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2023年4月

2023年4月30日 (日)

バッテリー給電ボックスを作ってみた。

ミラーレス一眼で使っていた互換バッテリーが、使っている内に徐々に膨張。
カメラから取り出す時に引っかかりを感じるようになったものから、リサイクルに出して廃棄処分というのを以前記事にしましたが、出し入れに難があるだけでバッテリーとしてはまだ十分使えるのですな。
年数経ってますから持ちは悪くなってますけど、使えるのに廃棄はもったいないので、カメラに装填せずに使えるようにすればいいのじゃないかと思いついたわけで。
要するにコンセントからカメラに直接給電できる電源として売られている「ACパワーアダプター」と「DCカプラー」というバッテリー形状の給電アタッチメントがセットになってるやつがあるでしょ。あれのACパワーアダプター部分を膨張したバッテリーが入る電池ボックスにしてしまえってことですよ。
なんでこんなモノを作ろうと思いついたかといいますと、お家で物撮りやテーブルフォトの際に使っている、コンセントから直接給電できるタイプのアダプターが思ってた以上に使い勝手が悪くて、三脚の高さを変えたりする場面でコードの取り回しが邪魔だったり、引っ掛けたりするのですな。
コードの細さと中途半端な長さが問題なのですけど、いつか断線するだろうなって心配しながら使うのなら、コンセント部分をバッテリーから給電出来るように変えて、コードは短く三脚にぶら下げておける電源供給ボックスを作れば便利ですし、互換バッテリーが使い物にならなくなるまで徹底的に使ってやれるかと考えたのですな。ま、ヒマ人の工作ですわ。(笑)

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材料は使わず余ってるUSBケーブルのコード部分、ダイソーで以前買った工作用MDFボードの残り、ハードオフで50円で見つけたデジカメのバッテリー充電器。
なんで充電器かといいますと、バッテリーと接触する端子部分を取り出して使いたかったのですな、なのでメーカーを問わずバッテリーの端子部分と同じピッチのものを探しました。必要なのは端子部分だけなので壊れててもOK、安さ重視。(笑)
工作自体はバッテリーが膨張しても大丈夫な、余裕のある寸法で作るぐらいで、充電器から取り出した端子ときちんと接触するように見当合わせ。ボックスにはぶら下げ用の輪っかを付けて、雲台のツマミやハンドル部分、カメラに付けているL型ブラケットなどにぶら下げられるようにしました。
完成したものを雲台にぶら下げて、一日中ブログ掲載用のブツ撮りをやってみましたけど、センターポールを伸ばしても、コードを引っ張られることがなくなりましたから実に便利。(笑)

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見た目は不細工な工作ですけど実用優先、ベルクロテープで三脚の脚に付けられるようにしてもイイかもって思いました。もっと早く思いつけば、先にリサイクルに出してしまったバッテリーも使ってやれたのですけどね、残念。(笑)
外では純正バッテリーを使って、どんどん持ちが悪くなってる互換バッテリーは家での撮影にって、住み分けが出来たので良しとします。

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2023年4月29日 (土)

黒松が芽を出しました、盆栽への第一歩。(笑)

種蒔きからちょうど1ヶ月たったある日、黒松が1つ発芽しました。5つ蒔いたのですけど今のところひとつだけ。
うまいこと5つとも発芽しちゃった場合、間引かなくてはならないのですけど、これ以外のが発芽しなかった場合は、この一本を大切に育てるしかないわけですから、歩留まりが悪いと言いますか、率が低いと言いますか植物ってこんなもんなのですかね。
自然界では大量の実や種をつけたとしても、そのまま腐ったり虫や動物に食べられたりしてしまうわけで、その辺りちゃんとバランスが取れているのでしょうなぁ。もしも全部発芽して育っちゃったとしたら地球上はエライことになりますからね、草木ぼーぼーな緑の惑星。(笑)
で、このオンリーワンな芽を写真に撮りました、こういう場面では当然ながらマクロレンズの出番ですよ。
オジサン常日頃と言いますか、このブログでも何度か書きましたけど、レンズ交換の出来るカメラをお使いの方に、2本目のレンズに迷ったらマクロレンズはいかがですかって推しているのですけど、今回はまさしくドンピシャな被写体、持ってて良かったマクロレンズなシーン。(笑)
マクロレンズ好きオジサンが持ってる「TTArtisan 40mm F2.8 MACRO」「キヤノンFD50mm F3.5 MACRO」「LAOWA 65mm F2.8 2x Ultra Macro APO」の3本からチョイスしたのは撮影倍率が2倍まで寄れる「LAOWA 65mm F2.8 2x Ultra Macro APO」。
今時のマクロレンズは等倍撮影できるのが当たり前、等倍(1:1)とは35mmフルサイズカメラのセンサーサイズ36×24mmと同じ大きさの被写体が、レンズの最短撮影距離で撮ると画面いっぱいに撮れるということ。センサーサイズがAPS-Cやマイクロフォーサーズのカメラだとさらに寄りで撮れます。
なのでマクロレンズって鏡胴に撮影倍率が刻印してあります、先に倍率を決めて撮るなんてのも出来るわけで。2倍マクロだとさらに大きく写せます。何しろ黒松くんは高さ5mm程しかないので、等倍マクロではちょっと物足りないかなと。その点さらに寄れる2倍マクロは余裕たっぷり。

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さすがに2倍になると寄り過ぎて何を撮っているのか分からなくなるので1.5倍にしておき被写体を前後してピント合わせしました。
これだけの倍率になると小型三脚に乗せてケーブルレリーズもしくはセルフタイマーを使って極力ブレを防ぐようにしませんと、ピントもシビアになりますしね。
ただ今盆栽育ててる動画を見まくり中、何しろ知識が無いものですからきちんと育てるにはお勉強しませんと。見てると数日で一気に伸びました、ただ他の種はまだ全然芽が出ませんな、気長に待ちますよ。(笑)

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2023年4月27日 (木)

春のDIYは棚板作りを申し付けられた件。(笑)

