ハクキンカイロが100周年だそうで。
寒くなってきたので仕舞っていたのを引っ張り出して使っておりますが、ハクキンカイロが今年で創業100年だそうですな。
このハクキンカイロ、ハ・ク・キ・ンと発音しなくてはなりません。ついつい早口だとハッキンと言ってしまいますから、それですと発禁カイロに繋がりかねないわけで、売ることも世に出すこともままならないブツになってしまいますからね。(笑)
ハクキンカイロの良いところは化学反応によって自ら発熱しているところ。燃料となるベンジン(炭化水素)の気化ガスが白金(プラチナ)と接触すると炭酸ガスと水に分解され、その時酸化熱が発生するという仕組み。いわゆる触媒燃焼で発熱させるわけですな。
その際化学反応を起こさせるのに白金を暖める必要があって点火するのはそのため、決して火を点けているわけではありません、温めてるだけ。なのでオジサンはいつも台所のガスコンロで温めてますよ、この方が早いのでね。(笑)
一番よく使われている使い捨てカイロも発熱していますがポケットから寒いところに出したとたん冷たくなって役に立たないなんてことがありますな。ところがハクキンカイロはそうはならないのですな。さらに使い捨てじゃなくくり返し使えるところも◎、今風に言えばエコや環境配慮ってことでしょうかね。
欠点は石油ストーブを消したときのような匂いがするところ。猛烈に臭うってのじゃなくて、なんとなく臭うぐらいの感じなのでオジサンは気にならないのですけど、人によっては苦手って思うかもしれませんな。(笑)
ネットを見てたら某衣料系通販の会社からモバイルバッテリー機能の付いた、くり返し使える電子カイロが発売されたというのが出てました。充電時間は約4.5時間、使用可能時間は強の55℃で1.5時間、弱の45℃で3.5時間と出てました。
電気で温める充電式カイロを調べてみたところ、大体似たりよったり、充電時間の長さの割に使用時間が短いのでオジサンには向きません。ず〜っと温かいのが必要ですから3時間やそこらで力尽きてもらっちゃ困るのですな、そんなヘタレじゃカイロって呼べませんよ。(笑)
そもそも充電に何時間もかかるって、もし充電し忘れたら終わりじゃないですか、すぐ充電できないわけですから使い物になりませんよ。
ハクキンカイロはものの15秒ほど温めれば科学反応して発熱開始しますし、補給するベンジンの量によりますが、計量カップの上の線まで補給したら12時間発熱が続きます。オジサンちょっとばかり入れ過ぎたことがあって、朝の6時に使いだして夜の10時になってもまだ温かかったですな。(笑)
電気式のカイロは大体500回繰り返し充電して使えるって出てましたけど、オジサンのハクキンカイロは、ネットで調べた発売年からするとすでに20年以上使ってる計算になりますな。
これだけ使ってもまだまだなんとも無いってスゴクないですか。一生モンと言いますか、オジサンがくたばってもまだまだ使えると思います。ってハクキンカイロで手を温めながらこの記事を書きました。(笑)
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コメント
お早うございます。
今日は私もこの冬初のハクキンです。
気温が一桁の日はやはりハクキンでないと😄
でもここ数年は暖冬の影響でハクキン率は下がっています。
使い捨てカイロも、使った後は下駄箱の脱臭剤に使ったりリサイクルしています。
ハクキン100周年ですか、私が今使っているハクキンカイロも亡父の形見なので、もう50年程前のものですが、火口を変えれば問題無く使えてしまいます。
素晴らしい工業製品ですね👍
投稿: VK12 | 2024年1月24日 (水) 08時33分
VK12様、おはようございます。
おっしゃるとおり一生物の製品だと思います。替え火口はAmazonのほしいものリストに入れてあるのですけど、今のが十分使えているのでなかなか交換ってことにならないですね。(笑)本体は丈夫ですけど、布製のケースがすでにボロボロで、100均で良さそうなのを探そうかと思ってますが、いつも忘れてしまいます。(笑)
投稿: よもかめ亭主 | 2024年1月24日 (水) 11時18分