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2024年3月

2024年3月31日 (日)

ライカで撮れば写真の神様が降りてくるわけでは…

オジサンがカメラに目覚めたのは45年ぐらい前、高校生の頃でしたけどすでにメイドインジャパンの一眼レフカメラが世界を席巻してました。
現在は「CP+(シーピープラス)」って名前ですけど、その昔は「日本カメラショー」という名前で、そのカタログにはメーカー各社の一眼レフのシステムや交換レンズがたくさん掲載されてましたよ。
もうね、カメラといえば「一眼レフ」の時代。なのでレンジファインダーのライカは若造の目には昔の工芸品、お爺さんの使う時代遅れなカメラってイメージしか無かったのですな。
正直言ってこんなカメラ使う人まだいるの?って思ってましたよ。(笑)なので写真家のみならず芸術家や芸能人・有名人がライカ礼賛している記事をカメラ雑誌で見ても正直言って違和感しか感じなかったのですな。
そもそもあんな古臭いカメラが何でこんなに高いのかって思ってましたし。(笑)ま、今でも色んな意味で高すぎるカメラって思ってますけどね。

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で、そのギャップを埋めてるのがブランド力と数々のライカ伝説&哲学ではないかと。ブランディングはホントお上手だと思いますね。気が付けば熱烈信者になってて「ライカ様なら何でも許せる」って気持ちが芽生えるのでしょうなぁ。じゃなきゃ高性能ありきで突っ走るメイドインジャパンのカメラと勝負できませんからねぇ。(笑)
大手カメラ専門店や量販店がネットに上げてる撮影機材のレビューサイトをいつも見ていますけど、基本的にカメラやレンズ、機材の購買に繋げるサイトなので、当然ながらお値段もブランド力もお高い「ライカ様」は絶対に外せない王様アイテムのようですな。
新品のみならずペイントのはげた中古のC級、並品レベルであっても「ビンテージ」なんて特別扱いして皆さんありがたがってくれますからね。
手を変え品を変えプロカメラマンやお店のスタッフなどがレビューしてますけど、持ち上げ方と言いますか、褒めそやし方が何だかなぁっていつも感じますね。
例えば国内メーカーだったら叩かれてしまうようなレンズの描写も、ライカ様のレンズに限って個性的だの味わいだのと良いことばっかりで、一体どこまで褒めんねんって感じ。正直言って作例を見てもそこまでスゴイとは思えないですし。作例が大したこと無いってのもあるか。(笑)
以前あるプロフォトグラファーのレビュー記事で柔らかな描写が特徴のライカレンズの作例が上がってたのですけど、描写以前にピントがどこにも合ってなかったですな、マニュアルフォーカスレンズは使ったこと無かったのでしょうか。
コレ掲載したらプロとしてまずくない?レベルの作例が複数、柔らかな描写とピンボケは根本的に違いますのよ、分かってらっしゃる?(笑)
世の中にはプロアマ問わずライカ大好きを通り越して、ライカ愛に溢れたというか、溺れた方がたくさんいるようですけどね、だからといって写真の神様が降りてきたような名作って見たこと皆無ですから、いくらライカ愛が溢れてても写真にそれは出ないのだなぁって確信しました。
そもそもライカじゃなきゃ撮れない写真なんてこの世にありませんからね。(笑)
※掲載写真は67年前、1957年の写真雑誌掲載の記事、すでに一流ブランドだったのが分かります。

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2024年3月30日 (土)

フィルムカメラの、シミュレーション。

フィルムが高くなりすぎて楽しめなくなったオジサンはフィルムを卒業。買えなくなったからやめましたじゃなく、あくまでも「卒業」と言っているところがいじましいですけどね。(笑)
今まで散々フィルムのお世話になりましたし、それなりの量を使ってきましたから、気持ちを切り替えてデジタルでもフィルムの時のような楽しみ方が出来ないか考えて撮り続けようかと。
思えばフロッピーディスやVHS&ベータのビデオテープ、8ミリ映画もそうですし、レコードだってLPとその前のSPレコードなど、今それを使おうとするとすごくお金がかかったり、使うための機械そのものを探すのに苦労するのってたくさんありますからね。
それを思うと今でもフィルムは作ってくれてますし、フィルムカメラは中古で選ぶことができますから、まだまだお金で解決できる世界。富豪、成金、セレブ、独身貴族の方がじゃんじゃんフィルムで撮ってくれれば裾野も広がるかもしれませんな。オジサンも庭から温泉が出たらフィルムに戻りますよ。(笑)
で、今やデジタルが唯一写真を楽しむ手段になってしまったオジサンは、フジフィルムさんのカメラに搭載されてるフィルムシミュレーションでフィルムテイストな画質を楽しんでいます。最初使った時デジタルでもまるでフィルムのような写りに感動しましたからね。これが使いたくてフジのカメラを買う人もいるぐらいですから、デジタルカメラにおけるフジフィルムさんのアイデンティティと言っていいかと。

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で、どうせならもう少し工夫してフィルムのみならずフィルムカメラの感じをシミュレーションできないかと思ったわけで。まずSDカードを36枚分の容量だけ残して、あとは黒い紙を連射して容量を使い切り、フィルムみたいに36枚しか撮れないようにするってのを思いつきましたけどね、手間、無駄、つまらないので却下。(笑)
次に背面液晶モニターを撮った後に見ない。これはオジサンいつもしています。フィルム時代は撮ってすぐ確認なんてできませんでしたからね。ホントは液晶モニターを裏返してフタにしてしまいたいのですけど、できないので撮影画像確認設定でOFFにして表示させないようにしています。
それから、これはフィルムカメラというよりオールドカメラの作法をシミュレーションすることになってしまいますけど、オートフォーカスはOFFにしてわざとマニュアルピント合わせ。露出もマニュアルで決めるのはいかがでしょうか。
オジサンはフイルム時代、いつも露出計を使ってマニュアル撮影してたのでそれが身についてしまっているのですな。なのでそんな撮り方をオススメしてみたいなと思ったわけで。
最初は失敗だらけだと思いますけど写真を撮る楽しさは一番味わえるかと、ピントも露出も全部自分で決めるってこんなに楽しいのかって逆に新鮮だと思いますよ。カメラの性能が撮ってくれたのじゃなくて自分で考えて撮った写真ですからイイ写真が撮れた感もひとしおかと。(笑)

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2024年3月28日 (木)

