか使えませんが、シフトもできそうな感じにまとめましたってレンズかと。(笑)
レンズ自体は金属製でずっしり感もありますし、安っぽさはさほど感じませんが、いかんせん中途半端な仕様&使い勝手まで考えられてないなって印象で、大雑把で雑な使い勝手が露呈します。(笑)
このレンズ、ティルト・シフトレンズとしては超低価格ですが、ミニチュア写真を撮るためだけにチョイスするのはどうかなって思いましたね。色んな意味でお値段相応って感じがしますよ。
APS-C用で50mmですから、35mm換算で約76mmになります。建築物をシフトを使って撮る場面では24mmなどの広角系シフトレンズを使いますから、このレンズでは焦点距離が長過ぎだし、シフトがほとんど使い物にならないので、そう言う場面での出番はほぼ無いでしょう。
結局ティルト撮影で活躍してもらうしかないのですが、ミニチュア写真とブツ撮りやテーブルフォトでの活躍に限定されるでしょうなぁ。(笑)
ま、ティルト・シフトを使わなければ、開放絞りF1.4の明るい中望遠レンズとして使えますからそういう活用もありかもしれませんねぇ。
ただしピントリングは幅が狭くて、絞りリングと間違えそうになりますし、ピント合わせはマニュアルですから、しっかり合わさないとピンボケ量産すると思います。

50mm-tilt-shift_10_blog
50mm-tilt-shift_20_blog

ミニチュア写真のような非日常的な風景写真や、背景がボケてる写真が好きな方には面白いかもしれませんが、簡単に楽しめるって感じではないレンズですよ。
さらにプロが仕事で使うには完全に力不足なので、必要な方は高くてもキヤノンさんかニコンさんのティルト・シフトレンズを買ってください。(笑)仕事ではキヤノンさんのTS-Eレンズを使ってましたが、アレは別物ですからね。

| | | コメント (4)

2025年4月17日 (木)

7Artisans 50mm F1.4 Tilt Shiftレビュー。シフト撮影は、ほぼ使い物にならない件。(笑)

前回ティルト撮影について記事にしましたので、今回はシフト撮影について書こうかと。シフト撮影ってのは、フィルムやイメージセンサー面に対してレンズを上下左右に平行移動させる撮影方法なのですな。
例えば建築物を撮る場面ですと、下から見上げるカタチになりますからパースが付いて上すぼまりの写真になってしまいます。そこでレンズを上に平行移動させてやると、すぼまりが無くなり建物の形が真っ直ぐに撮れるのですな。
もうひとつ、鏡などの平面の反射物が画面に入るような室内撮影の場面で、レンズを左右に平行移動させることによって、撮ってる自分の姿とカメラを写り込まないように撮ることができます。
ただこの7Artisans 50mm F1.4 Tilt Shiftレンズはシフトの移動量がたったの±3mmと、あまりにもしょぼすぎる謎仕様。3mmじゃ全然足りないと言いますか、シフト効果をほぼ実感できません。
だけどシフトとはこういう事でっせな作例をなんとか撮らなくてはならないのでやってみましたが、あまりにも微妙すぎて、これが限界なのだなって思っていただければと。(笑)
まず上すぼまりの例に壁に飾ってるレコードジャケットを、パースが付くようにやや下から、シフトの無しと有りを撮ってみました。

_t311988_blog
_t311986_blog_20250324065301

有りの方がすぼまりがやや無くなって、左右の辺が真っ直ぐに近くなってるのですけど、あまりにも微妙な差で分からないでしょ。ほんの少し垂直に近くなってるのですけどねぇ。(笑)
あまりにも分かりづらいので、フォトショップで2枚を重ね合わせてみました。左右の辺が赤い線のものがシフト有りの場合。その上に透明度40%で重ね合わせたのがシフト無しの場合で、左右の辺が黄色い線のものです。

_blog_20250324065301

見比べるとたしかにシフトが効いてるのは分かるのですけど、別々に見せられたら全く判断が付かないぐらい微妙と言いますか、ほとんど使い物にならないと言っていいかと。(笑)
せめて9mmぐらい動かせるようになってたら使い物になったと思うのですけど、これはきっとレンズのイメージサークルが小さくて移動量を大きくできなかったのじゃないかと、ティルトシフト機構を組み込んでこのコンパクトさですからねぇ。
次に写り込まないように撮る例もやってみました。手鏡を板に付けて立て掛けたものを正面から撮ったのと、シフト撮影で逃がして撮ったものです。

