落語を聴きに、ちょっとそこまで「喜楽館」。(笑)
神戸の新開地といえばその昔、映画(活動写真)や大衆演劇、寄席や芝居小屋などが立ち並ぶ一大歓楽街、繁華街だったそうですけど、その後にぎやかな場所は元町、三宮エリアへ移っていったのですな。
オジサンの学生の頃の記憶では、新開地はにぎやかというより、いかがわしい場所ってイメージでしたな。その後お酒を飲むようになってからは、安くていいお店がいっぱいある場所になりましたけどね。今は大きなマンションがたくさん建ってすっかり様子が変わりましたな。
そんな新開地2丁目、商店街の中に「喜楽館」があります。2018年に出来た落語や興行を行う寄席。神戸に、しかも気軽に行ける新開地に出来たので「いっぺん行こか」って言いながら、いつでも行けるからって先延ばし、そのまま忘れて5年経っていたと言う。(笑)
で、突然家内が思い出して一緒に見に行くことになりました。チケットは近所のコンビニですぐ買えます。座席番号がB列の9と10番で、最前列のA列はコロナ対策で不使用になっていたので実質最前列でした。コレ良かったですよ、舞台照明で汗をかきながら演じてるのが間近で見れて。(笑)
平日の昼席公演なので、お客さんがどれくらいいるのかなって思ったのですけど、開演30分前の開場に合わせて行ったら、もう結構人だかりができてましたな、前座の方が寄席の開場を知らせる一番太鼓を入り口で響かせてました。案内の方に促されて中に入り席に着くとホント高座が目の前でしたわ。(笑)
昼席公演は14時から16時20分の予定で、開演前の一席、落語二席とラッキー舞さんって方の太神楽、落語一席、仲入り、落語三席という流れと内容。太神楽って傘の上で枡を回したり、紅白の房や茶碗をバランスを取りながら顎の上で積み上げたりする芸、見ててちょっとハラハラするやつ。(笑)
落語は出てくる順番に上手いと言いますかベテランの味わいと言いますか、安心して楽しめましたな。名前は書きませんが一番最初、開演前の一席で出てきた若い落語家の方は、笑えなくて見てるこっちが心配になる出来栄えでした、こんなのでハラハラしたくないですな、初めて寄席に来た家内も無言でしたからね。(笑)って笑えねぇ。
だけどベテランの方は、聴いてて景色が浮かぶような感じがしましたな。情景というのですかね、演目に合わせた舞台セットや、役者の姿が落語家の背後に見えるような感じ。この辺りがキャリアの差なのでしょうね、やっぱ上手いわ。
行った日はちょうど2023年はじめの「蔵開きウィーク」ということで、ノーベル賞の晩餐会で出てきた「福寿」って日本酒の蔵元、神戸酒心館がスポンサーらしく、トリはお酒を題材にした噺でした。もちろん帰りに振る舞い酒もありましたよ。
家内はすっかり気に入ったみたい、新開地界隈は安くて美味しいお店や酒場が充実しているエリアなので、それと寄席をセットでお出かけにいいかもしれませんな。(笑)
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