プレスガラスって呼ばれるガラス食器ってご存知ですか、模様が彫られた金型に溶けたガラス生地を流し込み圧搾して作る器のことで、ベルギーワッフルを焼く場面を想像していただければいいかと。流し込む生地が溶けたガラスと思っていただければ分かりやすいでしょ。
この方法で作ると同じものが大量生産できます。切子と呼ばれるカットグラス器は、グラインダーでひとつひとつ模様を刻んでいかなくてはなりませんから雲泥の差。明治時代中頃からこういうプレスガラスの器が普及するようになって、それまで焼き物や瀬戸物の食器ばかりの食卓に、ガラス食器が登場するようになるのですな。
オジサンこういうのも集めてて物置からいっぱい出てきたという、お皿だけで80枚ぐらいありましたな。断捨離前に家内に全部見てもらって、欲しいのあったらどうぞって言ったところ、結構持って行かれましたよ。どうやら色付きのガラスに興味を持ったみたい。(笑)
で、これを実用品として食器棚に仕舞い込んでいても見えないので、飾れるような棚を作りたいと言い出したわけで。
ここからが春の工作のスタート、台所の普段カレンダーを吊っている壁面に棚板を作れば、白い壁なのでガラスの色もきれいに見えるのじゃないかということで場所が決定、お皿が立てかけられるぐらいの奥行きにして、棚板が主張しないような感じにすることにして寸法を決めました。
なるべく既製品の板をそのまま使えるように考えて、工作工程とコストを削減した棚板づくり。(笑)買ったのはヒノキの幅80mm×長さ900mm×厚み10mmの板と同じ長さの10mm角材と棚受け金具。
立て掛けたお皿が滑り落ちないように角材を手前側に接着してストッパーに、棚板の角を丸く加工して金具を付け、壁に取り付けたら完成という流れるような作業でしたと言いたいところですが、実際は棚板の取り付け高さで家内が迷いだしたり、色々ひと悶着ありありのDIYでした。(笑)

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ま、出来上がった様子はこんな感じです。まずオジサンが試しに幾つかお皿を並べてみたところ、皿が多すぎる、センスが無い、見せ方がなってないと散々な言われよう。だったら「オシャレな感じにやってよ」って笑顔で言いながら、心の中でふくれっ面してました。
結局アレコレ並べて落ち着いたのは、家内が気に入っているグリーンとブルーのお皿と紫色のガラス盃、駄菓子屋でニッキ水を入れて売っていたロボットの形をした昭和初め頃の雑器ガラスとアンティークなボトル缶でした。
お皿を並べるって言うから、オジサンはお皿だけで構成したのに缶や瓶もOKって、それって何でも有りですやん。ルールが自分に都合良すぎやがな。(笑)
で、このディスプレイ、週替りで入れ替えて台所の雰囲気を変えるそうですけど、家内の性分を考えると、きっとしばらくしたら飽きてやらなくなってしまうと思いますよ。ま、オジサンは棚板作ったので役目は果たしました、後はヨロシクね。(笑)

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2023年4月25日 (火)

本の断捨離完了と、電子書籍化のジレンマ。(笑)

年始めからモタモタやっていた、本と紙物の断捨離が完了しました。この件で古本の現状などを調べて色々分かりましたし、それで何本か記事も書けました。さらにきれいサッパリ片付いたので結果としては良かったかと。(笑)
とにかく古本屋に持って行くのをやめた途端、断捨離が速い速い。躊躇しないって何でこんなに片付くのでしょうね。
とにかく出てきた本を片っ端から見て、まだ必要かもって本と、もういらないなって本に分けて、要らない本は資源ごみの日が来るたびに出しました。回収トラックに放り込まれて去っていく本に心の中でサヨナラ言いましたよ。(笑)まだ必要かもって本も、ネットで調べてデジタル化されているものは処分。

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で、たまたま手持ちのある本を調べていたときに知ったのですけど「国立国会図書館デジタルコレクション」というのがあるのですね。その中の「ログイン無しで閲覧可能な本」にその本があったらしく、検索でヒットしてPDFが出現したのですな。
電子書籍ですからパソコンのデカイ画面で内容が見られて、老眼のオジサンはコッチの方が良いわって思いました。(笑)さらに「国立国会図書館個人向けデジタル化資料送信サービス」ってのがあるのも分かりましたよ。

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このライブラリにある本は登録すれば見られるので所有の必要無し、なので内容が必要なオジサンには本という形にしがみつく必要がさらに無くなったわけで、断捨離がブースター付けて加速しましたな。(笑)
で、どうしても残しておきたい本は、すべてドキュメントスキャナを使って電子書籍化しました。だけどスキャンするのに本を完全分解、バラバラの紙の束にする必要があります。なのでもう本では無くなるのですけど、それをしなくてもいい非接触型ドキュメントスキャナは持ってませんからバラすしかないわけで。
つまり本の形のままなら売れますが、手元から無くなるのでもう読めない。デジタル化すれば読めるけど、バラバラにしたので本としての価値は無くなるというジレンマ。
だけど売りに行っても二束三文な、今時の本の値打ちを知って吹っ切れましたな。本をバラすのもずいぶん慣れましたしね。以前は立派なハードカバーの本の表紙や綴じている部分にカッターを入れるのに抵抗がありましたけど、今は手際よくバラバラに出来ます。(笑)
本のままで置いておけるぐらい広いお屋敷に住んでるのならともかく、物理的にスペースが無くて段ボール箱に死蔵してたわけですから、電子書籍にしてしまった方が頻繁に見るようになりました、これとても重要なことだと思っています。
しかも検索で目当てのものや文言を探すのも一瞬、パソコンだと大きな画面で見られますし、ipadにも何百冊も入れられて、いつも持ち歩けるってスゴくないですか。(笑)

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2023年4月23日 (日)

昔の「CAPA」出現に懐かしさで涙目。(笑)

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本を断舎離してたら昔の「CAPA」がぞろぞろ出てきました。10年ぐらい前に何冊か電子書籍化して、もうこれで終わりって思っていたのですけど、まだ出てくるとは思いませんでしたな、しかも創刊号まで。
ひょっとしたらまだどこからか出てくるかも知れませんよ、置いていたか捨てたかの記憶すら定かじゃありませんからね。(笑)
数年前でしたか「日本カメラ」「アサヒカメラ「月刊カメラマン」の老舗カメラ&写真雑誌が、軒並み休刊になってしまいましたけど、CAPAはまだまだ健在なのが嬉しいですな。創刊は1981年10月って42年前ですか、オジサン二十歳の時ですな。
創刊号には一眼レフのホットシューにはめて使う「スポーツファインダー」が付録で付いてたのを思い出しました。便利なのか不便なのかよく分からなかった付録でしたけど、現物は見つからなかったので、きっと折れたか欠けたかして捨てたのでしょう。(笑)
あの頃のカメラ&写真の雑誌って日本カメラとアサヒカメラが王道。だけどオジサン向けの内容でしたし、掲載されてる写真家の作例も、執筆しているライターや評論家の文章も、写真とはこうあらねばならぬ感がプンプンしていて古臭くてお堅い。
正直言って若者には面白い雑誌ではなかったですな。写真を見せるためにいい紙を使っていて重い、なのに版型はB5判と小さかったのもひと昔前の雑誌って感じでした。