立ち飲み百景85 ワシ死んでへんぞ。

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長くやっている昔ながらの立ち飲み酒場って地域密着と言いますか、お客さんも長く通う常連の方が多いのですな。オジサンが顔を出す元町の立ち飲み酒場は平日は仕事帰りのいつもの顔ぶれが集い、土日は競馬ファンがいつもの顔ぶれになってます。
もう一軒顔を出す地元にある古い立ち飲み酒場は、駅からかなり遠くて、しかも住宅街の中にあるので、一見さんのお客さんはまず来ません。地元民と言いますか、ご近所さんだらけ。(笑)流行に乗って次々できている、今どきの立ち飲み酒場とは明らかに雰囲気が違いますよ。
長年通うお客さんが多いですから、酒場で知り合いや顔なじみになった方々もたくさんいます。なので気安くお酒が飲める酒場でありながら、その酒場の空気が気に入って集まった方々のコミュニティースペースみたいになっているのが特徴かと。
地元の立ち飲み酒場は近所の方が多いので、お酒の飲める公民館みたいになってますな。ガラの悪いオッサン、オバハン、ジジ、ババが集っていますからね。
若い人はまるっきりいませんなぁって、そんなややこしい所に入ってきたりは絶対しませんよ。なにしろ前期高齢者が若者扱いのお店ですからねぇ。(笑)
そんな酒場ですから「〇〇ちゃん」なんてちゃん付けで呼んだり、あだ名で呼んだりも日常だったりします。で、そんな常連客濃いめの酒場あるあるが「来なかったら死んだ人扱い。」って暗黙のルール。
いつもお見えになる方がしばらく顔を見せなかったりすると、さっそく死んだことにされてしまってその話題で盛り上がったり、噂話でお酒を飲んじゃうというひどいルールですな。
死んだことにされるだけじゃなく「入院してるって聞いたで」とか「もう自分で動かれへんなっとおらしい」なんて根も葉もない噂が、いかにも見聞きしてきました的に語られてしまうところが怖かったりします。
こういう場所では「ワシ知らんけど」って言いながら、いかにももっともらしく真実味のある話し方をする方がマウント取りますから、生贄になった方はたまったもんじゃありませんな。ちょっと顔を出さなかっただけで、あること無いことでっち上げられて、挙げ句の果てに死んだことにされるわけですからね。(笑)
なのであらかじめ「ワシ、医者の検査で酒飲まれへんから、明日来えへんで」なんて、わざわざ言わなくてもいいのに「死んだ人」にされたくないので予防線張って帰る方も。(笑)
オジサンも足の手術で入院、ひと月以上酒場に行けなかった時は、あらかじめ退院予定日を皆に言って「退院祝い用意しとってね」って入院しましたよ。
言ってなかったら帰ってきた時に「死んだ思て線香あげといたで」って言われてたと思います、そう簡単に死んでたまるかっつ〜の。(笑)
そんな酒場なので沢山の方が殺されてますな、死んだことにされてもゾンビのように現れるのが常連さんの強いところ。ま、強心臓と言いますか、心臓に毛が生えてて殺しても死なないような方ばかり集ってますから当然ですけどね。(笑)

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2024年3月26日 (火)

別物だけど、やっぱり美味しい中華カレー。

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インドのカレーと日本のカレーの違いを調べたところ、多くの種類のスパイスを調合して作るのがインドのカレーで、イギリス発祥の欧風カレーが原型である日本のカレーはカレー粉に小麦粉でとろみを付けて作るのが違いって出てました。インドのカレーには小麦粉は入ってないのね、だからサラサラなのか。
オジサンはやっぱり日本のカレーが好きですね。若い頃はインド料理のお店もそれなりに行きましたけど、年齢とともにだんだん遠のきましたな。原点回帰と言いますかいわゆる家庭のオカンのカレーや大衆食堂のカレーが一番旨いって思うようになったわけで。正直言うと自分で作ったカレーが一番好きだったりします。(笑)
ある日のことでした、家内に「中華カレーって美味しいの?」って聞かれたのですな。そこでハタと思い出したわけですよ。インドのカレーとも日本のカレーとも違う「中華カレー」の世界があったことを。(笑)
すっかり忘れてましたな。オジサンも久しぶりに食べたくなったので「食うたこと無いんやったら、いっぺん食べに行こか」ってお出かけの際、お昼ご飯にいただくことに。
行ったのは中華カレーと言えばココでしょって有名過ぎる名店「香美園」。お客さんのほとんどが注文するという超ド定番の中華カレーを食べに行きました。(笑)

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そもそも中華カレーって、煮込んで作るカレーとは違うのですな。お客さんの注文を聞いてから作るカレー。お肉と玉ねぎなどの野菜を炒めたところに、鶏ガラなどの中華スープとカレー粉を入れ最後に片栗粉でとろみを付けるというのが基本。
お店によってのこだわりやアレンジがありますが、時間をかけて煮込んだりしないのがインドや日本のカレーとは別物なところかと。
食べた感じも違います、カレーって言われればカレーなんだけど、やっぱ中華料理かなぁって微妙な立ち位置の料理ですな。家内も「ふ〜ん、こんなんなんや」って言いながら美味しいってパクパク食べてはりましたな。(笑)
思えば強火で一気に炒めた具材にスープと調味料と片栗粉のとろみって、五目焼きそばなどあんかけ系の料理と手順が一緒ですから、元々の中華の手順にカレーの味わいを利かせて進化した中華料理なのでしょうね。
お店には早めに行ったのでお客さんは数人だったのですけど、食べてる最中に次々入ってきてあっという間に満席、ほとんどのお客さんが中華カレーを注文してましたな、さすが老舗の人気店。オジサンも超久々の中華カレーを味わいました、やっぱ旨いわ。(笑)
だけど美味すぎて気絶しそうなんて高級料理じゃありませんよ、町中華のお店で普通にお品書きに載ってる料理ですからね。ラーメンや焼き飯を食べるつもりで入った中華料理屋さんでメニューを見て「そや、カレーもエエな」って注文するような立ち位置だと思っています。
カレーだけど中華料理、中華料理屋さんなのにカレー食べてる俺ってのが楽しかったりしますな。(笑)

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2024年3月24日 (日)

寂れた街や廃墟ばかり撮ってるわけじゃないのだけれど。

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特に狙っているわけでも探し回っているわけでもないのですけどね、最近なんだか寂れた場所や廃墟物件との遭遇率が上がってますな。コロナ禍の影響もあったと思いますが、廃業したのかシャッターが閉まったままでテナント募集看板がかかった店舗廃墟もよく目にします。
そんな様子もその時々の街の景色ですから、写真&カメラ好きとしてはそのまま通り過ぎるわけには行きませんよ。朽ちゆくモノの美、置き去りの美学とでも言いましょうか、そういうのに引かれるオジサンはおもむろにカメラを構えるわけですな。(笑)

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長年街の写真を撮ってますけど、街そのものと建物が好きなので、人と絡めた街のスナップなんてのは全く撮りません。人の気配なんてオジサンはいらないし、撮りたいと思わないので、撮り歩く際も人が途切れたり居なくなった瞬間を狙ってシャッターを切ってます。
人の多い場所ではカメラ構えたまま、人流が途切れるまでじーと立ってるのでモロ目立つ不審者。だけどそうやって突っ立ってると、気持ち悪がられるのか人が避けてくれますな。で、パシャ。(笑)

