レコードを洗って、パックをしてみた。
実家にある父が持ってたプレーヤーはレコードだけじゃなく、FM、AMラジオにカセットテープとCDも聴けるというシロモノ。どこかの通販で買ったものみたいなのですけど、USBメモリーやSDカードに録音できるのですな。
デジカメ用のSDカードならいっぱいあります、なので処分の際に一通り聴きながら録音してデジタル化、パソコンに読み込ませておけばいつでも聴けますからね。ま、残したくなるのはわずかでしたけど。(笑)
古いレコードなので状態がよろしく無いのも多数。パチパチ音に音飛びするものも。袋から出すと、うっすらと白いカビがマダラ模様、すごいカビ臭だったり。(笑)
不思議なもので、明らかに傷やろって状態なのに、かけてみると問題ないのがあると思えば、目視では全然キレイなのに何度かけても音飛びするものがありました。そのために昔はクリーニングスプレーなんてのがありましたなぁ。(笑)
ま、そんなものは無いので昔やってた方法でキレイにしてみました。まず食器洗い用洗剤と柔らかいスポンジで溝に沿って洗う方法。カビやホコリをほとんど除去、静電気も無くなります。
問題はラベルに洗剤や水が付かないよう洗うのにコツがいるところ。今はそこをガードする「レコードラベルプロテクター」という道具が売ってるそうですな、だけど古いレコードだし、処分対象だしラベルに水が多少かかるのを気にせず、ジャブジャブ洗っちゃいました。(笑)
手早く洗って食器立てに立てかけて水切り後、キッチンペーパーの上に置いて水気を吸わせて乾燥したらいけましたよ。完全ではありませんがパチパチ音激減、カビ臭も消えました。(笑)
それでもダメだったレコードは最終手段の「木工用ボンドでパック」をするしかありません。
昔ながらのレコードファンの方ならご存知かと。レコード盤面にあの白い木工用ボンドを塗り拡げて乾燥させ、引っ剥がして溝に入り込んだホコリ類を根こそぎ除去する荒業でしたな。
あの頃は専用のクリーナーは高くて買えなかったので何度かやりましたよ。剥がす瞬間が楽しかったのを思い出しました。(笑)で、約40年ぶりのパック。
まず、ターンテーブルをろくろに見立てて、回っているレコード盤の上に木工用ボンドを、ラベルをよけて渦巻き状に垂らしていきます、とにかくラベルに付かないように要注意。
この時木工用ボンドをケチると剥がす時にちぎれたりするのでやや厚めに垂らします。次に厚紙やボール紙などしっかり目の紙をヘラ代わりにして、垂らした木工用ボンドの表面をボンドが付いてない所が無くなるようにならしていきます。この時はみ出したボンドが外に垂れたりしないように注意。
均一に塗ることができたらターンテーブルを止めてボンドが乾燥して透明になるまで放置。
多分まる1日はかかると思いますよ、とにかく完全に乾燥するまで我慢。中途半端に乾燥している状態で剥がすとボンドが盤面に残るので、一からやり直しになりますからね。
しっかり乾燥したのを、端っこから剥がすとまるで顔のパックのように剥がれます、しかもレコード盤ピカピカ。(笑)
で、さっそくかけてみましたが特定の箇所でやはり音飛びしましたな。目視ではどうにも分からないのですけど明らかに傷がある模様、この方法は傷には無力ですからね。
だけどそこ以外はすごくクリアな音になりました。パチパチ、プチプチもサヨナラな雑音のない再生状態でしたよ。
もしやってみようと思われた方は、検索すると動画や有益な情報が出てきますから調べてみてください。ただし自己責任でお願いします。これによるレコードの損傷やレコードプレーヤーの故障があった場合、当方は一切責任は取りませんのであくまでも自己責任で行ってください。
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