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2024年9月15日 (日)

レンズはまだまだ面白いと信じたい。(笑)

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カメラが電気仕掛けと言いますか、中に入ってるコンピューターで制御されるようになって、純正レンズとカメラの組み合わせの場合だと、レンズの収差などの情報をカメラ側とやり取りして補正しているというのを、ずいぶん昔に聞いたことがあるのですけど、だったらどこのメーカーのどんなレンズを使っても同じ写りになるじゃんってその時思いました。(笑)
実際はそうなならなくて、どのレンズにも個性がありますし、お手頃価格のレンズと高級ラインのプロユースのレンズでは明らかな描写の差があります。
ただコンピューターを使って設計をするようになって、その差が微々たるものになっているのは確かかと。つまりほとんど優等生レンズばかりになって、差と言いますか個性の幅が小さくなってしまってるなと思うのですな。
カメラやレンズのレビューをあげているサイトや動画を見ていると、その小さな差を重箱の隅をつつくように調べ上げて、取るに足らないわずかな欠点を、鬼の首を取ったように得意げに掲載してたりするわけですけど、オジサンは何だかそれって不毛な感じしかしませんなぁ。
今時のレンズは総じて高性能過ぎますから、わざわざそれをやる必要ある?って思いましてねぇ。
なのでそういうサイトでは作例写真に出てくるキレイなお姉さんばかり見ています、目の保養と心の栄養になりますからねぇ。ってそうじゃなくてレンズの性能だろうがって声が聞こえそう。(笑)
そもそもレンズの持つ差や個性を十二分に生かせるほどの腕前の方はまず居ないでしょうけど、でもちゃんとキレイに撮れる。それぐらい今どきのレンズはレベルが高いわけで。特にアマチュアに毛の生えた程度のプロの方はずいぶん助けられてると思いますよ。(笑)
オジサンが使っているフジのXマウント単焦点レンズ4本は、いわゆる大口径の神レンズなんて呼ばれているようなお高いレンズは1本もありません。開放F値の暗いリーズナブルな価格帯のものばかりで揃えています。
絞り開放で背景をぼかして撮る頻度が少ないのもありますし、今どきの大口径レンズは開放から高性能ですから面白さを感じないのですな。
使っている4本のレンズもオジサン的には十分すぎるぐらい超優等生、確実に写真を撮らなくてはならないシーンでは間違いなくいい仕事をしてくれますけど、それが写真を撮る楽しさと必ずしもイコールではないわけで。
思えば昔のレンズは、開放絞りが使い物にならないぐらいひどいのがありましたから、それと比べると雲泥の差どころか異次元のイイ写り具合なのはありがたいのですけどねぇ。
だけどまともに撮れないから工夫していたあの頃の楽しみはもうありませんな。つくづくいい時代なのは分かりますけど失敗の無いつまらなさとでもいいましょうか、安心安定って無個性だなと。(笑)
このところわずかですけど暑さがマシになってきましたので、またカメラを下げて街を徘徊しようかと。オジサンの今年のオータムレンズフェアはクラシックレンズをもう一度おさらいしてやろうかと思っています。
レンズはまだまだ面白いと信じたいですからね。(笑)

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