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時代に取り残されたような寂れた商店街や、開店時間までまだまだの白昼の歓楽街、手つかずで置き去りになったままの廃墟などは、人が居ませんから撮りやすいというのはありますね。撮りまくってる間中、誰とも合わない、人と遭遇することが皆無なんて物件がざらにありましたよ。
そうそう以前取り壊し予定の団地に密着して写真を撮ったことがあります。工事用の囲いで囲まれてしまう直前のタイミングだったので、普通に中に入って撮ってました。工事関係者も居なかったのでほぼ一日のびのびと昭和レトロな団地を撮りまくりましたな。(笑)

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昭和の高度経済成長期に建った建物ってすでに老朽化して建て替えやリノベーションの必要が出てきているみたいで、我が家の周りの団地は次々と改装工事の足場が組まれてて、オジサン的には写欲の湧く物件なのですな。なのでカメラを休ませている暇がありませんよ。買い物の際にもわざとそういう団地方面を通り抜けて歩いたりして日々状況をウォッチングしています。

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白昼の歓楽街というのも独特の寂れ感があって面白いですな。賑やかな夜の顔とは対照的で静けさや宴の後って感じがします。そういうところを昼間撮ってると人が居ない、夕方近くになってお酒や氷の配達の人を見かけるぐらいで、ほぼ無人の静かな景色が広がっています。

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何年も置き去りのままになっている廃墟もそそるものがありますな。草木でぼうぼうになった中に佇む姿に美を感じますからね。誰も住まなくなった民家や文化住宅のいい感じの寂れ具合に遭遇すると撮らずにいられませんよ。
そういえば廃墟写真がブームになったこともありましたな、なにか惹かれるものがあるのでしょうね。

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2024年3月23日 (土)

APS-Cサイズセンサー向けオールドレンズは。(笑)

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オールドレンズ沼って言葉がありますな。ミラーレスカメラが主流になり、短いフランジバックを活かしたマウントアダプターが、各社から発売されてレンズ遊びの敷居が低くなりましたから「沼」に転落する方も増えたかと。(笑)
マウントアダプターという魔法の輪っかのおかげで、古今東西のオールド&クラシックレンズのみならず、写歴の長い方には今までの資産も活かせて一石二鳥なのも楽しいところ。

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そんなオールドレンズの世界で人気があるといいますか、ネットでもよくレビューを見かけるのが「ペンタックス スーパータクマー 55mm F1.8」。
1960年代のレンズですけど生産数が多かったからでしょうね、中古カメラ屋さんでもよく見かけますし、とてもリーズナブルな価格で買えるということで人気になったみたいですな。

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で、このレンズをフルサイズミラーレス機に装着すると画面の四隅までしっかりとオールドレンズの味わいを楽しめるのですけど、オジサンが使っているフジフィルムさんのXシリーズカメラはセンサーが小さいAPS-Cサイズなので焦点距離が約1.5倍に伸びてしまいますし、レンズの中心部分しか使えないことになります。
レンズのイメージサークルに対してセンサーサイズが小さいためそうなってしまうのですけどね。良く言えばレンズの描写の一番良いところだけを味わえるわけですけど、レンズ周辺部の描写の甘さや、周辺光量落ちなどの欠点も面白さとして楽しむとなるとできないわけで。そんな事情もあってオジサンが若い頃使っていたキャノンFDレンズは出番が減っています。(笑)

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解決策として「フォーカルレデューサーアダプター」という、縮小光学系の補正レンズが組み込まれたマウントアダプターを使うと、APS-C機でもフルサイズ相当で撮影できます。ただし補正レンズの性能に左右されますし、お値段がややお高いので、そこまでしてオールドレンズを活かすメリットを考えるとう〜んどうかなぁって考えてしまいますな。(笑)

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で、オジサンがお勧めしたいのがハーフサイズカメラのレンズ。ハーフサイズって35mmフルサイズ(36×24mm)を半分にした17〜18×24mmサイズなので、XマウントのAPS-Cセンサー15.6×23.5mmに近いのですな。つまり35mmフルサイズ用オールドレンズに比べてガチでレンズの素性と言いますか、良いところも悪いところも楽しめるわけで。
ただ選択肢は一つしかありません、カメラファンの方ならピンときたはず、ハーフサイズカメラ唯一の一眼レフだったオリンパスペンFシリーズ用のレンズですよ。

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オジサンの持っているのは38mm標準、20と25mmの広角、100mm望遠の4本。他にも発売されていたのですけど、今でも中古カメラ屋さんで見つけやすいのはこの4本かと。
特に「F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8」はよく見かけますしAPS-C機でオールドレンズを楽しむのにもってこいだと思っています。過去記事も書いてますからどうぞ。今回掲載の写真はすべてこの38mmで撮ったものを掲載しました。(笑)
リンクはこちら、
フィルム時代の名機「ペンF」のレンズ。
ペンFのF.Zuiko Auto-S 38mm F1.8の使い良さ。

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2024年3月21日 (木)

ちょっと三宮じゃなくて、明石でお買い物。

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神戸市の人口減と言いますか、他所への流出が止まらなくて焦ってるって記事を少し前に書きましたけど、お隣の明石市にずいぶん流れているのですな。
明石市があの市長さんのお陰で、それぐらい住みやすく子育てもしやすいいい街になったからだと思うのですけど、駅前ひとつ見ても再開発でずいぶん便利になったなと感じます。オジサンは三宮方面に出かけるよりも近くて楽。
今まででしたらお出かけで賑やかな所に行くとなると、まず三宮が当たり前だったのですけどホント行かなくなりましたな、三宮に魅力が無いのも理由かと。若い方には楽しいところかもしれませんけど、ジジイになると三宮って行きたくなる所が全然無いのよ。(笑)
ホント写真撮るのにウロウロするぐらいで、100均ショップや無印良品、カルディぐらいしか行かないもんなぁ。明石はコンパクトなので駅の近くに行きたいお店が全部あるのよ。なのでチャチャッとお買い物できて便利なのですな。
写真を撮るために歩き回るのは平気なのに買い物で「ちょっと歩かなアカン」場所って不便としか感じないのはなぜでしょうね。なので我が家では「全部入りの明石駅周辺と、歩き回っても行く所の無いしんどいだけの三宮」って評価に変わってますよ。(笑)
購読している神戸新聞には明石や播磨など地方版のページがあります。明石のニュースで家内が食いついていたのがリサイクル家具展示場の記事。廃棄物で出された家具をリサイクルして市民に格安で提供しているのだそうで、応募多数だと抽選だそうですけど、500円〜1500円って格安価格に反応してましたな。
だけど明石市民限定なので、さっそく神戸市も同じことをやってないか調べてましたけどね、出てきたのはリサイクルやリユースしてみようって啓蒙ページや、リサイクル業者の買い取りしてもらう段取りなど、堂々巡りというか役に立たないページをたらい回しされて「ホンマ何にもしてへん」って激怒してはりました。神戸市ってそんなんやからアカンねんなぁ。(笑)
ま、明石市は神戸市よりも小さな街なので小回りがきくのでしょうけどね。神戸市って外の人に受けそうな的外れな新しいモンばかり作ってる印象があって、生活に密着した行政サービスは考えつかないの?って思いますよ。オジサンの希望はJR西日本に行政指導して元町駅にエスカレーター付けさせてほしいなと。(笑)

