フィルムシミュレーションは、お気に入りをBKTで。
プロアマ問わず、富士フィルムユーザーのブログや動画を見ていると、気に入ったところや、使い続ける理由に色の良さとフィルムシミュレーションの出来の良さを挙げている方がすごく多いですな、オジサンも全く同意見。
他社のデジカメにも色合いを変える設定は当然のようにありますけど、フィルムを作り続けてきた会社ならではの質の高さってのを感じます、ウソっぽさが無いのよ。
X-T20で富士フィルムデビューしたとき、撮った写真をパソコンで見て、青空と山の緑の色が、それまで使って来たキヤノンEOSと全く違うのに驚きました。振り返ると違いを比較する記事を当時書いてましたな。
色合いだけじゃなく透明感と言いますか、まるでリバーサルフィルムで撮ったのをライトボックスの上に置いて見ているような感覚がありました。あまりの差にすぐ富士フィルムさんに乗り換えたのは言うまでもありません。EOSを断舎離したらフジの純正レンズが増えましたよ。(笑)
で、元々リバーサルフィルムのVelviaばかり使ってきたオジサンはフィルムシミュレーションでもVelviaがデフォルトになっています。ただ場面によっては他のフィルムシミュレーションを使うこともあるわけで。
今使っているX-T30とX-S10は発売時期の差で搭載されているフィルムシミュレーションに違いがありますし、セピアやブリーチバイパスはまず使いませんな。
Velviaを基本にPROVIA、ASTIA、クラシッククロームのリバーサルフィルム系と、ACROSとYe、R、Gフィルターの組み合わせの白黒フィルム系が多くて、時々ネガフィルム系も使います。
意外と気に入ってるのがシネマフィルムのETERNAと、X-S10で搭載されたクラシックネガ。ま、そういうのを状況や場面によって切り替えながら撮るのが醍醐味だったりするのですけど、設定を戻し忘れて前のままで撮ってしまったり、家でパソコンで見ていて、違うフィルムシミュレーションだったらどんな感じだろうって思うことがありますな。
RAWで撮っておけば、そんなの後からどうにでもなりますやんなのですけど、後からどうにでもするのがキライなのよ、なのでJPEGオンリー。(笑)
で、登場するのが「BKT(ブラケティング)」撮影機能。BKTって何やねんて方がおられると思います、取扱説明書によりますと「一度シャッターボタンを押すと、それぞれの設定値を変えながら複数枚連続で撮影するブラケティング撮影ができます。」と出ていますな、これにフィルムシミュレーションが設定できます。
つまり全く同一の構図と露出でフィルムシミュレーションだけが違う3枚の写真がシャッター1回押せば撮れるわけで、当然撮影枚数も3倍に増えますけど、よく使うフィルムシミュレーションをセットしておくと実にレスポンスよく撮影に専念できますし、設定の戻し忘れもありません。
オジサンは普段「Velvia、クラシッククローム、ACROS」が多いかな。ACROSをクラシックネガに変えたり、ETERNAに変えたりもよくします。X-T30は2種類登録して上面のダイヤルですぐ切り替えらるので、BKT1にはカラーリバーサルフィルム系3種、BKT2にはACROSのフィルター違い3種を登録していますよ。
特に白黒写真はフィルター違いで随分印象が変わるので、現場でフィルター選びと付け外しが手間だったフィルム時代を思えば良い時代になったなぁと思いますね。(遠い目)
BKTって地味な機能ですけど、同じものを色々なフィルムシミュレーションで撮ってみたい方には、使える便利機能だと思うので、使ってなかった方には是非オススメしますよ。
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