_blog_20250324065401

正面からだと当然カメラが写り込んでしまいます。ところがシフトすると写り込まないわけで。だけど小さな手鏡での実験でギリギリ何とか撮れたレベル、3mmのシフト量ではどうにもなりませんなぁ。
テーブルフォトなど小さなものの撮影では使える場面が、ひょっとしたらあるかもしれませんねぇってレベルかと。(笑)
ティルト・シフトレンズながら、シフトはオマケレベルなのでシフト撮影を考えておられる方にはオススメできません。オジサンの場合は物撮りやテーブルフォトで被写界深度を操作するティルト撮影がメインになるので、価格を考えるとこのヘタレ仕様も我慢できますけどね。(笑)

| | | コメント (5)

2025年4月15日 (火)

7Artisans 50mm F1.4 Tilt Shiftレビュー。ティルト撮影で、ピント位置自由自在に。

さっそくテストを兼ねて色々撮っておりますよ。オジサンの目的はブツ撮りでのピントの調整や建物の撮影。
なのでミニチュア撮影はほぼやらないと思いますね。(笑)マクロレンズだと全面にピントが合わせられない場面で活躍していただこうかと。何だかブツ撮りの幅が広がりそうな予感。(笑)
ま、Photoshopなど画像処理ソフトを使えば、後からいとも簡単に修正や加工はできます。オジサンが使っているLightroomはクリック一つで上すぼまりのパースが付いた建物写真も真っ直ぐにしてくれますし、今時はソフトでその辺りをヨロシクやるのが当たり前の流れなのでしょう。
だけどオジサンはあえて光学的になんとかしたいわけですよ。撮る時にあらゆる手段を使って完成させたいわけですな。
写真を撮るって現場で考えて工夫したりアプローチするところに醍醐味があると思っておりますのでね。えっ、ただの面倒くさいオジサンじゃないかって?写真への取り組みが昭和レトロなものでねぇ。(笑)
で、今回はこのレンズの特性がよく分かると思うティルト撮影をやってみました。被写体はアンティークのブリキ缶を撮影台にランダムに並べたもの。文字の書いてあるものですとピントの合ってる感じが分かりやすいかと思いましてね。
絞り開放のF1.4ではさすがにピントが浅すぎるのでF2.8にしてティルトの有り無しで撮り比べてみました。ピントは手前の缶の女の子の目に合わせていますが、ティルトせずに撮ると当然後ろの缶はボケボケになります。
ですが下向きに3度ティルトするとF2.8でも全面にピントがきます。最大の6度にするとやり過ぎで、ピントが逃げて逆にボケ出しますから3度ぐらいががベストでしたね。

_blog_20250320092601
3_blog_20250320092601
6_blog

この辺り外付けモニターを見ながら微調整の利くギア雲台で調整すると楽。使い易いレンズではありませんが結構スムーズに撮影できましたな。(笑)
今までのようにマクロレンズで撮る場合、ガッツリF16やF22まで絞り込んでも画面奥のものはピントが微妙に甘かったりしました。特に寄りのブツ撮りは被写界深度が浅くなりますから、絞り込むだけではどうにもならなかったわけで。
ところがティルト撮影はレンズの傾きでピント面をコントロールできますから隅々までくっきりはっきり撮ることができます。F2.8でここまでピントがきていることでお分かりいただけるかと。さらに周辺画質などを考慮してF4まで絞れば完璧。
反対に上向きの逆ティルトをすると、ミニチュア写真のようになるわけで。

6_blog_20250320092701

展望フロアのあるビルから街を見下ろしてこれで撮るとミニチュアのように撮れるのはこの仕組みを利用したものです。なのでミニチュア写真専用レンズってわけじゃないのですよ。(笑)

| | | コメント (3)

2025年4月13日 (日)

スナップ写真が上手い人には、勝てないな。(笑)

