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2024年4月11日 (木)

「思考の整理学」をもう一度読んだら。

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たまたまネットニュースでこの本が今でも大学生に読まれているって記事を見て「へぇ〜」って思うと同時に何だか懐かしくなったのですな。
1983年に刊行された「思考の整理学 外山滋比古著」って本なのですけどね。ハッキリ言って痛快に面白い本ではありませんよ、むしろタイトル通りの地味な感じかと。(笑)
早い話と言いますか、ざっくり言うと自分の頭の中にある様々な考えなどをうまくまとめて形にするための方法について書かれた本。
こういう方法をビジネスや創作活動などに応用して効率や生産性を高めましょうなんてのが流行った時代があったのですな。
オジサンの若い頃も何度目かのブームで梅棹忠夫さんの「知的生産の技術」1969年や、川喜田二郎 さんの「発想法」1967年、渡部 昇一さんの「知的生活の方法 」1976年なんてロングセラーの本が取り上げられたり、情報カードやシステム手帳が流行ったりしました。
正直言って万人にオススメするような本ではないですし、自分のやり方やスタイルに疑問や困り事を感じた時にネットで調べていて、たどり着くようなタイプの本じゃないかと思っています。
内容についてタラタラ書きませんよ、そういうのは内容を要約してくれてるサイトがいっぱいありますからそちらをどうぞ。(笑)
若い頃参考にしようとこの手の本を読んでいたのですけど、いつしか処分してしまいましたな。だけどちょっと懐かしさもあって電子書籍版を購入して読み返してしまいましたよ。今でも通用する部分もあれば古臭さを感じる部分もありました。
最初、今の若い方たちが読んで果たして参考になるのかなって思っていたのですけど、時代が変わろうが、便利な道具が増えたりしようが、人の考え方ややってることなんてそんなに極端に変わるわけではありませんし、この内容がまだまだ通用するところがあるなぁって思いましたよ。だから今でも読まれているのがロングセラーの理由なのでしょうね。(笑)
今どきですと仕事の質や効率、生産性を上げるための工夫や取り組みのことを「ライフハック」なんて言いますが中身は同じことだなと思いました。
なにかやりたいことや目的があって、そのために情報を集めたり、アイデアを発想したり、考えを整理するなんてのは今も昔も変わりませんし、結果を得るための手段ですから、そのための道具を最初に揃えると大抵失敗しますな。
オジサンの場合は情報カードもシステム手帳も使いこなせませんでしたからね。結局紙切れを切って束ねただけのメモ用紙で十分でした。(笑)
この本の中の方法が一番役に立ってるのはブログの記事を書く時ですね。思いついたネタはその場でメモ、その後パソコンのネタ帳に打ち込んで寝かせてます。
ネタ帳と記事書きには「UpNote」ってアプリを使ってますけど、現時点で28本の記事が書きかけでネタ帳に転がってますな。記事になって日の目を見るのもあれば、そのままボツになるものもあります。
「思考の整理学」はパソコンが当たり前になる前に書かれた本ですけど、応用できる所は多いかと。オススメはしませんけど、気になった方は手にとってみられるのもいいかと思います。

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