レンズ選びは撮影スタイルに合わせて。
開放F値が明るいレンズをありがたがる傾向って昔からありますな。カメラ雑誌や今時でしたらネットや動画配信でしょうか、その良さや必要性をプロカメラマンが語ってたりするのを見てアマチュアが影響されるところなんて、今も昔も変わりませんからね。(笑)
オジサンの使っているフジXマウントレンズにも「神レンズ」なんて呼ばれているのがあります。35mmフルサイズでの標準レンズに相当する「XF35mm F1.4 R」。
フジフィルムさんのカメラを使いはじめてレンズを揃えようとした時、このレンズも当然候補に上がっていたのですけどオジサンがチョイスしたのは「XF35mm F2 R WR」でした。決してお金が無かったわけじゃありありませんよ。(笑)
開放F値がF1.4とF2のわずかな差ですし、大きさ重さもそんな極端に違うわけでもありませんけどね、オジサンの撮影スタイルに対してF1.4の必要性を感じなかったのですな。
長年街でスナップと言いますか街のアレコレを撮っていて、圧倒的に絞り込んで撮る場面が多いわけで。大体F8が基本でそこから状況に合わせて判断して撮るのが若い頃からのスタンダードになってます。(笑)
仕事で撮っていた時も同じで、取材など実際の撮影現場で絞り開放で使う場面てほとんど無かったのですな。お客様からのリクエストで意図的に背景をぼかして撮ったりもしましたけど、最終的に使われること無くボツって無駄カットになるという。
実は背景ボケボケ写真って広報誌やPR誌の紙面に掲載するには、そのボケ感がじゃましたりで、意外と潰しが効かず使いにくかったのですな。(笑)
オジサンがメインで使っている16mm、23mm、35mmレンズはF1.4のものがラインナップされていますが選んだのはF2とF2.8のもの、これで不満を感じたことはありませんよ。
街歩きの写真はどれだけ歩き回れるかという機動力重視じゃないと続きませんから、たとえわずかであっても軽いレンズのほうがありがたいわけで。
明るいレンズは高性能で撮影の幅を広げてくれるから良い写真が撮れるのじゃないかと思いがちですけどね、お値段も高くなりますし、数本まとめて持って出るとなるとその大きさ重さも馬鹿になりません。結果的にじわじわ行動力を削がれます。
若い頃なら機材の重さなんて平気でしたけど、この歳になると細く長く写真とお付き合いするスタイルに変わってきますからその辺りも考えてチョイス。レンズもカメラも小型軽量なミニマムな機材が街歩きにはちょうどいいのですな。
機材がミニマムだからといって写真までミニマムにはなりませんよ。(笑)なので自分の撮影スタイルと普段撮るものにあわせてじっくり選ぶのがよろしいかと。
長年写真を楽しんでおられる方は、たくさんレンズをお持ちだと思います。欲しくなって揃えていって気が付けばエライ本数。この際本当に必要なのかじっくり吟味、少数精鋭の一軍レンズだけにして他は手放すのはいかがでしょうか。
余分な贅肉を落としてスッキリ軽快に楽しむ写真ライフ。足りないところは自分の足で稼ぐのが健康にもよろしいかと。(笑)
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