ネットの巡回コースに入れていていつも見ている、とあるブログ。更新は不定期だし、文章もほとんど無いのですけど掲載写真が最高で、元町や三宮辺りをメインにした街のスナップ写真を掲載してらっしゃる。これが実にいい写真で、いつも上手いなぁって感心しています。(笑)
オジサンも元町や三宮界隈はウロウロする場所ですから、掲載写真を見るとどこで撮ったかはひと目で分かります。だけどオジサンが見てる景色とはずいぶん雰囲気が違ってたりするのですな。
光と影の読み方が上手くてさらに構図の切り取り方もさすがって感じ。通行人もガッツリ映り込んでいるのですけど、実にいいタイミングで撮ってると言いますか、そういう配置も抜群で瞬間的な動体視力も相当な方だと思いますね。
今のご時世、他人を撮ったり顔が写ってたりすると、やれ盗撮だ、肖像権だとやかましくなって、写ってるのは人物の背中ばかりの、腰が引けた差し障りのない撮り方のスナップショットばかりと言いますか、そんなのが標準化してますけど、この方の撮る写真はそんなのに流されない、正面から勝負してるスナップショットで力があります。
なんと言いますか街の景色の読み解き方が素晴らしいのですな。しかもいつも同じエリアで撮ってて、これだけ多彩な写真を生み出せるのですからすごい写真力。
オジサンはこういう写真は撮れませんな、同じように街で撮ってますが、街そのものに惹かれるところがあるので、街ゆく人々を絡めたスナップショットとは違う街の写真。
街の魅力って人間が作り出したものの面白さと言いますか、滑稽だったり、マヌケだったり、おかしかったりするところじゃないかと思っています。そういうのを見つけては撮ってるので、そこに人物を絡めたりはしないのですな。
元々建築物が好きってところが、街で撮るようになったきっかけでしたからなおさら。なので撮ってるのは人物写真を使った等身大の看板だとか、ショーウインドーのマネキンばかり。(笑)

_dsf7387_blog-1
_s101563_blog

だけど街ゆく人々や、そこで暮らす方々を写し込んだスナップショットは好きですよ。全く撮らないワケじゃないですし、スナップショットが上手い写真家の写真集もたくさん持ってましたしね。ただオジサンは積極的じゃないだけ。(笑)
いつも持ってる富士フィルムさんのコンデジ「XF10」は、フォーカス設定にスナップショットというのがあります。2mと5mに設定でき、絞りとピントが固定されるというもの。
シャッターチャンスを逃したくない時に有効だそうで、これをファンクションに割り当て、即呼び出せるようにしています。5m設定で撮り歩くと、もう辻斬りのようにジャンジャン撮り歩けますから、ここぞっと思った時には撮り終えてるぐらいの素早さで、街を闊歩できますね。
若い頃、24ミリレンズをピント3m固定で絞りF8で撮り歩いていたのを思い出しますよ。
スナップ写真は面白いのですけど、上手い人には勝てないですから、オジサンにはコンデジスナップで十分かな。(笑)

| | | コメント (3)

2025年4月12日 (土)

一生モノのカメラに、一生買えないフィルム。

_t314611_blog

富士フィルムさんのエイプリールネタじゃない、ガチなニュースで4月1日からフィルム価格改定といいますか、値上がりすることを知りました。
フィルムの値上がりニュースが出るたびに、このブログで取り上げてきた記憶があるのですけど、きっとこの先も間違いなく値上がりしていくものなのだと思います。
それに不平不満を言うのは簡単ですが、フィルムって化学製品ですから必要な薬品の調達や、それが環境負荷などの影響で製造されなくなった場合、代替を探したりしなくてはなりません。
さらにフィルムだけ作って売りっぱなしは出来ませんから、現像処理に必要なもののインフラ維持など、フィルムを使うための大きな枠組み全体を、将来に残していかないと使うことはできません。
そう思うと値上がりしようが作り続けてくれていることに感謝しかありませんな。製造終了になればフィルム文化はそこで終わり、「フィルムで撮ったらエモ~い」なんて言ってられなくなりますからね。
今まで当たり前にあったものが無くなるというのは人類の歴史と進化にはつきものですから、フィルムだっていつ無くなってもおかしくないって頭の隅っこで思いつつ、値上げを受け入れませんと。とはいえオジサンにはやっぱりもう高すぎて手が出ませんなぁ。(泣)
思えば水銀が環境汚染防止で使えなくなって昔の体温計は絶滅しましたし、蛍光灯も2027年で終わりってテレビCMが流れてますな。
カセットテープ、ビデオテープ、フロッピーディスクにMDなんてメディアもそれを使う機器が生産されなくなったら消えて行きましたしね、まだ僅かに製造してくれているものもありますが、いつまで持つかなって思います。
CDやDVDもいずれは無くなるでしょうね。そうそう8トラックのでかい音楽カセットなんてのもありましたな。カラオケ黎明期にはスナックの必需品でした。(笑)
写真&カメラの世界ではオジサンが覚えているのは、円盤状の「ディスクフィルム」に、APS-Cのいわれの元だった「アドバンスドフォトシステム」ってフィルムの規格。鳴り物入りで登場したものの、普及せず消えて行きましたな。
そう思うと細々と110(ワンテン)フィルムが販売されているのはすごいことかもしれません。(笑)
今回の値上げの中でオジサンが息の根を止められちゃった感があるのが、リバーサルフィルム 135/120サイズが約31~52%値上げってところ。トランプさんの関税率引き上げよりもエグいって笑えねぇ。
リバーサルフィルムが一番使ってきたフィルムですのでコレは痛い、一気に使いたかった気持ちが遠のきましたな。
今でもどうしても手放したくないフィルムカメラを何台か温存と言いますか、動態保存していつでも出場できるようにしていますが、カメラは一生モノでもフィルムが一生買えなくなるとは思いませんでしたよ。
「泣き言垂れてんと、フィルム代しっかり稼いだらエエだけじゃいボケ」って声も聞こえそう。なので本気で庭に温泉が出るまで掘り続けようかと。(笑)

