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2024年7月16日 (火)

立ち飲み百景87 見せかけの大物氏。

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この立飲み百景シリーズで何度か書いておりますが、立飲み酒場ってのは隣の人との距離が近く、その日どんな方の隣に立つかはお店に入ってみるまで分かりません。
なので両隣の方への配慮とや気遣いというのが必須科目と言いますか、その辺り紳士淑女の対応有りきで楽しく飲めるかどうかが決まると言っても過言ではないのですな。な〜んて書くとややこしくて面倒くさい酒場って感じがしますけど、基本的に過度の干渉をしない、されないというのがルール。
いくら顔見知りの常連さんであっても、むしろ常連さん同士だから、付かず離れずの距離感を保つ必要があるわけで。車の運転で言うところの車間距離みたいなもんですな。距離を取らずにべったりくっついて、あおり運転のようなことをするのはご法度ですからね。(笑)
立飲み酒場でのあおり運転に相当することって親切の押し売りなんてのがそうですな。やってる本人にとっては親切のつもりでも相手にとってはそうではない、むしろ迷惑なんて場合。調子が上がってくると、お酒や料理をやたら奢りたがる人なんてのが代表格かと。
立飲み酒場に来るお客さんってお一人様が多く、基本的に自分の適量を自分のペースで楽しんだらサヨナラ、また明日って方が多いので、話が盛り上がったり楽しくなって「最後に一杯、私から」なんて奢られると困るわけですよ。
アレね、自分のペースを乱されるし、後々気を使う結果になるのでやめていただきたいのですな。十分楽しんで、もうこれ以上飲めないタイミングで奢られると、断るのに必死。
奢る方は「何でもう帰んの?私の酒は飲まれへんのか?」なんて煽ってきますからもはや親切ではなくなって迷惑。押し切られると言いますか、断るのが下手な方っていますから見てて気の毒だったりします。
最近遭遇したのが、そろそろ帰ろうかってタイミングで頼みもしない料理が出てきたのですな。飲んで調子の上がったある常連さんからの奢り、相手は酔っ払ってイイ調子なので、今文句を言っても揉めるだけだなって、仕方なくいただきましたけどね。立飲みの基本的な暗黙のルールを知らないから、そういうことをするんですなぁ。
後日相手がまだ酔ってないうちにコンコンと超が付くぐらいの丁寧さで噛んで含めるように説教、ああいうことは二度と止めてもらいたい旨を伝えました。(笑)
酒場には飲んでて気が大きくなって人に奢りたがる人っています。ただしお酒が入ってイイ調子になってるだけなので、奢る時は「気にせんと、気持ちよう飲んでや」なんて言ってますけどね、裏では「アイツ奢ったっても、ちょっともお返し無いで」って言ってたりするのですな、それが人間の本性ってもん。(笑)
そもそも自分が押し付けた親切と同じ見返りを求める時点で情けない小物。ホント人間の小ささを感じます。そういう小っさい方は、お酒が入って気が大きくなってるだけの見せかけの大物ですから、十分な車間距離が必要なのですな。(笑)

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