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なので若者ターゲットのカジュアルなCAPAの創刊は待ってましたって感じでしたよ、誌面から元気と勢いを感じましたからね。
表紙ロゴ上のActive Camera Magazineってキャッチフレーズもいいですなぁ、下には「行動するヤングのカメラ情報誌」だって。「ヤング」って文字を見たのは何十年ぶりでしょうか、思わず涙目。(笑)
版型が老舗写真雑誌と違うAB判で「POPEYE」や「Hot-Dog PRESS」「BE-PAL」と同じ体裁で中綴じだったのも、当時の若者の雑誌って感じで新鮮でしたな。
若者だったオジサンは創刊号から毎月欠かさず15年間ぐらい買ってたと思います。いや、もっとだったかも知れない。別冊のカメラの買物情報マガジン「カメラGET!」も好きで両方GETしてたなぁ。(笑)

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で、調べてたら出版社が学研(学習研究社)だったのが、今は株式会社ワン・パブリッシングって、学研プラスと日本創発グループの共同出資会社に変わってますな、知りませんでしたよ。
2020年7月に設立ですから、その年の4月に月刊カメラマン、6月にアサヒカメラが休刊になった直後に設立ってことですか。雑誌の苦しい状況に先手を打ったってことでしょうか。
事業内容を見ると出版だけじゃないようですし、CAPAが今も本屋さんに並んでいることを思えば、出版事業もうまく行っているのでしょうな。
で、発掘したCAPAのページを繰りながら、これはもうブログネタの宝庫じゃないかと、心の中でガッツポーズ。(笑)なのでポストイット片手にネタになりそうなページをマーキングしている最中ですよ。
だけどついつい読みふけってしまって進みませんな。懐かしさとカビ臭さで涙目&鼻水出まくりですよ。(笑)

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2023年4月22日 (土)

これが最後のフィルム話?(笑)

古いものを断舎離していたら出てきたのが、昔の35ミリフィルムのケースやパトローネ。「サクラフィルム」なんてのも出てきましたよ。(笑)
若い方にはナンノコッチャかと思いますけど、現在のコニカミノルタのことで、今はコピー機などOA機器の会社という認識だと思いますけど、その昔はコニカってフィルムやカメラを作ってた会社とミノルタって関西のカメラメーカーだったのですな。それが経営統合で一緒になったので「コニカミノルタ」。
後にコニカミノルタのカメラ事業はすべてソニーに引き取られました。なので今はソニーの「α」ですけどその昔はミノルタの「αシリーズ」ってカメラで、交換レンズも含めた世界初のオートフォーカス一眼レフシステムでした。
当時(1985年)α-7000ってカメラが業界に与えた衝撃はすごくて、その後各社オートフォーカス一眼レフを発売しましたって、こんなの知ってる方ももう少ないのでしょうなぁ。(笑)
で、コニカは「小西六」って社名からで「桜」はブランドイメージだったのでしょうな、感光材料を作ってた工場は「六桜社」、フィルム名は「サクラ」、国産初のボックスカメラは「チェリー手提げ用暗函」って名前でしたからね。
そうそう
その昔35mmフィルムって12枚撮り、20枚撮り、36枚撮りが売られていたのですけど、20枚撮りを24枚撮りにしたのがサクラフィルム。
萩本欽一さんの
「4枚増えても値段は同じ、どっちが得かよ~く考えてみよう!」ってテレビコマーシャルが流行りましたけど、もう誰も知らないか。(笑)その後他社も追従、コダックも日本向けは24枚撮りで発売してましたな。

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掲載写真を見ていただければお分かりかと思いますが、出てきた古いフィルムは白黒フィルムが多くてね、名前に「〇〇PAN」って付いてるのがそれ。
サクラフィルムは社名が小西六だったので「KONIPAN(コニパン)」、フジフィルムは「NEOPAN(ネオパン)」社名が富士だから「フジパン」ではパン屋さんになってしまいますからね。(笑)
そもそもフィルム名に付いてるパンは「panchromatic(パンクロマチック)」の略、可視光線のほぼ全てに感光する性質のことで、その白黒写真乳剤が塗られたフィルムもそう呼びます。なので食べるパンとは全くの別物、当然ですが。(笑)
出てきた中でも古いものは、フィルムそのものから強烈な酢酸臭がしていて加水分解進行中の模様。このままでは外側にも影響が出そうなのでフィルムを取り出して処分、外側だけ保存することにしました。
本来のフィルムとしては古すぎて使えませんし、今はもう無くなったフィルムのパッケージですから、テーブルフォトの演出用品に使ってやるのが一番いいかなと思っていますよ。

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2023年4月20日 (木)

久々の修理や手入れは楽しい。

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元々工作や機械いじりが好きなので、修理や手入れも面倒くさいとは思わないのですな。むしろ中身を見てみたい衝動や、元通りに直したい気持ちのほうが強いわけで、気がつけばねじ回しを手にしてたりします。(笑)ま、手を動かして何かゴソゴソやってるのが好きなのでしょう。
クラシック&オールドカメラにハマっていたころも、中古カメラ屋さんで修理やメンテナンス済みって書かれて並んでいるちゃんとしたものは眺めるだけ、ジャンクワゴンに放り込まれているカメラの中から、その時の自分のスキルで直せそうなものを探してきては、修理して写真を撮るのが楽しかったですからね。
どんどん面白くなって、専用の工具なども揃えてだんだん大掛かりになっていきましたな。ただそうして修理がうまく行ってちゃんと動くようになったとしても、所詮素人修理ですから長持ちしないものもありましたよ。その辺りがお代を頂いて修理するプロとの違いですな。
だけど素人とはいえ工作や修理が得意だったり出来た方が、日常生活でも何かと都合がいいなって思っています。例えば普段使っている物が壊れたときにサッと直したり、植木鉢を並べる台が欲しいって言われたら、ホームセンターに走って材料揃えてチャチャッと作ったりなんてのね。
つぶしが利くと言いますか、小器用と言いますか、家内からこのオッサン意外と使える奴かもって思われてたら何かと得ですからね。(笑)
で、久々に修理とメンテナンスをしました。会社の事務員さんや、職員室の先生の机の上に置いてあったような、木製のハンコを入れておく箱を見つけたのですけど、古い物なので全体に結構汚れています。中の仕切りも揃ってなく、折れてたり汚れてたりするのでもう少しマシな状態にしてやろうかと。

