空に太陽がある限りって歌じゃなくて自然光の話。(笑)
地球はお天道様ひとつで照らされているのですけど、その光が地球の大気を通り拡散されるので隅々まで明るくなっているのですな。
お日様ひとつでこの世は明るいわけで、悪いことした人に「お天道様が見てますよ」なんて言うのは隅々まで光が届いているところから来たのかもしれません。
そんな隅々まで届く光を写真の世界では「自然光」って呼んでます。自然の光だから自然光という意味だけでなく、この光で撮った写真が一番自然に見える、感じられるってところからもそう呼ばれているのでしょうね。
プロカメラマンのライティングを見ていると、ストロボなどの人工光を使っても自然光で撮ったような雰囲気といいますか、自然さを演出してたり、ライトを使ってるのが分からないぐらい上手な方がたくさんいます。
このあたりがプロフェッショナル、ベテランの持ち味、簡単そうに見えるからって真似してもそうは簡単に撮れませんよ、ライティングは奥が深いですからね。(笑)
自然光が一番なのだったらなんで自然光で撮らないのって話ですけど、自然の力は人間がコントロールできないですし、またそれを再現できないところがあるからですな。
晴れと雨や曇りの日では光の質が変わりますし、色温度は朝日、日中、夕暮れで全然違ってきますから安定した同じ光で撮り続けることはできません。
さらに季節によって太陽の位置は変わりますから、もうちょい高めなんて思ってもできない、つまり昨日と同じライティングでは撮れないと言いますか、スタジオのように再現できないわけで。
とはいえストロボもLEDライトも持ってない、買うつもりもない、そもそも知識が無いので使いこなせない場合、お家フォトやテーブルフォトはお天道様頼みと言いますか、これしか明るく照らしてくれるものは無いわけですから、お日様と仲良くするしか無いのですな。ま、ぶっちゃけ言いますと、陽の光の入ってくる窓があればほぼ何でも撮れるのですけどね。(笑)
このブログの掲載写真は中華機材を揃えだした数年前以前は、パソコン机の上をメインに、家の中の色々なところで自然光だけでほぼ撮ってました。写真の仕事をしていたので、どうしてもセットを組まないと撮れない場合は職場で仕事の後に借りて撮ればいいかと考えていたのですな。
それで困りませんでしたし、職場を借りたのは結局1度だけ。ブログのタイトルバナー用のキヤノンNewF-1を撮った時でした、黒デコラ板をバックに神戸港の景色とタイトルが入るのを考慮してカメラを俯瞰で撮るのは自宅ではどう逆立ちしても無理でしたから。(笑)
それ以外は自宅で撮ってましたよ、必要なのは三脚とレフ板数枚だけですから実にシンプル。天気の良い日の10時から14時ぐらいの時間帯が撮りやすくて狙い目。にしきのあきらさんの昭和歌謡じゃないけど、空に太陽がある限りほぼ撮れます。(笑)
カメラの手ぶれ補正があるから三脚はいらないって方でも、何かと便利なレフ板は持ってて損はないかと。簡単に自作できますから作ってみてはいかがでしょうか。
過去記事にレフ板の作り方を書いてましたので興味のある方はどうぞ。
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