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2023年3月

2023年3月30日 (木)

凡才が、盆栽を始める話。(笑)

英語圏でも日本語のまま通じる言葉ってありますな。Sushi(寿司)やTempura(天ぷら)、Karaoke(カラオケ)なんかがそう。英語の辞書にも載っていて当たり前になっているそうで。
盆栽も「Bonsai」で通じるってのを子供の頃教わって、驚いた記憶があります。(笑)考えてみれば無理やり翻訳して言葉にする方が不自然なものっていっぱいありますからね。
カメラも写真機って言い方普段はしませんしねぇ。レンズもレンズのまま、日本語だとどうなのか調べてみたら透鏡(とうきよう)って出てきました。長年カメラとレンズのお世話になっておりますが、初めて聞きましたよ。かな漢字変換の候補にすら出てきませんな。(笑)
で、盆栽ですけどね。昨年家内とお出かけの際にミュージアムショップのガチャ(カプセルトイ)で買ったのですな。お互い盆栽には以前からちょっと興味あったのですけど、敷居が高そうで手を出しかねてたわけで。

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園芸店で見かけても、どういうのが良いのかわからないし、お値段もそれなりにしますしね。ただ大木がそのままミニチュアになったような見た目が、カッコイイなと思っていたのですな。極小さなサイズなら飾る場所も選びませんし、あちこちに飾れたらイイなぁと。
ま、そういう下地があったところに、ガチャで盆栽を発見してしまったわけで。(笑)名称は「まめ盆栽栽培セット」、販売元は聖新陶芸株式会社ってところで、栽培セットを色々販売しているところみたい。「本格的な陶芸鉢で種から育てる」ってキャッチコピーが書いてありますな。
植物は黒松、赤松、もみじ、けやきの4種類、ガチャなのでカプセルを開けるまでどれが入ってるかは分かりません。やってみたところオジサンも家内も黒松が出ました。違うのだったら面白かったのですけどね、ちょっと残念。(笑)

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で、冬の間温存して、暖かくなったら種蒔きするかって思っていたのでそろそろかと。中身は説明書と乾燥させた土、種が5粒に焼き物のミニチュア植木鉢が入ってました。この陶芸鉢がいかにも盆栽を育てるぞって形で、重みもあってテンション上がりますな。(笑)
だけど上手く育ったとしても、説明書に出ている写真のようにカッコイイ形になるには5年ぐらいかかるのでしょうなぁ。放ったらかしでも大丈夫な、観葉植物を育てたぐらいのスキルしかない凡才が初めての盆栽チャレンジ。家内とオジサンで同じ黒松を育てて、どっちが良い盆栽に出来るか選手権。(笑)
ともあれまずは種を蒔かないと始まりませんなってことでこれからスタートします。いい感じに育ってきたらまた記事にしようかなと思ってますよ。

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2023年3月28日 (火)

絵葉書を郵便じゃなく資源ゴミで。(笑)

「こういうものは、ウチではちょっと」って言われましてね。実は古本屋に古い葉書を持って行ったら塩対応。数軒回って買取してもらえず結局持って帰ってきたという顛末が腹立たしかったので記事にして溜飲下げようかと。(笑)
え〜っとですね、少し前の「役に立たないから、この値段なのね。」って記事にも書きましたけど、実家の物置にある書籍などの紙物を少しずつ断舎離しているのですな。記事には本の値打ちがすでに無くなっていることを書きましたけど、それよりひどかったのが葉書やブロマイドだったというのが今回のオハナシ。
いわゆる観光絵葉書のセットや美人画、女優や舞妓さんのブロマイド、画家の絵葉書や会社のPR葉書など古い物がいっぱい出てきたのですな。正直なところ、そんなものまで集めていたことが、しばらく思い出せませんでしたよ。とにかくどれだけあるのか、全容を把握するため全て見たのですけど、途中から嫌になってきました。(笑)
で、家内にも見てもらって、川西英さんの神戸の風景など飾っておきたいものや、テーブルフォトの演出用に使えそうなものだけキープして、残りを古本屋へ持って行ったわけで。こういうものが好きな方もいらっしゃるでしょうから、古本屋さんが繋げてくれればと、美しいことを思ったのが間違いの始まりでした。(笑)

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さっそく色々なお店のサイトやSNSを調べて、買取ジャンルの中に、絵葉書類があるお店をピックアップして出かけました。
結果はですね、臨時休業だったお店と、買取査定出来る方が出張買取中で不在だったお店は仕方無いとして、それ以外のお店でけんもほろろの塩対応ってどういうコト?(笑)
いきなり「葉書は買取してません」って言われた某古本屋、だったらホームページ訂正しとかんか〜い。(怒)他にも絵葉書セットは全ての枚数揃ってて、なおかつ明治・大正時代から戦前までのものしかダメってお店も。
画家の葉書も「竹久夢二」のなら買いますだって、それって名も無い画家の絵葉書はハナから門前払いってことですか。ブロマイド類も全滅、観光絵葉書のセットも見せる前から拒絶されましたって、もう笑うしかない。

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ネットにはすごくイイこと書いてても、お店で直に聞いてみるとエライ違い、他店で断られたものも相談してくださいなんて謳い文句を信じたオジサンがバカでした。
なので結局買い取りにまでコマを進めることすら出来なかったという顛末に、オジサンは電車賃使って一体何をしに来たのかとガックリきましたな。腹立たしいのでやけ酒飲んで帰りましたよ。(笑)
で、この件のエンディングですけどね、行きつけの酒場の常連さんたちに欲しいのあったらどうぞって見てもらって、残ったのは全部、翌日の資源ゴミの日に出してサヨナラしました。この方が何だかスッキリしましたよ、ついでに古本屋さんにもサヨナラ。(笑)

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2023年3月26日 (日)

社史を眺めて、時代の空気を味わう。

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蔵書というほど立派なものではないのですけど、段ボール箱にしまい込んでいた、たくさんの本の中から何冊か社史が出てきました。若い頃、好きで集めていた古いもの、特に昔のパッケージ類の詳細を調べるのに格好の資料だったのですな。
出てきたのは「明治製菓株式会社二十年史 1936年(昭和11年)」
「大日本麦酒株式会社三十年史 1936年(昭和11年)」「森永五十五年史 1954年(昭和29年)」「味の素の50年 1960年(昭和35年)」「津村順天堂七十年史 1964年(昭和39年)」「サントリー70年史 やってみなはれ・みとくんなはれ 1969年(昭和44年)」「資生堂百年史 1972年(昭和47年)」。

