専門店、今昔物語。(笑)
餃子専門店でメニューは1品だけでバリエーションすら無いってお店がありますな。以前よく行ってた餃子屋さんのお品書きは焼餃子とビールと酒だけでした。水餃子だとかニンニク抜きバージョンだとかも無し、潔いメニューでしたな。
だけど焼餃子たったひとつだけで長年お客様のハートを掴んできたわけですからまさしく超専門店と呼べるかと。(笑)
尾道が好きで、休みのたびに写真を撮りに行っていた頃、必ず立ち寄っていた尾道ラーメンのお店はメニューはラーメンだけ、博多に行くといつも寄ってたお店もメニューは豚骨ラーメンのみでした。
青春18きっぷでウロウロしていた頃、そういうお店を見つけるのが好きでしたな。その土地で長年愛された地元密着の老舗って、他には無い味わいですからそれだけで成り立つわけで、これこそ本当の意味での専門店だと思っています。
専門店というにはちょっとイレギュラーですけど、大阪で働いていた頃によく行ってたカレー専門店は立ち食いそば屋方式のカウンターだけの店。カレーも具の全く入ってないカレールーが1種類だけ。
代金先払いでカウンターにお金を置き「ビーフカレー」っていうと、具なしカレーライスに作り置きの味付けして炊いてある牛肉を乗っけて「ビーフね」。
エビカレーも茹でたむきえびが何粒かトッピングされるだけ。これに茹でたイカの切り身をプラスしたのがシーフードカレーという具合。
カツカレーだろうがポークカレーだろうが、後乗せのトッピングだけで全種類を作り分けているというのが立ち食いそばと同じなわけで。
あの頃は安くてすぐ食べられる、こんな感じのお手軽なカレー屋さんがいくつかありましたよ。
お値段激安で、注文して30秒かからず出てきて、食べる方も滞在時間10分もかからず、カレーをかき込んで出ていくようなお店だったので、時間が無い時にはホント重宝しました。使ってるのが業務用のカレーなので安定の普通の味わいでしたしね。(笑)
スパイスにこだわったり、何時間も煮込んで手間ひまかけた味わいが売りのカレー専門店とは全く別物の、飯食う時間すら無い忙しい人が利用するお店でしたが、オジサン学食や社食みたいで、こういう専門店も好きでしたよ。(笑)
最近街を歩いていて見かける専門店は、上記のようなお店とは全く違うと言いますか、今時の専門店なのだなって感じがします。
細く長く愛されるようなお店って感じじゃなくて、話題になってる間だけの短期決戦のお店がほとんどに見えるのですな。
時間をかけて育てて、世代に関係なく認知されて人気店になるというのはもう今の時代じゃ無いのでしょうね。街の写真を撮ってるオジサンですら追いつかないぐらい栄枯盛衰が激しすぎて記憶にすら残りませんよ。(笑)
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