エバーノート日本法人解散に思う。
何でも記録しておけるメモアプリとして、一斉を風靡したEvernoteの日本法人が解散というニュースが4月の下旬に流れましたな。とうとうこの日が来たかってニュースのタイトル見て思いました。
Evernoteを買収した企業によって、事業を欧州に移管するためアメリカとチリの従業員も全員解雇したそうで、日本法人の解散もその流れの一環みたい。
これは組織再編のためなので日本のユーザーは今まで通り利用が可能となってますが、その辺りこれを書いてる時点ではEvernoteのサイトには何のお知らせも無かったので、これでEvernoteは終わりかって思われてしまうのではないかと。
数年前にガラリと変わってしまってからどんどん使い勝手が悪くなって、軽快な動作感は失われ、同時使用できるデバイスも減り、最近では無料で使えるノートとノートブックも制限されたEvernote。実質有料版でないと使い物にならなくなってユーザーが離れていったのでしょうな。
買収した企業が何を目指しているのか分かりませんが、代替の出来の良いアプリがたくさんある今の時代にもうひと花咲かすのは難しそうって思います。
オジサンもすでに解約済み、アカウントを停止しました。長く使えるアプリだと思っていたのですけど、こんなに様変わりしてしまうとは思ってませんでしたからね。創業者は当初100年続く企業にするなんて確か言ってたと思うのですけどねぇ。(笑)
結局代替えアプリはUpNoteとApple純正メモアプリ、MicrosoftのOneNoteの3つに分散させて使っています。
1つのアプリで全て完結できれば一番便利で使い勝手はイイのですけど、そこに集中するとそのアプリの仕様が変わってしまうなど、今回のEvernoteのようなことになった場合、ガチで長く使ってきたユーザーほど影響が大きくなりますから、今まで溜め込んだデータをどうするかってことになってしまいます。
さらに代替アプリ探しやデータのコンバートなど、やる必要のない作業まで増えてしまうわけで。
Evernoteがこの先どんな方向に進むのか、それとも消えてしまうのかは分かりません、オジサンも便利に使っていて過去記事で素晴らしさについて何度か書いたことがありましたし、一番勢いのあった頃はハウツー本や入門書がいっぱい本屋さんに並んでいましたから、それを思うと第一線で使い続けてもらえるアプリって開発だけでなく持続させるインフラも大切なのだなと思いました。
提供する側の思う改良や改変が受け入れられなかったら一気にユーザーが離れてしまいますからね。便利の押しつけのような新機能より、安定動作と持続性がメモアプリには一番大事だと思いましたな。
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