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余談ですけど少し前に家内と明石にお出かけした際、魚の棚商店街にある超有名酒店の立ち飲みに行きました。くぐり戸を開けるとそこは料理とお酒のパラダイス。店名は書きませんが立ち飲みファンならこれだけのヒントでピンと来るアノお店ですよ。(笑)
美味しい料理と日本酒をいくつかいただきました。味わいが家内の好みのがあったらしく、即買ってましたな。酒屋さんの立ち飲みですからその場で買って帰れるのがいいところ。料理もお店の雰囲気もえらく気に入ってくれましたし、また来ようかと。
わざわざ行きたくなるお店があると、明石お出かけ率がまた上がりますな。(笑)

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2024年3月19日 (火)

PCケースはエエのを買えば一生モン。

ミニPCと呼ばれる手のひらに乗るぐらいのサイズのパソコンがこのところ人気だそうですな。こういう小型のは昔からありましたけど、メインとして使うには力不足なマニア向けのモノって印象でした。
ところがここ数年メーカーも増えラインナップも充実、しかも性能的にも十分で手頃な価格なのがたくさん出てきていて選ぶのに苦労する状況だそうで。オジサンはMac miniを使っておりますが、これも言ってみればミニPCの仲間ですから、この小ささでこれだけ高い性能というのを実感してますよ。オジサンの使い方では全く力不足感が無いですからね。(笑)
ところが自作したWindows機はフルタワーのデカイやつ。今まで3台自作しましたが、ミニPCサイズで自作となるとマザーボードや電源がすでに組み込まれた半完成品の「ベアボーンキット」しか選べなかったのでやめました。
なのでミニPCの流行とは正反対。というか初号機を組んだときからPCケースはずっと流用しているのでデカイままなのですな。なので見た目変わらずに中身だけが代替わりし三代目となっています。(笑)
初号機を組んだ時、ケースなんてどれでも同じようなもんだろうって、パソコンショップで激安で売っていたPCケースをチョイスしたのですけど、これが大失敗。ペラペラの鉄板を加工したケースだったので、空冷ファンの振動でケース自体が共鳴してしまうという。
最初のうちは我慢できたのですけど、だんだんその微妙に耳障りな騒音にイライラ。共鳴を抑えるために薄いゴムを張ったりしてみましたが改善されず、我慢の限界が来てケースを交換しようと決断。
で、この失敗を活かし、長持ちする丈夫で使い勝手の良いカッコいいケースをチョイスしてやれと考えて、大奮発して買ったのがabeeってメーカーの「AS Enclosure M3 2006 JUNE EDITION」というフルタワータイプの製品。

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サッカーワールドカップドイツ大会の開催を記念して製作された特別モデルだそうですけど、ショップのPCケース売り場でメタリックブルーの筐体が目立っててカッコよかったのよ。(笑)
確か2万5千円ぐらいしたと思うのですけど買って正解でした。中のシャーシも外装も分厚いアルミ板で出来ていて、実にしっかりしてましたからね、安物ケースとは全くの別物だって分かりました。
大は小を兼ねると言いますか、デカイだけに内部は余裕ありまくり。ATX規格のマザーボードを入れても内部ドライブベイとの間に余裕があるので配線も楽でした。なのでPCケースはエエのを買えば一生モンってのを実感しておりますよ。(笑)
次の4号機を組むのはまだまだ先の予定ですし、その頃PC事情はどうなっているかわかりませんけど、たぶん最後の自作になると思うのでやっぱり愛着のあるこのケースに組み込みたいですな。

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2024年3月17日 (日)

23ミリレンズと愉快な仲間たち。

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レンズ交換のできるカメラを使っていて、交換レンズの世界を楽しまない手はないと思っているので、気が付けばそれなりにレンズばかり増えてしまっています。(笑)
カメラボディーに関してはオジサンの撮るものに対してすでにオーバースペックなカメラばかりなので、全く使わない動画機能やら、色んな機能を満載してくれるより、写真を撮るためのもっと基本的なところを使いやすくしてくれればと思っているのですけど、メーカーの競争や業界の流れを見ているとそうはならないみたいですなぁ。
どんどん必要のない画素数アップや高性能&ややこしくなっているような気がしますよ。そういうのについていけなくなっているのも感じますしね。(笑)
今使っているのは富士フィルムさんのX-T30とX-S10ですが、アナログな操作感が気に入っているX-T30の方が圧倒的に出場率が高いですな。オジサンにはもう十分過ぎるカメラ、これにXF23mm F2 R WRレンズの組み合わせが最強装備。手にした感じも使い勝手も一番気に入っていますよ。
X-S10はボディー内手ぶれ補正があるのでクラシックレンズ専用機にしています。ただトータルな使い勝手が今どきの操作なので、昭和レトロなオジサンにはアナログなダイヤル操作のX-T30の方に軍配が上がるという。なので最近出番が少なくて防湿庫で休眠中。(笑)
で、交換レンズの話。少し前に「ガッツリ相棒レンズ、XF23mm F2 R WR。」って記事を書きましたけど、画角が肌に合うレンズってありますな。
XF23mm F2 R WRはフルサイズ換算で35mmなので、標準レンズよりほんの少し広角になりますけど、その辺りから標準域にかけての焦点距離のレンズってオジサン大好きなストライクゾーンなので気が付けばいっぱい増えてます。
正直言ってこれだけあってもまだまだ欲しい焦点距離なのですな。似たような焦点距離ばかりなんで?って思われるかもしれませんけどね、そうじゃないのよ。自分の目の延長と言いますか、ファインダーを覗いたときに楽しいレンズって、だいたい似たような焦点距離のが多くなってしまうってことなのですな。
更にクラシック&オールドな大衆カメラが好きだったので、そういうカメラに付いてるレンズってやや広角から標準域のレンズがほとんど。たくさん使ってきてその辺りの画角が染み付いてしまっているのもあると思います。(笑)
で、純正レンズは23、27、35mmがメイン。中華レンズは23、25、35mm。一眼レフでハーフサイズのオリンパスペンFの交換レンズ20、25、38mmに、自作といいますかオリンパスペンS、リコーキャディ、マミヤスケッチのジャンクから取り出して改造したレンズもありますからレンズ選びには事欠かないのですけど、一番の問題はまんべんなく使ってやれないことですかね。
えこひいきするわけじゃないですけど、出番の多いレンズとそうじゃないのがあります。まんべんなく使って、撮った写真で記事を書くってのが一番の解決方法なのですけどねぇ、うまくいきませんな。(笑)