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ただ取っ手などの金物類は錆びずにいい感じに経年変化して、味わいがあるので必要以上にキレイにするのはやめて、変形してる所を元通りにするだけにしました。キレイにするけど古いものの味わいは残したレストア作業。(笑)
まずは金物類をすべて外して変形を直し、木箱は家庭用洗剤で拭き取りましたけど、思った以上に汚れてましたな。
中の仕切り板はインクの付いたハンコが当たったりしてシミだらけになっていたので、ヤスリがけしてキレイにしました、ただ染み込んだインクは完全には取れませんでしたな。ま、これも味わいってことで。(笑)
一通り手を入れて組立てたらレストア完了、いい感じになったので、さっそくお家でテーブルフォトの際に使う、演出用品入れに使ってます。(笑)

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2023年4月18日 (火)

最後にフィルムで撮ったのはいつ?ってアンケート。

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ネットの毎日の巡回コースに入れている「デジカメWatch」ってサイトに「週刊アンケート」ってコーナーがあるのですけど、カメラ&写真ファンのツボにはまった、なかなか面白い質問ばかりで結構楽しみにしています。
質問に対して読者からの回答を募り、1週間から10日ぐらいで結果発表という流れのコーナーですけど、4月13日に「最後にフィルムで撮ったのはいつ?」って質問の回答が掲載されてました。
回答者の年齢分布などが不明なので、結果の精度は期待できませんけど読み物としてみれば面白いかと、コメントも思わずうなずいてしまうものが多いですし。(笑)
で、結果ですけどね、正直なところオジサン的にはもっとひどいかと思ってたのに以外や以外、フィルムで撮ったのは10年以上前の方が37.9%に対して、1年以内に撮ったって方が36.7%と近い数字でしたからね。
10年以上使ってない方はどう見ても半数以上いるだろうなって思ってたので、いい意味で裏切られましたな。フィルムで撮ったことがないって方ももっといるかと思ったのですけどね、意外と少なくてビックリしました、皆さんそれなりにフィルムで撮ってるのね。(笑)
そういえば「写ルンです」はコンビニでも買えますし、トイカメラとはいえフィルムカメラの「ロモ」も健在ですしねぇ。絶滅危惧種になりつつも、意外とフィルムが健闘中なのに驚きました。
対象になってるのがデジカメWatchを見に来てるカメラ&写真ファンといいますか、そういうのが大好きな方ばかりでしょうから、その時点でかなり偏った「フィルムに甘くて優しい」回答になるのは当然かと。
カメラ&写真にそれほどの思い入れも、興味もない方も含めたアンケートだったら、もっと違う結果になったでしょうな。「フィルムってまだ売ってるのですか?」なんて回答が続出しそう。(笑)
で、このアンケート結果を見ながら思ったのですけど、オジサンがフィルムで撮ったのは1年~5年前の11.7%の中に含まれてるなと。
富士フィルムさんのミラーレス一眼を使いだしてからフィルムシミュレーションにハマってしまい使用量が激減、富士フィルムさん繋がりだけどフィルムからデジタルに写ってじゃなく移ってしまいました。
フィルムもフィルムカメラの操作も好きなので、もっと使いたいって気持ちはあるのですけどねぇ。
何でも値上がりしている時代に、ぶっちぎりの値上げ率で手が届かないところへ行ってしまわれたフィルム様、カメラはいつでもスタンバイできるように動態保存しているのですけど、このまま使わないとアンケートの10年以上前の37.9%の中に入っちゃうかもしれませんな。(笑)

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2023年4月16日 (日)

本を売るのは、もうやめた。

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たくさん出てきた本を只今断捨離中でありますが、古本屋で聞いたりネットで調べて色々見えてきましたよ。(笑)
以前山ほど持って行って総額400円、写真集も山ほどで2,000円にガックリ来たことを書きましたけど、実はこれ高額買取だったみたい。実際はもっと買い叩かれるというのが調べていて分かったのですな。
そもそも街中の古本屋は得意ジャンルがあって、そういうのは買取も高めだそう。例えば写真集の品揃えがいいとか、サブカルチャー系に強いなど。そこへツボにはまる本を持っていけば、少なくとも値打ちを見て査定してくれるかと。
対してブックオフなど古本屋チェーンやリサイクル系ショップは価値ではなく、新しさ・人気・在庫数が基準。査定の物差しが全く別物なので、山ほど持ち込んでも安いのは買取対象外が多いからだそう。
そういう店での買取顛末を書いたブログもいくつか見ましたけど、買い叩かれたって激怒している系が多かったですな。(笑)
実際は数百冊持っていっても買取対象本はわずかしかなく総額数百円なら良い方。対象外は当然0円、重たい目をして持って帰るか、引き取ってもらって廃棄処分にしてもらうかだそうで、0円査定の本は古本屋さんに進呈と同じことですから、そりゃ本好きが怒りますわなぁ。(笑)
だけど要らなくなった本に、売り手の思いを上乗せして査定してくれってのは間違いかと。不要な時点でもうそれは資源ごみと同等。
自分は不要だけど、それが欲しい方とを古本屋が繋いでねってのも売り手側の美しい理想、古本屋も商売なのを理解しませんと。(笑)
古本処分についてすごく分かりやすかったのが「バリューブックス」って古本買取サイト、とても参考になりましたよ。
ここには1日2万冊の本が届くそうで、そのうち販売できるのは1万冊、残る1万冊は古紙回収で「本が命を終えるとき 古紙回収のゆくえを追う」って動画も上がってます。
ここに本棚に並んだ本をスマートフォンで撮影するだけで査定ができる「本棚スキャン」というのがあったので、試しに手元の12冊を撮って査定してみました。古すぎたり、解析が間違ってて結果が出なかった本を除くと7冊が対象で合計397円。
これ宅配便で送る代金にすらならないので、現実には買取対象になる本ばかり厳選して、しかもかなりの量をひとまとめにして送らないと望む結果にはならないみたい。
さらに後日この写真を古本屋で見せて聞いてみたところ200〜300円ぐらいですねだって。(笑)もうね、わざわざ電車賃を使って古本屋に持ち込むことさえも、すでに現実的ではないのだなぁと知った次第。
なので電子書籍化したり、地域の資源ごみに出す抵抗感がスッパリ無くなりましたよ。
まだ片付いてない段ボール数個分の本や紙物類、ここから先の断捨離は吹っ切れた分、迷いもなく作業は早く進みそう、暑くなる前にきれいサッパリ終わらせたいですな。(笑)

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2023年4月15日 (土)

