こんな時代だから、SNS商法。(笑)
今時はSNSをお店の宣伝や販売促進に使うことが当たり前と言いますか、それ有りきでスタートしてますな。
少し前赤穂に出かけた際、閑散としたシャッター通りな商店街に、どう見ても若者向けなお店を発見して「こんな所で?」って思いました。後で調べたところネット通販がメインなのが分かりましたよ。SNSにはお店の方の日常写真と一緒に新入荷商品も出てましたし、販売ページにリンクされててお買い物できるようになってました。
ネット上に売り場があれば実店舗なんてどこにあっても良いわけですから「こんな所」や「あんな所」でお商売できるわけで、家賃の安い地方はその点有利かもしれませんな。(笑)
そういえばデジタル一眼レフを使い出した頃、当時メモリーカードが安かった秋葉原の某お店のネット通販を度々利用してました。
東京に行く用事があった時、そのお店で買い物してやろうと行ったら普通の事務所でした。(笑)看板すら無くお店って感じはせず、ホント普通の会社事務所でしたよ。
注文をパソコンでさばく人や発送作業をしている人が数人いましたけどね、これって店員さんというより社員さんと呼ぶのが正しいのかと。
オジサンと同じようにお店だと思って訪ねてくる人がいたのでしょうなぁ、後にネット販売ページに「実店舗はございません。」って注意書きが追加されてましたからね。(笑)
地元の住宅街にある某ラーメン屋さん、昨年の秋頃でしたかエライ行列ができてました。何しろ尋常じゃない人数が、平日の住宅街の道路に並んでいるですからさっそく調べてみたところ、何周年かの記念とかでラーメン無料券の配布をSNSに載せてたみたい。
それを見て来た人が群がってたわけで。正直言って気持ち悪かったですよ、どう見ても遠方から来たらしいラーメンオタクっぽい老若男女がズラリ並んでるわけですからね、しかも平日のお昼時ですよ。思わずこの人たち普段どんな生活してるんだろうって思いました。(笑)
行きつけの地元酒場の常連さんたちに聞いてみても、不思議なことにそのラーメン屋さんに誰も行ったことが無いという謎店。だけど潰れることもなく続いているのでそれなりにお客さんが来てるわけで。
で、そのカラクリはSNSだと分かりました。新作ラーメンが完成するとSNSで発信、期間限定や数量限定って魔法のワードを付けて来店をうながすというか、そういうのに飛びつく人が集うみたい。(笑)
このお店、中の様子も外から見えないし、看板にラーメンの文字がなければお店って感じもしなくて、見るからに敷居が高くて入りづらい店構えなのですけど、SNSの発信は実に頻繁に更新されてましたな。
いわばSNSがメニューと言いますかお品書きになっているのでしょうね。なので細やかな発信でリピーターや固定客を掴んでいる模様。コロナ禍などお店にとっては厳しい状況がありましたし、SNSでチャンスを作る方向が定着したのでしょうね。
ま、SNSで確実に集客できるのなら店構えなんてどうでもいいし、興味を持って見てくれてる人がどれぐらいいるのかも分かりますからね。そうなると「地元に愛されるお店」なんてのはもう死語になるのかもしれませんなぁ。(笑)
| 固定リンク | 0
「 よもやま話」カテゴリの記事
- レコード処分の行く末は。(2024.12.05)
- レコードを洗って、パックをしてみた。(2024.11.30)
コメント