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2024年3月16日 (土)

元町商店街の居場所はあるのか。(笑)

大阪府が高校の授業料無償化ってのを進めているのに焦ってるみたいで、神戸市長さんが市内高校に通う高校生の通学定期代を全額補助って方針を明らかにしたって記事を先月見ましたよ。
子育て世代の大阪への流出に危機感を持ってのことだそうですけど、無償化や補助するから来てねってのもスーパーの安売り合戦みたいで「ソコとちゃうやろ」って笑ってしまいますな。(笑)
神戸市は西の明石市と東の大阪府の両サイドへ人口流出、良い街になった明石市に引っ越した方のほとんどが、神戸市からの流出だそうですからね。明石市の「人口も納税額も増えちゃいましたー」はそのまま神戸市の「減って大変やねん、お願い行かないで」だという分かりやすい結果。(笑)
神戸市長さんとしてはどんどん加速度ついて人が減ってる神戸市から、出て行く人をなんとか食い止めたいって気持ちは分かりますけどねぇ。よほど思い切ったことしないと勝てないんじゃないかと思いますなぁ。
神戸らしくケーキや洋菓子を生涯無料で食べ放題、パン代も全額補助ぐらいのことは…って市長さんから助走つけて飛び蹴り食らいそうですな。(笑)
神戸で一番賑やかな三宮辺りは今色んなところを工事しています。数年前に阪急三宮の駅ビルがきれいになって、ごちゃごちゃしていた高架下も「エキゾ」って名前の飲食店が連なるストリートに、見た目もガラッとおしゃれになりましたしね。
JR三宮駅周辺も神戸の玄関口として、三宮クロススクエアなんてのを現在再整備進行中、神戸港のウォーターフロント辺りも色々できてますし、新港町の第2突堤には「ジーライオンアリーナ神戸」って、スポーツ・コンサート・国際会議に対応する建物を作ってますな、JR神戸駅前も再整備だそうで、駅前広場の地下には1,100台収容できる神戸市内初の地下タワー式駐輪場を作るみたい。
もうね覚えられないぐらいあちこちで将来に向けた再整備や再開発が進んでますよ。ところが昔ながらの元町商店街は置き去り感いっぱいでシャッター通りが加速進行中。こんな目立つ場所で寂れていく商店街はこの先どうなるのでしょうね。

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元町商店街から三宮にかけてもテナント募集看板が貼られた空き店舗をよく見かけます。店の入れ替わりも激しいですし、街の景色にお店がいい感じに定着しなくなってますな。
再開発や再整備で新しい建物や場所ができたとしても、その分今まで賑やかだったり中心だったところが寂れていくのでは発展とは言えないと思うのでね、単に商圏を新しい所に移動させただけじゃないかと。
オジサンが生まれるもっと前、神戸の中心歓楽街だったのは新開地でした。今はマンションが立ち並ぶ住宅街って感じになってます。太平洋戦争後に中心は東の三宮へ移り変わっちゃいましたからね。
だとすると今やってる再開発、再整備がすべて完了した時、神戸の一番賑やかな場所はどこに移っているのでしょうね、意外とウォーターフロントだったりして。(笑)
その時元町商店街はもう商店街じゃなくなってタワーマンションが立ち並ぶ通りになっているかもしれませんな。

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2024年3月14日 (木)

ケーブルの束ねグセはこうして直す。

USBで使う製品ってUSBケーブルが付属しているものがありますな。
で、その製品を処分してもケーブルは残ってたりするので、気がつけば使ってないUSBケーブルがいっぱいになってたりするわけで。(笑)オジサンは使わないのを空き箱に放り込んであって、1年に一度ぐらい中を整理して処分しています。
USBって端子形状違いでタイプA、B、Cがあって、さらにその中でミニAやB、マイクロAやBなんて色々あり過ぎの世界。ようやくタイプCの形に徐々に統一といいますか変わってきてますが、まだまだ古い機器用に置いておかなくてはならないケーブルもあります。
で、このケーブルをキレイに伸ばしてやろうってのが今回のミッション。(笑)
付属のケーブルってたいてい束ねてビニール袋に入れられてたり、ケーブルタイでまとめられてたりするのですけど、束ねグセといいますか、折り目やねじれでヨレヨレになってたりするわけで。

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曲がってるところを反対側に曲げてなんとか真っ直ぐにしてやろうとするのですけど、なかなかうまく行きませんな。しばらくするとまた元通りに戻ってたりしますからイラッとします。(笑)
ネットで調べてみると筒状のものにピチッと巻きつけておいて、ドライヤーの熱で矯正する方法や、端子部分が浸からないように熱湯に漬けて矯正する方法が出てきましたな。
要するにケーブルの電気が通る部分は金属なので自在に曲がりますけど、それを覆うビニール被膜に折れ曲がった癖が付いてて曲がってるわけで、そこを熱でまっすぐに伸ばすとキレイに曲がりや癖が取れるというのが分かりました。
で、ドライヤーも熱湯もめんどくさそうなのでもっと楽にできる方法はないかとオジサン考えついたのが湯呑を使う方法。(笑)
1.まず大きめの湯呑や焼酎お湯割り用のコップを用意。
2.ケーブルの端子部分をセロテープなどで止めて、湯呑にピチッと隙間なく巻き付け最後に端子部分をテープで止め外れないようにする。

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3.やかんでグラグラに沸かした熱湯を注ぎ、冷めるまで放置。
クタクタ、ヨレヨレのケーブルもこれできれいに伸びましたよ。ケーブルによっては1回でキレイに伸びないのもありましたけど、2~3回繰り返すとキレイに伸びましたな。

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注意するところは薄いガラスコップですと、熱湯を注いだときやピチっと巻きつける際の力で割れる恐れがありますから、陶器や磁器などの厚手の焼き物の器を使うことと、沸かしたての熱湯を使うことですかね。ポットのお湯じゃ大して伸びませんでしたよ。
湯呑に巻きつける手間はかかりますけど、あとはお湯を注いで放ったらかしでOKなのがいいところ。カップ麺はお湯を注いで放ったらかしだと伸びて食べられなくなりますけど、これはケーブルがスッキリ伸びましたよ。(笑)

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2024年3月12日 (火)