水漏れ修理に、不信感がダダ漏れだった件。

ある日のことでした、台所の湯沸かし器に給水する水道栓からポタポタと水漏れが。カランを締めれば止まりますが、これでは湯沸かし器を使えません。
さっそく神戸市が開設している上下水道の修繕受付センターへ電話。以前もらった緊急時の電話番号を冷蔵庫横に貼ってたのが役に立ちましたよ、24時間/365日って書いてあります。

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ところがあいにくその日は日曜日、本来なら水道局の委託契約業者に連絡が行って、そこから折り返し電話がかかってきて水漏れ状況を確認、修理に駆けつけるって流れなのだそうですけど、工事業者が休みではどうにもなりません。
なのでとりあえず湯沸かし器を使う時だけ水道栓を開けるようにしてしのぎ、平日に修理に来てもらいました。で、ここからですよ不信感だらけのオハナシは。(笑)
やってきた業者に見てもらったところ、かなり老朽化してるので、根本から取り替える必要があると、しかも外してみないと分からない所があるとも。
オジサンは水漏れ具合から、古くなったパッキンを取り替えれば済むと予想して、すぐ修理にかかってくれるものと思っていたので、話が大きくなったのにビックリ。そんな大掛かりな工事は想定外ですし、そうなると借家ですから大家さんと相談しなくてはなりません。
翌日業者からの電話で2万円半ばの見積り金額にさらにビックリしたという。神戸市指定給水装置工事事業者一覧に名前が載ってる業者なのでちゃんとしてるとは思いますけど、素人目にも水漏れ箇所がはっきり分かるのに、そんな大げさな工事が必要なのかと。
どうにも腑に落ちないといいますか、説明に納得がいかず不信感あらわなオジサンは家内と協議の結果、修理を断りました。とりあえず水道栓を締めておけば止まってますからね、立飲み約15回分の金額なんて払えませんよ。
で、即行ネットで検索。我が家と同じ水漏れの修理動画や、水道工事の解説などいっぱい出て来たのを見て、自分でやったとしても難易度は低いのも分かりました。
必要なパッキンは近所のホームセンターで扱ってるのも確認し、道具が無いので実家に取りに行ったのですな。持って来たモンキーレンチで試しに水漏れ箇所を締めたところ、あっさり直りましたって何やねん。(笑)
所要時間30秒、レンチで回した角度約5度で修理完了、パッキンも不要で費用0円。あの業者の大げさな説明と見積金額は一体何だったのかと。
業者なら車に工具を積んでるのですから、持って来てチョイチョイって根本回せばその場ですぐ直ったはず、機転が利かないというか、大きな工事にして儲けるつもりだったのかは分かりません。神戸市指定業者のプロの見立てですから疑いたくはありませんけどね。
だけど業者にも神戸市にも不信感、なんだか後味の悪い経験でしたな。

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2023年4月13日 (木)

だから断捨離がはかどらない。(笑)

「うわ~懐かしいな~、こんなんちゃんと置いとったんやな~」って、出てきたものにイチイチ感心しながら、中身を眺めてばかりいるから断捨離って進まないと言うのは、頭ではわかっているのですけどね、ついつい見てしまうという。
こういう経験って皆さんあると思いますな。社会人になって数年経ってから、実家で学生時代のものを発見したときとかね。オジサンも断捨離中に高校時代のノートやレポートが出てきてしまいましてね、ついつい見てしまいました。

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工業高校の電気科でしたので、計測や実験などの授業では必ずレポート提出があったのですな。で、その当時のノートなどが出現したわけで。
高校3年のセブンティーンのときですから45年前ですか。家内の前でセブンティーンの頃って言ったら、茶を吹き出して笑いやがりましたな、失礼な。今はジジイですけどね、オジサンもセブンティーンだった頃があったのですよ。
その頃はシワも無く、髪もふさふさのロン毛でしたし、お腹も出てなくて痩せ過ぎぐらい超スリムでした。だけど時の流れってとっても残酷、今ではすっかり妖怪変化、髪の毛や視力など残ってほしいものはどんどんさよならのハゲ頭、欲しくもない贅肉やシワやコレステロールはパワーアップ増量中。(笑)
かと言ってあの頃に戻りたくはありませんな、今の知識と経験を持って戻れるなら、人生やり直しも楽しいでしょうけど、そのまま戻ってもう一度アホアホ人生リピートなんてまっぴらごめんですからね。(笑)

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え~っと何の話をしていたのでしたっけ。そうそう断捨離がはかどらないって話でしたな。で、高校時代のノートを眺めてて思ったのですけどね、アホ丸出し過ぎてガックリ、見ながら思わず赤面してしまいました。
例えばレポートの最後に感想を書く欄があるのですけど「むずかしかった」だとか「しんどかった」って書いてあって、やる気の無さがありあり。思わず昔の自分に「このドアホがっ!」ってツッコミ入れてしまいましたよ。しかも「むずかしかった」が漢字じゃなく平仮名って、漢字も知らんかったのかよって、なんだかモーレツに情けない。(泣)
おまけに字は汚いし、レポートなのに読ませるように書いてないし、分かりやすさのかけらもないし、全方位ダメダメじゃん。見ててこれは完全にオジサンの黒歴史だなって確信しました。
なので賢そうな雰囲気がするページを写真に撮ってこの記事に掲載後は、永遠に封印といいますか、バラしてシュレッダーにかけます。もう見たくありませんからね。
以上、懐かしさよりアホバカぶりが痛々しい45年前のノートの顛末でした。(笑)

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2023年4月11日 (火)

春は、なんだかんだと花の季節かと。

もう終わってしましましたけど、毎年春になると桜の花見に出かけています。
わざわざ見に行かなくても、季節になればあちこちで咲いているのでそれで十分なのですけど、花に関するお出かけは家内に主導権、尻を叩かれ、付き合わされ、連れ回されています、オジサンには拒否権はありませんよ。でも気がつけば我が家の春の恒例行事として定着してしまいましたな。(笑)
どこに行こうがカメラは持って出ますけど、桜をアップで撮った写真なんて、正直言ってどこで撮っても同じですからねぇ、かと言って全体を撮れば人ばかり写りますし。写真は撮らずに自分の目で見て、ああ今年もいい花見だったってのが一番なのかなと毎年思いながらも、やっぱりそれなりに撮ってますけどね。(笑)

