今年の冬の日本酒「神鷹 水酛仕込み」。
冬ですから寒いのは当たり前なのですけど、昨年から極端に寒くなったり暖かかったり乱高下が激しい感じがしますな。
だけど例年に比べると全体的に温かい冬なのだろうなと思いますね。室内でも着込めばなんとか暖房無しでいけますし、ストーブ点けた回数も今年は明らかに少ないですしね。(笑)
暖冬のお陰で光熱費が節約できてるのはありがたいですけど、寒い季節だからこそ美味しいものもたくさんあるわけですから、やはりふさわしい季節感って大切だと思うわけですよ。(笑)
酒飲みのオジサンの場合、例年ですと季節的に焼酎のお湯割りか日本酒の燗だったのですけどね、今年はお家で鍋物をやると暑くなってしまって、ビールだったり焼酎オンザロックにすることもあるという季節外れぶり。
そもそも風呂上がりに熱々の鍋をやるのが間違いでしたかねぇ。(笑)って笑ってる場合じゃないわけで、このまま温暖化が進んで冬が春ぐらいの温度になったらお湯割りや熱燗文化の危機ですからね。
暖かくして飲む場合、焼酎のお湯割りは焼酎とお湯の割合によって男割り、乙女割りなんて呼び名がありますが、日本酒の場合は燗のつけ方と言いますか温度ですな、それによって呼び方が変わりますな。人肌、ぬる燗、上燗、熱燗なんての。
一番ぬるいのが日向燗、一番熱いのが飛び切り燗と言うというのも調べたら出て来ました。少しの温度差にいちいち名前が付いてるってのが文化の香りとお酒の香りを感じますなぁ。(笑)
で、大体冬場は日本酒の消費量が上がる我が家なのですけど、最近気に入っている日本酒があります。地元の方ならご存知でしょうけど「神鷹」って明石の「江井ヶ嶋酒造」のお酒。日本酒だけでなくウイスキーやワインまで手広くやってる酒蔵。
ここのお酒が揃ってる「居酒屋 神鷹」は若い頃よく行きましたな。明石駅前にあった安くて美味しい大衆居酒屋でした。明石駅前は再開発でガラッと変わったので、今は駅の目の前「ときめき横丁」の中にあります、オジサン結構好きなお店。(笑)
で、お酒の話ですけどね、昨年の12月5日の神戸新聞に「最古の技法で格別の酒」って記事が載ったのですな。それが「純米酒 神鷹 水酛(みずもと)仕込み」というお酒。
水酛仕込みは、室町時代中期の奈良で誕生したそうで、日本酒の製法としては最古との説もある仕込み方だそう。こういう手間のかかる方法であえて醸したお酒として紹介されてましたな。
で、今時はこういうふうに紹介されると、あっという間に店頭から無くなって、フリマサイトで高額で転売なんてのが当たり前のイヤな世の中ですけどね、地元では全然そうなってませんな。行きつけのスーパー3軒と大手ドラッグストアで、720ml瓶が定価の1,040円よりお安く普通に並んでましたよ。(笑)
味わいは全体にしっかりした味わいと言いますか、酸味も甘みもコクもはっきりとした濃いお酒。なのでしっかりした味付けの料理にも負けません。淡麗辛口だとかの引っかかりのないスッキリとしたお酒とは対局の味わいですな。山吹色の色合いも美しくて、白色やガラスの盃で古酒のような色合いを楽しむのも良いかと。
オジサンすでに何本か飲んじゃいましたけどね(オイオイ)、いつでも近所で手軽に買えるってところが地元のお酒の良いところ&イケナイところですなぁ。気に入ってしまってこの冬で何本飲んじゃうか、ちょっと心配になってます。(笑)
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