画像生成AI「Adobe Firefly」Web版

グーグルピクセルとかいうスマホのコマーシャルで、写真に写り込んだ余計なものを「消しゴムマジック」なる機能でいとも簡単に消してしまうのを見て、その昔同じことをフォトショップでやるのにエライ時間と手間がかかったのを思い出しましたなぁ。
だけどこんなもんで驚いていてはいけないようなのですな。「ベストテイク」って新機能は友達や家族で集合写真を撮ると目をつぶってたり、変顔で写ってしまったりすることがあります。なので撮る際に連写で撮っておくと、その中から1人づつ表情のいいものを選んで1枚の集合写真に表情をすげ替えて合成してくれるそうで。
スゴ〜イなんて感心している場合じゃありませんよ。みんなで撮った記念写真がカメラ任せの合成写真だなんて、それはもうすでに記念でも写真でもないと思うのですけどねぇ。
そんな捏造画像をアルバムに残されるなんてまっぴらごめんですな、目つぶりも変顔もそれを撮った時の現実なのですから、それこそ紛れもない記念写真だと思うわけで、10年後20年後に見た時、どっちの方がその当時のことを鮮明に思い出せる写真なのかって話ですよ。
画像に関して、今はできないことは何一つないと思います、自由自在な何でも有りな世界ですからね。さらにAIなるものが幅を利かせてきてますから、見分けの付かない捏造もいとも簡単といいますか、写真は捏造が基本の時代に突入しているのを感じますな。
そんな時代だからでしょうか、Adobeさんから「Adobe Firefly」という画像生成AIアプリをぜひ使ってみてというメールが良く来ます。文章を打ち込めばそれをAIのチカラで解析して画像を作ってくれるそうで、ブログのネタにもなるかもってお試しと言うか、少し遊ばせてもらいましたよ。(笑)
で、オジサンは街の写真を撮っているし酒飲みなので、そんなのを文章として打ち込んで生成してもらいましたけどね、よく出来てるけど外しどころ満載の笑っちゃう画像ができましたよ、嘘まみれの日本の景色。日本をまるで知らない外国人の方なら騙せるかもってレベル、こんな感じですどうぞ。(笑)
まず「日本の昭和時代、下町にある立ち飲みの酒場」って入力して生成させたらこんなのができました。なんだかお寺の境内で飲んでる感じの景色、中華っぽさも感じますな。

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次に「昭和時代の神戸、常連客が集う港の酒場」って入力したら笑う画像が。香港にあった中華料理の水上レストランみたいな景色が生成されましたよ。これのどこが神戸なのって感じ。(笑)

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3枚目はもっと簡潔に「神戸にある立ち飲みの酒場」って入力してみました。なんだか本当にありそうなおしゃれなバーの画像が生成されましたな。これぐらいの完成度なら、さらにパラメーターを色々いじってもっともらしい捏造写真が作れるかもしれません。

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今の時点ではまだまだって思っていても、こういう技術は目を離すとあっという間に何段階も進化してしまいますからね。リアルで信憑性のある画像が作れるようになるのもスグかと。(笑)
興味のある方は「Adobe Firefly」で一度遊んでみてはいかがでしょうか。

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2024年3月10日 (日)

歩いてみないことには、街は分からない。

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街を徘徊して写真を撮るのがライフワークとはいえ、自分の住んでる神戸市内でも歩いていない所は山ほどあります。
そもそも市内全ての道路や路地をくまなく歩き回るなんて土台無理だと思ってますし、行ってみたいと思わなかったり、興味が湧かなかったり、面白く無さそうだなって場所をわざわざ撮り歩いて制覇するってのもねぇ、無理に撮り歩きに行くのは意味が違うと思うのですよ。
これがお代をいただくお仕事でしたらどんな場所でも喜んで行かせていただきますけどねぇ、好きで撮ってるパーソナルな写真ですから好きな所を好きなように撮り歩いて楽しみませんと。(笑)
で、歩数計(万歩計)を使うようになって徘徊具合が数値で分かるようになってから、以前に比べて意識的に歩くようになりました。そうなると今まで歩いたことのない場所を歩いてみようかって気持ちになりますね。

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今はGoogleストリートビューで徘徊予定地やコースを事前に歩き回って予行演習できますから、ココ面白く無さそうってな場所は、ハナから外して効率的に街歩きができるのが便利だなって思うのですけど地図は所詮地図。
歩いてみると現場は意外と違うことが分かって面白かったりします。なのでGoogle Mapはとても参考にはなりますけど、街の様子は現場を歩いてこそ初めて全容が分かるというのが結論。そりゃそうですけどね。(笑)
で、ある場所に用事があったある日のこと、わざとその二駅前で降りて歩くと距離的にもちょうど良さそうだし、撮り歩いた後行きつけの立ち飲み酒場にイイ時間に行けそうだなって地図を眺めていて思い付いたのですな。(笑)
天気は曇であまりよろしくなかったのですけど歩いてみようかと。この駅は勤めていた頃、通勤電車で通過していたのですけど降りたことがほとんど無い駅。JRの事故の時、近くの私鉄への振替輸送で仕方なく降りたぐらいの記憶しか無い。(笑)

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で、舐め回すようにと言いますか、駅前から路地に首を突っ込み、そそる物件にカメラを向けつつあちこち徘徊撮影をしていたら、目的地を遥かに通り越してしまってもう一つ先の駅近くまで歩いてしまったという。
完全なオーバーランと言いますかオーバーウォーキング。つまり約3駅分歩いてしまったというわけで、目的地へは違う道を撮り歩きながら引き返しました。ちゃんと地図を見てたのに何でやねんって自分にツッコミ入れましたよ。(笑)
でも歩いてみたら色々見えてきて面白かったので、これはリベンジ確定ですよ。だけど今度歩く時はもっと天気がいい日にでかけましょうかね。

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ちなみに降りた駅はJR須磨駅、工事中の神戸須磨シーワールドを眺めつつ歩いてたら、あっという間に隣のJR須磨海浜公園駅の南辺りを通り過ぎてて、目的地はJR鷹取駅の近くだったのに気が付いたらJR新長田駅の南辺りまで来てました。(笑)
もう少し山側かなって北に向かって歩いてたら長田の「鉄人28号像」がチラッと見えて「あっやってもうた、完全に行き過ぎとるがな」でしたよ。(笑)

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2024年3月 9日 (土)

令和にハーフサイズカメラが登場するなんて。

3月1日にペンタックスさんから「フィルムカメラプロジェクト 製品化に向けた開発移行のお知らせ」がありました。
プロジェクトの進捗に関するものだったのですけど、フィルムが高くてもう無理って撤退したオジサンも思わず注目してしまうビッグニュースでしたな。思わず「えっ!」ってなりましたよ。リンク先の動画も見ましたけど、プロトタイプは完成していて試写をしたことを語ってました。
発売は今年の夏を目指しているそうで、名前や価格は未定だそうですけど、コンパクトカメラで、フィルムの巻き上げ巻き戻しは手動操作、ピント合わせはゾーンフォーカス。
で、オジサンが一番驚いたのがハーフサイズフォーマットを採用ってところ。写真はスマホで撮るものってご時世ですから、親和性を考えて普通にカメラを構えた時に縦位置写真が撮れるところや、フィイルムが高くなってますからランニングコストを下げるのにもハーフサイズ採用は最適解という判断みたい。(笑)