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で、ここ数年は明石公園に出かけることが多くなってますな。広くて桜の数も圧倒的な人気のスポットですし、何よりあの市長さんのおかげですっかりキレイで便利な街になりましたからね。
子育てもしやすくなった明石に引っ越す人続出で、神戸市からの人口流出が一番多いのだそう。ま、神戸って便利さや楽しさが偏った街だと感じます。オジサンも一番にぎやかな三宮に出かけることが無くなりましたな。
そもそも三宮って若者には楽しいかもしれませんが、お爺さんに近づいているオジサンには行きたいお店も無く、楽しい場所も無く、ゆっくり出来る所も無く、よほどの用事がなければ出かけない場所になってますからね。
大体駅前周辺の再開発もって、え〜っと何の話でしたっけ。そうそう花見の話でしたな、イケマセンなぁ、歳取ると話があらぬ方向へ脱線するし、文句言い出すと止まらなくなりましてねぇ、だからジジイって嫌われるのでしょうなぁ。オジサンも気をつけなければなりません。(笑)
で、今年も明石公園でお花見しました。平日でしたけど人が多くて海外の方も宴会してましたよ。(笑)同時に公園内にある「花と緑のまちづくりセンター」で希少な蘭の展示があって、蘭好きな家内はそれも見たかったそうで。そういえば我が家には蘭の鉢植えもいくつかありましたな、思い出しましたよ。(笑)
数日後、今度は「第7回関西らんフェスタin神戸」ってのに連れて行かれました。「デザイン・クリエイティブセンター神戸」って場所で開催されたイベント。1927年建設の立派なレトロ建物で、輸出生糸の品質検査を行う「神戸市立生糸検査所」だったので通称「KIITO(生糸)」って呼ばれてます。

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ココ面白いイベントをよくやってくれるので、家内がいつもHPチェックしてますな。ま、それで駆り出されたわけですけどね。(笑)というわけで今年の春は桜と蘭で花まみれでした。

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オジサンはすご〜く花が好きというわけではないですし、詳しいわけでもないのですけど、家内が好きなので我が家はあちこち鉢植えだらけ、イヤでも目に付きますし咲いてるとついつい見てしまいます。ただ名前は何度聞いても覚えられませんな。今やってる朝の連ドラのモデルになった牧野富太郎さんのようには行きませんよ。(笑)

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2023年4月 9日 (日)

全部やってくれないって、実は楽しい。(笑)

少し前のこの先、欲しくなるカメラがあるのかなと。って記事の最後にスペックより大事なものがてんこ盛りなカメラって、どうして作れないのでしょうかって書いたのですけどね、考えてみたら今時のカメラにもれなく付いてくる、高機能とやらをハナから使わなければ良いわけで、可能な限りカメラ任せな部分を排除して、何もしてくれない「素のカメラ」を楽しむってのはどうでしょうね。
「素うどん」のシンプルな味わいのように、カメラもシャッターと絞りだけを楽しむという。(笑)早い話可能な限りマニュアル設定にして、フィルム時代の昔のカメラっぽさを再現し、普段と違う慣れない撮影に四苦八苦することをワザと面白がってみてはいかがですかってこと。

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なのでまず露出をマニュアルモードにして、シャッタースピードと絞り値は自分で決める設定に。オートホワイトバランスはフィルム時代のデーライトを再現したいので太陽マークに固定。ISO感度も同じく固定、400ぐらいが使いやすいかと。
レンズは一番良く使っているレンズを、
できればズームより単焦点がオススメですけどね、無ければズームレンズの広角側か望遠側のどちらかだけしか使わないって制約を課すのもアリ。オジサンはその昔ズームしたくない撮影で、ズームリングにテープを貼って動かないように固定して使ってましたよ。
さらにオートフォーカスもわざとオフ、マニュアルフォーカスにすれば顔認識だの瞳検出だのも使えませんからね。自分で思った所にピント合わせするのは、慣れないと時間がかかりますしピンボケ写真量産すると思いますけど、同時にぼかすってどういうことなのか体験で理解が深まります。

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これで準備OKかと、カメラのおせっかいを封じて、ここから先は全部自分でやるから俺の撮影に口出し不要だぜってカメラに教えてやるわけですな。(笑)
で、
キレイに撮れるか、思い通りに写るかはアナタ次第、最初はズタズタだと思いますよ。あまりにもまともに撮れない自分に愕然かもしれません。
まずシャッタースピードと絞り値をどう決めたら良いのか分からないと思います。なので過去記事に誘導、リンクを張っておきます。3つとも内容はほぼ同じ(笑)切り口を変えただけで言いたいことは一つですから、似たような記事になっちゃってますけど読んでいただければ参考になるかと。
露出なんてカンタンなのだけども。
■マニュアル露出しか無いカメラで。(笑)
■脱、カメラ任せ。晴れた日はマニュアル露出で。
露出が決まれば次はピント合わせと構図、何にピントを合わせたいのかってのと、それが画面の真ん中にあるのがイケてるのか、端っこに配置したほうが映えるのか画面全体の構図を考えるわけですな。
慣れない内はすご~く時間がかかると思いますけどね、それで撮れた一枚は自分で考えて撮ったので、いつもより充実感が大きいかと。デジカメは撮ったのをすぐに確認できますから、思ってたのと違ってたらその場で撮り直せますしね。
こうやってマニュアルで写真を撮るようになると、カメラ任せでは分からなかったことや、高機能が便利とは限らないことも見えてくると思いますよ。

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2023年4月 8日 (土)