| | | コメント (10)

2025年4月10日 (木)

お花見写真は、どこで撮っても一緒でしょ?(笑)

_s101001_blog

我が家の春の恒例行事になっている桜のお花見。以前は遠出したりもしてましたが、ここ数年は明石公園に出かけるのが定番になっています。明石駅の北側目の前ですし、駅中や駅周辺でお花見用の食べ物やお酒の調達もしやすいですからね。
ま、なにより広い公園の中は桜がいっぱいなのがありがたいですな。どんどん歩いて行ってもどこもかしこも桜だらけの圧巻の物量なのが人気なのかと。
そうそう行きつけの酒場の常連さんたちはバスツアーで京都に花見に行ったそうですけど、時期が少し早すぎて寒く、花見どころか枝を見ただけだったって言ってましたな。開花時期は天候に左右されるので読めませんし、良さそうな日はすでに予約で埋まっていて取れなかったそうで。(笑)
それを思えば明石公園は間違いが無いと言いますか、ハズレの無い近場のお花見スポットと言えるかと。
当然ながらカメラは持って行きますが、今年はOsmo pocket 3も持って出て動画も撮りましたよ。撮ったからといって、何かをするわけではないのですけど、一応動画専用カメラを持っているのに撮らないのはもったいないですからね。だけど後で見返すことは多分無いと思いますねぇ。(笑)
で、今までに撮ってきたお花見の写真を見返してみたのですけどね。場所と言いますか状況が分かるように、周りの景色や建物も含めて撮ってる写真は、どこで撮ったかが一目瞭然ですから、後で見ても思い出せます。
ところが花のアップなど一部分だけに寄った写真ってどこで撮ったのか分かりません。一輪だけフォーカスして背景ボケボケなんて写真は、正直なところどこで撮っても皆同じなわけですからねぇ。これってお花見写真あるあるじゃないかと思いましたな。(笑)
例えばなんとかイイ感じの写真を写してやろうと、邪魔なものが写り込まないような構図で、背景ボケがキレイになるように撮った桜の写真って、超有名な桜の名所じゃなくても、近所の児童公園で撮っても同じように撮れますからねぇ。
それを言っちゃあおしまいと言いますか、ミもフタもない言い方ですけど、真実ではないかと思ったわけで。こんな心が濁ったオジサンが撮る桜の写真って感動どころか勘当されますな。へそ曲がりってのはこんなことばかり考えてるヒマ人って思われそう。(笑)
なので今年はハッキリと明石公園だなってのが分かる写真を掲載しようかと撮ってみましたけどね。う〜んだからといって何かが変わるわけではなかったですな。結局去年やその前の年に撮ったのと、何が違うのか分からないままのいつもの花見写真でした。
これじゃ来年からはカメラ持たずに出かけた方がいいかもしれませんねぇ。(笑)

| | | コメント (6)

2025年4月 8日 (火)

スマホもケータイも持ってませんが何か?(笑)