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すべての本に言えることなのですけど、社史ってのは会社の景気が良くて、さらなる発展や躍進をするぞって時にしか作りませんから実に豪華でお金もかかってます。
いずれも非売品で社員や取引先、株主に配られたものでしょうね。なので
発行部数が少なく、その分豪華に作れたのでしょうな。クロス張り表紙に背文字は金箔押しで函入りなんてのが当たり前、立派な本なので風格を感じます。
中身はほぼどれも同じで社長と役員の写真、工場や営業所、販売店の一覧と写真、建物の前で全員揃って写ってる集合写真なんてのね。更に製品の写真や当時の広告などを織り交ぜながら創業から今日までをまとめてあるという作り。
正直言って読んでて楽しい読み物ではありませんが「サントリー70年史」だけは別物。2冊セットになっていて「やってみなはれ」が歴史編、「みとくんなはれ」が資料編になっていて、歴史編の戦前編が山口瞳氏、戦後編が開高健氏という豪華執筆陣、お二方は元サントリーの社員でしたから実現出来たのかと。現在新潮文庫になって出ています。興味のある方はどうぞ。(笑)

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どの社史もその会社の目を通した当時の様子が浮かび上がるのですけど、「大日本麦酒株式会社三十年史」も凄いですよ、明治39年に日本麦酒(ヱビス)、札幌麦酒(サッポロ)、大阪麦酒(アサヒ)が一緒になって大日本麦酒株式会社を創立、元取締役の写真に渋沢栄一氏が載ってます、来年から流通する一万円札の顔の方ね。

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この会社、戦後(昭和24年)に解体され日本麦酒(現サッポロ)とアサヒに分割、同じ会社だった時期があったのが面白いなと。
「森永五十五年史」も実に豪華な500ページ超えの大型本、当時の勢いを感じます。ところがこの本が出た次の年に「森永ヒ素ミルク中毒事件」が起こって会社がエライことになるのですな。当時事件に対する企業態度が反感を買って不買運動が起こり企業イメージとシェアを大きく落としたそうです。

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社史だけど上品でお洒落な本なのが「資生堂百年史」。化粧品の会社ですから当然ですが、図版や商品写真が多くて実にいい資料でしたよ。ところが古本屋になかなか出てこなくてね、古本市の図録に登場しても高くて手が出ませんでしたなぁ。(笑)
ま、古本屋も通い詰めてると何とかなるもので、見つかりましたけど、今ならネットですぐに探せるのでしょうなぁ。資料価値以外何もないのが社史ですけど、こういう本の世界もあるってことで紹介いたしました。(笑)

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2023年3月25日 (土)

遠ざかる東京写真。

街の写真を延々と飽きもせず撮り続けておりますが、そのきっかけになったのは建築物。元々古い洋風建築が好きで、震災前の神戸は実にたくさんの建物があったので撮り歩いてました。
その後洋風建築物だけでなく街で見かけた様々なものを撮るようになったわけですけど、
大好きだった写真家アジェの影響もあったと思いますね。
青春18きっぷで色々な所へ出かけては撮ってました、でもその頃は東京にまるで興味はありませんでしたな。木村伊兵衛、桑原甲子雄、荒木経惟、森山大道、大西みつぐなど東京をメインに撮る写真家の写真集はよく見ていたのですけどね。
懐かしい話ですが、当時自分の写真と文章で発行していた手作りのミニコミ誌が、某新聞社系雑誌の公募に応募したところ入賞してしまったのですな。授賞式は幕張メッセだったのでそれが初めての東京。
当時の記録を見ると「駒形どぜう」でどじょう鍋食べてましたな、これも初めて。(笑)

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その時は浅草に宿をとってウロウロ撮り歩いてましたよ、だけどそれで味を占めたわけでなかったようで。
次に訪れたのは数年後、赤線の建築物に興味を持ってのことでした。
赤線(あかせん)とは1946年にGHQ(連合軍総司令部)の命令で公娼が廃止されたあと、従来の遊廓地帯と私娼街を特殊飲食店街として営業を黙認した地域のこと、この特飲街指定地域を赤線区域、赤線地帯など呼んでたわけで。
表向きはカフェーやダンスホールという形態だったようですが、そういう地域を歩き回り、街のたずまいを詳しくレポートしたある本で知って、見てみたくなったのですな。
本を参考にして吉原(千束)、洲崎(東陽)、千住、立石、鳩の街(東向島)、玉の井(墨田)などを歩きました。当時読んでた永井荷風の小説の影響もあったと思いますね。(笑)

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その頃ですでに40~50年以上経過した建物ですから、もはや残っていない場所もありましたけど、そこにたどり着くまでの下町の風情だとか、たたずまいなどをずいぶん撮りまくりました。
で、思ったのですけど、前述した写真家の方々が東京で撮った作品は素晴らしいのですけど、東京だから成り立つと言いますか、正直言ってどこでどう撮っても絵になる街だなって、実際自分の足で撮り歩いてみてよく分かりました。
何しろ山手線のどの駅で降りても、神戸で一番にぎやかな三宮よりも街が大きく人も多いわけで、街としての密度がそのまま写真の撮れ高に現れているなと思いましたよ。
写真家の先生方が名作を生み出す原動力って、東京という街の密度も関係していると思いましたな。写真&カメラ好きな方のブログ、noteなどを見ていても「これ東京だから撮れたよな」って思う写真がたくさんありますからねぇ。(笑)

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その後何度か東京に出かけて撮ってました。だけどどんどんフェードアウト、カメラを向ければとりあえず絵になる街に興味を失ったのですな。なので用事で東京に行ってもほとんど写真撮って無い。
調べると2015年に家内がどうしても行きたい美術館があるというのでお供して行ったのが最後。だけど撮った写真を見てみるとホテルの窓から撮った東京スカイツリーと、ご飯食べに行ったお店の写真だけでしたよ。(笑)

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2023年3月23日 (木)

ネットなんて無かった頃の古いもの調査って。(笑)

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若い頃古いものが好きで集めてたことを何度か書きました。特に昔のパッケージ類が好きで、探すのも集めるのも楽しかったですよ。昔から長く続く企業は歴史がありますから、明治・大正・昭和のそれぞれの時代を感じるパッケージってカッコイイものが多かったのですな。
見つけてきたパッケージが一体いつの時代のものなのかを調べるのに、まだインターネットは無かったですから文献に頼るしかなく、古本屋で資料になりそうな本を探してました。
だけどそういう本ってなかなか無くて、元々発行部数が少ないのでお高い、でも買い逃すとお目にかかれないので、見つけたら無理してでも買ってましたよ。
掲載写真は「日本の広告美術 : 明治・大正・昭和」って函入の立派な本、東京アートディレクターズクラブ編・美術出版社・1967年刊で、1がポスター・2が新聞広告雑誌広告・3がパッケージという3冊揃。1冊5,800円の高価な本がさらに値打ちが出て高かったなぁ。(笑)で、古いパッケージのデザインの傾向などを、この本で調べて年代を解明してました。