撮影スタイルと値段が変わっていった頃。

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まだフィルムで撮っていた時代、オジサンはスタジオに撮影を発注する側でした。デザインした広告の紙面に合わせて商品撮影や調理などのイメージ撮影を依頼していたわけですけど、撮ってもらった写真の内訳は担当営業へ報告するのですな。
点数が多かったり、請求金額の高い凝った撮影が含まれてると文句言われましたよ。(笑)全体の受注金額に対して、撮影費が飛び抜けると利益が圧迫されますからね。
お中元やお歳暮のカタログ用撮影なんて、量が多く質も高いのですごい金額支払ってましたな。カメラマンってホント儲かるんやなぁってその時は思ってました。どの方も羽振り良かったですし、外車に乗ってましたしね、ボルボが多かったですな、ステーションワゴンとかいう奴ですかね、カメラマンがみんな乗ってるとか言われてたクルマ。(笑)
勤めていた会社が後に自社スタジオを設立して、外注していた撮影を内製化したのはその辺りの儲けを取り込みたいって事情もあったと思います。
ところがカメラマンは儲かる華やかなイメージの仕事だったのは、インターネットとデジタル一眼レフの普及で崩れましたな。
撮影技術よりもPhotoshopで仕上げられる人が重宝されるようになったと言いますか、デジタルや画像処理に明るいカメラマンじゃないと仕事がもらえなくなっていきました。その頃はAdobeのセミナーに行くと背水の陣で来ているカメラマンを何人も見かけましたよ。(笑)
デジタルになって撮影の様子も変わりました、写真は取り回しが楽で便利な「データ」になりましたから、立ち会い撮影でも、フィルム時代のように現像が上がるまで、どう撮れてるか分からないなんてことが無くなり、セットを組んでいるその目の前で、お客様が確認できるわけですから、職人技の撮影技術よりその場での対応力が求められるようになりました。
角度や高さを変えたのも撮っといてって言われるのは当たり前。バリエーション撮影ばかり増えて、フィルム・現像代がかからなくなったとはいえ、撮影単価は確実に下がりました。ネット掲載用は無料サービスだったり、紙の広告物用に撮った写真をホームページで使われても請求できないのが普通でしたしね。
今時の撮影料金って一体どれぐらいなのでしょうか。撮りっぱなしの写真を納品するなんてことはまず有り得ないでしょうから、撮った後に画像処理は付いて回るとして、そのスキルやかかる時間を含めて考えると、それに見合う撮影料金を頂けているのかなって思いますな。
カメラマンマッチングサービスの撮影料金を見ても、副業だからやれるでしょうけど、本業だとしたら相当な数をこなさないと食べていけないなってお値段だったりします。
AI等の技術であり得ない写真が作れる時代、この先カメラマンって職業はどうなるのでしょうか。

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2023年4月 6日 (木)

フィルム劣化で見えてきたこと。

加水分解進行中で、酸っぱい酢酸臭がするフィルムを、片っ端からデジタル化しています。と言っても調べてみると、かなりの数がすでに終わっていたので、そこから漏れていたものをデジタルカメラで複写してデジタル化、ほぼ完了に近いところまで進みましたよ。
で、すでに済んでいるものを見てみるとニコンのフィルムスキャナ「SUPER COOLScan4000ED」で取り込んでましたな。調べてみると発売が2001年でその時買って、故障で使えなくなったのが2016年でしたから15年の長きに渡り活躍してくれたわけで、相当な枚数をこれでスキャンしたということ。
その後はデジタルカメラで複写するスタイルに変えました。2000万画素超えのカメラで複写したものは、もう十分すぎるクオリティーですからね。(笑)
で、必要なものだけを最短でデジタル化するために、酸っぱい香りのしているフィルムボックスを調べるといいますか、観察してみたところ、加水分解で劣化が始まっているのは全てネガフィルムだというのが分かりました。しかも雨樋のようにカーリングしているものほど、しっかりとした酢酸臭が漂い、ネガ袋にくっついて一体化しかかっているものもありました。

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ところがリバーサルフィルムは全く匂いもしませんし、カーリングもしていないというのを発見、どのリバーサルフィルムも全く問題なしなのを確認したのですな。
フィルムの劣化って見た目での判断するのは、カーリングしているかどうかが分かれ目って感じがしましたよ。なのでなぜかリバーサルフィルムでは起こってないのが不思議でしたけどね。
だけど劣化の始まっているネガフィルムと一緒にぶっこんでいると、影響を受けて良くないだろうと思い完全に分けました。日付順に入れていたのを、更にリバーサルとネガでフィルムボックスを完全に分けて保管することに。
一度加水分解の始まったものはどんなに完璧に保管しても、劣化は進行して後戻りできないですから、完全に隔離して少しでも劣化を遅らせるしか無いのですな。
なのでネガフィルムはこのまま酸っぱい香りを放ちながら、フィルムボックスの中で朽ち果てていく運命になると思います。この先酢酸臭が外に漏れて耐えられない状態にまでなったら、さすがに処分するしか無いかもしれません。だけどデジタル化してあればフィルムは朽ち果てようとそこは安心。
これってなんだか本を電子書籍化するのと似てるなって思いましたよ。随分前ですけど、劣化して読めなくなりかかっていた古いカメラ雑誌を、ドキュメントスキャナを使って電子書籍化。雑誌はすべて資源ごみに出したのですけど、PDFファイルにデジタル化してあるので今でもipadやパソコンで読めます。
物理的に劣化から逃れられないものはデジタル化しておくのが安心、当たり前過ぎますけどこれしか無いでしょうな。(笑)

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2023年4月 4日 (火)

立ち飲み百景75 要注意人物の見分け方。(笑)

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そのお店に行きたくなくなったり、遠ざかるようになる原因と言いますか、そういうトラブルの種を持った要注意人物な方っていますな。(笑)早い話、お酒の飲み方や、立ち飲み酒場の暗黙のルールを知らないビギナーちゃんな方なのですけどね。
自己中心的な振る舞いや自分ルールの押し付けが、周りの方々を遠ざけてしまうタイプの方。しかも本人は自分に原因があるなんて、これっぽっちも思ってないから始末が悪いわけで。(笑)
最近よく見かけるようになった方で、どうやら立ち飲み酒場に来るのは初めてな様子、立ち飲みですから他のお客さんとの距離も近く、特に常連さんはいつもの定位置に立ってらしたりするので「馴染みの顔ぶれ」が分かりやすいこともあり、そういう雰囲気の中で飲むのが楽しくなったのでしょうな。顔を出すとまず間違いなく来てましたからね。
楽しくなってからは毎日現れてほぼ皆勤賞みたい。こういう急激に立飲み酒場が楽しくなってしまった方は、必ずトラブルを起こすというのが、立飲み歴ウン十年のオジサンが、今まで見てきた酒場の困ったちゃんあるある。(笑)
案の定、常連さんとお友達になったり、楽しくおしゃべりして意気投合したりの酒とバラの日々が、どんどんエスカレートして目指せ頂上状態。楽しさの高みが高いほど転落の落差も大きいのは人生がジェットコースターだから。(笑)
どうやら早い時間から来て、色んな方に話しかけて、おしゃべりしながらずっと飲んでたみたい。オジサンが行く時間にはすでにかなりの酔っぱらい状態なのが分かるようになってきました。
静かに飲んでる一見のお客さんにずけずけプライベートなことを聞こうとしたり、お勘定が済んでるのにいつまでも帰らず人の話に割り込んできたり、長年の常連さんに失礼にも酒を奢ろうとしたり。立飲みでの他のお客さんとの距離感をぶち壊すマナー違反な行為が目に付くようになってきたわけで。
その辺り常連さんからやんわり注意されても、自分ルールが間違ってるなんて思ってないですから、あの人に文句言われたって逆ギレして、ふてくされているという酒場のお子ちゃま。(笑)
結局トラブルの震源地は全てその方ですから、皆さん関わり合いにならないように避けてお店に来なくなります。お店も迷惑、それでレッドカード、出入り禁止になるというのがお決まりの結末なのですけど、どうやらイエローカードで収まったみたい。
でも怒られたみたいですけどね。しばらくして顔を出すとしょんぼり一人で飲んでましたな。自業自得って言葉をツマミに、黙って一人で飲んでいただきたい迷惑な要注意人物。
立飲み酒場を初級からきちんと学び直さないと、行きつけの店が「逝き」つけの店になりますよ。(笑)