_t311940_blog

正確に書きますと、スマホは持ってます。亡き父親のを家族連絡用に持っていてくれと言われて持っておりますが、全く使っておりません。バッテリーが無くなったら充電しているだけで、実家に置きっぱなしのままですよ。支払いも弟任せ、もし自腹なら即解約してます。(笑)
そもそも電話嫌いですし、モバイル系はiPad miniだけで十分。マイネオの容量が一番少なくて安いのにしてますが、使い切ることなく次の月にギガ持ち越しているという。(笑)
Wi-Fiの無い実家で、調べ物や撮影データをiCloudにアップするのに使うぐらいですからまるで減らない。動画見ないし、ゲームは全くしませんから十分なわけで。時流に乗らないヘンコオジサンですが、大抵パソコンでやっちゃうので必要ないのですな。
さらにSNSもLINEもしない、メールのお得情報配信サービスはことごとく受信OFF。Amazonや大阪ガスや関西電力にNTT、過去に買い物したところから来るやつとかね。中身は購買を促すようなものばかりですから、見てる時間がホント無駄。
メールも要件が済んだらすぐ消しちゃうので、パソコン通信時代から使い続けている、niftyさんのメールサーバー使用量は一度も1%を超えたことがないですな。いつもスッキリスッカラカン。(笑)
PayPayなどの電子決済も必要無いですなぁ。オジサンが行くところはそういうのが使えないところばかり、立ち飲み酒場と安売りスーパーって電子決済不毛地帯なのよ。なのでますますスマホを持ち歩く必要性が無いわけで。

_s100685_blog

スマホ代ってどれぐらいなのか分かりませんが元は取れませんし、このご時世使わないものに無駄な出費は控えませんと。(笑)
ま、今時はスマホ持ってないなんてオカシイ人って世の中ですから、それ前提のサービスだらけにうんざりしますな。
買い物するとなんだかんだとアプリを入れてくれって言われますし、レシートにはアプリへ誘導するQRコードが印刷されてたり、アプリでクーポンやポイントゲットなんて書いてあるチラシやカードを渡されたりします。
外食チェーン店の食券販売機でアプリ入れて登録したらクーポン進呈なんて画面に出ますがオジサン要らない。使って飲食すると割引になるみたいですけど、そうやって余分に喰うから太るのよ。(笑)
そもそも頻繁に買い物や外食する方にメリットがあるサービスですからね。ごくたま〜にしか利用しないオジサンは全然お得感が無いですなぁ。(笑)
スマホ前提のサービスが蔓延しているのは分かりますけど、それホントに必要&便利なのですかね、無くても全然困ってないオジサンには分かりませんよ。
ガッツリ便利に最大限活用してらっしゃる方には、当たり前&無くては困るモノなのは分かります。甥っ子を見てると片時もスマホを離さず、ずっと画面を見てますから何かと便利に活用しているのでしょう、だけどそうなりたいとは思いませんなぁ。(笑)

| | | コメント (6)

2025年4月 6日 (日)

7Artisans 50mm F1.4 Tilt Shiftとはなんぞや。

_t311637_blog

このレンズ購入に至るまで情報収集は欠かしませんでしたよ、ところが特殊レンズゆえ情報量が少ない。さらにレビューに出てくる作例はミニチュア写真ばかり。高い所からジオラマ風に撮ったやつね。(笑)
ミニチュア写真が撮れる面白レンズ的レビューのせいで、それ専用レンズって偏った認識が広まったと思います。
だけど本来ティルト・シフトレンズって通常のレンズでは不可能な撮影ができる仕組みを持ったレンズなので、ミニチュア写真はあくまでもその中の一例、こんな感じって作例載せておきます。
このレンズのテスト撮影に出かけたら、三宮センター街でファッションショーをやってたので撮ってみました。周りは超望遠ズームを付けた報道やハイアマチュアっぽい人ばかり。
オジサン1人だけですよ、ティルト・シフトレンズでゆるいミニチュア写真撮ってたのは。この場面でそのレンズ?ってEOS R3に白いLズーム付けてた横のオッサンにめっちゃガン見されましたな。オジサンとっても異端児なのよ。(笑)

