この街を撮れなくなる前に。
10月終わりに退院してから、リハビリも兼ねて努めて歩き回るようにしていました、もちろんカメラを提げて。
で、感じたのですけど、秋って建築関係の工事が多い季節なのでしょうかね。至る所で新しい住宅などが建つ様子を見かけましたよ。たまたまうろつき回った所で多かっただけなのかもしれませんけど、見慣れた景色が様変わりしている場面に遭遇しまくったわけで。
住む方も居ず、長い間放置されていたアパートが無くなってコインパーキングになってたり、古いお屋敷のあった場所に、数件の建売住宅が建ったりして風景が変わりまくっているのですな。ちょっと目を離したスキにこれですからね、街の移り変わりは突然やってきます。
地元駅前の一等地にあった廉売市場もすでに囲いがされ取り壊しが始まっていて、中の様子が見えなくなってますな、2024年に30階建のタワーマンションになるそうで。すぐ東隣の駅前広場も図書館建築のため囲われてますし、その近くの小学校は校舎の老朽化による建て替え工事の真っ最中、さらに駅の反対側には立体駐車場建設が始まりましたし、その山側では病院建設のため古い建物の取り壊し中と、にぎやか過ぎるぐらい一気にいろいろな工事が進んでますな。
それに影響されたわけじゃないでしょうけどね、公共工事以外の一般の建築工事も何だか多いなぁ。(笑)ま、そんな状況なので最近は無くなる前に撮っておこうと、地元を徘徊して撮りまくってます。何十年も変わらない場所もまだまだあるので、新しい景色に変わってしまう前に撮っておきませんと撮れなくなりますからね。
ところが残念だったのが、もう何年も前から通りかかる度に撮っていた古い住宅地が、入院中に更地になってしまったこと。取り壊される様子も撮っておこうと思っていたのですけど残念無念。
撮りに行ったら更地になっていて、カメラを提げたまま呆然とする自分の姿を、入院中に夢で見たのですけど、まさかその通りの正夢になるとは思いませんでしたよ。ホント「あら〜何も無いわ」って感じで、きれいサッパリ解体撤去されてましたな。
この住宅地かなり広い敷地内に、2棟続きの長屋が4棟、昭和30年代頃よく見かけた社宅風住宅ね、風呂のガス焚口と煙突が外に付いてた建物。それと母屋らしき大きなお屋敷に倉庫、共同で使っていたらしい建物が残っていて、住む方が居なくなってから時間が止まったまま長年放置されていた場所。
横の高台から見下ろせるので最後の姿を記録したかったのですけどねぇ。今年一番のがっかりでしたな。街歩きをしているとこういう場面に遭遇するのはよくあります。で、変わってしまった場所って以前はどんなだったか意外と覚えてないのじゃないかと。(笑)
勤めていた頃は毎日の通り道だった元町界隈も、頻繁に出かけられなくなってからは、お店が無くなったり変わってしまっているのを発見しても、以前何のお店だったか思い出せなかったりしますからね。
そういえば高級食パンの店が2軒消滅してましたな、パン屋とは思えない奇をてらった店名のと生食パンが売りの高そうな店、次から次へとお店が出来てた最盛期から比べると、どんどん無くなってますからもう食パン祭りは終わったかと。(笑)
次の流行りは何だとかもうイイですな。この街の景色であることは間違いないですからね。オジサンは撮れなくなる前にシャッター切るだけですよ。
| 固定リンク | 1
「 街のあれこれ」カテゴリの記事
- 専門店、今昔物語。(笑)(2024.09.22)
- 海が見えないと、神戸って感じがしないのよ。(笑)(2024.05.11)
- ガイコツ写真に骨を折る。(笑)(2024.07.06)
- ちょっと三宮じゃなくて、明石でお買い物。(2024.03.21)
コメント