X-T30とX-S10はどっちが楽しいか。
使用感の違うカメラを使っていると、どうしても使い勝手が自分に合ってる方の出場率が上がってしまいます。
今はX-T30を2台とX-S10を使っていますが、往年の一眼レフを思わせる見た目とアナログなダイヤル操作のX-T30と、今時のデザインと操作感のX-S10は真逆のテイストなのですな。
オジサンの好みはX-T30なのですけど、X-S10はボディー内手ぶれ補正に惹かれて買ってしまったわけで。様々なオールドレンズを使う際にボディー内に手ぶれ補正がある方がいいなと思ったのですな。ところが持ち出し率で言うとX-T30が多いという結果です。
X-S10はオジサンにすれば万能で優秀すぎる優等生カメラですし、それを上回るX-S20も発売されていながら、これを書いている時点ではまだラインナップに残ってますから、全方位バランスの取れたカメラなのだと思います。
ただ、だから写真を撮ることが楽しくなるのかって、使う側の気持ちで考えると必ずしもイエスではないというのがこの2機種を使い続けてみて見えてきたのですな。
X-T30とアナログなテイストが似ている、ニコンさんのZf、Zfcもアナログなダイヤル操作と、ヘリテージデザインと言いますか、クラシックな雰囲気が人気だそうですけど、つまるところ写真を撮る楽しさってカメラの進化や使い勝手と正比例していないというのが分かりますな。
それとユーザーがどんなカメラ遍歴の方かでも変わる部分だと思います。古いカメラにまみれてきた昭和レトロなオジサンは、長年親しんだアナログなダイヤル操作が馴染むと言いますか、写真を撮ってるって充実感があるのでX-T30推し。
X-S10はボディー内手ぶれ補正がついてて実に便利ですしありがたいのですけど、それ以外の操作感がX-T30に敵わないと思っています。
付けるレンズによっても使い勝手が変わりますしね。絞りリングのある純正レンズとオールドレンズや中華マニュアルレンズを使うのなら断然X-T30だと思いますね。
ただ絞りリングが無く、ボディー側から絞り操作をしなくてはならないタイプのレンズはX-T30だと正直使い勝手が良いとは思いませんな。ついつい絞りリングを探してしまったりして、直感的に操作できないのでね。(笑)こういうのは今時の操作感のX-S10に任せた方がスムーズに使えます。
悔しいのがXF27mm F2.8ってレンズ。オジサンの持ってるのは初代なので絞りリング無しのボディー側からコントロールするタイプ。後に絞りリング&防塵防滴仕様の2代目が発売されたのですな。
どちらも見た目はパンケーキタイプの薄型レンズで、ボディーにつけてても飛び出しが少なく常時付けておけるいいレンズ。ところが持ってる初代はX-T30に付けるよりX-S10のほうが使い勝手が良いという。
絞りリングありの2代目に入れ替えようか、だけどレンズ構成は同じで写りは同じだしなぁって何年も買い替えを悩んでます。(笑)
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