バッテリー回収してるか、まず電話で確かめて。
過去にバッテリーに関する記事をいくつか書いておりますが、今回はバッテリー回収に関して、おかしなことばかりだったのでその顛末を書こうかと。
問題のバッテリーはダイソンのハンディー掃除機のリチウムイオンバッテリー。ある日動かなくなってネットで調べたところバッテリー異常みたい。さっそくダイソンお客様相談室に電話して事の次第を伝えるとバッテリーの交換ということになりました。
早いと2年ぐらいでヘタってしまうケースもあるそうで、我が家は家内が結構頻繁に使いまくってて、ちょうど5年持ちましたから十分使い切ったかと。(笑)ユーザー登録していたので翌日新しいバッテリーが充電済みで届きました、こういうのはありがたいですな、すぐ使えますからね。
8,800円の出費は痛かったですけど、過去に「すみとも商店」と「ロワジャパン」が輸入販売していた、ダイソン用互換バッテリーで発火事故が相次ぎ、2021年11月に経済産業省が「充放電をしていない保管状態でも発火リスクがある危険な製品」として注意喚起したってニュースを覚えてたので迷わず純正品を購入、わずかなお金をケチって火事になったら目も当てられませんからね。
で、問題は残ったバッテリーの回収をどうするかってところ。調べてみると「JBRC」という2001年4月にスタートした「小型充電式電池のリサイクル活動を共同で行う団体」があるのだそうで、そこの会員になってる企業のバッテリーは全国の家電量販店などの協力店や協力自治体で回収できますけど、得体のしれない激安バッテリーなどは回収できないのですな。
ダイソンも会員でした。なのでさっそくJBRC協力店検索で出てきた某家電量販店に持っていったところ、ダイソン掃除機の買い替えの客以外からは回収しないとのこと、以前この店で買った客でもダメって、けんもほろろな言われよう。
それって回収協力店じゃ無いよな、買い替え時に前のを引き取るなんてどこでもやっとるぞコラ。もうこの店では買い物しません、わざわざ持って行ってアホみたい、ホンマ腹立つ。
ならば神戸市で回収してくれるのかって調べてみたところ、使用済み小型充電式電池(リチウムイオン、ニカド、ニッケル水素)は家電量販店やホームセンターなどに置いてあるリサイクルボックスに入れてくれってなってましたな。その量販店がダメだったというのに。(怒)
で、そこに出ている「小型充電式電池のリサイクルについてはこちらから」ってリンクをクリックするとJBRCのページに飛ぶので結局堂々巡り。
さらに神戸市のホームページのよくある質問と回答(FAQ)を見てみると「モバイルバッテリーは何ごみで捨てればいいですか?」というのが出てきたのですけど、回答は「燃えないごみ(小型家電リサイクルBOX)」です。って書いてます。出す場所も地域のクリーンステーションだって。
モバイルバッテリーってほぼリチウムイオン電池ですから、燃えないごみに出しちゃ回収車で発火事故になったりして危険なのではって思ってすぐ下を見ると、発火で火災につながる恐れがあるので小型家電リサイクルBOXを出来るだけ利用してねって出てるのですな。
なので「小型家電リサイクル回収事業を実施しています!」ってリンクから小型家電リサイクルBOXとやらを調べてみると、小型家電が対象でバッテリーの回収とは違うみたい。対象品目の一例にもバッテリーって出てませんでした。
だけどノートパソコンは出てるのですな、バッテリー付けたまま放り込んでもいいの?それともバッテリーは別回収?見れば見るほど、読めば読むほど矛盾だらけの神戸市のゴミ回収に関するホームページ。これじゃ発火しようが「燃えないゴミの日」にポイポイ出しちゃう市民がいるのは仕方ないですな。
で、回収しない回収協力店と、市民を煙に巻く神戸市に見切りをつけて、JBRC協力店検索で出てきたオジサンの行動範囲内の無理なく行けるお店のみ調べてみたところ、最初に電話をした三宮センター街の「ヤマダデンキLABI三宮店」でOK、お出かけついでに持って行って無事回収してもらえましたよ。電話対応も、お店での対応も気持ちよくて、とても良かったですな、買い物はこういうお店でしましょうね。(笑)
ま、すったもんだのバッテリー回収、ホームページでリサイクルの取組やら、環境への配慮を謳っておきながらまるでやってなかったり、ガッツリ有料だったりもあるので、まず電話でホントにやってるのか確認するべき。もちろんそれ以前にJBRC会員企業のバッテリーを使うのは大前提ですよ。
ちなみに国内カメラメーカーはすべてJBRC会員企業でした、パソコン周辺機器や、モバイルバッテリーで有名な企業も会員でしたね。興味があれば一度調べてみてください。
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