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でもね~ホントにハーフサイズカメラが出てくるとは思いませんでしたな。2022年の12月にペンタックスさんのフィルムプロジェクトスタートのニュースを見て、あの時点ではフィルム高くなってるのにホントにやる気なの?って思ってました。
同時にどうせやるのならハーフサイズカメラにすれば面白いのにって、ハーフサイズカメラ好きのオジサンは思ったのですけど、ペンタックスさんは1960年代のハーフサイズブームの時にも、流行りに乗らずハーフサイズカメラを出してなかったので、ペンタックスブランドならハーフサイズは無いだろうなって思ってたのですな。
リコーブランドならオートハーフってハーフサイズの名カメラがありましたから、可能性を感じたのですけど、まさかまさかの展開にビックリ。ペンタックスさんガチ本気ですやん。(笑)
発売されればペンタックスさん初のハーフサイズカメラになるわけですけど、令和にこんなカメラが登場するとは思っても見ませんでしたな。動画によるとレンズの画角はオートハーフを参考にしたそうですけど、そうなるとやや広角になるのかなと。
ピントは手動で設定可能なゾーンフォーカスとのことですが、オートフォーカスが出てくる前のファミリーカメラで見かけた、人物のバストアップが1mぐらい、集合写真が3mぐらい、遠くの景色が5m以上にピントが合うようにアイコンで表示してあったやつみたいになるのでしょうか。
全体のテイストもクラシックな感じなのか今風なのかその辺りも気になりますよ。ちょっと楽しみなニュースですけど、無事発売されたらどこかでレンタルしてくれませんかね、今年期限切れになるネガフィルムが1本だけ残ってるもので。(笑)

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2024年3月 7日 (木)

昭和なロングセラー商品はまだまだあるよ。(笑)

某ドラッグストアに行った時のこと、売り場を探したけど見当たらなかったので店員さんに「ハッキンカイロ用ベンジン、置いてはる?」って聞いたら「えっ」って固まってましたな。
「すみません、もう一度よろしいですか」って言うのでハッキリと「ハッキンカイロに使う瓶入りのベンジンです」って言ったのですけど、そもそもハッキンカイロ自体を知らないようで、うっかり若い店員さんにたずねたオジサンのミスでした。(笑)
って笑っちゃいけません、感じの良い店員さんで、なんとかオジサンの要望に答えようと「少々お待ちください」って店内走り回って他の店員さんにも聞きまくってくれましたけど、全員若い人たちだったので「ハッキンカイロ???」で固まってましたよ。(笑)
結局オジサンと同年代ぐらいのパートのおばちゃん店員さんを呼んで来てくれてスカッと解決、ハッキンカイロもベンジンも聞き慣れた固有名詞だった世代ですからすぐに通じましたよ。(笑)
若い店員さんに「ハッキンカイロってこんなんやで」ってポケットに入れてたのを見せてあげたのですけど、何か分からずに固まってましたな、おばちゃん店員さんが「そうそうウチの主人も持ってましたわ、使い捨てカイロの前はコレでしたよね〜」でようやくナニモノなのか分かったみたい。
そもそも若い人はカイロって言葉を漢字で「懐炉」と書くのさえ知らないでしょうから通じないのは当然かと思いますけどね。彼らには充電式のハンディーウォーマーなら通じるのでしょうなぁ。ちなみにパソコンのかな漢字変換でも「回路」や「海路」が先に出てきますなってアホなことやってしまいました。(笑)
で、今時はZ世代なんて言われてる若い人たちに昭和レトロが人気なのだそうですから、古い喫茶店や昭和歌謡をもてはやすだけじゃなく、この人気に乗じてハッキンカイロなどの現在も売ってて昭和世代には馴染みがあるけど、意外と知られてないロングセラー商品ももっとアピールしたらどうでしょうかね。
最もハッキンカイロは1923年発売なので、正確には昭和どころかその前の大正時代からの商品がルーツですけど。(笑)
ま、誰でも知ってるお馴染みのお菓子や、ブルーレットやゴキブリホイホイ、キャンパスノートやスケッチブックなどZ世代も日常的に使ってたり、目にしたりしているものは別においといて、まだまだ知らないロングセラー商品はたくさんあると思いますよ。
Z世代には目新しく、オジサン世代には懐かしかったり今でも現役で使ってたりする昭和なロングセラー商品ね。我が家には他に何があるかなって見回すと、風呂桶がケロリンの黄色いやつでした。お風呂屋さんで見かけるアレね。(笑)

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2024年3月 5日 (火)

母の死に思ったこと。

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すみませんねぇ、いきなり重たそうなタイトルで。中身はそうじゃないですからご心配なく。暗くて重苦しいのなんてオジサンがまっさきにお断りですからね。(笑)
長年勤めていた会社を定年退職後、悪かった足を治したらどこか働き口を見つけようと計画していたのですけど、そこに立ちはだかったのが親の介護。自分の親のみならず家内の両親も含めて同時多発的に介護が発生したわけで。なにしろ全員後期高齢者ですからね。(笑)
その頃入退院を繰り返していた母親は面会したくてもコロナ禍でできず、かろうじて面会可能だった介護施設に入ってもらったのですけど、それが不満だったらしく「こんな所に入れやがって、帰らせろ」と父親に悪態をつきまくっていたみたい。(笑)大阪出身のオバちゃんですからそれぐらいは言うだろうとは思ってましたけどね。
結局父親が折れて自宅で在宅介護をすることになりました。で、家族の中で一番手が空いていると言うか、退職してプータローだったオジサンがガチで見るしか無いなと腹をくくったわけで。(笑)
在宅医療のお医者さんや在宅介護士が来ない日はオジサンが面倒を見ていたのですけど、思えば貴重な体験だったかもしれません、介護士の方から家族による介護のテクニックを色々教えてもらえましたからね。
歩行器を使って自立歩行ができていた内はまだ良かったのですけど、徐々に衰えてきて車椅子での移動になって、ベッドからの乗り降りで抱え上げた時小さく軽くなっていくオカンを実感しましたよ。
その後さらに衰えて緊急入院、医療支援や措置が必要になり、もはや在宅での介護が不可能になって、その辺りが充実した施設へ入ってもらうことになってしまったのですな。「家に帰らせろ」ってさんざん文句言われましたけど、体の事情を考えるとこれしか手がなかったわけで。
面会はOKだったので施設の母親と実家の父親を見るために行ったり来たりしてましたな。正直言って大変だったのですけど、カメラはいつも持ってて合間に写真はしっかり撮ってました。
オカンに「アホか、この親不孝モン」って叱られたかもしれませんが写真は止めなかったわけで。じゃないと介護でこっちがへたばってしまいかねませんでしたからね。(笑)
母親は長年持病を抱えていたので健康状態に浮き沈みがあったのですけど、徐々にフェードアウトに向かっているのは分かりましたよ。2月に母親が亡くなった時、悲しさはありませんでしたな。むしろやっと長年の苦しさから開放されて良かったねと声をかけました。
通夜と葬儀の日は両日とも快晴で季節外れの暖かな日でした。自分のことより周りを気遣う人でしたから、来てくださる方が寒くないようにオカンが暖かな晴れにしたのかもしれません。そんな人に産み育ててもらったことを今噛みしめていますよ。

