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2023年4月 1日 (土)

レンズに厳しい時代に楽しむオールドレンズ。

新型カメラが発表されて画素数が現状よりもさらに上がると、それに伴って高画素に対応できるレンズが出てきますな。カメラメーカーのレンズラインナップの中でも、設計の古いレンズがリニューアルされたり、新しいレンズに置き換わったりしてます。
サードパーティー製レンズの場合もっとシビアかと、カメラメーカー製よりリーズナブル感と高性能を目指さなくてはなりませんからね。サードパーティー製レンズが、高画素に耐えられるかを検証しているプロカメラマンの動画なんてのもネットで検索すると出てきますな。(笑)
皆さんそういうのを見て購入の参考にしているのでしょうけど、レンズもカメラも新しいものは、総じてお値段が高くなりましたなぁ。これって半導体不足が原因だけじゃないような、業界全体で高いのが当たり前って実績を作ろうとしているような気がするのはオジサンだけでしょうか。
買えないオジサンはネット記事や動画を見て、使っている気分になるしかしょうがありません、結構楽しいですよ「エア購入」って、心のカメラバッグにどんなに高いカメラもレンズも全部入ってます。(笑)

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で、こんなに画素数アップでレンズに厳しい時代って言いながらその真逆を行くのがオールドレンズの世界。思っているよりよく写るのにビックリして、ピント合わせって楽しいって改めて知り、予想以上に敷居が低かったの三拍子。
なので思っているより、やったもん勝ちの楽しくて新しい世界なのですな。(笑)必要経費はオールドレンズとマウントアダプターだけ。
半導体不足で新型カメラやレンズの供給不足もあって、中古市場でも新しいものは高値で手が出ませんが、80年代ぐらいまでの一眼レフ用交換レンズって、オートフォーカスになる前のレンズはホントお安い。
当時ボディーとセット売りが当たり前だった50mm F1.4クラスの標準レンズなんて、大量に販売された分たくさん残ってますからね、使うのに問題はないけど、見た目使い込んだ感のあるものなら数千円から買えますな。
ズーム倍率が低く、開放F値が暗い標準ズームレンズも安いですなぁ。ただプラスチック部材を多用する時代になって、経年変化で劣化しているものがあるので注意、ズームがスムーズじゃないのや引っかかり感があったりしますからね。ま、普段使いのレンズがズームレンズなら、オールドレンズはあえて単焦点をチョイスするのが面白いと思いますよ。
中古カメラ屋さんには、当然儲けになるマニアやコレクター向けのお高いものも飾ってますけど、そういうのはショーウインドーの中でもプレミアム席に鎮座してますから、ハナから見なければいいだけ、お財布に合わせた実用品のお買い物を。(笑)
で、面白そうだけど写りはそんなに期待してなかったオールドレンズが、思ってた以上にスゴクいい写りだったら嬉しいでしょ。オールドレンズってココ醍醐味、一番オイシイところ。(笑)
この世界を知ってしまうと、最新レンズをテストしたレビュー記事や動画なんてプイプイ。細かな欠点をあげつらったり、重箱の隅っこツツキまくってて何が楽しいのかって思うようになりますな。
おおらかな気持ちで、おおらかにレンズとお付き合い出来るようになります。そうするとお隣の国のおおらかすぎる性能のレンズも余裕でカモーン。
気がつくと愉快なレンズワールドが出来てますな。オジサンはすでにそうなってます、だけどスゴク幸せ。(笑)

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レンズのこと」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
本来カメラ機材は生活必需品ではないので経済学の基本中の基本「需要と供給のバランス」で上がり続けているんだと思います。キヤノンからAE-1が発売される前までは一眼レフなんかよほどの金持ちじゃないと気軽に買える時代では無かったですよね?私も小学校の頃の貯金はたいてニコンFEを買った口ですので今でも大事に持っています。
最近のレンズでもRF70-200mmズームなんか私が買った(もう手放した)頃(2020年頃?)は25~6万円ぐらいだったのですが今じゃ35万円越えですからね。これも単に半導体不足だけじゃないと思います。そのような価格でも買える人だけに売ってやるというのが販売店(キヤノン?)の思惑ではないかと。

投稿: 厚木市民 | 2023年4月 1日 (土) 09時33分

厚木市民様、おはようございます。
キャノンAE-1懐かしいです。初めて手にした一眼レフカメラでした。ペンタ部分がプラスチック製だと知ったのは、手放してからでした。全然分からずに使ってましたね。(笑)

投稿: よもかめ亭主 | 2023年4月 2日 (日) 06時19分

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