超望遠撮影担当カメラにもなれない。(笑)
小型デジタル一眼レフぐらいの大きさでとてもコンデジに見えない「オリンパス CAMEDIA SP-570UZ」(笑)使用感を記事にしましたが、動作の遅さにイライラしてしまうレスポンスの悪さ、さらに写り具合にも納得いかない結果でした。
2008年発売で1000万画素の1/2.3型センサー搭載なのですけど、その5年前の2003年にオジサンが初めて自腹購入したデジタル一眼レフ、630万画素APS-Cセンサーの「EOS10D」で撮ったのと比べても何だか見劣りする写り具合。
正直なところセンサーサイズの差がハッキリ画質に現れているわけで。1/2.3型センサーのサイズはたったの6.2mm x 4.7mm、一般的なスマホカメラと同じセンサーサイズだそう。APS-Cセンサーはその約13倍の面積がありますからその差歴然。
こんなちっぽけなセンサーに1000万画素詰め込もうが、根本的にもう画素数だけ増やしたところで解決しませんよってハナシ。
やはりセンサーサイズは大きいのが正義、ただその分機材も大きく重くなりますからバランスですな。ちなみにオジサンはAPS-Cサイズで2000万画素ぐらいが性能とバランスでは一番だと思っています。(笑)
で、このCAMEDIA SP-570UZの使い道として、35mm換算26〜520mmズームを活かし超望遠撮影専用機にしてはどうかと。さっそくわざと望遠側ばかり使うよう意識して撮り歩きました。
せっかくですから最高画質でと思い、RAWに設定しましたがコレ大失敗。1カット撮るたびにメモリカードへの書き込みが発生、背面モニタに進捗を示すプログレスバーが出現するという。シャッター切る度にこれじゃまるで撮り歩けないのでJPGに設定し直しました、アカンなぁ。(笑)
手ブレ補正も必死でなんとかしようとしているのは分かるのですけどね、とにかく反応と動作が遅いのよ、シャッター半押しで瞬時じゃなくてワンテンポ遅れてどっこいしょ、さぁて補正しましょうかねって感じ。
もうね使っててあまりのレスポンスの悪さに笑いとハナが出ましたな。ま、撮り歩いているうちにこのスローモーで牧歌的な操作感に慣れてきましたけどねって言いたいところですけど、最後まで馴染みませんでしたな、ダメなモンはどう転んでもダメでしたよ。(笑)
掲載作例は望遠側で撮ったものばかりで後日XC50-230mmF4.5-6.7 OIS IIを付けたX-S10で同じ場所を撮ってみたのと部分拡大したのも比較用に掲載しておきます。2つ並んでいる写真は左側がCAMEDIA SP-570UZ、右側がXC50-230mm+X-S10で撮ったものです。
比較して分かったのがSP-570UZはなぜか露出がかなり明るい目になりますな、マイナス補正かけてもなぜか明るい。
さらにオートホワイトバランスが素晴らしいぐらいウソの色合いを捏造してくれて、一見キレイには見えるのですけど、実際の色とはかけ離れた偽りのカラー写真なのよ、全体的に黄色っぽいですしね。うーんやっぱり生き残る道は厳しいかなぁ。
そもそも街歩きの写真で520mmなんて超望遠を使うケースはありませんから撮るものを選ぶといいますか、正直無い。(笑)遠くの景色が望める港や高台で無理やり被写体を探しましたけど、オジサンが日焼けしただけで終わりました。
なんとか良いところを見つけてやろうと持ち出しましたけど、超望遠撮影でさらに使い勝手の悪さが露呈するという悲しい結末。さらにこのボンヤリした写り具合を、Z世代のようにエモいって楽しめないオジサンには、ただただ我慢しか無かったですよ。(笑)
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