この実物大アートがすごかった。
神戸っ子なら皆さんご存知、JR神戸駅の山側地下に神戸高速鉄道の高速神戸駅がありますな。そこから西隣の新開地駅まで地下通路の商店街で繋がっています。「メトロこうべ」って呼ばれてて、2022年3月にちょうど真ん中の卓球場辺りがリニューアルされて随分きれいになりました。だけど新開地駅付近はまだ昔の雰囲気なのですな。
で、この地下道をダンボールや廃材を使ってそのまんま再現してしまったアート作品展「ズガ・コーサクとクリ・エイト二人展」を新開地アートひろばで見てきました。
作者は「ズガ・コーサク(岸川のぞむ)」さんと「クリ・エイト(岡本和喜)」さんの美術家ユニットで通称「ズガクリ」。数年前に神戸市バスとバス停をそのまんま実物大で作った作品を見て、こういう方がいるのを初めて知ったのですな。他にも文化住宅をそのまま再現したり、ゴミ収集車やデコトラなどあっと驚く作品が色々、こちらで見ることが出来ます。
何と言いますか、こんなの誰が作ろうと思うねんって題材の選び方もユニーク過ぎるわ、さらにその再現度が半端じゃないのが目を釘付けにする要因だと思いますね。たまたま神戸新聞の記事で見て、喜楽館に落語を聴きに行った帰りにすぐ近くだし寄り道したわけで。「新開地アートひろば」って以前「新開地アートビレッジ」だったところです。
ここの地下にメトロこうべの地下道をまるごと再現した作品を作ってしまったわけですな。材料はダンボールや食品パックなどだそうですけど、よくぞここまでっていうぐらい再現度が高くて頭がおかしくなりそう。(笑)ざっと全体を見てもすごいのですけど、細かなところも実によく再現してあって、床のタイルや点字ブロック、天井のむき出しの配管や、排水のための側溝に汚れた水が流れている様子などなど、作り込み度合いがそのまま作品の圧倒的存在感になってるって感じ。
何しろ見に来た人は作品を眺めるのじゃなくてその中に居るわけですから、どこを向いても全方位作品であり地下道であるという。ダンボールや廃材で出来ているって分かっていてもひたすらスゴイとしか言えない。(笑)もうねスケール感に頭が混乱しそうでしたけど、面白くてずっと見ていられましたよ。
撮影OKなので皆さん写真や動画撮ってはりましたな、映像に残さないと終わったら壊しちゃうそうなのでね。もちろんオジサンも撮りましたよ、掲載写真はその時のものです。普段街の写真を撮ってるのでアート作品として作られたリアルな地下道を撮るのって何だか不思議な感覚でしたな。(笑)
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