こんな壊れ方するレンズある?(笑)
4年前の2020年6月に買った、オジサンとしては初めての中華レンズ「LAOWA 65mm F2.8 2x Ultra Macro APO」が突然壊れました。
物撮りやテーブルフォトに活躍してくれてたマクロレンズなので、マクロでお先真っ暗って洒落にもならんがなって思いましたけどね。
マクロレンズ好きのオジサンは他にもクラシックレンズの「キヤノンNewFD50mmF3.5マクロ」と銘匠光学の「TTArtisan 40mm F2.8 MACRO」を持ってるので慌てない慌てない。(笑)
もうね、ほんと突然って感じでピントリングがスカスカ空回り。前からレンズを覗き込んでピントリングを回しても全くレンズが動いてないという故障状態。中のレンズ群とピントリングを繋ぐと言いますか、固定しているネジか何かが外れているのだろうなと予想しました。
国産レンズでしたら余計なことをせずに、即行メーカーに送って修理してもらうのですけどね、中華レンズですし、サポートを調べているより自力でなんとかしてやろうと、なんの迷いもなく分解し始めちゃったのですな。
とりあえずネジがハッキリ見えてるマウント側からアプローチしてみたのですけど、どうやらこちら側からではなさそうだったので、レンズ先端を観察。
カニ目の溝は無いけど、どうやら前面レンズの周囲部分が化粧板のようだったのでゴムのレンズオープナーを当てて回してみたところすんなり外れました。
中を見るとレンズ先端のロゴの書いてある、フードを装着する部分の輪っかが、3本のネジで固定されているのが分かったのでネジを外して持ち上げたところバラバラと4本のネジが落ちてきたという、何で?(笑)
見るとレンズ群とピントリングが4方向からねじ止めされているはずなのに、見事に全部抜け落ちているという有り得ない状況。1本だけ緩んだとかなら分かりますけどね、4本全部ってどうよ。(笑)
これは中華ジョークなのかって思いましたな、オジサン話を盛ってませんからね、本当に4本のネジがバラバラって落ちてきたんですよ、想像付きます?どう考えてもおかしいでしょ。(笑)
思えば兆候がありました。使っていてピントリングの遊びがジワジワ大きくなってたのですな。つまりピントを合わせようとピントリングを回した時に、すぐピントが変わらずに少し回してから反応するわけで。
外れたネジ部分を見てみると、ピントリングとレンズ群の繰り出し位置関係を個体差に応じて微調整できるようにでしょうか、ピントリング側が競技場のトラックの様な横長の穴でした。
それが4箇所あるので、とりあえず1本だけネジ止めしてピントリングを回してみるとちゃんとレンズ群が動きましたよ。やはり原因はココでした。
だけど回してみると最短距離から無限遠までの回転と、レンズ群の繰り出し量が全く合ってない状態だったので4箇所のネジは決まった組み付け位置があるのでしょうね。さっそく組み付けを変えながら調べたら正解がありました。
その位置で1本だけネジ止めし、マウント部も元に戻してカメラに付けてピントチェック。OKだったので残りのネジと外したパーツを元通りに組んで修理は無事終了。(笑)
おかげでピントリングの遊びは全く無くなりました。これが購入時の状態だったのかと。
思わぬアクシデントでしたけど、使っているうちにまた起こる可能性は否定できない構造なので、その際はこの記事を見ながらもう一度直します。(笑)
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