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上の写真は古い石鹸缶と第3巻の誌面、缶の左下に「NAGASE FACTORY」の文字が見えるのでこれは後の「花王石鹸」。創業者の名前が長瀬富郎なので「NAGASE SOAP」や「N.S.&Co」なんて表記も当時ありました。
面白いことにSAVON(石鹸)の文字があるのに商品名は「PATE d’ AMANDE」って砂糖とアーモンドを練ったフランスのお菓子の名前なのですな、きっと石鹸の見た目がこのお菓子に似ていたので商品名にしたのでしょうね。
全体のデザインはもろにアールヌーボー様式なので1900年〜1920年頃、明治時代の後半から大正時代初め頃のモノではないかと推測するわけで。

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もう一つが仁丹の容器。仁丹掲載ページに手持ちの古い金属製容器をいくつか並べて撮ってみました。これは大正時代から昭和の初め頃ではないかと。昭和に入ると金属だけでなくセルロイド素材の容器が、戦後はプラ素材のものが主流になっていったのでそう推測するのですけどね、上の楕円形の容器の裏には「陸海両軍医総監証明 三輪井上両博士方剤 大阪市 森下博」って書いてあります。(笑)
で、手がかりが少ない中、役立つ資料って実は社史でした「〇〇株式会社50年史」なんてやつね。だけど社員や株主などに配られ一般に流通してない非売品なのですな。
でもそのジャンルに強くて得意な古本屋さんってのが世の中にはちゃ〜んとあります。(笑)なので何軒かあった社史の品ぞろえが良い古本屋さんにはよく出入りしてましたよ。
ある時探していた本を見つけたもののお金が無くて「給料日まで取り置きお願いできますかっ」って聞いたら、笑いながらマケてくれた店主さんもいましたなぁ。よほど必死な顔してたのでしょうね。(笑)
そうそう大倉山の中央図書館には昔の新聞のマイクロフィルムをよく閲覧しに行ってました。探していたのは当時の広告、そこから古いパッケージがいつ頃発売されたのか割り出すという。今思えば気が遠くなるような地道な作業でしたけど、若かったから出来たのでしょうなぁ。何度も通って顔を覚えられましたよ。(笑)
でもそんな苦労は昔話、今はインターネットでいとも簡単。試しにどれぐらい調べが付くのかやってみたところヒットしなかったものは皆無、内容はともあれ何かは出て来ましたな。まず現存の会社は沿革などが、立派な社史やミュージアムを用意してくれているところも。
博物館・美術館の収蔵品、個人や企業・団体などの私設博物館もヒット。アンティックショップのSNS、個人コレクターのブログやオークションなどなど。思った以上にたくさん出てきましたよ、ネット恐るべしと言いますかホント楽ちん。
だけどあの頃調べることに一生懸命だった情熱は、今でも無駄だとは思っていませんよ。(笑)

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2023年3月21日 (火)

物の値打ちは、それの分かる所へ行くのが幸せ。

ずいぶん昔ですけど、長年写真館を営んでいたスタジオのご主人が亡くなり廃業するので、友人カメラマンと残った機材の買取に出かけたことがありました。ライトやスタンド、家族写真や成人式の撮影用小道具などと一緒にカメラも結構出てきたのですな。
主に中判カメラと交換レンズが多くて、その時の中古カメラ相場よりもかなり色を付けた値段を提示して帰ったのですけどね、商談成立どころか激怒されたという。(笑)どうやら親戚の方々が提示した価格を見て、我々を買い叩きに来たって思ったみたい。
だけどもうすでにフィルムカメラの時代では無くなってましたし、長年使い込まれた中判カメラは行き場が無いぐらいの価値でしたから、業者に買取を頼んでもホント二束三文なのですよって説明したのですけどねぇ。
プロが使っていたカメラがこんな値段のはずがないって怒ってましたな。フィルムカメラって、買った時は高くても時代の移り変わりで価値を失った商品の典型例なわけですけど、その辺りを最後まで理解してもらえませんでした。
ま、知らない人にとってはカメラは高いものって価格基準が頭の中にあるのでしょうけど、「買った時は高かった」で物の価値を決めてたら中古市場自体が成り立ちませんよ。(笑)

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その後どうなったのか知りませんが、建物も老朽化していて建て替えるようなことも聞いていたので、古い建物を解体する際に産廃業者が処分し、処分代を取られたかもしれませんよ。今は物を捨てるのにもお金がかかる時代ですから、要らなくなった物で儲けようとするのがそもそも間違い、小遣い銭にでもなれば御の字ぐらいに思ってませんと。
友人カメラマンも我々に売ってくれれば、まだまだ現役で使ってやれたのにってこぼしてましたな、オジサンもそう思いました。物は金額じゃなく、それを必要としているところに行くのが幸せですよ。(笑)
で、このところ、若い頃に集めていたガラクタや古本などを断舎離、それを記事にしておりますが、買取査定に持って行ったアンティックショップのサイトに、オジサンが持って行ったブリキのおもちゃが新入荷で登場してました。
外箱もきれいに残っていて、中身は未使用、ぜんまい仕掛けのギミックも問題なく動くので、商品説明にもこれだけのコンディションのものはもう出てこないって、イイことばかり書いてくれてましたな。そのせいでしょうか即 SOLD OUTになってましたよ。
値段は問い合わせなので、いくら付けてたのかは知りませんけど、オジサンのところに置いてても、しまい込まれたままで将来は燃えないゴミにしかなりませんから、お店を通してこういうものを探している方のところへ行くのが幸せだと思いました。
ブリキのおもちゃですから買った方はきっとコレクターでしょうね。ひょっとしたらどこかの玩具博物館だったりして。いずれにせよ実物の超美品コンディションに小躍りしてるでしょうな。(笑)

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2023年3月19日 (日)

レンズの元気が、明日への活力。(笑)

