修理チャレンジしたけど、キャノンPower Shot A75。
撮影しても何も写らず全く撮れなかった「キャノンPower Shot A75」。ネットで調べてみたら当時同じセンサーを使った機種に不具合が発生していて無償修理していたみたい。サポート文書は初回掲載日が2005年10月6日となってますからこの機種が発売された次の年ってことになりますな。
不具合は、高温多湿環境下で保管したり使用した場合にCCD内部の配線接合箇所が外れる場合があるというもの。そのためCCDからの信号が正常に出力されずに画像が乱れたり、写らなかったりするそうで、実際撮ることはできるのですけど何も写りませんでしたよ。メモリーカードの中は真っ黒な四角画像が並んでいるだけでしたからね。
撮影時に背面液晶モニターも真っ黒のまんま、カメラを明るいところに向けるとノイズのような筋が時々見えるという状態。ま、早い話全くお手上げってこと。(笑)って笑ってられないので、分解してCCDから出ているフレキ基板のコネクタ部分を清掃してみようかと考えました。
CCDユニットから出ているフレキ基板の内部で不具合が起こっている場合は部品交換しか手がありませんからもはやそこでゲームオーバー。
文鎮にもならない飾っておくだけのカメラになってしまいますけど、もしかして直ったらラッキーぐらいの気持ちで分解チャレンジ。デジカメの分解をしてみたかったというのもありました、好奇心半分でバラシ開始。
今どきの分解作業ですから、まずはネットで同一機種や近い世代の似たようなカメラの分解修理動画を探すことからスタート。ただバラバラにして壊しているだけの動画が出てきましたけど、こんなのは論外。
ようやく近い機種のCCDユニット交換動画を見つけてそれを参考にしながら分解。ネジの長さや場所などを克明にメモしながらじっくりやりましたけど、フレキ基板があちこちを包み紙のように覆っているので破損しないように外すのに手こずりましたな。笑ったのはキヤノンのカメラなのに背面液晶モニターはソニー製でした。(笑)
なんとかフレキ基板や液晶を避けてCCDユニットまでたどり着き、メイン基板とつながってるコネクタを外してアルコールで清掃。そこからはバラシと逆の手順で組み立てていきましたよ。元通りになったカメラにバッテリー装填、電源スイッチON…ダメでした。(笑)
以前より液晶モニターに明るいノイズがチラチラするようにはなりましたけど、何も見えないし撮っても何も写らないという結末に変化なし。ま、コンデジ分解のスキルが多少身についただけの結果に終わりましたけど、面白かったですな。
なのでこのまま飾っておくしかありませんけど、撮影演出用品として温存しておくのも有りかと。10年ぐらい寝かせたらアンティークとして別の価値が出てくるでしょうからね。(笑)
| 固定リンク | 2
「 デジタルカメラ」カテゴリの記事
- コンデジから通常撮影に戻って思ったこと。(2024.06.09)
- XF10とIXY DIGITAL L3で街を徘徊。(2024.06.04)
- 超望遠撮影担当カメラにもなれない。(笑)(2024.05.30)
- コンデジを1対2トレード。(笑)(2024.05.25)
- 5台のコンデジに思ったこと、まとめ。(2024.05.19)
「 キヤノン」カテゴリの記事
- XF10とIXY DIGITAL L3で街を徘徊。(2024.06.04)
- コンデジを1対2トレード。(笑)(2024.05.25)
- 5台のコンデジに思ったこと、まとめ。(2024.05.19)
- 分解清掃無事?終了(汗)キヤノン IXY 90F(2024.05.12)
- 納得いかないモヤモヤ感、キャノン IXY 90F(2024.05.07)
コメント
こんにちは。
分解終了、私もずっと前にOM-1でやっちまった経験があります。貼り革が剥がれかかっていたので接着剤で修理しようと思ったら思わぬ箇所に流れ出てしまっておじゃんでした。(T_T)
>笑ったのはキヤノンのカメラなのに背面液晶モニターはソニー製でした。
まるでフェラーリのクラッチが実はトラクターのそれだったですね。それを見てフェルッチョ・ランボルギーニがクルマ製造に乗り出したが事実だそうです。脱線、勘弁!
投稿: 回答キッド | 2024年5月 4日 (土) 07時24分
回答キッド様、おはようございます。
Power Shot A75に関してはジャンクを見つけてきて、センサー載せ替えてやろうかと思っていますが、ブツを見かけないですね。
ランボルギーニの話ですが、エンジニア目線で見たらフェラーリが意外としょぼい車だったので、文句言いに行ったら門前払い。だったら自分で作ってやるぜって逸話ですね。
私はフェラーリもランボルギーニも何台も作りましたよ。プラモですけど。(笑)
投稿: よもかめ亭主 | 2024年5月 4日 (土) 11時15分