暗黒ブラックが素晴らしい闇。(笑)
レンズフードって内面反射の処理で色々ランクがあるように思いますな。メーカー純正のものを見てみると今時は内側につや消し黒の塗装がされているのが多いかと。
その昔レンズ専業メーカーの安めのレンズは塗装ではなく梨地仕上げでつや消し感を表現しているものがありました、あまり効果はなさそうでしたな。細かな筋や段々を入れて内面反射を軽減しているものも同様かと。(笑)
ちなみに若い頃使っていた1980年代のキヤノンNEW FDレンズの専用フードを見てみると、どれもしっかり植毛処理されてましたな、丁寧な物作りを感じます。
オジサンはレンズフードはしっかりつける派なので、内面処理があまりよろしくないフードには自分で内側に植毛紙を貼ったりしてましたよ。ヨドバシ梅田が出来てそういう材料もカメラフロアで普通に買えるようになって感動したのも懐かしい思い出です。(笑)
工作好きでしたからそんな事もやってましたけど、植毛紙が貼れない部分にはプラモ用のつや消し黒の塗料にベビーパウダー(てんかふん)を少量混ぜてさらにつや消し感を強めたものを塗ってました。コレ飛行機プラモの排気管の煤を表現するのに使う技で、プラモファンの方なら周知かと。カサカサのつや消し黒になりますよ。
で、最近スゴイのを見つけました、絵を描く方ならご存知のターナーって絵の具会社が発売しているアクリル絵の具「暗黒ブラック」。
原稿執筆時の価格は、税込み20ml入り451円、40ml入り880円。「その黒は、限りなく、闇。」ってキャッチコピー通りぶっちぎりのつや消し黒でしたよ。(笑)
同様の商品で光陽オリエントジャパンから発売されている、世界一黒い水性塗料「真・黒色無双」って模型用塗料もあるのですけど、原稿執筆時の価格が100ml で2,600円もするので手が出ません。対してターナーの「暗黒ブラック」は、ちょっと試してみようかって思える価格なのがありがたいですな。
まず試しに純正レンズXF27mm F2.8の専用フードの内側を塗ってみました。まず塗る前のフード内側の写真を見ていただきたいのですけど、ご覧の通りピカピカつやつやで光りまくり。
で、次のが「暗黒ブラック」を塗ったもの。その差歴然なのがお分かりいただけるかと。きれいに植毛紙を貼ったみたいな感じの見事なつや消し黒というか闇。(笑)
水性絵の具なので扱いやすいですし、これスゴイわ。コツは薄める水の量をほんの少しにした方がプラスチックや金属に塗る場合は食いつきがイイですな。ただし皮膜力は弱いので可動部分や手で触ることが多い部分には全く向きません、強くこするとはがれます。ま、フードの内側なんて触ることないですからね。
試しに古いメタルフードに塗ってみたのが下の写真、塗った部分とそうでない部分の差を見ていただければ、この絵具は買いかどうかお分かりいただけるかと思います、効果はあります。他にはマウントアダプターの内側にも塗って見ようかと思ってます。(笑)
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