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一眼レフからミラーレスへと流れが変わって、スゴク元気がいいなって思うのが交換レンズ界隈。次から次へと面白いレンズを発売して、攻めてる感じがする中国や韓国のメーカーは勢いを感じますなって思ってたら、国産メーカーも次々魅力的なレンズを投入してきてますな。
富士フィルムさんもソニーさんのように、ライセンス契約したレンズ専業メーカーにマウント情報の開示をした途端、一気にレンズが増えましたからね。レンズメーカー各社の新製品発表のニュースが楽しかったですな、お金があれば全部買って使ってみたいって思いましたよ。(笑)
そうそうニュースで見たのですけど、CP+2023でコシナさんが「NOKTON 50mm F1 Aspherical 」ってレンズを参考出品してましたな、なんとキヤノンRFマウント用だって。
マウント形状と通信に関する情報を得て開発したそうで、あのキヤノンさんがレンズメーカーに情報開示した事自体がちょっと信じられませんでしたよ、絶対無いって思ってましたから。
そういえばコシナさんはフォクトレンダーブランドでニコンさんのZマウントレンズも出してて、製品情報サイトには「本製品は、株式会社ニコンとのライセンス契約の下、開発・製造されています。」って出てますな。
ニコンさんが開示したので、対抗してキヤノンさんも開示したのでしょうか。(笑)その辺りの大人の事情は分かりませんけど、ミラーレスカメラが主流になって変わってきたのでしょう。
写真を撮る道具の首位はスマホが圧倒的な時代、わざわざカメラを持つのはプロとこだわりのある方や趣味人ですから、魅力的なレンズの選択肢が増えることは、業界全体の魅力にもつながると思いますのでね、じゃんじゃん楽しいレンズを出してほしいですな。(笑)
オジサンも富士フィルムさんのミラーレスカメラを使いだしてレンズがホントに増えました。コスパ最高のお安いお隣の国のレンズばかり買ってて、内需拡大や地産地消に貢献できてないのが心苦しいのですけど、レンズ交換式のカメラをお使いの方は、これだけ魅力的なレンズが増えて選び放題な今こそ、お気に入りの1本を見つけてほしいのですな。
普段ズームレンズばかりの方は単焦点レンズをチョイスするとか、色んな場面で万能感のあるマクロレンズを加えて撮れる写真の幅を広げるとか。
ちなみにオジサンは普段単焦点レンズばかりなので、タムロンさんの「18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD」ってズームレンズを使ってみたいですな、こんな高倍率のズームレンズって使ったことがないので、どうなのかってところを知りたいわけで。
トキナーさんのミラーレンズ「SZ 600mm PRO Reflex F8 MF CF」や「SZ 900mm PRO Reflex F11 MF CF」ってのも面白そう。何を撮るかよりコンパクトな超望遠ってところに興味がありますね。(笑)
さて今年はどんなレンズが出てくるのでしょうか。できることなら高性能より個性的なレンズを希望しますよ。

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2023年3月18日 (土)

プラスチックマウントってご存知?

デジタルカメラが幅を利かす前、写真はフィルムだった頃、フィルムは大きく2種類がありました、ネガフィルムとポジフィルム。
撮った写真の画像が明暗反転していて、印画紙にプリントして初めて写ってるものがちゃんと見られるネガフィルムと、反転などしてなくてハナからちゃんとした画像として見られるポジフィルム、スライド用フィルムなんて呼び方もしてましたな、オジサンはリバーサルフィルムって呼ぶのがしっくり来ます。
メインで使っていたのがこのリバーサルフィルムだったので、ひとコマずつ紙やプラスチックで出来たマウントと呼ばれる枠に入れるのが普通でした。
現像に出す際に指定すると、マウント仕上げで出来上がってきたのですけど、オジサンはプロラボに出していたのでマウントをしていない6コマずつ繋がったスリーブ仕上げがデフォルト。
プロカメラマンの場合、広告や雑誌などの印刷物に使われる前提で撮影しているので、マウントはかえってジャマだったのですな。印刷会社で製版処理をする際にはマウントを外して、ドラムスキャナのシリンダーに巻きつけて4色分解処理をしましたのでね。
オジサンの場合プライベートで撮ってた写真は保管を考えてマウントしてました。現像上がりの36枚撮りフィルムの中からOKカットだけ選んでちまちまとマウントして番号を記入するという面倒くさい作業でしたけど、ライトボックスで見ながらOKカットを吟味して残すかどうか判断する作業は好きでしたよ。(笑)
ただし35mmだけ、ハーフサイズや真四角フォーマットのものはスリーブのままファイル、中判フィルムはコスモスインターナショナルから発売されているPP袋に入れて保管。
で、少し前に記事にした加水分解の件以来、スリーブ状態で箱にぶっこんで保管していたリバーサルフィルムの内、大事なものをきちんとマウントして保管することにしたのですな。家族の写真だとかそういうやつね、普段撮ってる街の写真は、オジサンが死んじゃったら家内にとってはただのゴミですから、どんなにガンバって保管してもあの世に行ったらサヨナラ。(笑)

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で、随分しばらくぶりに富士フィルムさんのプラスチックマウントを買いました。他社の紙製マウントも売っていたのですけど、長年使ってきたプラスチックマウントが気に入ってるので、少々高くてもこちらをチョイス。
フィルムが高くなって厳しい時代ですけど、まだちゃんと売られていることにちょっと安心、街の写真屋さんにはさすがにもう無かったのでネットで注文しました。
ブロアーと手袋にハサミを用意してライトボックスの上でひとコマずつマウントしていきましたけど、何だか久々に懐かしい作業でしたよ。残念なのはマウントしたフィルムを保管する「富士フイルムスライドファイル 35mm 200景」という緑色のボックス型ファイルがヨドバシなどの量販店では販売終了になっていたこと、もう作ってないのでしょうなぁ。
フィルムの種類も少なくなって高価になると、それを保管するための用品も少しずつ無くなっていくのは悲しいですけどこれが現実なのかと。フィルムはどんどん遠ざかっていきますなぁ。

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2023年3月16日 (木)

それって副業って言えるの?(笑)

いつもの巡回コースにしている「デジカメWatch」ってサイトの3月8日のニュースに「女性副業クリエイターの3割がSNS経由で仕事を受注…アドビの実態調査より」という記事が掲載されてました。
2月13日~2月15日に実施した、クリエイティブ活動で収入を得ている全国20歳~49歳の男女800名の実態調査の結果だそうで、クリエイティブ活動ってのは、カメラマンやフォトグラファー、ライターやコンテンツデザイナーなど、いわゆるちょっとイケてる横文字系のオシゴトみたいですな。(笑)
で、「クリエイティブを仕事にする良さ」については、約7割が「年齢を問わず活動できる」ことと回答だそうで、これはスゴク分かりますな。創造や創作などで何かを生み出すことに、年齢や性別なんて全く関係ありませんからね。
ただそれで目指すところがちょっと気になって、女性の23.5%が「好きなものを作り続けたい」、男性の19%が「多くの収益を得たい」だって。オジサンには何だか自分に都合のいいことばかり言ってるようにしか見えなかったわけで。(笑)
記事では女性クリエイターのほうが「好き」を仕事のモチベーションとしている傾向がみられたってまとめてましたけどね、裏返せば好きなことしかやりたくないし、それで儲けたいしってワガママ感が。
副業とはいえ、お代を頂戴するお仕事ですからねぇ。昭和の教育しか受けていないオジサンの思う「仕事&働き方」はすでにルールの違う前世紀の遺物なのでしょうか、何だか調査結果各所に違和感を感じましたな。(笑)
で、クリエイティブな副業で得られる収入ですけどね、女性の年収で最も多いのが「10万円以下」で36%だって。年収10万円以下!月に1万円も稼げないなんて。(笑)
仮に10万円として月に8,333円、1日だと277円。それって副業って言えるの?ぶっちゃけ言わしてもらいますけど、ゆる〜い小遣い稼ぎにすらなってませんやん。(笑)

