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2023年1月 8日 (日)

デジタルカメラ最大の値打ちは高感度撮影だと思う。

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自腹で自分用のデジタルカメラを初めて買ったのは2003年3月で「EOS10D」というデジタル一眼レフカメラでした。
今の目で見ると有効画素数630万画素、その他のスペックも大したことはありませんでしたけど、手持ちのEFレンズがそのまま使えるので、ボディーだけ買えば済むってことで発表後すぐヨドバシで予約しましたよ。
まだデジタル一眼レフは高かったのですけど、とうとう実売で20万円を切る価格になったので清水の舞台からバンジージャンプ。(笑)正直いってデジタル一眼レフって高いなぁって思いましたけどね。
当時の撮影日誌を見ると、フィルムで撮影した場合にかかる費用に比べて、デジタル一眼レフだと約半年で元が取れるって計算をしていましたな。結局3ヶ月かからず元は取りました、フィルム代も現像代もかからず、現像を出しに行く手間も無く、充電の電気代だけなのですから当然かと。(笑)
金銭的なコスパの良さだけでなく、撮影の場面でもフィルムとは勝手が違ったり、出来なかったことが当たり前にできるのが新鮮でしたな。
1つ目は街を撮り歩いてみて思ったのが休憩できないってところ、フィルムは36枚撮りや24枚撮りって制限があるので、撮り終わるとフィルムを入れ替えなくてはなりません。
ところがデジタルはメモリーカードの容量次第ですごい量を撮れますから、フィルムチェンジの際にコンビニで飲み物とお菓子買って、ちょっと休憩でもってのが無いわけで。(笑)
当時使っていたCFカードは2GBの容量、JPGファインだと約800カット、36枚撮りフィルムで約22本分に相当します。それだけの量を一度に撮る事はありませんでしたけど、ノッてる時は休憩するタイミングを失って、延々撮り歩いてしまいましたな。おかげで後のビールはいつもより美味しかったですけど、足が棒になって立飲みはさすがにしんどかったですよ。(笑)

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2つ目は高感度撮影ができるところ、EOS10DはISO1600まで、感度拡張でISO3200相当まで可能でした。今に比べてノイズだらけでしたけど、高感度フィルムからプリントしたものよりはマシだなって思いましたし、手持ちで夜景撮影が出来るのは画期的でしたな。
それにフィルムカメラだと高感度フィルムを入れてしまうと、使い終わるまでその感度で撮らなくてはなりませんけど、デジタルは1コマごとに感度を変えられるところがスゴイって思いました。オジサンにとっては高感度撮影が一番のメリットと言えるかと。
その後カメラが新しくなるたびに高感度性能がどんどん良くなりましたな、ISO1600は常用域なんてフィルムでは考えられなかった世界ですよ。(笑)

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結婚式の撮影を頼まれた時も、デジタルカメラじゃなかったら絶対断ってました。純白のウエディングと黒のタキシードで明暗差あり過ぎなうえ、場所は薄暗い教会の中、さらにストロボのバウンス撮影なんて出来ない高〜い天井という最悪シチュエーション、しかも撮影は絶対失敗できない二人の人生のセレモニーですからね。
だけど高感度と手ブレ補正レンズのおかげで無事クリア、テクノロジーの恩恵をひしひしと感じましたよ。(笑)思えば後から出てきたデジタルカメラの方が、撮影に有利な仕組み満載なのは当然、フィルム固有の制限から開放されるわけですからね。
そんなフィルム固有の制限を、今若い方たちがエモいって楽しんでいるのってなんだか変ですなぁ。(笑)

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