LEDライト、ZHIYUN MOLUS G60の使用感。
押し入れを改装したフォトスペースで、さっそくMOLUS(モーラス) G60だけで撮ってみた使い勝手をレビューします。
本来この手のライトはスタンドに付けて使用するのですけど、リフレクターとドーム型デュフューザーを付けた実測重量たったの409gと小型軽量なライトなので、マジックアームとクランプで押入れの天井の桟にぶら下げました。
マジックアームというのは、両端と真ん中の3つのジョイント部をノブ1つだけで固定ができる撮影用品。これだと自在に位置を決められるので便利なのですな。撮ってる様子と撮った写真を掲載します、モロ押入れって感じでしょ。(笑)
デュフューザー越しの光を斜め後ろから当てて、反対側からレフ板で光を起こせば1灯でもOK。で、調子よく撮ってたのですけどね、押入れフォトスペースの欠点は上下左右が壁に囲まれていてライトの移動や操作は前面からしかできないところ。
スタジオ撮影では撮影台の周りに立てたライトは後ろや横などどこからでも動かせました、それだけのスペースがあったわけで。その点押し入れは窮屈ですからMOLUS G60の背面液晶は見えないし、ダイヤル操作は手探りでやるしかないという。
で、この状況で超便利だったのがipadからのコントロール、専用アプリ「ZY vega」をインストールしたipadから電源のON OFF、光量、色温度がリモート操作できるので手元で完結。ipadがスリープしてしまっても、復帰させれば繋がってるのですぐ操作できるとこもマル。Bluetoothを使うのですけど、思ったほどipadのバッテリー消耗は少なかったですな、コレはホント便利。(笑)
スマホやタブレットからのコントロールや、モバイルバッテリーからUSB経由で給電は今どきのLEDライトのトレンドですから手堅く押さえているのでしょうね。(笑)
押入れフォトスペースでは光量100%では明るすぎるので50%に落として、6時間ぐらいつけっぱなしで撮ってみましたけど、熱くならないのかファンが回っているのが分からない感じで静かでしたな。
このMOLUS G60、バイカラー仕様なので2700K~6500Kの範囲で色温度が変えられます。なので同一被写体を変えながら撮ってみたのが下の写真。カメラのホワイトバランスはライト側を5600Kに設定してグレーカードを撮影しマニュアル設定しています。ま、通常使うのは5600Kですけど、夕日に照らされた感じや冷たいクールな感じを意図的に作るなんて場面で活躍しそうですな。(笑)
次にライトは同じ設定でカメラ側のホワイトバランスを数値設定で5600Kにして撮ってみました。カラーメーターを持ってないので正確な数値は分かりませんが、やや赤みがかった色合いに転びますな。やはりグレーカードで合わせたほうが正確です。物撮りの際は必ずグレーカードを写してホワイトバランスを設定してたので今まで通りの作法で行きますよ。(笑)
このMOLUS G60、とにかく小さい軽い、操作がシンプルなのが使い勝手の良さに直結してるなって思いました、きちんとしたスタジオで撮影するプロカメラマンの眼には、オモチャのように見えるでしょうが、これで60W出力ですからね。押入れフォトスペースにはもったいないぐらい。
今まで使っていたLEDパネルライトとの違いなどについては次回レビューします。
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