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副業所得や収入って雑所得として、20万円を超えると確定申告しなくちゃいけませんけど、それすら届かない金額って、わざと申告しなくて済む金額内に抑えて副業活動しているのでしょうか。それとも必死に頑張ったのに届かなかったのでしょうか。
わざと20万円超えないようにしてるのなら、超えそうになったら仕事断るってこと?お仕事依頼してくださる方に失礼ではないでしょうかね。
頑張っても届かなかった方は元々副業に向いてないのでは。やり方が間違ってるのか、安い仕事ばかり引き受けてるのかその辺りは分かりませんけど、もう副業じゃなくて「こんなコトやってる私が好きって」自己満足の世界でしかないような。(笑)
仕事の依頼はSNS経由がダントツだそうで、それが今どき感なのだと思います。
自分らしい働き方を副業にというのは分かるのですけどね、オジサンはやっぱり違和感を感じますなぁ。自分の都合やワガママ優先な「自分ルール」はあっても「自分らしい」はどこにも無いような気がしましたな。(笑)

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2023年3月14日 (火)

最近、聴こえない音があるのよ。

若い頃集めてた古い物、アンティークと言うよりも古道具と呼んだ方が似合うようなガラクタばかりでしたけど、何だか醸し出す雰囲気が好きで、気が付けば結構な数が集まってましたな。
そういう中から家内にも選んでもらって、もう必要のないものや、使うことのないもの、コレクターの所へ行った方が良いものを断舎離しています。
で、その時にいくつか目覚まし時計が出てきたのですな。アンティークショップで買い取ってもらうにしても、元々古いものなのにさらに30年以上しまい込まれていたものなので、動くかどうかも分かりません。
なのでまずは動作確認のため全ての時計のゼンマイを巻いて動かしてみました。遅れや進みはあるとはいえ、1台を除き他はちゃんと動きましたよ、素晴らしい。(笑)
ところが動いた動いたって喜んでいたら家内から「チクタク音がうるさくて寝られん」と指摘が。
オジサンは聞き慣れてるせいもありますけど、そんなにうるさい音だとは思わなかったのですな。ところが家内には我慢の限界だったようで、翌朝起きたら時計が全部隣の部屋の隅っこに追いやられてました、耐えかねた家内が夜中に移動させたみたい。(笑)
そんなに神経質にギャーギャーいうほどうるさい音なのかなぁって思っていたのですけどね原因が分かりました、オジサンの耳が遠くなっていたという悲しい現実が原因だったという。(泣)

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いくつかある目覚まし時計の中に通称「フランス枕」や「枕時計」って呼ばれている目覚まし時計が1台あったのですな。
持ち手が付いた上品な趣の四角い時計で、カチカチと時を刻む音が他の時計よりもすごく小さいので、枕元に置いても気にならずに眠れる時計ということでそう呼ばれているのですけどね、これが唯一不調の1台。
30分ぐらい動いたら止まってしまうというコンディション。音が小さいとはいえ無音ではありませんから動きが止まったら分かります。ところがオジサンこの音が全く聴こえなかったわけで。
「時計止まってるで」って家内に指摘されないと音では分からないのですな。ちゃんと動いてる時に「ちゃんと音してるやん、聴こえへんの」って言われても全然聴こえていないというのが発覚したわけで。他の時計の音は聴こえてるので、小さな音や特定の音が聞こえにくくなってきてるというのに気が付きました。
オジサンぐらいの年齢の関西の方って、聞きたくないことを言われた時に「今日、耳、日曜。」って返しますけど、このままどんどん難聴が進んで何も聞こえなくなって「今日も明日も、耳、ず〜っと日曜日。」になったらどうしようかと。
父親がすでにそうなのでオジサンもなる確率はスゴク高いと思います。とはいえジタバタしてもしょうがないですけどね、色々あってこの年齢ですから受け入れて共存するしかないかと。
ちなみにこの時計は、中古カメラ修理の時と同じ様にベンジンで洗浄したら、あっさり直って快調そのものになりました。ただ金メッキはほとんど剥げ落ちてるし、大した値段にはならないだろうなって思ってたら家内が使うって。
なので今は本棚でオジサンの聴こえない音で時を刻んでますよ。(笑)

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2023年3月12日 (日)

春なので街の徘徊、再起動。(笑)

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寒いわ、天気がパッとしないわで、カメラを持って出ても大した撮れ高にならなかった今年の冬。なので撮影は無理にせず、断捨離に舵を切って徹底的に不用品減らしをしてました。
まだまだ全部は片付いてないのですけど、もう少し暖かな季節になると物置の中は蒸し風呂、暑くてとてもじゃないですが、長時間居ることは無理ですから、とりあえず中身の確認をしたものは、別の所に引っ張り出しておいてチマチマ続けることにしましたよ。いつまでかかるか分かりませんが、やらないと終わりませんし、できるだけ早く終わらせてスッキリしたいわけで。

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ですけど家にこもって片付けをしていたおかげで太りましたな。懐中電灯片手に段ボール箱の中身を捜索してるだけで、ほとんど動いてませんからね、明らかに太ったのを実感します。
さらに膝を付いて作業しているので痛い。座布団敷いてても長時間は足に来ます。デブになって体重増えて、さらに足に負担をかける体勢ですからお医者様やリハビリの先生からイエローカード、確実に叱られますな。
なのでこちらはゆっくりやることにして、暖かくなってきたので写真を撮りに出かけようかと。天気のいい日が続いていますし、ここらで再起動。冬に撮ってなかった分リバウンド撮影といいますか運動不足解消も兼ねて徘徊。(笑)

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以前から目をつけていた某所の歓楽街をウロウロしてきました。その昔はいかがわしさプンプンでややこしい雰囲気の場所でしたな。
今はすっかり面影は無くなって、貸駐車場とマンションが目立つ街になってしまっているのですけど、雰囲気のある場所や、まだ健在なお店も結構あるのでその辺りを散策。雲ひとつ無い晴天で暖かく、よく歩けましたよ。(笑)
持っていった機材はX-S10ボディーに一番出番の多いXF23mm F2という王道の組み合わせ、それと困った時に活躍してくれる優等生ズームレンズXF18-55mmF2.8-4 R LM OISを予備にした軽量で間違いのないセット。(笑)