50mm-tilt-shift_04_blog

で、皆さん写真館でよく使われる、蛇腹の付いた大きなカメラを見たことがありませんか。カメラマンが黒い布(暗幕)をかぶって撮ってたやつ。ビューカメラと呼ばれてて前面のレンズボードが単独で動かせるようになっているのですね。
この仕組みのおかげで、ティルト撮影ですと絞り込んでもピントが全部にこない場面で全てにピントを合わせられたり、逆に一部だけピントが来てて他はボケボケにできるのですな。
シフト撮影では高い建物を撮る際に遠近感で上がすぼまるのを真っ直ぐに撮ったり、鏡に撮ってる姿が写り込む場面で逃がして撮ることができます。ビューカメラならではの技法なのですけど、この仕組みをレンズに組み込んじゃったのがティルト・シフトレンズ。
そもそもカメラのフィルム面やイメージセンサーとレンズは平行になっていますが、それをレンズ側で動かせるようにしたわけで。おかげで一眼レフやミラーレス一眼など、レンズ交換のできる小型カメラでもティルト・シフト撮影ができるようになりました。
とはいえかなり特殊なレンズなので中国メーカーから出てくるとは思いもしませんでしたな。で、買ってしまったのは七工匠(7Artisans)の「50mm F1.4 Tilt Shift」。
仕事でキャノンさんのTS-Eレンズを使っていたのでそれと比べると、ずいぶん雑な感じがしましたし、省略されてるところもあります。ただ「TS-E50mm F2.8L マクロ」は、キヤノンオンラインショップ価格が33万円と高価。
さらに今年2月中旬に発売になった「LAOWA 55mm F2.8 Tilt-Shift 1x Macro」は中華レンズだけど27万円と手が出ない価格。
対する「7Artisans 50mm F1.4 Tilt Shift」はキャノンさんの9分の1の36,000円チョイという超低価格。なのでティルト&シフト撮影ができるのなら、使い勝手のダメな部分はオジサンの技量でカバーします。(笑)
で、スペックですけどね、APS-C用でダブルガウスタイプ、小さい割にはズシッと364gあります。良さげなのは絞り羽根が12枚もあるのでボケはきれいじゃないかと。

_t311681_blog

肝心のティルト・シフト部分ですが、ティルトの角度は±6°、シフト量は±3mm、キャノンさんのTS-E50mmはティルト角度±8.5°、シフト量±12mmと別格ですからそれと比べるとかなり少ない。特にシフト量が3mmしか無いので大して効果がないかなって感じ、しかも櫛歯状のロックボタンなので移動量は無段階ではありませんし、制約は多いかと。(笑)

_blog_20250318083801

この手のレンズに必ずあるレンズ全体を回転させるレボルビング機構は15°ごとで、マウント部に度数表示があります。
ロック用だと思われるネジが付いてますが小さすぎて締められないし、締めても完全にロックしないので、レンズ着脱時にレボルビング部分が回ってしまいボディーへの着脱はとてもやりにくいですな。
ひょっとしてこのネジはその際の指掛かり用に付いてるのでしょうか、取扱説明書にはなんの説明もないので謎です。

_blog_20250318083802

絞りはクリックが無いタイプで、F5.6とF8の表記が省略されていますってホント雑だなぁ。(笑)
ティルト機構のネジは片側がロックと解除、その反対側が微調整用ですが使い勝手はスゴク悪いです、ロックを緩めるとレンズがすぐ動いてしまいますし、締めてると微調整ネジも動きません。
適度に緩めて微調整し、締めてロックするという使い方になるかと思いますが、小さなレンズなのでスゴクやりにくいのよ。

_blog_20250318083901

ま、あらゆる場面で使いにくさが露呈する、お値段相応のレンズではありますが、低価格ででティルト・シフトレンズが使えるってポジティブに考えれば楽しい面白レンズかと。(笑)
情報量の少ないレンズなので、色々書いてたら文章が長くなってしまいました、次は実際に使ってみた感じをレビューしようかと思っています。

| | | コメント (4)

2025年4月 5日 (土)

撮る気も削がれる、超巨大レンズが多すぎませんか?

フルサイズミラーレスのレンズってどんどんデカくなってませんかってのを少し前に書きました。その続きと言いますかフルサイズミラーレス御三家のキヤノン、ニコン、ソニーの標準レンズって何でこんなに巨大化したの?って思ったのですな。
開放F値が1.2や1.4のように明るくなるほど、大口径で大きくなるのは理解できますけど、それにしても巨大化しすぎではないのかと。
その答えが「デジカメWatch」の写真家赤城耕一さんの連載記事「アカギカメラ」第113回、復活した伝説のレンズ「ZEISS Otus ML 1.4/50」を試すって記事にありました。
それによると標準レンズは長い間ダブルガウスタイプが設計の基本だったそうで、それをレトロフォーカスタイプで設計すると性能は上を目指せるけど、バカデカくなって現実的じゃないってことだったみたい。
ところがZEISSさんがそれをやっちゃったのですな。それで各社それやっちゃってもいいんだって、デカくても重くても、小島よしおさんじゃないけど「そんなの関係ねぇ」って巨大標準レンズ登場のきっかけになったみたい。(笑)
つまりデカくなったワケはレンズの設計に理由があったわけなのね。で、オジサンがデカいなぁって思ったレンズは
キャノンさんの
RF50mm F1.2 L USM 最大径×長さ89.8×108mm 質量 950g
RF50mm F1.4 L VCM 最大径×長さ約76.5×99.3mm 質量 約580g
ニコンさんの
NIKKOR Z 50mm f/1.2 S 最大径×長さ約89.5×150mm 質量 約1090g
NIKKOR Z 50mm f/1.4 最大径×長さ約74.5×86.5mm 質量 約420g
ソニーさんの
FE 50mm F1.2 GM 最大径×長さ87×108mm 質量 約778g
FE 50mm F1.4 GM 最大径×長さ80.6 x 96mm 質量 約516g
Planar T* FE 50mm F1.4 ZA 最大径×長さ83.5 x 108mm 質量 約778g

