立ち飲み百景90 立ち飲み嫌いの人っていますね。
このシリーズも続けているうちにとうとう90話となりました。立ち飲み百景ですから100話までは続けたいなと思っています。ま、立ち飲み酒場には素敵なキャラクターの方がたくさんいらっしゃいますのでね、まだまだ書けるかと。(笑)
オジサンが愛してやまない立ち飲み酒場ですけど、世の中にはこういう酒場を良しとしない方もいます。立ち飲みそのものだけでなく、そういう場所で飲んでる人間まで否定する方ですな。
オジサンの両親は完全否定派、世代的なものや、昔の世相における立ち飲みのポジションを考えると仕方ない部分もありますけどね。(笑)
子供の頃、母に連れられて行っていた市場の外れには酒屋さんがありました。立ったままお酒を飲んでる大人が外から見えてたのですけど、母親はそういう姿をよく思わない人だったので「勉強せえへんかったら、あんな風になるねんで」って教えられましたな。
おかげで勉強嫌いだったオジサンは、今立ち飲みで飲んでる大人になりました。(笑)今思えば偏見と言いますか間違った固定観念と言いますか、とんでもない差別発言だったのですけどね。あの頃はそういうのは普通でしたな。
聞き分けのない子供に「サーカスに売りに行くで」って叱るのも当たり前でしたなぁ、少子化の今では考えられません。昭和ってホント遠くなりましたよ。(笑)
時代は移り変わり、立ち飲み酒場もずいぶん様変わりしましたし、世間の認知も風向きも変わりましたけど、オジサンの両親世代は何と言いますか、ああゆう場所で飲んでるのは、ちゃんとしたお店に行くお金が無い人や、学校出てないのでまともな職業に就けない人達というふうに見てましたな。
今思えば恐ろしいほどの偏見、差別、誤った認識なのですけどね。(笑)って立ち飲みファンとしては笑えませんよ。特に父親はお酒を飲まなかったので、仕事帰りにちょっと一杯って習慣が無い人でしたから、酒場や歓楽街そのものも良く思ってなかったみたいでしたな。
ずいぶん昔ですけど、仕事帰りに立ち飲み酒場で飲んでる話をしたら、「人間として情けない!そんな所で飲むなっ!」ってエライ怒られましたな。
こっちもすでに親に叱られるような歳じゃありませんでしたから、「酒飲まん人間は、何が楽しいて生きとんのかオレには分からん!」って言い返しましたけど、飲まない親に酒飲み息子ですからお互い相手に対して偏見と、あんたの意見は絶対認めねぇってので正面衝突してましたよ。(笑)
今でも年配の方で立ち飲み酒場を良く思わない方っていますね。低俗な酒場と見下した見解をお持ちの方。はっきり言うわけではありませんが、会話や言葉の中に嫌悪感が見え隠れしているので、すぐに察しがつきますよ。
その方にはその方なりの、コレが一番最高の酒のたしなみ方ってのがあるのでしょうし、人それぞれですから、立ち飲みに偏見を持つのは、どうぞご自由にとしか言えませんな。(笑)
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