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で、その日は単焦点レンズでガンガン撮るぜって思ってたのですけど、いざ現場に行ってみると、貸駐車場でパカ~ンと広々した所があったり、昔ながらの狭い路地では後ろに下がれなかったりで、ほとんど優等生ズームレンズ君に頑張ってもらったという有り様。
保険をかけて持ってきておいて良かったですよ、しかもこのXF18-55mmF2.8-4 R LM OIS、ホント写りが良くて、安心して何でも撮れる万能レンズだというのがオジサンの評価。
手ぶれ補正も搭載しているので、ボディーに手ぶれ補正のない機種でもOKですし、小型軽量なので負担にならないところもイチオシ。Xマウント使いの方にはおすすめの1本。
えっ?もちろんXF23mm F2も使いましたよ、最後にちょこっとだけね。(笑)

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2023年3月11日 (土)

この先、欲しくなるカメラがあるのかなと。

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プロアマ問わず写真とカメラにまつわるブログや動画を眺めていると、デジタルカメラのかなり古い機種を今でも現役で使ってらっしゃる方が結構見受けられますな、特に富士フィルムのXシリーズはよく目にするような気がするのはオジサンの偏見かもしれませんけどね。(笑)
先月は「CP+2023」も開催されて、カメラ関連のニュースをよく見てましたけど、カメラの進化について行けないと言いますか、その性能や機能が自分に必要なのか、それによって撮ることが楽しくなるのかなって考えたら、なんだか冷めてしまいましてねぇ。
このままカメラがどんどんワケの分からない進化をしたら、この先欲しくなるカメラがあるのかなと思ってしまったわけで。なので古い機種でも自分に必要なものを満たしているのなら、もうそれでいいかという気持ちになりましたな。
高性能&高機能なカメラ有りきで成り立ってる写真って楽しいのかなと。誰が撮ってもちゃんと「撮れてしまうカメラ」って、つまらなくはないのかなって思ったわけで。
なにしろ撮るための技術や経験、状況の予測やそれに反応する反射神経など何もいりませんからね、でもシャッター押せばちゃんと撮れちゃう。(笑)
中身はすごい技術が詰まっているのでしょうけど、楽しくて便利とは違う気がするなぁ。「カメラが全部やりますんで、何も考えずにシャッターだけ押してね」ってカメラに言われているような気がします。(笑)
プロカメラマンや映像クリエイター、スペック至上主義の方が喜ぶカメラも必要かとは思いますけど、そこから外れたデジタルカメラも出てきてもいいのではって思うわけで。
有り得ないようなキレイな写真を、撮るというより作ってくれるスマホのマネはしなくていいので、写真を撮ることだけが楽しくなるカメラを希望します。ま、出てくる可能性は無いでしょうけどね。
デジカメサイトのコメントで「動画や、使わない機能を省いて安くしてくれ」ってのを見かけたことがあるのですけど、オジサンも同じ気持ちです。(笑)
他社との差別化や付加価値が商品の魅力なのは分かりますけど、その分操作やメニューは複雑になって、逆に撮る楽しさから離れて行ってる気がするのはオジサンだけでしょうか。
昨年11月に発売された富士フィルムさんのX-T5はAPS-Cで4000万画素。それが必要な方も当然いらっしゃるのでしょうけど、オジサンはそんな高画素の写真、どうすんのって思いました。
普段から2000万画素あれば十分過ぎるって思ってますし、そのことを何度か記事に書いたこともあります。なのでこれから発売される機種が全てこの画素数になって行くのだろうなと思うと絶望感が。(笑)
画素数を例に上げましたけど、要するにスペックをどんどん高くしていっても、カメラが魅力的になるわけじゃないってことが言いたいわけで。スペックより大事なものがてんこ盛りなカメラって、どうして作れないのでしょうか。

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2023年3月 9日 (木)

やりたかったことを、断捨離ズム。(笑)

最近断捨離系記事が多くなっておりますが、いざ徹底的に片付けだすと物を減らすのが何だか楽しくなってきて、加速度が付いておりますよ。(笑)
で、断捨離の基準と言いますか、残すものと処分するものの境界線ですけどね、10年以上使ってないものや、この先使う可能性が低いものは当然候補なわけですけど、この際家内の意見も聞きつつ進めようかと思いました。
年齢差を考えるとオジサンが先にあの世に行くことは間違いないので、家内目線で要らないものも処分対象に追加しておいた方が、いざという時に迷惑かけないかと。早いハナシ死んじゃったら、家内にとってはただのゴミになるもの全部が断捨離対象物ということで選別したわけで。(笑)
人生で出会って興味を持ったアレコレとそれにまつわるものって、どんどん集まってきます。興味を失っても高いお金を出して買ったものは簡単に捨てられないので未練がましくしまい込まれてたり、いつかまた興味が再燃するかもって残してたりするわけですな。
例えばリタイヤしたらまた始めてみたいなんて先のことを考えて保管しておいても、いざその年になったらすっかり忘れてたり、興味が無くなってたり、事情があって出来なくなってたりするわけで。
オジサンも時間が出来たらやろうって思ってたアレやコレやの人生メニューがたくさんありました。でもね実際はお体事情の劣化のように、若い頃には想像できなかった未来が待ち受けているのを予測できませんでしたから、やりたいこと自体を断捨離せざるを得ないわけで。(笑)
元々細かな工作や機械いじりが好きでしたので、プラモデルや鉄道模型をじっくり楽しみたいなんて思ってましたけど、老眼はすべてのやる気と希望を奪ってしまいますな、こんなに見えなくなるなんて思っても見ませんでしたからね。
なのでジャンクカメラ修理ももうやらないと思います、直したところでフィルムの値上がりで使ってやれないですし、ジャンクカメラもいいものが見つからなくなってますのでね。
そうそう白黒フィルムの自家現像も復活予定だったメニュー、道具は全てあるので薬剤を揃えればいつでも初められるのですけどねぇ。
何度も書いておりますが富士フィルムさんのミラーレスカメラを使いだしてフィルムシミュレーションの出来の良さに、どうしてもフィルムじゃないとって気持ちが無くなったのですな。
長年フィルムを使ってきたオジサンが出来の良さを感じるのですから、同じ様にフィルムからフジのデジカメに転落した方ならお分かりいただけるかと。(笑)

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なのでもう一度フィルム現像をやってみたい気持ちはありますけど、ある程度の本数をコンスタントに撮って現像するって流れを作らないと、使わないまま薬品を劣化させるだけでコスパは悪くなりますし、薬品廃棄のことや、現像済みフィルムのデジタル化など後処理まで考えると、その時間をミラーレスカメラで撮る時間に当てた方が遥かに前向きかと。
写真を撮りたいってのが一番優先ですからね、これは若いころも同じでした、ただあの頃は写真に使えるお金もそんなに無かったですから、100フィート缶から巻き直した白黒フィルムを自家現像していたわけで。(笑)
なのでやりたい気持ちはあっても、手間ひまかけるだけのメリットが今更あるのかどうかを考えると、未練があっても断捨離でスッキリした方がいいのかもって思いましたよ。
やりたいこと、出来ること、やってて楽しいことを吟味して注力したほうが人生楽しくなるでしょうからね。(笑)

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2023年3月 7日 (火)

豚肉料理は何が好き?

