全部やってくれないって、実は楽しい。(笑)
少し前の「この先、欲しくなるカメラがあるのかなと。」って記事の最後にスペックより大事なものがてんこ盛りなカメラって、どうして作れないのでしょうかって書いたのですけどね、考えてみたら今時のカメラにもれなく付いてくる、高機能とやらをハナから使わなければ良いわけで、可能な限りカメラ任せな部分を排除して、何もしてくれない「素のカメラ」を楽しむってのはどうでしょうね。
「素うどん」のシンプルな味わいのように、カメラもシャッターと絞りだけを楽しむという。(笑)早い話可能な限りマニュアル設定にして、フィルム時代の昔のカメラっぽさを再現し、普段と違う慣れない撮影に四苦八苦することをワザと面白がってみてはいかがですかってこと。
なのでまず露出をマニュアルモードにして、シャッタースピードと絞り値は自分で決める設定に。オートホワイトバランスはフィルム時代のデーライトを再現したいので太陽マークに固定。ISO感度も同じく固定、400ぐらいが使いやすいかと。
レンズは一番良く使っているレンズを、できればズームより単焦点がオススメですけどね、無ければズームレンズの広角側か望遠側のどちらかだけしか使わないって制約を課すのもアリ。オジサンはその昔ズームしたくない撮影で、ズームリングにテープを貼って動かないように固定して使ってましたよ。
さらにオートフォーカスもわざとオフ、マニュアルフォーカスにすれば顔認識だの瞳検出だのも使えませんからね。自分で思った所にピント合わせするのは、慣れないと時間がかかりますしピンボケ写真量産すると思いますけど、同時にぼかすってどういうことなのか体験で理解が深まります。
これで準備OKかと、カメラのおせっかいを封じて、ここから先は全部自分でやるから俺の撮影に口出し不要だぜってカメラに教えてやるわけですな。(笑)
で、キレイに撮れるか、思い通りに写るかはアナタ次第、最初はズタズタだと思いますよ。あまりにもまともに撮れない自分に愕然かもしれません。
まずシャッタースピードと絞り値をどう決めたら良いのか分からないと思います。なので過去記事に誘導、リンクを張っておきます。3つとも内容はほぼ同じ(笑)切り口を変えただけで言いたいことは一つですから、似たような記事になっちゃってますけど読んでいただければ参考になるかと。
■露出なんてカンタンなのだけども。
■マニュアル露出しか無いカメラで。(笑)
■脱、カメラ任せ。晴れた日はマニュアル露出で。
露出が決まれば次はピント合わせと構図、何にピントを合わせたいのかってのと、それが画面の真ん中にあるのがイケてるのか、端っこに配置したほうが映えるのか画面全体の構図を考えるわけですな。
慣れない内はすご~く時間がかかると思いますけどね、それで撮れた一枚は自分で考えて撮ったので、いつもより充実感が大きいかと。デジカメは撮ったのをすぐに確認できますから、思ってたのと違ってたらその場で撮り直せますしね。
こうやってマニュアルで写真を撮るようになると、カメラ任せでは分からなかったことや、高機能が便利とは限らないことも見えてくると思いますよ。
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