ま、明るいズームレンズを常用してる方からすれば、たいしたことないじゃんって大きさ重さなのでしょうけど、街をうろついて写真を撮るオジサンは体力もお金もありませんのでデカくて重くて高いレンズなんて持てません買えません。歩く気力も削がれるような巨大さですからねぇ。(笑)
レンズ設計に携わる方にしてみたら、大きさ重さを度外視してでも性能を追求したいってのは「夢」なのだと思いますし、そういうレンズを求めるうるさいユーザーがいるのも確かでしょう。
ですけどねぇ、その高性能を最大限生かした写真を撮れる人間ってこの地球上にはたして何人いるのでしょうかねぇ。さらに撮られた写真を見て「おおっコレはあのレンズですねっ。」って見分けが付く方はこの惑星にただの一人もいないと断言できるかと。(笑)
ミラーレスになってレンズ設計の自由度が高くなった結果、今までに無かったレンズが登場するのはワクワクしますし、どんどんやっていただきたいと思います。
だけど巨大標準レンズのような本末転倒レンズばかりじゃ、喜ぶのは一部のマニアだけ、大抵の方はドン引きするのは分かりきってるかと。どんなに理想を追い求めても、デカいし重いものはレンズに関わらずどんな工業製品でも喜ぶ人なんていませんよ。
なのでそれを踏まえたレンズ設計で、今までに「あり得ない」夢を現実にしていただきたいですな。例えば望遠だけどパンケーキレンズとか(笑)見たこともない小ささ軽さを追求したレンズとかね。
そっちの方が写真&カメラの世界が間違いなく楽しくなると思いますよ。もうスマホにあらゆる場面で負け戦確定のカメラ業界なのですから、腹をくくって出直してくれませんか。(笑)

_t311750_blog

掲載写真はふざけて撮ったわけじゃありません。身の回りにあるもので、巨大標準レンズに大きさが似ている物を探してたら、お茶の缶が近かったので、フィルム時代の一眼レフ用とオールドカメラの標準レンズと並べて比較用に撮ってみたものです。
キャノンさんとニコンさんのF1.2レンズは、お茶缶よりもさらに一回り直径がデカいので想像してみてください。これ見たら文句垂れてるオジサンの気持ちがご理解いただけるかと。(笑)

| | | コメント (10)

2025年4月 3日 (木)

コトリとも動かない小鳥を…

少し前実家に行く際に、近くのコンビニに立ち寄った時、並びの隣のお店の前に何か落ちてたのですな。なんだろうって近づいてみるとメジロがお亡くなりになってました。
小さな鳥とはいえ、目を閉じて横たわっている姿が哀れでしたな。現場を見る限り野良猫などの他の動物に襲われた形跡はありませんでしたから、寿命だったのかもしれません。
オジサンは小鳥の推定年齢の見分けが付く人じゃないので、一体いくつぐらいだったのか分かりませんが、ひょっとしたら後期高齢者ぐらいの、かなり年配の小鳥だったのかもしれませんねぇ。
これから暖かくなるというのに、本格的な春の訪れを待たずに虹の橋を渡って逝ってしまったのでしょうな。
ですがお亡くなりになっていた場所が店舗の入口前の通路。コンビニの駐車場に車を停めた人が必ず通る場所ですし、ろくに前も見てない歩きスマホの奴らに踏まれて、ぐちゃぐちゃになったらかわいそうなので、持ってたビニール袋に入れて少し離れた所のマンション脇の花壇に葬りました。
さすがに線香は持ってなかったのであげませんでしたが、道路からは植木で見えませんし、ここなら誰にも邪魔されずに安らかに眠れそうでしたからね。
学生の頃、家で飼ってたマルチーズが亡くなった時、2階への階段を登り切ったところで力尽きて腹ばいになってたのですけど、いつもそういう格好でいたので、最初寝てるのかって思いましたよ。
ところが小鳥は枝に掴まる力が無くなって落下してますから、明らかにお亡くなりになってるのが分かりますな。子供の頃セキセイインコやジュウシマツを飼ってたので覚えていますよ。