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関西は牛肉文化のように思われてますけどそんな事はありません、鶏も豚も大好き。
神戸は実は焼き鳥屋さんが結構多い所なのですけど、神戸牛の目立つ看板に負けて目立たないだけ、オジサンのウロウロする元町界隈でも10軒近くありますし、メニューに焼き鳥がある居酒屋も含めるともっとあると思いますな。
地元界隈は最近鶏の唐揚げのお店が多くなってますけど、駅ナカのショッピングモールと近所には持ち帰り専門の焼き鳥屋さんがあるので、時々買って帰ります。オジサンは皮とズリとハツが好きなもので。(笑)
もちろん豚も好きですよ、豚まんもよく買いますし南京町にある「益生號」ってお店の中華スパイスの効いた焼豚もよく買って帰ります、遅い時間に行くと売り切れてたりするのですけど、皮のカリッとしたところがお酒のアテにイイのよ。
ま、豚まんも焼豚も皆さんこだわりや好みがあって、ここのが一番うまいって一家言ある方も多いのが神戸だったりします。それだけお店も多いってことなのですけどね。(笑)
実は一番食べてないのが牛肉ですな、経済的な事情もありますけど、年齢とともに脂の味わいにそそられなくなってるのと、量がいらないというのもありましてね。神戸ビーフなんて遠くにありすぎて近づけませんな。
で、豚肉が多くなっているわけですけど、豚肉を使った料理でオジサンが好きなのは、酢豚、生姜焼き、味噌漬け。
酢豚は家で作るより中華料理屋さんで注文することが多いなぁ。立派なお高そうなお店でも、町中華って言われてる大衆中華料理屋さんでも必ずある定番メニューですから、お出かけのランチに酢豚定食も外せない。
チャーハンと同じくお店によって味わいが違うのがイイのですな。見た目も味わいもあっさりだったり、黒酢を使って真っ黒ガッツリな味わいだったりしますからね、結構色々なお店で食ってるなぁ。(笑)
お家でよく作るのは生姜焼き、トンカツも好きなのですけど外食チェーン店のトンカツのクオリティーには勝てないので、ほとんどやらなくなって生姜焼きが一番。
そもそも揚げ物料理をお家ではやらないし食べなくなってますから、食べたくなったらお店に行くか持ち帰り専門店でもう充分ですよ。(笑)
生姜焼きって我が家のはガッツリ生姜効いてます系なので、お店で食べると甘い味付けに感じてしまうのですな、なのでそんなに外では食べてないな。洋食屋さんで「ポークジンジャー」なんてメニューに書いてあるお店もあります、隠し味にすりおろしリンゴ使ってたりして、大衆食堂のとは違うよってところが横文字表記なのかと。(笑)
味噌漬けも美味いですなぁ、タッパやジップロックの袋に味噌床作っておいてお家で漬ければ、ご飯ワシワシなおかずにもお酒のアテにもいけます。味噌漬けにすると脂身にも味噌味が滲みて、焼けた脂身でご飯一膳余分に食えますよ。って今はやりませんけどね。(笑)
味噌漬けって魚だけと思ってる方が多いかも知れませんがお肉や豆腐、チーズも美味いですよ。変わり種でははんぺんや卵の黄身も。ビールやワインなどどんなお酒とも合いますって最後はお酒の肴の話になっちゃいましたな。(笑)

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2023年3月 5日 (日)

セリアの容器が防湿庫でグッドジョブ。(笑)

加水分解で酸っぱい香りがするフィルムの記事を書いて以来、フィルムの劣化が気になっているオジサン。それなりに長い年月写真を撮ってきたからこその心配事なのですけどね。なので保管の仕方を見直しつつ、早急にデジタル化をやってしまおうかと。
デジタル化はデジカメで複写するだけですからそのための道具は準備万端ですし、かなりの枚数はもう済んでます。それよりもフィルムそのものの保管方法ですな。
スキャン済みフィルムはパソコンでいつでも見られるので、原版を引っ張り出してきて見ることはほぼ無いだろうなって前提で、探しやすくよりも保管重視で考えました。
で、今まで撮ってきたのを見ると圧倒的に35mmフィルムが多くて、これのマウント済みのものは番号を付けて富士フィルムさんのスライドボックスに保管しているのでOK。
ハーフサイズやスクエアフォーマットで撮ったマウント出来ないものはハクバさんのフォトシステムファイルで保管しているのですけど、酸っぱい香りがしていたものはすべてボックスから出してこっちへ移し替えました。ボックスにギュウギュウに入れているよりも安全かと。
問題は中判の撮影済みフィルム、全体量の1割ぐらいしかなくOKカットはひとコマずつコスモスインターナショナルのPP袋に入れていたのですけど、これを防湿庫で保管すればどうかと考えたのですな。カメラやレンズを詰めて並べればスペースが出来そうなのでPP袋が入るサイズの容器に入れて保管すればどうかと。
さっそく容器を探しました、当然ながらまず100均ショップね。ネットで何でも調べがつく時代ですから探してみると「100均収納グッズのカタログサイト『モノサイズ』」というのが見つかりました。
早いハナシ100均で売ってる容器の写真とサイズがズラズラ出てて、入れるものの大きさからも探せて買う前に確認できるサイト。こういうのがあるのを初めて知りましたけど実に便利ですな。
さっそく調べて買ったのがセリアの「レクタングルスリムボックス」サイズはW72×D202×H73mm、大阪のサナダ精工ってプラスチック家庭用品製造会社の製品、いやもうコレがジャストサイズだったわけで。

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入り切らなかった場合を考えて2つ買ったのですけど1つで全部収まってしまいましたよ。で、余ったもうひとつに試しにレンズを並べてみたら3本きれいに収まりました。
富士フィルムさんのXマウントレンズは小型が多いですからね、しかもオジサンが持ってるのは開放F値がF2やF2.8ですからすんなり。さらに小型の中華レンズも当然OK。だけどXC50-230mmF4.5-6.7 OIS IIは胴が太くて入りませんでしたな。(笑)
きれいに収まって取り出しやすいので、持ち出しセットごとや焦点距離で分けるとか、色々使いみちがありそうなのでもういくつか買ってレンズの整理に使おうかと思っています。
中に入れたレンズ同士が取り出す時にぶつかっても大丈夫なように緩衝材で仕切りを作ってもいいかも。外から見て入ってるレンズが分かるようにラベルを貼っても便利でしょうな。
フィルム整理で偶然見つけた使える容器、こういうのはなんぼあっても困りませんからね。(笑)

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2023年3月 4日 (土)

立ち飲み百景74 ビールはどこの銘柄で?

