ズームレンズとレンズフード考。(笑)
今どきのレンズの高性能ぶりについては何度もネタにしておりますけど、今回は標準ズームレンズ。
若い頃からたくさんのカメラやレンズとまみれてきましたけど、気が付いたら王道といいますか主流といいますかそれが当たり前になっていたのがズームレンズ。昔は単焦点レンズと比べて画質も性能も劣るというのが定説で、プロはあんなモノ使わねぇなんて言ってた時代もありました。(笑)
ところが積極的にズームレンズを使い、35mm一眼レフの機動力を生かした風景写真で一斉を風靡した、風景写真家の竹内敏信さん辺りから事情が変わってきましたな、各社のレンズシステムにズームレンズが増えていったような記憶があります。
オジサンもEOSを使うようになってズームレンズを積極的に使うようになりました、それまでのFDマウントズームレンズと比べて、性能が飛躍的に上がりましたからね。
ただ不満はレンズフード、可変焦点なのでズームの望遠側ではフードの長さといいますか深さが足りなくて、ほぼ役目を果たしてないのですな。そもそもズームレンズのフードって基本的にどれも短い上にズームすることで足りなくなりますから、ただの飾りでしかないのも多かったわけで。
それでも改善したくて同じフィルター径の単焦点レンズの深いフードを削って長さ調節して使っていたこともありましたなぁ。(笑)オジサンは基本的にレンズにフードは付ける派なので写真用品メーカーの汎用品や中古カメラ屋さんのジャンクを探してきたりしてました。
ところが2006年でしたかEOS Kiss Digital Xのキットレンズ「EF-S 18-55mmF3.5-5.6USM」って標準ズームを初めて使った時、今どきのズームってこんなに写るのって驚いたわけで。
専用フードは効果が無さそうなただの輪っかで別売だったので買いませんでした、なので初めてフード無しで使ったレンズだったかと。プラ素材使いまくりで高級感の無いレンズでしたけどよく写りましたな。(笑)
2018年に富士フィルムさんのX-T20に乗り換えた時に買ったキットレンズ「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」を初めて使った時「何じゃこのレンズ、単焦点レンズと変わらんやんけ」ってビビりましたな。ズームでこの性能って有り得んって思うぐらいの写りに、さらに驚いたという。(笑)
見た目も高級感がありますし、専用の花形フードが付いているのですけど、付けなくても当然高性能で実によく写ります。もちろんフードは付けるべきなのですけど、付けないと実にコンパクトになりますな。
オジサン単焦点レンズ好きですけど、このズームレンズは手放しませんよ。(笑)ま、総じて今どきの国産ズームレンズって高性能すぎるのですけど、困ったときに一番役に立つレンズって案外地味な標準ズームかもしれませんね。
| 固定リンク | 0
「 レンズのこと」カテゴリの記事
- お隣の国のレンズは今一番目が離せないかも。(笑)(2025.03.08)
- 標準レンズに始まり、標準レンズに戻ってきた。(笑)(2024.11.17)
- こんな壊れ方するレンズある?(笑)(2024.11.07)
コメント