立飲み百景82 座って飲む立飲み?
立飲みが行きつけ酒場のメインになってから、座って飲めるお店って全然行かなくなりましたな。
じっくり腰を落ち着けたとしても、飲む量が減っているので短時間で撤収してしまいますし、はしご酒なんてのももうやりませんよ、それにゆっくり座って飲むのなら家飲みが気を使わなくていいいですからね。そもそも出歩くことが激減してしまったのもありますな、想定外の色々やらなくてはならないことが増えましてね。(笑)
勤めていた頃よく行ってた居酒屋はほとんど無くなってしまってます、高齢化やコロナ禍の影響もあってでしょうか、影も形も無くなって新しい今どきのお店にチェンジしてますな。
おしゃれでキレイでオジサンが行くようなお店じゃなくなってますから寄り付きもしませんよ、居心地が悪いだけですからね。なので足が遠のいちゃったのですな、同時に行ってみたいって気持ちも薄れました。(笑)
ちょっと飲んで帰りたいけど、お酒が弱くなってるので量はいらない、お酒のアテもガッツリ食べるわけじゃないから1品か2品で十分、長々と飲むわけじゃないので滞在時間も短くサクッととなると、立飲みがオジサンのニーズにぴったりなわけで。
立って飲むのが嫌だとか疲れるとか全く思わない人にとっては、サクッとお酒とアテを楽しんだらサヨナラって気軽さと安さが立飲み酒場のイイところですからね。(笑)
で、立って飲むのが基本の立飲み酒場でも座れる場合があります。地元に古くからある立飲みは、隅っこにいくつか丸椅子が置いてあって、お客さんが勝手に引っ張り出してきて使うシステム。
いらない人は立ったままだし、座りたい人は持ってきて座ってますな。帰る時は元の場所に戻しておくのが暗黙のルールになってます。なので初めてのお客さんが、椅子を使ったまま放ったらかして帰ろうとすると、常連さんたちから教育的指導が入ります。(笑)
オジサンも時々お邪魔するのですけど、杖をついているせいでしょうか、他のお客さんが「コレどうぞ」って椅子を譲ってくれたりするのですな。無くても大丈夫なのですけどね、善意で譲ってくださってるのを頑なに断って角が立つのも何ですし、酒場の空気が読めないオジサンじゃないですから「ありがとう、申し訳ないです、使わせていただきます」って座らせていただいてますよ。
で、立って飲むのが基本の場所で座って飲んでると、いつもより多めに飲んじゃったりしてイケマセンな、普段のペースが乱れます。なのでいつも以上に「今日はコレぐらいにしとったろ」を守らないといけないわけで。
立ってるってのはどれぐらい酔っ払ってるかを測るバロメーターだったということに改めて気が付きますな。ちょっといい調子になったかなぐらいでお愛想が基本ですから、座ってしまうとその辺りがわからなくなるわけで。そう思うと立飲みってすごく良くできたシステムだと思いますね。
この先立てなくなったらどうするかって?そうならないために毎日のストレッチは欠かさずやってます。(笑)
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