これは譲れないこだわりってどんな方にもあると思います、その方の好みが現れた結果だと思うのですけどね。例えば特定のカメラメーカーのファンなんてのもそのひとつかと。
愛煙家の方が煙草の銘柄にこだわるのも同じでしょうな。そういうものに興味も関心もない者からすれば、煙になったらみんな一緒じゃないのって思うわけですけど、嗜好品や食べ物ってその辺のこだわりが、特に強く出るように思いますな。
お酒の好みも同じ、日本酒党、焼酎派、ビール好きなんて具合にお酒の種類でまず分かれて、さらにその中で好みが分かれるという、焼酎だと芋や麦って具合ですな。酒場の話題がそういう方面に展開すると、皆さん一家言ありありで参戦してくるわけで。(笑)
で、以外だったのが皆さんビールの銘柄には、結構好みの順位を付けてるってところ。オジサンはサッポロ、キリン、サントリー、アサヒの順。
関西ってアサヒの勢力が強いので、一番良く見かけると言いますか、どこでも置いてるのが「スーパードライ」。だけどオジサンは好みじゃないので、アサヒしか置いてないお店ではビールを飲まなくなって、だんだん遠ざかっていったという。
ただし最近良く見かける「マルエフ」は美味いと思いましたな。なので順位はサントリーと入れ替わって第3位にします。(笑)
サントリーの「モルツ」は香りが高いのがちょっとしんどくなりますな、最初の1杯だけでいいなって感じ。キリンは「クラシックラガー」が一番好み、サッポロはラガー、通称「赤星」ってやつね。エビスはめったに飲まないですなぁ、ちょっとお高い系ですしね。(笑)
流行りのクラフトビールは全く飲みませんな、アレってこだわりや、うんちくがお好きな方向けって感じがします。クラフトビールや地ビールって、話のネタに飲んでみても、いつも飲む普段使いのビールにはならないなってのがオジサンの本音ですね。(笑)
2月上旬にサッポロが復刻した「サッポロ サクラビール」。サクラビールという名前に覚えがあったので調べたところ、物置から昭和の初め頃の特大ビンと広告が出てきました。こういうビン類も好きで若い頃集めてたのよ。(笑)

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サクラビールは大正時代から昭和17年まで北九州に現存していた帝国麦酒が作っていたビールで、大日本麦酒(後のサッポロ)との統合で無くなりましたけど、当時のレシピを元に復刻したそう。なので試しに買ってみたのを、昔のビンと広告と一緒に撮ったのが今回の掲載写真です。
広告はどちらもビールの王冠の裏をめくって当たりが出れば商品券などが貰えるというもの。キャンペーン期間を見てみると左の「ビールが只で飲める?」が昭和6年10月31日まで、右の「守れ!王冠!」が昭和7年9月30日までとなってます。当時の広告ってアールデコなデザインがいいですなぁ。(笑)
ビンにはサクラのマークが胴の部分に、首のところには「サクラビール」の文字が右から左に向かって書いてあります。文字のつづり方が今とは逆方向なので昭和の初め頃かなぁと。大正時代まで古くはないと思うのですけどね。
思わぬところで古いものコレクションとマッチングしてしまった現代のサクラビール。数量限定で発売だそうなので興味のある方はお早めに。

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2023年3月 2日 (木)

枻(えい)出版社が無くなってたなんて。

枻出版社って知ってますか?趣味人やマニア、コレクターにはたまらん雑誌やムック本をいっぱい出してた出版社で、カメラやバイク、腕時計や文具などそそる本だらけでしたな。そういうのがお好きな方は一度や二度、書店で手に取ったことがあると思いますね、趣味とライフスタイルに特化した出版社でした。
そんな枻出版社が無くなっていたことを、つい最近になって知りました。エ〜ッて驚いて調べてみたところ「株式会社枻出版社が2021年2月に東京地裁に民事再生法の適用を申請し、同日に保全・監督命令を受けた。」と出てきましたな。2年前だったのね全然知りませんでしたよ、オジサンがいかに本屋さんに出かけてないかがバレバレですな。(笑)
主力雑誌や事業はすでに他社に譲渡済みで、その中にカメラ雑誌の名前が見当たらなかったので、もう無くなったのでしょうなぁ。買ったことはないけど見たことがあるカメラ雑誌の名前を、ネットで検索してみたらバックナンバー情報や中古書籍しか出てきませんでしたからね。
雑誌やムック本よりも、無くなってちょっと残念だったのが「枻文庫」って文庫本のシリーズ。趣味やライフスタイルに合わせてさまざまなジャンルのものがあったのですけど、その中でカメラに関するエッセイなどが30冊ぐらい出てたように記憶しています。
あまり知られてなかったマイナーなシリーズだったのかどうか分かりませんが、ジュンク堂などの大型書店より、ヨドバシカメラ梅田のカメラ・写真フロアにあった書籍コーナーの方がなぜか品揃えが充実していたので、ヨドバシに出かけると立ち読みしたり買ったりしてましたな。(笑)
その中でカメラマンの渡辺さとるさんのエッセイ集「旅するカメラ」1〜4巻がもう買えないのが残念。カメラ&写真好きにはぜひ読んでもらいたい本だったのですけどねぇ。だけど渡部さとるさんのウエブサイトで一部読めるみたい。
他には「ハーフサイズカメラ遊楽 飯田鉄」「120%オートハーフを楽しむ本 Ryu Itsuki」「時を超えるカメラ 松本賢」などを持ってました、すべて電子書籍化してipadに入れてますよ。ま、このタイトル見ただけでいかに偏ったと言いますか、特定の方向に尖った出版社だったかが分かるかと。(笑)

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出版だけでなく飲食業にも手を出していたみたいで、多角経営が結果的に自分の首を絞めてしまったのでしょうなぁ。趣味人やマニア受けする本が多いとはいえ、今となっては貴重な資料にもなる本もあったので残念ですな。
ブックオフなどリサイクル系ショップに行くと文庫本コーナーで探してしまう枻文庫、だけどほとんど見つかりませんな、元の発行部数が少なかったのでしょうね。

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