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2024年3月 3日 (日)

ガッツリ相棒レンズ、XF23mm F2 R WR。

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使うほどにしっくり来るといいますか、自分の撮影スタイルのツボにはまって手放せなくなるレンズってありますな。
そのレンズでしか撮れないとか、コイツを使うといつもよりスゴイ写真が撮れるとかって神がかったのじゃなくて、もっと自然体でまるで目の延長のような感じのレンズ。
今見ているものと、そのレンズを通してみたものが自然に重なるとでも言いましょうか。うまく表現できないのですけど、街を歩きながらコレいいなって立ち止まってカメラを構えた時、思っている範囲がドンピシャでフレームに収まってるのが当たり前になってるレンズですね。
なのでズームレンズじゃなく単焦点レンズなのですけど、要するに画角が体に染み付くぐらい仲が良くなったレンズ。
どんな時でも持ち出しレンズの第一候補というか、手持ちレンズの中では一軍トップで、レンズ選びに迷ってもコレを持って出れば間違いないって絶対的信頼のあるレンズです。(笑)
オジサンの場合フジXマウントレンズ「XF23mm F2 R WR」がそれ。同じ焦点距離で開放F値がF1.4の明るいレンズもラインナップされていて、そっちが売れ筋といいますか主力なのでしょうね。富士フィルムさんのXマウントレンズ紹介ページも、力が入ってるのはF1.4レンズの方でF2レンズは扱いがショボくてその差歴然。(笑)
ま、明るいレンズや大口径って言葉はレンズ好きには魔法のワード。自分の腕前を顧みず皆さん飛びつくといいますか欲しがりますから、そっちをアピールするのは商売上当然かと思いますけど、ほとんどの方がF1.4なんて必要無いと思いますよ。本当にそれが必要だから買うというより、これを持ってて安心と自慢がしたいだけでしょ?(笑)
オジサンがF1.4じゃなくF2を選んだのはお金が無かったからじゃなく、普段の街歩きの写真ではF8に絞って撮ることが多くてF1.4なんて使うことが無いから。
そもそもフルサイズ換算で35mm相当のやや広角のレンズなので、F1.4だからといってすごくボケるわけでもキレイにボケるわけでもありませんし、ボケ具合って被写体との距離と背景との距離で大きく変わりますから、この焦点距離にF1.4の明るさはいらないのですな。本気で背景をぼかしたい時にはもっと長焦点のレンズを使いますよ。(笑)
それから暗い場所での撮影に明るいレンズが有利というのも過去のお作法、デジカメは高感度の撮影に強いという現実の前には、もはや前世紀の遺物的な写真常識かと。(笑)
さらに明るいレンズは大きく重たくなります。XF23mmレンズの場合、F1.4とF2で重さが2倍以上違いますから、街の写真のように歩いてナンボの撮影ですと機材の重さはそのまま足かせになってしまうわけで、持って出たレンズに機動力をそがれたら本末転倒。
ね?だんだんF1.4なんていらないなって気持ちになってきたでしょ。(笑)オジサンの希望としましてはF2.8になってもいいから、もっとコンパクトなパンケーキタイプの23mmレンズが出たらな〜って思ってます。
明るい大口径レンズが必ずしも正義じゃないですし、それをありがたがる風潮も何だかなぁってことですよ。(笑)

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2024年3月 2日 (土)

写真の仕事をしていた頃。(笑)

写真の仕事をしていた頃勤めていたスタジオは、厨房完備のいわゆるキッチンスタジオでした。フードスタイリストが調理したものをカメラマンが撮影するというのがメインのスタジオ。
商品撮影や取材撮影など調理以外のものも撮ってましたけど、一番料理の撮影が多かったのですな。和洋中ならず様々な食器類や小物が壁に作り付けの棚に並び、どんなシーンでも撮影できるようにしてました。
撮影内容は実に様々で、袋から出したお菓子をお皿に並べるだけの簡単なものから、数日前から仕込まないといけない手のかかるものまで色々撮ってましたね。その頃の思い出を忘れない内に記事にするのもいいかなと思ったわけで。(笑)
お菓子を並べるだけのスタイリングでアンパンマンのお菓子を撮った時のこと、パッケージを開けても一番メインのアンパンマンの形のお菓子が全然出てこなくてバイキンマンや食パンマンなど他のキャラクターのばかり、このままじゃ撮れないのでメーカーに再度手配でアンパンマン待ちになったことがありました。(笑)
ディズニーでもスヌーピーでもこの手のキャラクターお菓子って開けてみるまでわかりませんからね。たかがお菓子ですけど、どうぶつビスケットやおっとっとは写真に全種類が見えてないとNG、まずステンレスバットの上に全量出して、割れたのは除き形の整ったものを選んで盛り付けてましたなぁ。(笑)

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手間がかかる撮影で一番大変だったのは炭火撮影。七輪に炭火をおこし、網の上で魚の干物やお肉を焼いてるなんてシーンね。換気扇やエアコンが付いてると空気の流れができて煙がそっちに行っちゃうので付けられないのですな、なのでスタジオ内は煙モウモウ。
網の上の食材をまずストロボで撮って、すぐに室内の電気を消して長時間露光で炭の火を撮ったものを後で合成するという手順だったので全員総出でしたな。
みんなでセットを囲んで火加減、焼き加減、煙の位置などのベストなものが撮れるまで、何テイクも撮影しなくてはならないのですけど、撮ってる最中にピンポーンってインターホンが鳴ったのですな、来客かと出てみたらセコム。
どうやら煙モウモウにセンサーが反応したみたいで火事と間違えて飛んできたわけで。撮影風景を見て納得してましたけど、きっと驚いたでしょうなぁ。(笑)
まだ世に出ていない新商品の撮影なんてのもよくやりました。商品パッケージに使うための写真なんてのね。そういうのはメーカーのご担当者立ち会いで撮影、事前に頂いているパッケージデザイン案をパソコンに表示しておき、撮った写真をその場ではめ込んでみて、商品ロゴやキャッチコピーなどがかぶらないかなどをチェックしてもらってました。
OK後しばらくすると発売になった商品を送ってくださったり、スーパーやコンビニで見かけたときはちょと嬉しかったりしましたな、他社商品より目立つようにこっそり並べ替えたりなんかしてましたよ。(笑)
思えば実に色々なものを撮りましたけど、撮影の仕事って全てお客様の要望に沿ったカスタムメイドだったから面白かった部分もありますね。思い返せばまだまだいっぱい出て来ますけど、今日はこの辺で。(笑)

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