L28798_blog

ある日鳴き声がしてないなって見に行ったら、鳥カゴに付けてある止まり木から落ちて横たわっている姿に何度か遭遇しましたよ。昨日までピーピー言って賑やかだったのがもう目を閉じて動かなくなってしまってて悲しかったですな。
純粋な子供の頃でしたから、庭に埋めてアイスクリームの木の棒にピーコのお墓って書いて立ててあげたのを思い出しました。良い子でしたなぁ。って自分で言うか。(笑)
小学校でも小鳥を飼っていて、金網を張った大きな小鳥小屋がありました。4年生以上だったかな、動物当番とか生き物係なんて世話役になった子が世話してましたけど、死んじゃった時は先生に言って、校庭の隅っこの花壇に埋めてましたな。
今は校庭に埋めるなんてことはやっちゃダメだと思いますが、当時はそういうのが当たり前だったのですよ。先生も「天国に行けるように、みんなでお祈りしましょう」なんて言ってましたからね。
今時の子供達にすれば、死ぬのはゲームの画面の中ばかりかもしれませんが、本当の生き物の死は悲しいものなのですよ。

| | | コメント (4)

2025年4月 1日 (火)

中華撮影機材、価格と耐久性を天秤にかけると。

どんな製品でも使っていればそのうち寿命が来ます。品質の高さで定評がある我が国の製品であっても、壊れる時は壊れますし、いつかは寿命が来てサヨナラしなくてはならないわけで。
ただし高いお金を出して買ったものが、思った以上に早く壊れたり、使えなくなったりすると腹が立ちますな。「どこで作っとんじゃい」って文句の一つも言いたくなるかと。
反対にスゴク安く買えてそこそこ使えたものって、割り切った期待しない気持ちで購入してますから、壊れたとしても納得できると言いますか「ま、元は取ったし、そこそこ使えたし、しゃあないか」って思えますね。(笑)
オジサンは撮影機材の充実に、たくさんの中華撮影機材を買って来ました。国内メーカーのは高くて手が届かない専用機材が、その何分の一って格安、激安で見つかりますからね、昔なら考えられない世界ですよ。しかもどんどん品質は良くなってるなと感じます。
ただし作り込みに関しては国民性なのか大らか過ぎるなぁってところがあるので、その辺り神経質な方には向かないと思いますね。(笑)
あとは耐久性でしょうか。どれだけ使えるのか、どれぐらいでダメになるのかは正直なところ読めません。それでも購入に至ってしまうのはお値段の安さが大きいですなぁ。(笑)
つい先日のことですがクリップオンストロボが1台使えなくなりました。2021年の秋に購入した中国メーカーのもので購入時価格が3,049円というあり得ない激安価格のブツ。聞いたことの無いメーカーでしたが安さに負けて買ったのですな。
以来ガンガン使ってとうとう光らなくなってしまったわけで。電池を新しいのに入れ替えてみましたが、チャージはすれど発光しないという症状。
使いまくったおかげで発光部分の向きを変えられるようになっている部分がすでにグラグラでしたから中で断線してるのかもと思って分解してみましたが断線箇所は無く、プラスチックのかけらがいくつか落ちてきました。
グラグラになっていたのは止めてるネジを受ける部分が割れてしまってたからと判明。こういう力の加わる可動部分がプラ製じゃ耐久性は無いでしょうなぁ。(笑)

_t313046_blog

分解した状態でコンデンサを触って感電しないよう注意しながら調べてみましたが原因不明。回路の故障なのかコンデンサがヘタってるのか謎、発光管が切れてる感じはしなかったのですけどねぇ。
コレ気合を入れて本気で直してまで使うだろうかって考えると、値段が値段ですから新しいのを買った方がいいよなって結論に至りました。
このストロボは3年数ヶ月メインで活躍してくれたわけですし、その間の使用頻度と値段を考えると十分元は取ったかと。別の中華メーカーのがもう1台あるので撮れなくはないのですけど、2灯欲しいので追加購入検討中。
何でも値上がりしているご時世ですけど、Amazonで検索すると5千円ぐらいからまだ色々出て来ますな。なので耐久性も大事ですが、この先の使用頻度など考えるとどうしても中華撮影機材から選んでしまいますね。
このご時世「価格が安い」は一番強いなぁって結論です。(笑)

| | | コメント (4)

« 2025年3月 | トップページ | 2025年5月 »