立ち飲み百景80 消える店、出来る店。
ネット巡回コースに入れていていつも見ているある方のブログに、元町にある老舗の立ち飲み酒場が無くなったことが書かれてました。
確かめてみようと出かけた際に前を通ってみたところ「営業方針の変更に伴い、立飲みの営業は廃止します。」との張り紙がシャッターに貼られてましたな。
このお店はJR元町駅から少し離れてるのでオジサンは馴染みがなく、1回しか行ったことがないのですけど、行きつけてた方の話だと常連やファンの多いお店だったようですな。営業方針の変更という理由がよく分かりませんが、色々あるのでしょうね。
古くからの立ち飲みファンというのは、立ち飲みというスタイルにこだわりがありまして、馴染みの立飲みが無くなってしまっても、近くの居酒屋や小料理屋に鞍替えとはならないのですな。あくまでも立って飲めるお店というジャンルの中で別の自分に合った店を探し出します。
立飲みの居心地の良さを知ってしまうと、座って飲むお店の必要性や行きたいって気持ちが湧いてこなくなりましてねぇ。座って飲むのは家飲みだけになってますよ。(笑)
で、このお店が無くなったため南京町の路地にある老舗の立飲みに、常連だったお客さんたちがずいぶん流れているみたい。そのお店に行ってる方がオジサン行きつけのお店にも現れるので、その気がなくても情報共有。(笑)
古くから元町界隈で名前が知られていたのは4軒でしたから皆さんが行くのはそのいずれか。どこかが定休日だと他のお店にお客が流れたりするので、お目にかかる顔ぶれが同じだったりするのは当たり前でしたな。
おかげで「飲み友達の友達は皆飲み友達」と言いますか、立飲み常連客の顔見知りネットワークが勝手に出来てて、聞く気がなくても伝言ゲームのように噂話や各種情報が入ってきましたよ。同じ元町エリアでいつもお酒を飲んでる者同士の連帯感とでも言いましょうか。(笑)
今は元町も三宮も、立飲み酒場の新規参入店が相次いでて、もう乱立状態になってます。ただお客さんのネットワークが出来るぐらい長く続いて育ってくれそうなお店があるか?って目線で見ると、残念ながらそういう感じは受けないのですなぁ。
今時ですからSNSで情報発信して、それを見て来てくれる方相手って商売手段が普通みたい。ファーストフードやファミリーレストランのような立飲み酒場とでも言えばいいのでしょうか。何だかそんなお店ばかりが急激に増えてると感じますな。
立飲みブームでそれなりに流行っているみたいですけどね、タピオカドリンクや高級食パンと同じ結末になりそうな気がしますよ。(笑)
| 固定リンク | 0
「 立ち飲み百景」カテゴリの記事
- 立ち飲み百景92 カウンターは映えスポット。(笑)(2025.02.18)
- 立ち飲み百景91 たどり着いたら、そこは立ち飲み。(2024.10.29)
- 立ち飲み百景90 立ち飲み嫌いの人っていますね。(2024.10.15)
- 立ち飲み百景89 酒飲みの環境問題。(笑)(2024.10.01)
- 立ち飲み百景88 居ない人の悪口が今宵の肴。(笑)(2024.08.29)
コメント