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2023年4月 2日 (日)

いよいよフィルムに暗雲か。

3月29日に富士フィルムさんから、35mmのカラーネガとリバーサル、120サイズのリバーサルの注文受付を一時停止しますってアナウンスがありましたな。
さっそくカメラ&写真関連サイトでニュースになってましたけど、原因は原材料の調達不⾜により⼗分な製品供給を⾏うことが困難な状況だと書いてありました。
富士フィルムさんってカメラも全然供給が追いついてないみたいで、量販店でも入荷待ちや問い合わせの表示になってたりします。
半導体不足などが足を引っ張ってるのでしょうけど、同業他社は供給が元に戻ってるところもあるので、根本的な材料の供給体制に問題があるのでしょうか。その辺りよく分かりませんけどね。
特に一番よく使われているはずのカラーネガフィルムが受注停止対象って、暖かくなって写真を撮る機会が増えそうな季節なのに買えないってことになると、せっかくフィルムカメラに興味を持ってくれてる若い方が離れてしまうのじゃないかと心配します。
だったらアンタが使ってやれよって言われそうですけどね、高くてとても買えないので外野席から応援させていただきます。(笑)
怖いのは、なんとか原材料の調達のめどが立ったとして、そのコストアップ分がフィルム代の値上げにならないかってところ。調達に苦労しているのは物が無いだけでなく、今まで通りの価格ではもう無理だったり、代替品を探してるってところもあるのじゃないかと思うのですな。
最悪のシナリオは調達できずにこのままフィルム時代終了って事態。さすがにそれは無いと思いますけどね、だけど何が起こるか分からない世の中になってますから、予想外の出来事も想定範囲内に思って、いつでもビックリできるようにしてませんと。(笑)

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材料手配が滞る事態になれば作れるフィルムも減って、銘柄が統合されて種類が減る可能性もありますし、オジサンが長年使ってきたリバーサルフィルムは愛用者の数を考えるとカラーネガフィルムよりも絶対数が少ないでしょうから、そのための現像所の維持まで考えると、このまま幕引きってことも十分ありえますからね。
フィルムの注文受付の一時停止が一体いつまでなのか分かりませんけど、長引けばフィルム売ってないって事実が、いつの間にかフィルム終わりましたにすり替わっちゃう可能性もあると思うのですな。
今時はSNSで事実無根の情報があっという間に世界中に拡散する時代ですからね。誰かが富士フィルムさんの中の人からフィルム生産終了って聞きましたなんてもっともらしく書き込んだらアウトかと。
ともあれフィルムに関しては明るいニュースってもう望めないでしょうから、行く末を見守るしかないでしょうな。

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