呑んべ横丁の思い出。
NHKの「ドキュメント72時間」という番組で「さらば、呑んべ横丁」というのを7月終わりにやってました。その時見れなかったのでしばらくして録画したのを見たのですけどね、面白かったですな。(笑)
この呑んべ横丁が8月に70年の歴史に幕を下ろすそうで、どうやら駅を中心とした広域再開発エリアなのだそう。番組はその最後を三日間密着するという内容でした。
ネットでもこれが最後ってことでお店を訪れたりしている動画やブログ、SNSがたくさん見受けられますな。無くなると分かった途端人が集まったり、惜しむ声が上がったりするのはどこでも同じって感じがします。
そういうのを見ていて以前ここで写真を撮ったことを思い出したわけで。そもそもオジサンがこの呑んべ横丁を知ったのは全くの偶然でした。
今でこそ関西でも食べられるお店や専門店が出来ている「もつ焼き・焼きとん」。東京下町のB級グルメとでもいうのでしょうか、それを食べてみたくて東京に出かけた際に、ネットでも名店と称されている葛飾区の京成立石駅すぐにある「宇ち多゛(うちだ)」に行ったのですな。残念なことにお休みだったのですけど、すぐ近くの立ち食い大衆寿司のお店「栄寿司」で寿司を堪能したのを覚えてます。(笑)
街を歩いて路地をさまようのがオジサンのカメラライフなので、京成立石なんてなかなか来る機会が無いし、カメラ片手に街を徘徊してみようと寿司屋を出た後、辺りをウロウロしてて出くわしたのが呑んべ横丁。
昭和の面影がそのまま残るディープスポットだというのは後から知りました。なので何の知識もなくその佇まいに惹かれて写真を撮ったわけで。昼間だったのでまだ開店しているお店は無かったと思います。
何だか混沌とした狭い路地に、やっているのかどうかさえ分からないお店が並んでましたな。夜に訪れればネオンが灯っててやっているお店は分かるでしょうけど、あいにく昼間でしたから静かに路地をウロウロしただけでしたけどね。(笑)
青春18切符で各地をさまよって写真を撮ってた頃、その土地ごとに必ず有る歓楽街の外れには、戦後まもなくの闇市やバラックがそもそもの発祥なんてディープな酒場が軒を連ねる場所がよく見つかりましたな。観光客がまず訪れない地元密着の空気が濃い場所。
オジサンはそういう場所の佇まいが好きでたくさん写真に撮りましたよ。街歩きをしているとそういうスポットがありそうなところが何となく分かるのですな。呑んべ横丁も同じ、看板を見つけた時に、間違いないって思いましたからね。(笑)24mm広角レンズでも引き場が足りない狭い路地だったような記憶があります。
地元の神戸元町にも9月いっぱいで幕を下ろす飲み屋街があります。防災上の理由から数年前に無くなる予定だったのですけど、まだ数店残って営業中、でもとうとう終わりだそうです。
そうそう後から知ったのですけど呑んべ横丁って「こち亀」にも登場していたそうですな、それだけディープで有名なところだったのでしょうね。
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