アートは分からなくても…ま、いっか。(笑)
耐震補強工事で元町駅から神戸駅にかけての元町高架通商店街(通称モトコー)が様変わりしていく様子を何度か記事にしておりますが、その旧6番街に年末までの期間限定でアーチスト達による「モトコーミュージアム」が開館という記事が9月初旬に地元新聞に載りました。
その少し前から高架下の壁面に文字やらをペイントしているのは気付いていたのですけど何なのか分からなかったのですな。用事で近くまで行った際どんなものなのか見てきましたよ。
土日祝の開館で入り口は山側にあって無料ですけど名前とどこから来たか、何で知ったか、おおよその年齢を聞かれましたな、何のためなのかの説明はありませんでした。個人情報を聞くわけですから今の御時世その旨表記もしくは説明はしておくべきだと思いますよ。
で中に入ったのですけどね、ネットに上がってるプロジェクト資料によると「モトコーへの想いを込め、 高架下にあるものを活用して歴史をオマージュ。アート化して立体的に展示」と書いてあるとおり元々あった看板などを再利用して飾り付けがしてありましたな、こういうのがアート作品みたい。
そんなに長くない通路を利用したアート展示なので、見ごたえがあってお腹いっぱいになるぐらいの物量ではありません。どうやら通路の一番奥の、派手な飾り付けがされている場所が見どころのようでした。来てる人誰もが写真撮ってましたからね、SNSに投稿するのでしょうか。
ま、そういう映えも狙って作っているのでしょう、いろんな物が貼り付けられたりぶら下げられたりしててゴチャゴチャしてましたな。こういうのがイマドキの若いアーティストが感じる高架下の印象なのでしょうかね。世代が違えば見てきた景色も違うわけで、オジサンの思う高架下のカオスな感じとは違うなぁと思いました。
それと高架下商店街に元々無かった児童公園の飛行機遊具と風呂屋看板の展示は違和感でした、モトコーなのになぜこれを?風呂屋の看板は若者たちが銭湯再生って新聞に載ったアノお風呂屋さんのなので、再生つながりで持って来たのかもしれませんな。(笑)
全体の印象は以前「新開地アートひろば」で見たアート作品展「ズガ・コーサクとクリ・エイト二人展」の圧倒的感に比べると、飾り付けは賑やかなのですけどそれで満足してる感がしました。
高架下の歴史や重みを振り返ると、せっかく期間限定で使わせてもらえてるのですからもっと弾けると言うか、どうせぶっ壊してぜんぜん違う高架下になるのなら二度とお目にかかれないような、世代を超えて「スゴイわ」って言わせるようなのを期待してたのですけどそういう感じじゃないみたい。
プロジェクト自体に意義はあるのでしょうけど、若いアーチストやクリエイターの方々の繋がりやイベントがメインなのかなと。これを見てリアル・モトコーを感じるのは無理かなぁって、アートから遠い所で生きてるオジサンは思ったのでした。
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