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2023年4月 2日 (日)

いよいよフィルムに暗雲か。

3月29日に富士フィルムさんから、35mmのカラーネガとリバーサル、120サイズのリバーサルの注文受付を一時停止しますってアナウンスがありましたな。
さっそくカメラ&写真関連サイトでニュースになってましたけど、原因は原材料の調達不⾜により⼗分な製品供給を⾏うことが困難な状況だと書いてありました。
富士フィルムさんってカメラも全然供給が追いついてないみたいで、量販店でも入荷待ちや問い合わせの表示になってたりします。
半導体不足などが足を引っ張ってるのでしょうけど、同業他社は供給が元に戻ってるところもあるので、根本的な材料の供給体制に問題があるのでしょうか。その辺りよく分かりませんけどね。
特に一番よく使われているはずのカラーネガフィルムが受注停止対象って、暖かくなって写真を撮る機会が増えそうな季節なのに買えないってことになると、せっかくフィルムカメラに興味を持ってくれてる若い方が離れてしまうのじゃないかと心配します。
だったらアンタが使ってやれよって言われそうですけどね、高くてとても買えないので外野席から応援させていただきます。(笑)
怖いのは、なんとか原材料の調達のめどが立ったとして、そのコストアップ分がフィルム代の値上げにならないかってところ。調達に苦労しているのは物が無いだけでなく、今まで通りの価格ではもう無理だったり、代替品を探してるってところもあるのじゃないかと思うのですな。
最悪のシナリオは調達できずにこのままフィルム時代終了って事態。さすがにそれは無いと思いますけどね、だけど何が起こるか分からない世の中になってますから、予想外の出来事も想定範囲内に思って、いつでもビックリできるようにしてませんと。(笑)

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材料手配が滞る事態になれば作れるフィルムも減って、銘柄が統合されて種類が減る可能性もありますし、オジサンが長年使ってきたリバーサルフィルムは愛用者の数を考えるとカラーネガフィルムよりも絶対数が少ないでしょうから、そのための現像所の維持まで考えると、このまま幕引きってことも十分ありえますからね。
フィルムの注文受付の一時停止が一体いつまでなのか分かりませんけど、長引けばフィルム売ってないって事実が、いつの間にかフィルム終わりましたにすり替わっちゃう可能性もあると思うのですな。
今時はSNSで事実無根の情報があっという間に世界中に拡散する時代ですからね。誰かが富士フィルムさんの中の人からフィルム生産終了って聞きましたなんてもっともらしく書き込んだらアウトかと。
ともあれフィルムに関しては明るいニュースってもう望めないでしょうから、行く末を見守るしかないでしょうな。

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2023年4月 1日 (土)

レンズに厳しい時代に楽しむオールドレンズ。

新型カメラが発表されて画素数が現状よりもさらに上がると、それに伴って高画素に対応できるレンズが出てきますな。カメラメーカーのレンズラインナップの中でも、設計の古いレンズがリニューアルされたり、新しいレンズに置き換わったりしてます。
サードパーティー製レンズの場合もっとシビアかと、カメラメーカー製よりリーズナブル感と高性能を目指さなくてはなりませんからね。サードパーティー製レンズが、高画素に耐えられるかを検証しているプロカメラマンの動画なんてのもネットで検索すると出てきますな。(笑)
皆さんそういうのを見て購入の参考にしているのでしょうけど、レンズもカメラも新しいものは、総じてお値段が高くなりましたなぁ。これって半導体不足が原因だけじゃないような、業界全体で高いのが当たり前って実績を作ろうとしているような気がするのはオジサンだけでしょうか。
買えないオジサンはネット記事や動画を見て、使っている気分になるしかしょうがありません、結構楽しいですよ「エア購入」って、心のカメラバッグにどんなに高いカメラもレンズも全部入ってます。(笑)

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で、こんなに画素数アップでレンズに厳しい時代って言いながらその真逆を行くのがオールドレンズの世界。思っているよりよく写るのにビックリして、ピント合わせって楽しいって改めて知り、予想以上に敷居が低かったの三拍子。
なので思っているより、やったもん勝ちの楽しくて新しい世界なのですな。(笑)必要経費はオールドレンズとマウントアダプターだけ。
半導体不足で新型カメラやレンズの供給不足もあって、中古市場でも新しいものは高値で手が出ませんが、80年代ぐらいまでの一眼レフ用交換レンズって、オートフォーカスになる前のレンズはホントお安い。
当時ボディーとセット売りが当たり前だった50mm F1.4クラスの標準レンズなんて、大量に販売された分たくさん残ってますからね、使うのに問題はないけど、見た目使い込んだ感のあるものなら数千円から買えますな。
ズーム倍率が低く、開放F値が暗い標準ズームレンズも安いですなぁ。ただプラスチック部材を多用する時代になって、経年変化で劣化しているものがあるので注意、ズームがスムーズじゃないのや引っかかり感があったりしますからね。ま、普段使いのレンズがズームレンズなら、オールドレンズはあえて単焦点をチョイスするのが面白いと思いますよ。
中古カメラ屋さんには、当然儲けになるマニアやコレクター向けのお高いものも飾ってますけど、そういうのはショーウインドーの中でもプレミアム席に鎮座してますから、ハナから見なければいいだけ、お財布に合わせた実用品のお買い物を。(笑)
で、面白そうだけど写りはそんなに期待してなかったオールドレンズが、思ってた以上にスゴクいい写りだったら嬉しいでしょ。オールドレンズってココ醍醐味、一番オイシイところ。(笑)
この世界を知ってしまうと、最新レンズをテストしたレビュー記事や動画なんてプイプイ。細かな欠点をあげつらったり、重箱の隅っこツツキまくってて何が楽しいのかって思うようになりますな。
おおらかな気持ちで、おおらかにレンズとお付き合い出来るようになります。そうするとお隣の国のおおらかすぎる性能のレンズも余裕でカモーン。
気がつくと愉快なレンズワールドが出来てますな。オジサンはすでにそうなってます、だけどスゴク幸せ。(笑)

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