ツメが甘い〇〇。
撮った写真をパソコンでチェックしていて「あ〜ぁ」ってなることありませんか。撮ってる時は神経研ぎ澄まして、しっかり撮ってるつもりなのですけどね、後で見たらダメじゃんってパターン。
デジカメですと撮った直後にモニターで確認すれば済むことなのですけど、オジサンそういうのを一々やらないのですな。
フィルムで撮ってた時と同じスタイルをデジカメでもってスタンスなので、現像が上がってくるまで分からなかった「あの頃」と同じスタイルで撮ってます。その方が撮影現場での緊張感がありますし、モニターで確認しない分バッテリーも持ちますしね。(笑)
今時の写真作法からすれば、撮る時はカメラ任せで適当に撮ってても、後から画像処理という魔法でどうにでもなるわけですから、撮る時に緊張感なんて持たなくても「カメラさんよろしくね、後からなんとかしますんで」でOKなのでしょうけどねぇ。
オジサンが写真にまみれるようになった頃はフィルムでしたから、写真は撮影現場で完結するのが鉄則。「後からなんとかする」なんてのは論外でした。なので「あ〜ぁ」な写真は「詰めが甘い」や「被写体を見てなかった」わけで現像上がりの写真のチェックをしながらガックリ来るという。(笑)
昔からよく言われる写真の三大失敗は、
1、写真が真っ白や真っ黒になる露出のミス。
2、合わせたいところにピントが合ってないピンボケ。
3、カメラをしっかり構えてなくて起こる手ブレ。
だったのですけど、オジサンはもうひとつ「構図の失敗」も致命的だと思っています。カメラの構え方が悪くて画面全体が傾いてたりとか、せっかく撮ったのに端っこが切れてて写ってなかったなんてやつね。(笑)思い返せば構図の失敗で頭を抱えたことって多かったように思います。
ファインダー視野率の低いカメラに助けられたこともありましたなぁ。ファインダー像より一回り大きくフィルムに写りましたからね、本来なら切れてたはずのものが写ってる。(笑)
前述の三大失敗は今時のカメラはすでに解決済み、露出は失敗しないわ、オートフォーカスは優秀過ぎて自動でピント合わせしてくれるわ、手ぶれ補正でブレないわ。
だけど構図は自分でちゃんとやりませんと、こればっかりはカメラ任せに出来ない部分ですからね…と書きたかったのですけどね。AIなんてものが幅を利かすようになって、今は画像処理でいらないものは痕跡も分からないくらい完璧に消したり、足りなかったものはあたかも最初からあったかのように捏造してくれるそうですな。
こんなの使った写真なんてどこが楽しいの?もうね、何でもありで自分の撮った写真以外は信用できないですな。(笑)
こんな時代であっても撮る時は現場できちんと物を見て、ちゃんと考えて撮るのを基本にしたいわけで、詰めの甘い写真にならないようにね。爪が甘くて美味しいのは蟹爪だけにしたいですな。(笑)
| 固定リンク | 2
コメント